7人集合、ボーカルのお二人、ソロ、とさまざまな形でananの表紙を飾った三代目 J SOUL BROTHERSのみなさん。美しくセクシーな写真の魅力と同時に、その絆の強さが色濃く表れた誌面も話題になりました。2020年3月に50周年を迎えるananとの思い出をお聞きしました!三代目 J SOUL BROTHERSのみなさんに、7人で表紙を飾っていただいたのは過去3回。初登場の人間関係特集( ’15年)と、それから3年後の骨ストレッチ特集( ’18年)を見比べてみると…。今市隆二:やっぱりこの頃(表紙初登場号)はみんな若いね。登坂広臣:がんちゃんのがんちゃん感がすごいもん。山下健二郎:THE がんちゃんっていう感じだね(笑)。これ、ドラマ『ディア・シスター』くらいの頃かな?岩田剛典:そうだと思う。山下:艶っぽいもんね(笑)。ELLY:この直己さん、すげービジネスマンじゃん(笑)。小林直己:この時ずっと、スティーブ・ジョブズって言われてたの。山下:黒のタートルネック、ですもんね。登坂:初登場の時はまだまとまりあったけど、こっちの骨ストレッチ特集は個性が強くない?小林:確かに、こっちはまとまりないね(笑)。登坂:どう見てもみんな他人でしょ?同じクラスだったら絶対友達になってない(笑)。6人:あははは!岩田さん、登坂さん、今市さんは、それぞれソロでも表紙にご登場。ボーカルお二人のツイン表紙( ’16年、伝える力特集)も大きな話題に。今市:(ツイン表紙を見て)これあったなー。なんか俺だけ、めっちゃカメラに近くない?岩田:え、これ合成?今市:合成じゃない(笑)。登坂:斬新な構図だよね。ELLY:確かに、オミの撮影に入り込んできた人みたい(笑)。NAOTO:「あれ?オミ、もう撮ってんの?」って言ってね(笑)。がんちゃんの脱いでるソロは、反響あったでしょう?“官能の瞬間”だもんな。岩田:これはありましたね。でもこの時、休み明けで全然カラダ作る時間がなかったんですよ。登坂:僕もソロで出させていただいた号は、女性のファンの方から反響がすごかったです。今市:俺もソロ撮影の時メガネかけたし、なんかオミのソロの号と似てない?登坂:(あえて登坂さんと今市さんのページ構成を同じにしたことを伝えると…)そうなんだ!初めて知った!エモ!ELLY:エモすけ!岩田:エモエモ!今市:確か、メンバーへのメッセージも言った気がするな。登坂:それ、俺もやったわ。まったく同じことやった(笑)。今市:もう何言ったか全然覚えてないけど(笑)。NAOTO:え、読もう~。登坂:やっぱりananには、そういう、ファンの人が見たい、聞きたいと思うものが、たくさん詰まってるんだよ。岩田:そうそう。全員:(拍手)NAOTO:先日の恋愛心理テスト特集(’20年)では24ページも特集していただいたので、次はananさんに三代目の“飛び出す絵本”を作ってもらいたいです(笑)。No.1944(2015年3月4日号)7人で表紙に初登場!売り切れ続出で人気を証明。予想のさらに上を行く売り上げを見せた5年前の表紙初登場号。今とはまったく雰囲気の異なる7人に注目!「初めてananさんの表紙を飾らせていただいた時は、すごく嬉しかったのを今でも覚えています」(登坂さん)No.2093(2018年3月14日号)肉体美でファンを悩殺!情報解禁後、トレンド1位に。「官能の瞬間」をテーマに、ベッドの上やシャワーブースで撮り下ろしたセクシーショットが話題沸騰。「これはファンの方から相当反響がありました。今改めて見るとカラダが全然出来上がってないですね(笑)」(岩田さん)No.2138(2019年2月13日号)、No.2175(2019年11月13日号)ボーカル二人のソロ初表紙!リンクした構成にも注目が。登坂さんの回には手紙を書くカット、今市さんの回では手紙を読むシーンが登場。「二人が手紙のやり取りをしてるみたい」と話題に。「その仕掛けには気がつきませんでした」(今市さん)。「ananやりますね(笑)」(登坂さん)今市さん・ブルゾン¥610,000シャツ 参考価格¥200,000パンツ¥85,000ベルト¥37,000シューズ¥75,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス TEL:0120・95・2746)その他は本人私物NAOTOさん・ブルゾン¥470,000シャツ¥120,000Tシャツ¥40,000パンツ¥115,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)その他は本人私物小林さん・ブルゾン 参考商品(TOM FORD/トムフォード ジャパン TEL:03・5466・1123)その他はスタイリスト私物登坂さん・ジャケット¥400,000Tシャツ 参考価格¥40,000パンツ¥60,000ブーツ¥135,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)その他は本人私物山下さん・コート¥410,000スニーカー¥107,000(共にVALENTINO/ヴァレンティノ インフォメーションデスク TEL:03・6384・3512)その他はスタイリスト私物岩田さん・シャツ¥115,000Tシャツ¥40,000ネックレス各¥45,000パンツ¥70,000シューズ¥85,000(以上Saint Laurent by Anthony Vaccarello/サンローラン クライアントサービス)ELLYさん・ジャケット¥203,000(Rick Owens/イーストランド TEL:03・6712・6777)その他は本人私物三代目 J SOUL BROTHERSパフォーマーのNAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典、ボーカルの今市隆二と登坂広臣の7名で構成されるダンス&ボーカルグループ。最新アルバム『RAISE THE FLAG』が3月18日発売。※『anan』2020年3月11日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・渡辺康裕(W)ヘア&メイク・千絵(H.M.C)RYO下川真矢MAXメイク・船引美智子取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月に50周年を迎えるananを30年以上間近で見てきた作詞家の秋元康さん。なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました!劇的に効く“抗生物質”とゆるやかに効いていく“漢方薬”。ふたつのバランスをとりながら、新しいヒットを作ることが宿題。売れる雑誌を作り続けるというのは、想像以上に至難の業。「毎号毎号売ろうと思うと売れないものです。売れ続けるためには、“漢方薬”で長期的に体質改善を試みつつ、ここぞという時に“抗生物質”を投与することが肝心です」と、なんとも大胆な分析。「占いの特集や35年間も巻末を守り続ける、林真理子さんの書くエッセイは、読者の心にゆるやかに効いていく“漢方薬”なのかなって思います。一方で、ここぞという時は、King & Princeのようなスターで度肝を抜くという、“抗生物質”を投薬するのが編集の手腕」“抗生物質”を連続投与するのでは読者が疲れるし、何より効かない。そのさじ加減も長続きの秘訣のようで……。「これから先はじゃあどうする?と聞かれたら、そのふたつのバランスをとりながら、新しいスタンダードを作ることが宿題です。雑誌を手に取らせるためにはきっかけが必要。日頃はananを読まない人が手に取るような新鮮な特集や、例えばデビュー前の新人発掘などが課題なのかな」予定調和を崩すのも得意。「あり」と「なし」の間の「なしではない」を取り上げていく勇気が思わぬヒットを生む。50年続くanan。それはある意味、読者に飽きられなかったという証拠?「予定調和を崩してきたってことも、飽きられなかった理由の一つでは?この話をすると大抵の人は“奇を衒(てら)う”ことと勘違いする。でも予定調和を崩すと奇を衒うは似ているようで、同じじゃない」「あり」と「なし」の間の「なしではないのでは?」を取り上げる勇気が、予定調和を崩し、思わぬヒットを生むという。アナウンサーという職業でありながら、服の下に隠されていた豊満な美ボディをさらけ出した田中みな実さんの起用がその一例。「女性にとってそれまでは違う立ち位置にいた彼女が、美しい体を見せつつ、美しくなるためにこんな努力をしていますと堂々と語ったことで、女性たちから支持を集め、憧れの存在になったんです」誌面で女性モデルとの濃厚なラブシーンを演じた高橋一生さんも然り。ananが仕掛ける予定調和の崩しが、時に読者を強烈に引き寄せる吸引力なのだ。アイドルが好き、セックスに興味ある――。堂々としたミーハー視点。なにをやってもゲスにならないので、読者が安心して読むことができる。「ananは堂々とジャニーズのタレントが好き、恋愛やセックスにも興味があると表紙でアピールしてきた。これがファッション誌になると、今さらそんなことを言うのは格好悪いとか、恥ずかしいみたいなスタンスをとる。それじゃあ、視野が狭くなるんです」ananの良さはミーハーを堂々とやること、と秋元さん。そこに少しでも気取りが見えては、大衆ウケはしないと手厳しい。「例えば、ル・コルビュジエの建築の中でカツ丼を食べるから、皆の興味が集まる。そこで高級懐石料理を出すのでは、大衆は集まらず、一部のマニアな人にしかウケないことになる」ミーハー心を最大に生かし、旬のタレントを絶妙なタイミングで起用するのも強みだと。「外国人モデルばかりを使い、ファッションの最先端を強気に投げかける時代もありましたが、今は編集部全体で『ジャニーズがかっこいい!』と言っている。その潔さがむしろウケている」さらに何をやっても「ananだから」と、誌面が下品に転ばない強みもあると。「過去、ananで本木雅弘くんがヘアヌードになった時もそうでしたが、若いタレントが下着姿になっても、俳優が裸でラブシーンを誌面で演じても、ゲスにならない優位性がある。だからこそ読者も安心して手に取るんです」その優位性を保つために、今後は何を仕掛けていけばいいのだろうか?「ぜひ女の子の表紙でヒットを飛ばしてほしい。世間では無名でもananが目をつけた女優なりタレントが、表紙に起用される。なんでこの子が?と世の中がざわざわし、でもいいよね!と認められ、雑誌がヒットする。その揚げ句に、ハイブランドがその子と契約するなんて図式が作られた時に、ananはまた次の次元に行けると思う。ananという媒体力を世間に見せつけてほしい」50年続いた信頼やブランド力を強みに、今後も次の50年を目指したいanan。秋元さん、これからもananを見守り、支えてください!あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月07日2020年3月、50周年を迎えたanan。そんなananにおける恋愛賢者であり、数々の企画にコメンテーターとしてご登場いただいた作詞家の秋元康さん。1986年に初登場以来、30年以上もの間、誌面を間近で見てきた立場から、なぜananは50年続いてこられたのか、分析していただきました。女性たちの興味関心を、定点観測で見つめている。いつの時代にもそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在。ウェブをはじめとするSNSの台頭で雑誌不況がいわれる中、なぜananは50年続いてこられたのか?anan誌面のさまざまな企画に鋭いコメントを寄せ、連載していただいたこともある、作詞家の秋元康さんは、「ananが“ずっと変わらない”というのが大きな理由ではないでしょうか。今はネットの時代といわれながら、世間の人々が何に信憑性を感じるかといわれれば、それは圧倒的に新聞です。ネットにいくらスピードがあっても、人はニュースソースはどこ?と気にし、その記事の最後に『新聞』とあれば、本当だと信じる」と、語る。そこにはブレない軸があり、長い間人々から信頼される経験値があるからとも。「同じようにananには、女性たちの興味や関心を定点観測で見てきたという実績があるんです。ほかの女性誌も『ananがやっているから』と、取り上げる特集があったり、タレントを起用したりしていたのでは?」ファッションスナップ企画だったり、人気グループと共にトレンドを探ったり、形は変われどつねに女の子たちの興味関心にフォーカスする一方で、固定の読者層を狙わない誌面作りも、ブランドとしての地位を確立した大きな要因と分析した。「雑誌には読者層という年齢ターゲットがあり、そこを見据えた特集を組みがちですが、ananを見る限り、それがない。若い頃も一読者であり、年を重ねてからもananがそばにあるという女性が多いのでは?つまりananはいつの時代もそこにある、北極星(ポーラスター)のような存在なんです」そのブランド力が、タレントに与える影響も大きいと。「乃木坂46のメンバーたちも、他の雑誌だったら躊躇するような撮影も、ananだと本人たちがやりたいと前向きになる。そんな不思議な力も、ananの免罪符、ブランド力だと思う」長年の特集主義でありながら、その根底にある女の子の興味関心へのリスペクト。それこそがananのブランド力を作り上げた、礎なのかもしれない。「ananらしい」ってコピーが成立しない。変幻自在な存在でありながら、やっぱりどこかananだから。ananという名前の聖火リレーは、時代を経て受け継がれていく。「ananのおもしろさは、歴代編集長たちの聖火リレーの成果ともいえる」ananという聖火を消さないよう、歴代編集長が大切に引き継いできたものを、秋元さんは横目で眺めながら、時に手を差し伸べてくれていた。「その中の何人かは、伝説と呼ばれる偉大な編集長。でもどの編集長も決して前任者を必要以上に気にせず、己は己、の道を貫いていた。先代の道を頑固に守る人もいなかった。それをやってしまっては、衰退しかないからです」時代ごとに、その時の編集部がおもしろいと思うことを取り上げていた故に、「ananらしい」というコピーは成立せず、何色にも染まれるananであったのが、50年間続いた理由のひとつでは?と推測。実際、’90年代のananは恋愛や好きな男の企画が組まれていたが、2000年代では『おそ松さん』『天気の子』などのアニメーションやK‐POPスターが表紙になることも。時代時代において“おもしろい”ことが移り変わったことが、まさに見て取れる。「雑誌作りとは、雑誌の名前の呪縛にとらわれてはおしまい。むしろその時の編集者が、おもしろいと思うことをやればいいんだと思う。でもそれをまとめる編集長がブレずに歴史を引き継ぎ、どんな特集を組もうとananという半径何cmの中から外れることはなかったんです。それこそが目に見えないananらしさでは」僕たちが恋愛マスターだった時代。「モテる、モテない」という立場でなく、それぞれの分野からのアプローチ、切り口で恋を考えることがおもしろかった。恋愛、ダイエット、セックス、ひとり暮らしなど、’90年代のananは女の子の夢を具現化する、橋渡し的な企画を多発していた。さまざまな企画の際に、読者の兄的な立場から、頼りになるコメントをくださっていたひとりが秋元さんである。実際秋元さんは、’93年3月から1年間、恋愛をベースにした「君は、どこでこのページを読んでいるのだろう。」という恋愛小説を連載していた。また特集ページでは、「僕と漫画家の柴門ふみさん、作家の林真理子さんで、数々のお題を与えられては座談会をしていました。とくに多かったのが恋愛にまつわる話。なぜ僕ら3人が恋愛を語ったかというと“恋愛という生き物”を、引いた位置からおもしろく見ている立場だったから」3人がもっとモテる人種だったら、語ってもおもしろみがなかったよねと秋元さんは笑う。「期せずして作詞家、漫画家、小説家という、それぞれのレンズで恋を研究する3人が集まっていた。林さんのように“ルンルンを買っておうちに帰ろう”的な、恋に純粋にまっすぐ立ち向かう人。柴門さんのように恋を冷静に分析し、ちょっと斜め上からの視点を持った人。それぞれの恋愛観を聞くのは、本当に楽しかった」時にシビアに、時に優しく、恋する女性たちの悩みに向き合い、語ってくれた恋愛マスターたち。この時の内容が、その後に続くananの恋愛特集のお手本となったといえそう。あきもと・やすし1958年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として活躍し、’83年以降、作詞家として、美空ひばりの「川の流れのように」など数々の大ヒット曲を生む。昨年、企画・原案の日曜ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)は高い注目を集め、最終回には同枠最高視聴率を記録。※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月06日anan連載の「It GIRL」。その連載登場者は200名以上に上ります。その中から桜井日奈子さんにコメントをいただき、他4人の方の当時のエピソードと近況を報告します!イメージを積極的に崩したい!体を張ったお笑いにも興味アリ。登場時はまだ、仕事のたびに岡山から東京に通っていた高校生。「早く東京に慣れて渋谷や原宿をひとりで歩けるようになりたい」と話していた。「その後ひとりで歩きましたが、混雑ぶりに誰かと来たほうがいい街だな、という結論に(笑)。あの時はお芝居をしたこともなければ取材を受けることにも慣れていなくて、質問ひとつ答えるのにあわあわしていましたね。あれから4年経ち『大人になったね』と言われることも増えたけど、自覚はあまりないです。4年前はまっさらで現場に行くたびに“こういう感じなんだ!”と驚くばかりだったのが、少しは落ち着いたかなというくらい」まだまだ子供、と笑う桜井さんだけど、ananのファッションページ「Antenna Meets…」でハイブランドの服を見事に着こなしてくれたことも。「普段の撮影と違い、ファッション撮影は服を美しく見せなければならないので、ポージングが難しかった。でも仕上がりを見てほっとしました」デビューから、そしてanan初登場から4年。大きく成長した今の目標は?「昨年バラエティ番組やコントライブに出演して、笑いが起きる現場が好きだな、と感じたんです。これからは、たとえば泥にダイブするとか、激辛に挑戦するとか…“こんなこともするんだ”と思われるような面を出していきたい!ふわふわした女の子、というイメージを崩していきたいです」【桜井日奈子さん】No.1998(2016年3月30日発売)に登場。「副賞のディズニーランドチケット欲しさに参加しました」という地元岡山の美少女コンテストがデビューのきっかけ。取材時は“岡山の奇跡”というキャッチフレーズが話題だったが、あっという間に人気は全国区に。さくらい・ひなこ1997年生まれ。映画『ママレード・ボーイ』『殺さない彼と死なない彼女』、ドラマ『ヤヌスの鏡』(FOD/フジテレビ系)など数々の作品で主演を務める。【三吉彩花さん】No.1982(2015年12月2日発売)に登場。大人っぽい表情だけど、この時まだ19歳!「打ち上げがあっても後ろ髪引かれながら帰っているので…。早くお酒を飲める年になりたい」と明かしていた。今年は『犬鳴村』に『Daughters』と主演映画公開が続く。みよし・あやか1996年生まれ。『Seventeen』専属モデルを経て女優として活躍。昨年映画『ダンスウィズミー』で主演。映画『Daughters』は今夏に公開予定。【山本舞香さん】No.1993(2016年2月24日発売)に登場。「いま興味があるのはアクション。私、空手黒帯なんですよ!」と話していた山本さん。昨年公開の映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』でヒロインを演じ、空手仕込みの本格アクションシーンを披露した。やまもと・まいか1997年生まれ。ドラマイズム『死にたい夜にかぎって』(MBS/TBS系)がオンエア中。6月19日全国公開の映画『とんかつDJアゲ太郎』に出演予定。【森川 葵さん】No.2006(2016年6月1日発売)に登場。“カメレオン女優”と言われることをどう思うか尋ねると、「役に入り込むタイプだと言われるけど実は『お疲れさまです』を言った瞬間、素に戻ります」と森川さん。切り替え力の高さを武器に、役の幅は広がるばかり!もりかわ・あおい1995年生まれ。モデルとしてデビュー。最近の出演作に映画『嘘八百 京町ロワイヤル』など。バラエティ『それって!?実際どうなの課』にレギュラー出演中。【清野菜名さん】No.2016(2016年8月10日発売)に登場。『バイオハザード』を観てアクションに開眼。訓練を受け「強くなる感覚がたまらない」と語っていた清野さん。ドラマ『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』ではますます磨きをかけたアクションで魅了。せいの・なな1994年生まれ。大人気ドラマ『今日から俺は!!』の劇場版が7月17日に公開。また、主演映画『耳をすませば』も9月18日に公開を控えている。※『anan』2020年3月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年03月06日この方も、あの方も…!anan連載「It GIRL」のこれまでの登場者は200名以上。その中から葵わかなさんにインタビューし、その他4人の方の近況と当時のエピソードもまとめました。愛猫と共演したananは何度も見返している宝物!登場してもらったIt GIRLの記事を目にした葵さんからまず出た言葉が、「懐かしい!」。インタビュー時のことを覚えてくれていた。「撮影した場所も覚えています。遠い昔に感じますが、まだ4年前くらいなんですね。いろんな変化があったから、もっと時間が経ったように感じるのかも。あの頃はまだ高校生で自信もなく、女優で生きるんだということを決めきれていなかった気がします。学校を卒業して、朝ドラのヒロインをやらせていただくなどして経験を重ねるうちに、“これが私の仕事なんだ”と思えるようになりました。当時はシリアスな役を演じることが多かったけれど、『わろてんか』以降明るい役が増えました。この写真の私が思っていたよりは、役の幅は広げられたかな」It GIRLを皮切りに、ananに何度も登場してくれている葵さん。昨年は「にゃんこLOVE」特集(2150号、2019年5月8日発売)で、愛猫のみろちゃんを披露してくれた。「みろと共演できたのが本当に嬉しくて。猫と一緒に写真撮るのって、動いちゃうし難しいじゃないですか。でもananで撮っていただいたみろが、すっごくかわいく写っているんです!その写真は何度も見返して、スマホの待ち受けにもしました(笑)。みろは実家にいるんですが、今度ついに自分の家でも猫を飼うことになったんです。今度ananで猫特集があったら、ぜひその子とも出たいです」【葵わかなさん】No.1978(2015年11月4日発売)に登場。「クイズ番組で早押しボタンを押すのが夢だった」という、可愛らしいエピソードを披露。シリアスな役が多いと話していたが、この2年後には連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)で笑い上戸なヒロインに大抜擢。あおい・わかな1998年生まれ。2009年デビュー。映画『キャッツ』日本語吹き替え版に出演。上演中のミュージカル『アナスタシア』では、主役・アーニャを演じる。【佐久間由衣さん】No.1958(2015年6月10日発売)に登場。当時20歳になったばかりで、「誕生日前日にバンジージャンプに挑戦した」と驚きの発言が。この頃の肩書はモデル。2年後に連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)でヒロインの幼馴染みを演じ、女優として躍進を遂げた。さくま・ゆい1995年生まれ。昨年『“隠れビッチ”やってました。』で映画初主演。近作に映画『屍人荘の殺人』など。2021年に主演映画『君は永遠にそいつらより若い』が公開予定。【平 祐奈さん】No.1962(2015年7月8日発売)に登場。「6人きょうだいで、家族が揃うと笑いが止まらない」と話す姿があどけなかった5年前。映画『ReLIFE リライフ』『未成年だけどコドモじゃない』『honey』など数々の作品でヒロインを演じ、美少女から大人に!たいら・ゆうな1998年生まれ。この春放送のドラマ『ひまわりっ~宮崎レジェンド~』(テレビ宮崎ほか)で主演を務める。「アリシアクリニック」新イメージキャラクター。【佐野ひなこさん】No.1972(2015年9月23日発売)に登場。初出演映画『探検隊の栄光』でネズミやコウモリがいる過酷な現場を経験し、ワイルドになれたと語ってくれた佐野さん。昨年は映画『魔法少年ワイルドバージン』でヒロインを演じ、コメディエンヌの才能も発揮。さの・ひなこ1994年生まれ。“驚異のくびれ”でグラビア各誌を席巻し、女優としても活躍。写真集『Hina』(光文社)が3月10日発売。『テレビで中国語』(NHK Eテレ)出演中。【大野いとさん】No.1981(2015年11月25日発売)に登場。昨年の人気ドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)では主人公の隣に住むギャル役を好演。素顔はほんわかモード。パン屋に憧れ、酵母からパン・ド・カンパーニュを作ったというエピソードを語ってくれた。おおの・いと1995年生まれ。2011年公開の映画『高校デビュー』でヒロインに抜擢され、女優デビュー。出演映画『高津川』が、4月3日より全国公開予定。※『anan』2020年3月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年03月06日注目の若手ガールを紹介する人気コーナー「It GIRL」。いまでは大活躍中の新木優子さんも登場していました。ananとの思い出を振り返っていただきました。女優人生の節目に呼んでいただいたanan。2014年「次世代レディ10人を探せ!」でananに初登場し、その半年後には「It GIRL」に登場してくださった新木優子さん。初登場から約6年、あっという間に主演やヒロインを務める演技派女優に。その間、「女優とファッション」企画でフレンチシックなスタイリングを着こなしたり、別の号では仕事のことからプライベートの過ごし方まで語るロングインタビューなど、様々な切り口でご登場いただきました。「ananは、私の女優人生の節目節目に呼んでいただいた、思い出深い雑誌です」と新木さん。「初登場で行った中華料理屋のママのキャラがめちゃくちゃ濃くて、可愛かったのを思い出しました。そういえば『また来ます』と言ったきりで…。行かないと!(笑)『It GIRL』は編集部の近くの公園で撮影したんですよね!どの撮影も、スタジオやお店の場所までしっかり覚えていますよ」特に印象的な撮影は、やはり大沢たかおさんと表紙を飾った「モテコスメ」特集だそう。「当時私は21歳でしたけど、でも不思議と、緊張するよりも楽しんで臨めた撮影でした。大沢さんは時には『このシチュエーションどうする?』なんて相談してくださりながらも、年の差があったからこそ、ほとんどリードしてくださったのが印象的だったし、安心してお任せしてしまいました。ドラマティックな撮影でしたね」特にこの6年間は女優としてステップアップできた時期で、密度が濃かった、と振り返る。「じつは女優の仕事を始めてから、声を褒めていただくことも多かったんですが、ついに昨年、映画『トイ・ストーリー4』に初めて声優で参加させてもらいました。声だけの表現って難しくて反省点もたくさんあって。それまでいかに衣装やヘアメイクに助けられていたかを実感できたし、お芝居を続ける糧になりました。そういう意味ではananの撮影も、いろんなシチュエーションを用意していただけるから、毎回新鮮で刺激的なんです。次の撮影?ボウリング場やゲームセンターなどほかではできない場所で撮影してみたいですね。それにしても、創刊50周年って本当にすごいですね。50年後、私も女優としてしっかり立っていられるよう、頑張ります」No.1932(2014年11月26日発売)「次世代レディ10人を探せ!」「若い~(笑)。揚げパンを魚介のスープに浸して食べたのが本当に美味しかった!」No.1956(2015年5月27日発売)「It GIRL」「転機となった『ゼクシィ』CMの頃で、anan に出たことがすごく嬉しかったです」No.1971(2015年9月16日発売)「モテコスメ特集」、表紙(大沢たかおさん×新木優子さん)「大沢さんが素敵すぎて、撮影中、スタッフのみなさんが『キャーキャー』言ってましたね(笑)。後日出来上がった誌面を見た時、少し恥ずかしかったのを覚えています」あらき・ゆうこ1993年生まれ。女優、モデル。ファッション誌『non-no』専属モデルを務めるとともに、ドラマ・映画にも多数出演。2nd写真集『honey』のメイキングを収めたブルーレイ『Making of ハニー』が3月9日に発売。フジテレビ系4月期月9ドラマ『SUITS/スーツ2』に出演。ドレス¥154,000(ISABEL MARANT/イザベル マラン TEL:03・5772・0412)※『anan』2020年3月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・石田 綾ヘア&メイク・田中陽子(Lila)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2020年03月06日長く愛せそうなベーシックアイテムからバカンスのお供にぴったりな新作まで。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!ニットブランドとバッグブランドの異色のコラボレーションが実現“必需品が全部入るキャンバスバッグが欲しい”。そんな『デミリー』デザイナーの想いをバッグブランド『OAD』が形に。W60×H33×マチ17cm¥38,000(オーエーディー×デミリー/サザビーリーグ TEL:03・5412・1937)あのシグネチャーシューズにスクエアトゥが仲間入り。ソウル発のシューズブランド『ノード』の新作。リサイクル糸を使用したニットアッパーは、通気性が良く、快適な履き心地。黒のレース付き。¥17,000(バーニーズ ニューヨーク カスタマーセンター TEL:0120・137・007)コーディネートの幅が広がる、タイダイ×無地のリバーシブル。南アメリカの部族の神話や文化からインスパイアされたNYの帽子ブランド『ヨスジ』。コーディネートのスパイスとしても、定番アイテムとしても使えるリバーシブル仕様。¥20,000(エストネーション TEL:0120・503・971)人気スタイリストとのコラボ第4弾はコットンリネンのパッキングポーチ。本誌のカバーなども手がけるスタイリスト・亘つぐみさんと“大人の旅”をテーマにコラボ。一番小さいサイズはミニバッグとしても使用可能。¥12,000(サードマガジン×亘つぐみ/サードマガジン TEL:03・5784・2588)『RED CARD』に別注したデニムは体を美しく見せるこだわりが満載!シルエットはハイウエストストレート。ワタリ幅を出してヒップの食い込みを抑えたり、どんな靴にも合うよう丈を長めにしたり、嬉しい工夫が随所に。¥19,000(レッドカード/トゥモローランド TEL:0120・983・511)※『anan』2020年3月11日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中根美和子文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月06日2020年3月に50周年を迎えたananとほぼ“同期”であり、これまで多くの企画を通じて新しい価値観を提案し続けてくれている松任谷由実さん。常に時代を切り拓き未知の世界を見せてくれるユーミンに、小誌との歴史や時代との向き合い方について語ってもらいました。1972年にシンガーソングライターとしてデビュー。以来、音楽シーンのみならず、時代そのものを牽引し続けているユーミン。生み出す楽曲はもちろん、都会的なファッションやブレのない生き方が幅広い層に支持され、時に社会現象を巻き起こすことも。そんな発信するものすべてが多大な影響力を持つ“時代のアイコン”は、ananにも多数登場。対談企画やコラム連載、お悩み相談などあらゆるテーマで活躍し、初登場から40年以上にわたって共に誌面を作り上げてきたユーミンが小誌との思い出を語ってくれた。「初めて登場したのは、’70年代の終わり頃だったかな。当時はまだ“スタイリスト”という職業が確立されていなくて、誌面で着る衣装はすべて自分でコーディネートを組んでいました。昔は世に出ていないクリエイターとセッションしてよく作品撮りをしていたんですが、ananでのスタンスはその感覚に近かったかもしれないですね。編集者の意図を理解して、スタイリングや写真、テキストへと落とし込んでいく。その中で思わぬ化学反応が生まれて、面白いページができていった。ananって、常にちょっとエッジーな存在でしょう?当初から企画やレイアウトにオリジナリティとプライドが感じられた。それもあって、ファッションやメイクを含めて他ではできないことにも挑戦できた気がします」過去の誌面を見ると、登場する企画ごとにイメージがガラリと変わっている点に気づかされる。いずれも一切古さを感じさせないどころか、今見ても新しい。「企画に合わせてはいるものの、’80年代後半のスタイルは今見るとアゲアゲ(笑)。’90年代に入ってくると、一転して抑えたムードになっています。スーパーモデルがもてはやされていた時代から、ケイト・モスのような脱力系が支持されるようになっていったのがこの時くらいから。不思議なもので、自分の中で違和感を抱きだすと、自然と世の中も変わっていくんですよ。私の場合は動物的なカンが働くのか、流れが一般化するより3~5年ほど早いみたい。その感覚は昔からありますね」時代の数歩先を行く感覚の鋭さは現在も変わることなく、最新の音楽事情やファッショントレンドにも精通。今回の撮影では、ズラリと並んだ衣装の中からオリエンタルな柄のドレスをセレクトし、「少し先には、またこんなムードが来る気がしています」と語る。とはいえ、本人は時系列上での“古い/新しい”の線引きは特に意識していないという。「音楽でもファッションでも、好き嫌いがハッキリしている方がスムーズに時代に乗っていけると思うんです。古いものでも自分が好きだと感じたらそれが最新だし、新しいものでもピンとこなければスルーしていく。そこはブレない方がいい。先日テレビのチャート番組を見ていたらウェスタンとヒップホップのハイブリッドみたいな曲が流れていて、面白いなって感じたんです。以前なら絶対に混ざらなかったであろうものが合わさっていて、スゴいとこ突くなって。たまにそういう発見があるのはやっぱり楽しいですね。でもね、私ってやっぱり鼻が利くみたいで(笑)。イントロで“これイイ!”って思ったものは、長くヒットしたりするんです」そう話す表情は、茶目っ気たっぷり。半世紀近くトップランナーであり続けることのプレッシャーや葛藤は想像を絶するけれど、時代に向き合うことをどこか楽しんでいるようにも感じられる。「新しいものに出合うのって億劫じゃないですか。エネルギーも必要になるけれど、そこにはきっと何かがある。そう思って、出合うための労力を惜しまないようにしています。年齢とともにモチベーションの保ち方も変わってきて、今はモチベーションを上げることが大変になりつつある。でも、やめたらそこで終わってしまうでしょう?だからファッションしかり美容しかり、どんな手を使っても先に進みたいと思っているんです。もちろん、すべての前に音楽ありきですが」“どんな手を使っても”という、強い言葉に驚く。溢れるほどの才能に恵まれ、アーティストとしてこれ以上ないほど成功している現在も、さらなる進化の道を選び続ける――。色褪せることのない輝きの裏には、強い覚悟と決意があった。「自己分析をした時に、実はストレスがあるくらいの方が精神的に安定するってわかったんです。私にとってストレスがない状態は、白いトンネルの中にいるようなもの。ビジョンがないことが逆にストレスになってしまうんですよね。なので、周りに協力してもらいながら自分に適度な負荷をかけて、ちょうどいいバランスを常に探っているんです」この3月にはSuchmosのライブにゲストボーカリストとして出演するなど、新たな取り組みにも果敢に挑戦。音楽配信を通じ、国や世代を超えたファンも増え続けている。凄まじいスピードで世界が変化していく中、今なお時代から求められることについて本人はどう感じているのか聞いてみた。「“何かヒントが欲しい”“新しいものに出合いたい”と思っている人に応えることが私の役割なのかなって感じることがあります。意識的に提示しているわけではないけれど、誰かが何かを求めている時に必要なメッセージを私や私の楽曲から受け取ることがよく起こっているそうなんです。そういう意味では、神様のような存在に曲を書かされている部分もあるのかもしれないですね。私自身も、ツアー先に漂う空気や人の気を感じながら昔のナンバーを歌った時に、“この曲はこういう意味だったんだ”って改めて気づかされることがあるんです」千本の手であまねく衆生を救済する千手観音のように、多くの楽曲をリリースすることで時代が求めるヒントを提供し続けているユーミン。常に先を見据えて進化を遂げていく一方で、変わらずに守り続けているものがあるのだとか。「時代とともに変わっているのは、現象として見える部分だけ。目に見えない部分は変わっていないと思う。むしろ本質を変えないために、見える部分を変えているのだと言えるかもしれません」変えたくないもの(=本質)を守るためには、変化していくことが必要。それは、雑誌にも共通する部分があるという。「ananも時代に合わせて変化していますよね。でも、目に見えないところにきちんとカラーが存在している。50年の歴史から立ち上ってくるその“スピリット”のようなものを作り手の方々が感じ取ることができれば、今後さらに出版界が変化していってもananの“イズム”は続いていくと思う。アウトプットの仕方が変わっていく中、信じるべきはただそこだけ。これからもその本質を変えることなく、時代の先陣を切るとんがった雑誌であり続けてほしいと願っています」まつとうや・ゆみ東京都出身。1972年にシンガーソングライターとしてデビューし、38枚のオリジナルアルバムをリリース。『TIME MACHINE TOUR』のDVD/Blu‐rayが発売中。シャツドレス¥249,000ネックレス¥57,000(共にマルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)ピアス¥30,000(カミーユエンリコ/アイクエスト ショールーム TEL:03・6433・5208)※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・槇原亜加音ヘア&メイク・遠山直樹取材、文・真島絵麻里(by anan編集部)
2020年03月05日注目の若手ガールを紹介するananの人気コーナー「It GIRL」。そこに当時登場した馬場ふみかさんにお話を聞き、他4人の方の近況と当時のエピソードをまとめました。この3年半を振り返ると、恵まれた時間を改めて実感。話題作に次々と出演し、ファッション誌でも大活躍。男女問わずファンを増やし続けている馬場さんが、It GIRLに登場してくれたのが3年半前。「本当にあっという間でした。3年半前って“私これからどうなっていくんだろう”ってかすかに思っていた頃。女優の仕事でも、現場についていくのがやっとで、こんなに色々な作品に関われるようになるとは思っていませんでした。特に『コード・ブルー』との出合いは大きくて、名前を広く知ってもらうきっかけになったし、お芝居をする中で学ぶことも多かった。たくさんの出会いがあり、この3年半は恵まれた時間でした。そういえばIt GIRLのインタビューで私、『ananでグラビアをやってみたい』って話した記憶があるんです。ちゃんと叶いましたね!(編集部注:2019年9月11日発売の2167号『惚れる美乳』特集の表紙に登場)友達がコンビニをはしごして買ってくれていたり、写メを撮って待ち受け画面にしてくれたりと、周りの人の反応が嬉しかった。たくさん褒めてもらいました」次にananの特集記事に出るとしたら、どんな企画に興味があるか尋ねると、馬場さんらしい自然体な答えが返ってきた。「お肉!この10日間で4回も焼き肉を食べているくらいお肉が大好きなので。でもananでお肉特集はないかな(笑)。最近素敵な旅館を探すのが趣味なので、温泉特集もいいですね!」【馬場ふみかさん】No.2019(2016年9月7日発売)に登場。「飾らない自分でいることが楽しく仕事をする秘訣」と終始自然体だった馬場さん。1年後に『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)で看護師役を熱演し、注目度が急上昇。ばば・ふみか1995年生まれ。3月12~30日上演の舞台『改竄・熱海殺人事件“ザ・ロンゲストスプリング”』でヒロインを務める。出演映画『糸』が4月24日全国公開。【上白石萌歌さん】No.2046(2017年3月22日発売)に登場。「自分の歌を自分で聴くのは恥ずかしいです~!」と初々しさ満点だった上白石さん。姉の萌音さんと仲良しだとも語り、この後映画『羊と鋼の森』で姉妹初共演、日本アカデミー賞新人俳優賞受賞という快挙を果たす。かみしらいし・もか2000年生まれ。‘11年「東宝シンデレラオーディション」グランプリ受賞。主演映画『子供はわかってあげない』が6月に公開。初の写真集が発売されたばかり。【松本穂香さん】No.2058(2017年6月21日発売)に登場。連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)に出演中だった松本さんは、当時の記事で「これからもみんなに愛される役を演じたいです」とコメント。昨年『おいしい家族』で長編映画初主演を果たし、今年も主演映画公開が続く。まつもと・ほのか1997年生まれ。2018年ドラマ『この世界の片隅に』のヒロインに大抜擢され話題に。主演作『酔うと化け物になる父がつらい』が3月6日全国公開。【福原 遥さん】No.2091(2018年2月21日発売)に登場。いましかできない学生役をやりたい、と語った福原さんは、昨年ドラマ『3年A組』に生徒役で出演、迫真の演技で注目を集めた。映画『羊とオオカミの恋と殺人』では美しき殺人鬼を演じ、さらに新境地を開拓。ふくはら・はるか1998年生まれ。子供向け料理番組に出演し“まいんちゃん”として人気を集める。昨年歌手デビュー、3月11日に2ndシングル『透明クリア』が発売。【森 七菜さん】No.2141(2019年2月27日発売)に登場。「納得のいく演技ができないと悩むこともあるけれど、それもお芝居の楽しいところ」と話していた森さん。この時はヒロインを務めた『天気の子』公開前。映画が公開されるとますます脚光を浴び、ひっぱりだこの存在に。もり・なな2001年生まれ。今年、映画『ラストレター』に出演、同作の主題歌「カエルノウタ」で歌手デビュー。3月30日放送開始の連続テレビ小説『エール』(NHK)に出演。※『anan』2020年3月11日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年03月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ニュースとアンアン」。『anan』50周年を記念して、連載でイラストを担当してくださっている五月女ケイ子さんと一緒に国会議事堂見学へ行ってきました。国会議事堂見学に行ってきました!五月女:生きているうちに、国会議事堂に来られてよかったです(笑)。堀:ここで様々なことが決まります。でも、本当に物事が動くのは控室や廊下のほう(笑)。議場は、事前に提出した議案に対して用意していた答弁を読み上げる、いわば「セレモニー」のようなものですからね。五月女:そうなんですか!?それはちょっと悲しい。その場で思いついたことは話しちゃいけないんですか?堀:無責任な発言はできないので、仕方ないですよね。大臣の読む答弁書を作るために、各省庁の官僚は国会が始まると毎日深夜まで働いています。五月女:事前に用意しているはずなのに失言が出るのはなぜ?政治家ってよく失言するイメージがあります(笑)。堀:(笑)。失言は、国会よりも、オフレコの会見や、支持者向けの講演会場で起きることが多いですね。五月女:普段、国会で我慢をしているぶん、支持者の前では気が緩んじゃうんですかね(笑)。「社会のじかん」で毎号イラストを描くようになって、政治の世界って意外に人間的なんだなと思うようになりました。堀:そうですよ!五月女:最初はTPPかPPTかもわからないくらい、時事に興味なかったけれど、堀さんのおかげで面白いと思うようになりました。国同士のいざこざも、家族や身近な社会と同じ、人間関係の縮図なんだなって。喧嘩したり仲直りしたり。喧嘩しているように見えて、世界に向けたアピールだったり。堀:外交は交渉術ですからね。五月女:前は、ニュースを聞くたびに、いちいち怖がっていたけれど…。堀:何もわからない暗闇にいると不安になりますが、全体の構造がわかると、不安も軽減しますよね。僕は『anan』では、普段のニュースでは届かないところに言葉を届けられている感触があります。報道の狭い世界にいると、どうしてもニュース好きの人にだけ向けてしまうところもあるので。五月女:わかります。ニュース番組はよくわからない単語の羅列で、「私には向けられてないんだな」と寂しい気持ちになることも(笑)。堀さんは、どのテーマでも中立で、良い面/悪い面、賛成派/反対派の両方を教えてくださるのがすごくいいなと思います。社会の出来事って、批判的な意見ばかりが聞こえてきて、私はそういうところが好きじゃなかったんです。堀:敵味方に分かれて撃ち合い、それに飽きたら、内輪で叩き合って何も成し遂げられないということは多々ありますね。本気で解決しようとすると、どちらの言い分もあるので簡単にはいきません。でも、僕は両方の意見を知りたいというのが、取材のモチベーションになっています。時代の変化に柔軟に。楽しいをモットーに50年。堀:『anan』は50周年だそうですが、時代ごとに若者もカルチャーも次々入れ替わるのに、先を読み変化し続けているところがすごいですね。五月女:50年って相当な重みですよね。堀:雑誌も年数を重ねると、作り手も一緒に年を取るので、意識していないと若い読者とのギャップに気づけなくなると思います。「社会のじかん」も、上から目線ではなく、僕の経験から知ることを参考までにシェアします、くらいのスタンスでいたいですね。五月女:『anan』は「こうしなさい!」という、高圧的なところがない。そこが、私には居心地がいいです。堀:権威にならないようにしているのでしょうね。国際貢献などの記事をさらりと取り上げてみたり、ニュース解説も、「効率良く生きるための武器としての教養」ではなく、「役に立つかはわからないけど、考えてみると面白いんじゃない?」という軽やかな印象。五月女:根本に、「楽しいこと、面白いことをいちばん最初に見つけて伝えたい!」という姿勢がある気がします。私は、「たかが一票で社会なんか変わらない」と思っていたタイプなんですけど、この連載に関わるようになって、自分のできることをやってみたり、考えたりすることが、社会につながっていくんだなあと思うようになりました。堀:どんな問題も、たどっていくと自分の生活につながります。この連載が、少しでも何かを考えるきっかけになる、楽しい場でいられたらと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。映画『わたしは分断を許さない』(監督・撮影・編集・ナレーション)が3/7公開に。五月女ケイ子イラストレーター。楽しいグッズが買える「五月女百貨店」が評判。エッセイ『親バカ本』、作品集『五月女ケイ子ランド』も発売中。LINEスタンプも好評!※『anan』2020年3月11日号より。写真・大澤千尋題字&イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年03月05日“ananを後ろから開かせる女”という異名はいまだ健在。林真理子さんが書くエッセイは35年を経ても、新しく、そして斬新!今や親子2代でのファンも多いのです。ananパンダを愛し、そして愛された林真理子さんの“奇跡の軌跡”とは?2020年3月に50周年を迎えるananの歴史のうち、35年に渡ってエッセイを寄稿してくださっている林真理子さんにお話を伺いました。anan50周年おめでとうございます。エッセイも35年。私のような年齢で長いことananに出していただけるなんて、本当にありがたいことだと思います。田舎から東京に出てきた私は、ananが特集するファッションを必死に追いかけ、カタカナ職業に憧れていました。先日、週刊誌の対談でお会いした女優の土屋太鳳ちゃんが、お母さんが若くて地方にいた頃、ananの私のエッセイを読み、都会ってこんなにすごいんだ。都会にはこんなものがあるんだと思っていた、とお母さまからの手紙を代読してくださいました。昔の私と同じだったんですね。今は学生さんもOLさんも、皆さん本当におしゃれ。若い女性たちのメイクのうまいこと!昔は雑誌が新しいものや斬新なものを見つけ出し、それをいち早く発信し、読者の方々が好みに合わせて拾い集めるといった感じでした。でも今は同じフィールドに集い、編集者も読者もお互いに情報を発信し、ボールを投げ合うような時代ですね。私は今の読者の方々とはすでにカルチャーが違うと思うし、好奇心がなかなか同じ方向に向かないけど、ananでエッセイを書いていて学ぶこともいっぱいあります。ジャニーズの新しい素敵な方を知ったり、新しいブランドの服も(サイズが許す限り)買うし、エステや“痩せる”と噂のお店にもなるべく足を運ぶようにしています。ananといえば、なんといってもグラビアページの美しさ。旬の俳優さんやタレントさんをキャッチして作る表紙。実用記事でさえ、おしゃれに作っているし、コラムを書く人もよく選んでいるなあといつも感心しています。今は美容室でもiPadで雑誌を読ませるところがあるそうですが、私はなぜかデジタルの文字が、全然記憶に残らないんです。読者の皆さんも本や雑誌から遠ざからず、ネットで誰かが発信したものだけを信じるのではなく、知りたいことにはお金を出して、自分の足で見に行くべきだと思います。美容もおしゃれも上手ですが、もうワンランク上を目指し、もっともっと雑誌が発信するものを見て、楽しみながら学んでほしい。ananにも「これがトレンドなんだ」というものを、これからも作り出してほしい。私も好奇心を奮い立たせ、皆さんと一緒にもう少し走っていこうと思います。ananとの10の思い出1、おしゃれなブランドは、ananが教えてくれました。ananは昔からハイブランドより、ジャパンブランドを大切にする媒体でした。コム デ ギャルソンやワイズ、DCブランドの全盛期も支えていたと思います。私もワイズはよく着ていました。ギャルソンは恐れ多くて……。ファッションブランドのプレスの方やスタイリストはとてもキラキラとかっこよくて、私なんぞ近づけませんでした。2、夜の原稿執筆は、編集部のライター部屋で。連載を書き始めた当初は、完全に夜型の執筆だったんですが、真夜中にひとりで原稿を書くほど孤独で寂しいものはありません。そこで夜な夜な訪れていたのがanan編集部。仲良しのライター・トミちゃんや遅くまで仕事をする編集者がたくさんいて、寂しくなく仕事をすることができました。みんな、仲間に入れてくれてありがとうね。3、マガジンハウスの2大イケメンが私の担当に。35年もの間、私の連載担当者っていったい何人いたんでしょう。なかでもおなじみのテツオさんと、その大学の同級生の林良二さんはマガハ2大イケメンで思い出深いです。あのふたりが笑いながら話す姿を見るのが、目の保養でした。もちろん、女性の編集者もいましたよ。今の担当は、私のエッセイによく登場する女性のシタラちゃんです。4、バーやレストラン、トレンドの店は編集者たちと。テツオさん、バブルの頃はエッセイのネタにと、いろいろなお店に連れていってくれてありがとう。六本木のINGOとか、芝浦のインクスティックとか、トレンドの店に連れていってくれたのはananの編集者の方々。――当時、バーでお酒を飲みながら、30分ぐらい集中してエッセイを書き上げる林さんは、本当にお見事でした。byテツオ5、あの頃は気軽に誘えた、大物プロデューサーA氏。ananで何度も座談会をご一緒した、作詞家の秋元康さんと漫画家の柴門ふみさんと私。AKB48の生みの親と呼ばれ、今や恐れ多いほど大物の秋元さんですが、昔「ジュリアナ東京に行ったことがない」という私と柴門さんを哀れんで、終業後におばちゃんがモップをかけているジュリアナにわざわざ連れていってくれたこともありましたっけ。6、ananを読みながら、さまざまなダイエットにも挑戦。私が取り組むさまざまなダイエットや美容法が、年齢が離れている読者からも共感を呼ぶと編集長のキタワキさんは言ってくれます。そう、連載を書いた35年間はダイエットの記録といってもいいほど。あまりにいろいろ試みるせいか、どれだけのダイエットドリンクが編集部に届いたことか。これからも試せる方法はなんでもチャレンジします。7、トレンドキーワードは、私もananで学びました。私は昔から流行に疎かったんで、ananでレッグウォーマーの流行を知り、すぐに買いに走る下流の女の子でした。ジャージー素材の服が流行り、ananで見たらとてもかっこいい!それもすぐに試したんですが、どこから見てもトレーニング中の運動部。でもメイクもトレンドもおしゃれも、すべてananの誌面から学んだんです。8、パンダの原稿用紙にずっと憧れていました。昔、編集部の人たちは原稿を書くのに、ananパンダの絵が印刷された原稿用紙を使っていました。それを最初に見たのは地下鉄の中。つり革につかまっていたら、目の前に座っていた女性がとつぜん膝の上に原稿用紙を広げて、何かを書き始めたんです。なんてかわいい原稿用紙なの!と、当時コピーライターだった私は心から憧れました。9、撮影時のケータリングは、昔からいろいろ工夫してくれた。ananの撮影では、ケータリングがとにかく豪華でした。予算が厳しい今でも、食いしん坊の私のためにと担当者の皆さんはおいしいお菓子やお弁当を用意してくださいますが、当時はカービングを施したフルーツや見たことがない、食べたことがないお菓子がずらっと並んでいて。マガジンハウスは、昔から食べ物は豪勢で、こだわっていましたね。10、夜中の東銀座は私の遊び場。あの頃は麻雀もしたんですよ。マガジンハウスがある東銀座といえば歌舞伎座も有名です。私は歌舞伎が好きなので、観に行っては幕間の休憩時間にマガジンハウスの会議室をお借りしてエッセイのイラストや原稿を書くことも。昔はたいてい夜中に原稿を書きに行っていたんで、書き終わると麻雀に交ぜていただくこともありました。今思うと、あの頃は体力があり、元気でしたね。はやし・まりこ1954年、山梨県に生まれる。コピーライターとして活躍後、エッセイスト、作家に。第94回直木賞を受賞。著書『西郷どん!』は’18年NHKの大河ドラマに。※『anan』2020年3月11日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・平澤雅佐恵ヘア&メイク・面下伸一(FACCIA)取材、文・今井 恵(by anan編集部)
2020年03月04日トーク番組『徹子の部屋』をはじめ、86歳になった今も様々なフィールドで活躍し、日本中から愛されている黒柳徹子さん。『anan』2000号にもご登場いただき、徹子さんと『anan』の間には、実はパンダにまつわる強い絆がある件をお話ししてくださいました。今回もスタートはそんなパンダの話から!知れば知るほど謎深い。興味が尽きないからこそ、パンダが好き。――日本にまったく情報がない頃から、パンダを愛していらしたと伺っていますが、パンダの何に惹きつけられたのでしょうか?黒柳:前にもお話ししましたけれど、最初はね、アメリカ帰りの叔父さんがおみやげにくれた、ぬいぐるみだったんです。白と黒の熊みたいな動物、かわいいなぁと思って大事にしてたの。その頃はその動物がパンダであることも、そして実在していることも知らなかったんだけど。戦争中も、リュックにそのぬいぐるみを入れて大事に持ち歩いていて、その後戦争が終わり、中国に実物が棲んでいることを知り、いつか本物を見たいって思うようになったわけ。なぜそんなに惹かれたか?そうねぇ…、なんていうのかしらね、見るからにかわいいのはもちろんなんだけど、とにかく謎が多い動物なの。調べれば調べるほど不思議な動物。結果的に、いつの間にか私は素人ながらパンダに相当詳しい人になっちゃったんだけど、今でもまだ興味が尽きない。あとね、パンダは平和的なのよ。――平和的、とは?黒柳:パンダって、熊みたいに後ろ脚で立ち上がって、わーって吠えて威嚇したりしない動物なんです。普段の鳴き声も、メェ~みたいな感じだし。前に聞いた話なんですけれど、飼育員さんがパンダ舎の掃除をしてたとき、外から誰かに「パンダって、おとなしいんですか?かかってきたりしないんですか?」って聞かれたんですって。「おとなしいですよ」って言いながら、じゃれついてくるパンダを竹のほうきでグイグイ押して、転がして、「ほら、こんなもんですよ」って。で、ほうきを中に置いたまま一瞬檻の外に出たらしいんだけど、飼育員がいなくなった途端、中にいたパンダが竹ぼうきをバキッて折ったんですって(笑)。つまり、力はすごく強いんだけど、誰もいなくなってからそれを試すってところが、なんともかわいいじゃないですか。そういうところが好き(笑)。――本当は力強いけれど、見た目はとってもかわいい。そして知れば知るほど興味が出る。愛される理由にあふれてますね、パンダ。黒柳:たしかにそうね。私が初めてパンダを見たのが’67年、ロンドンだったの。チチってメスがいて、そこにソ連(現ロシア)から、アンアンって男の子パンダが婿入りに来てて。帰国後にその話をしたことが、雑誌に“アンアン”って名前が付く、きっかけのひとつになったのよね。その雑誌が50年も続いているなんて、すごいことよね。私も嬉しく思います。――弊誌の読者は20代から30代の女性が中心です。今から50年前、徹子さんも30代半ばだったと思うのですが、その当時はどんなことを考えていましたか?黒柳:30代よね…。私は女学校を出たあと音楽学校に行って、すぐNHKの専属女優になりデビューしたの。毎日毎日朝から晩までテレビとラジオに出てたんだけれども、共演者の中に舞台役者さんなんかがいると、すごく演技が上手なわけ。一方私は、個性的とは言われたけれど根本的には演技の勉強なんて何もしたことがなかったから、30歳を越えたくらいから、このままじゃ駄目だなと思うようになっていたのね。一度考える時間を持たなきゃ、と思ってたの。それでNHKを辞めて、すべてやめて渡米したの。それが38歳のとき。――ニューヨークで、演劇学校に通われたそうですね。黒柳:そうそう。今でもすごく新鮮に思い出せる。あのときは楽しかったなって。何度も思い出すから、思い出が全然薄くならないの。いつまでたっても、とっても鮮烈。――学んだことで、今でも役に立っていることはありますか?黒柳:役の作り方で、とても思い出に残っていることがあって。演劇の先生がね、チェーホフの『三人姉妹』って芝居の中の、1分くらいのモノローグをある生徒にやらせたの。それでその生徒が、窓の外を見ながら「あぁモスクワに帰りたい」って言うんだけど、そこで先生が、「ちょっと、モスクワに帰りたいっていうけど、モスクワのどこに帰りたいの?」って。「えーとモスクワの家です」。それに対して先生が、「家?家のどこ?人は“自分の家に帰りたい”って思うときには、頭の中にその場所の映像があるものよ。あなた、モスクワのあなたの家のどこに帰りたいの?階段?日が当たる自分の部屋?どこ?あなたの頭には何も浮かんでないっていうのが私にはわかるのよ。そういうウソは、ついちゃ駄目なの」って先生がおっしゃって。すごくその教えが印象的でね。それ以降、私は芝居をするときには、全部のセリフに裏付けを考えるようになったわ。だから、マリア・カラスを描いた舞台『マスター・クラス』をやるときは大変だった。彼女の人生を全部勉強して、もちろん出演したオペラ30作品も勉強した。それを頭に入れなきゃいけなかったんだから。でもそのおかげで随分評価していただいて。とっても嬉しかったのを覚えてます。――徹子さんは、常に前向きに、楽しく生きている印象がありますが、その秘訣はなんでしょう?黒柳:正直仕事に関して、「あれをしたい!」とか、「賞が欲しい!」とか、そんなことを思ったことは一度もないんです。毎日朝起きるたびに思うのは、「今日は何をするのかしら、面白いことがありそうだわ」ということ。それもニューヨークの先生に習ったことなんだけど、特にアメリカのショウビズ界は役を取るのも大変だし、毎日が戦いなわけ。だから、“前に進む”ってことを、いつも考えてなきゃ駄目よって言われたんです。だから常に、私自身が面白いなと思うことに対して、正直に、生き生きとしていようって思います。なんかね、ズルズルしてるのって私らしくないの。自分らしくあろうと思うと、自然に行動がサッサとしちゃうのよね(笑)くろやなぎ・てつこ東京都出身。日本にテレビが誕生した1953年からNHK専属テレビ女優となり、以降テレビドラマや演劇に加え、司会者、タレント、エッセイストなどとして幅広く活躍。トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)は放送45年目を迎えた大人気番組。クイズ番組『世界ふしぎ発見!』(TBS系)も今年35年目を迎える。※『anan』2020年3月11日号より。写真・下村一喜(AGENCE HIRATA)スタイリスト・大野美智子ヘア・草替哉夢メイク・mahiro(by anan編集部)
2020年03月04日anan読者200人超で作る「anan総研」の意識&行動リサーチ。今回のお題は「ananと私たち」です。「みんなのanan愛が炸裂!総研メンバーによる思い出トーク」を調査しました!Q.ananとの出合いは?中学生のとき、恋に悩んで背伸びして買ったのが最初です。(27歳・会社員)/高校の部活で、部室に置いてあったのを回し読みしたとき。(27歳・大学院生)/美容室で渡される雑誌が高い確率でananでした。(31歳・会社員)/友達から「ものすごく当たる占いがある」と占い特集を教えてもらったのがきっかけ。夏頃に出会いがあると書かれていて、本当にその夏に出会った人と結婚しました!(35歳・自営業)Q.ananといえば?読めば世のトレンドを追える。(29歳・会社員)/ライフスタイルを中心とした女性の興味が詰まった雑誌。(34歳・公務員)/デキる女子のバイブル。(35歳・専門職)/オールジャンルの情報が一冊に!(32歳・会社員)/毎週異なる雑誌のように、幅広いことを教えてくれる。(29歳・契約社員)Q.ananの特集テーマといえば?(複数回答)1位…セックス83%セックス特集の官能的なシーンのページにいつもドキドキしちゃいます。(33歳・会社員)2位…占い71%しいたけ.さんのカラー心理学、こんなに当たるの!?と思わず声が出て、みんなに教えまくりました。(29歳・会社員)3位…美脚・美尻/手みやげ…50%【美脚・美尻】白石麻衣さんの表紙、色気があるのに清潔感もあって憧れました。(31歳・会社員)【手みやげ】秘書の仕事をしていたとき、会社に持っていって何度も参考にしました。(29歳・会社員)5位…美乳46%田中みな実さんの表紙、忘れられません。(31歳・公務員)6位…開運/恋愛/ダイエット44%【開運】江原啓之さん表紙の号は、ご利益がありそうなので毎回買います。(33歳・自由業)【恋愛】紹介されているテクニックを使って、合コンでモテまくりました(笑)。(34歳・主婦)【ダイエット】読み応えがあるので、バックナンバーを探して買い集めたことがあります。(33歳・会社員)9位…カラダにいいもの大賞46%日常生活で取り入れたい情報が一冊にたくさん詰まっているので、買い物をするときの参考になります!(34歳・会社員)10位…モテコスメ/ねこ【モテコスメ】流行の商品はもちろん、旬なメイクのトレンドを押さえることができるので、重宝しています。(27歳・専門職)【ねこ】可愛いねこたちの付録シールが大好きで集めています。癒される~。(31歳・会社員)数ある特集のなかで、ananの代名詞といえば!?やはり最も印象に残っている特集テーマといえば「セックス」のよう。女性の性を赤裸々に特集するのは、もはやananの代名詞!?次いで「占い」も大人気。ほかに「美脚・美尻」「美乳」などカラダ磨き系も支持率高め。Q.anan総研に入ってよかったですか?YES…100%ananがこうやって作られるのか、としみじみ感じられるから。(27歳・会社員)/毎週雑誌を読んで、そのときの旬や流行を知る習慣ができた。(35歳・自由業)/anan総研のマラソン部がきっかけで、今も仲がいい友人ができて嬉しい。(34歳・専門職)/自分の感じたことを誌面やWebを通じて伝えられるのが楽しい。(28歳・会社員)/バイタリティに溢れる個性的な知り合いができて、刺激になります。(31歳・会社員)/総研の撮影があるから、美容をもっと頑張ろうと思えています!(23歳・学生)Q.anan総研の思い出を教えてください。IKEAの家具で部屋をリニューアルしてもらい、以来部屋が明るくなりました!(27歳・会社員/ポテトチップスを食べながらみんなで映画を観る企画、とても楽しかったです。(30歳・自営業)/ダイエット企画、初めてのチャレンジで結果を出せたのがすごくいい思い出です。(31歳・自営業)/クローゼットの収納改造企画。家に来てくれたライターさんと楽しく断捨離できました。「これいつ着たんだよ!いつ着るんだよ!」というコスプレ衣装が出てきて、みんなで大爆笑(笑)。(34歳・主婦)/サッカー日本代表とのコラボグッズ企画が印象的です。(31歳・会社員)/うま部で、競馬場の貴賓室に入れてもらうという貴重な経験をしたこと。(32歳・会社員)※『anan』2020年3月11日号より。写真・大嶋千尋角戸菜摘文・五十嵐 大モデル・anan総研No.301井上あんな(by anan編集部)
2020年03月04日今週は『anan』創刊50周年を記念して、誌名の由来でもあり、トレードマークとしてもお馴染みのパンダをフィーチャー。その愛らしいルックスに、心ときめくこと間違いなし!もの思いにふけるパンダが、玄関でお出迎え。フィンランド発の老舗のテキスタイルブランド『フィンレイソン』のふわモコマット。「AJATUS」(=思案する)というシリーズ名通り、何か考え込んでいるようなパンダがキュート。70×45cm¥4,800(フィンレイソン)パンダといえばこの人!トットちゃんのコンパクトミラー。本誌の名付け親の一人であり、大のパンダ好きとしても知られる黒柳徹子さん=トットちゃんのミラー。絵は黒柳さんの友人でイラストレーターの田村セツコさんが手がけている。6.7cm角¥1,800(TOTTO-CHAN SHOP)自立式で収納やダストボックスとしても。サスティナブルで遊び心のあるアイテムを数多く手がける、ベルリンのデザインユニット「kolor」によるペーパーバッグ。耐久性のある2層の紙で作られているため、形を整えれば自立させることも可能。W55×H84cm¥1,600(シボネ青山)デスクまわりに立てておくだけで気分ほっこり。ダイカットと呼ばれる型抜き技術で、パンダのシルエットを表現したメモパッド。用紙が減っても自立しやすいよう、起毛素材の表紙に小型のマグネットを装着。罫線入りで実用性も抜群。¥600(マルモ印刷)ころんとした毛糸のパンダモチーフに胸キュン!パンダのようなツートーンの色や素材を組み合わせた服や雑貨が揃う『my panda』から、柔らかなラムレザーのバブーシュがお目見え。パンダモチーフはすべて手作りで温もり溢れる表情に。¥4,800(my panda)※『anan』2020年3月11日号より。写真・多田 寛スタイリスト・池田沙織文・菅野綾子(by anan編集部)
2020年03月04日3/4(水)発売のanan2191号「創刊50th記念特別号」の表紙にご登場いただいた、King & Princeのみなさんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部King & Princeがアンアンパンダに変身!?凝縮された可愛さに、身悶え必至…!!anan50周年記念特別号の表紙、みなさんご覧になっていただけたでしょうか? 今回は、次代を担う人気絶頂のグループKing & Princeが、マスコットキャラクターである「パンダのアンアン」に大変身!! ふわもこのパンダの着ぐるみに身を包む彼らの超絶キュートな姿に、釘づけになること間違いなしです。じつはこのパンダの衣装、撮影の半年前から構想し始め、なんと彼らのサイズにぴったり合わせて製作した特注品なのです。よ〜く見ると、少しずつ顔も異なる一点モノ(笑)! それをメンバーにお伝えすると、「えっ! これ僕らのための特注なんですか!?」(永瀬さん)「僕、これが初パンダです!」(平野さん)「これまでサンタとか和服はあったけど、パンダっていいね」(神宮寺さん)「着心地最高です。毛並みがものすごくいいです!」(髙橋さん)「僕、持って帰りたいです」(岸さん)と大喜び。撮影中もみなさん自然と笑顔がこぼれ、キャッキャとはしゃいでいました。パンダの頭をかぶって「ポンッ」と勢いよく脱いだり、尻尾をカメラに向けてフリフリしたり、マッチョポーズでキメてみせたり、カンフーのような不思議なダンスを始めたり…各々の思う「パンダポーズ」に、メンバーも現場スタッフも笑いが止まりません。パンダの頭をゴロゴロと落っことして、「わぁ〜〜〜待って(汗)」と追いかける平野さん、トイレに行きたがる岸さんを走って追い掛け回すメンバー、編集部がお持ちした子パンダのぬいぐるみで遊ぶみなさん…ずっとワイワイと楽しい雰囲気で、50周年にふさわしいハッピー感溢れる撮影となりました。さらにこちらの記念特別号、パンダともう一つ、『ディオール』のスーツでバシッとキメたカットも掲載!「ディオールの服、めっちゃ気持ちいいです 大人! って感じです」と髙橋さん。全身ネイビー&黒でモードに攻めたKing & Princeは、パンダの可愛さとは一転、キラキラに輝く精悍な男たちに。また今回は、スーツを纏い、煌めく星の上を進んでいく彼らが表紙のスペシャルMOOK「50周年記念号スペシャルエディション」も同日発売!パンダ&スーツ、50周年だからこその、一度限りのスペシャルコラボをぜひお楽しみください!(S)
2020年03月03日anan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。表紙アーカイブ展のレポートや会場に設置された巨大パンダの制作秘話をお届けします。文・小田原みみanan創刊50周年を記念した表紙アーカイブ展が、3月2日~3月8日まで東京メトロ新宿駅 メトロプロムナードで開催中。初日に早速行ってきました!約80メートルの通路の壁に『anan』の創刊号から50周年記念の最新号2191号までの表紙が年代順にズラリと並び、そのど真ん中には巨大パンダが鎮座しています。また柱30本に創刊号の表紙や、最新号表紙の別カットが巻かれ、天井からもanan50周年の宣伝が吊り下げられて、周辺はanan一色です。新宿駅の地下道、東口方面から西口方面に向かってananの歴史が進んでいきます。東口で最初に目に飛び込んでくるのは『anan』創刊号の表紙。当時としては珍しい海外のモデルを起用したセンセーショナルな表紙は世間の注目を浴び、50年たった今でも「おしゃれ」「斬新」という印象です。この一冊から『anan』の歴史は始まりました。1970年代の『anan』の表紙は海外のモデルさんがメイン。当時『anan』は女性にとって旅や最新ファッションの教科書だったことがわかる表紙が多くを占めています。1980年代前半はキャッチコピー全盛期。「いけないことほどしたくなる」「いい女からかわいい女へ」等表紙に書かれている言葉は、今でも改めて読んでみたくなります。そして、1980年代後半~1990年代は、現在も第一線で活躍されている方が表紙に多く登場しはじめます。特集内容もそれまでのファッションやヘアスタイルに加え、インテリア、雑貨、カルチャーと、時代に合わせて多岐にわたるようになりました。また、現在も続く「セックス特集」や「占い特集」はこの頃誕生しています。「好きな男」や「誌上ヘアカット」など『anan』が先駆者的にスタートさせた特集も多くみられます。2000年代以降の表紙はまだ記憶に。表紙の目の前に立つと、その表紙を飾った人と目が合うような感覚になりドキッとすることも。今をときめく方たちの表紙に心奪われうっとりと眺めているといちばん西側は50周年記念特別号のKing & Princeの皆さんがパンダになった表紙です。老若男女問わず皆さんジッと見入ったり、お気に入りの表紙をスマホで撮ったりしていたのですが、「かっこいい!」「かわいい!」という声にくわえ、「懐かしい…」とつぶやいている方がいたのが印象的。50年間という雑誌の長い歴史があるからこそ、それぞれの時代を生きた自分と『anan』の歴史を重ね合わすことができるのだと感じました。今回表紙展の中央には、周辺を見守っているかのような高さ約2メートルの巨大パンダが座っています。この巨大パンダにこめられた想いや表紙展の制作秘話をマガジンハウス宣伝部の担当者に聞きました。―今回なぜこの巨大パンダを制作しようと思ったのですか?『anan』という雑誌の名前の由来は諸説あります。その中の一つに大のパンダ愛好家の黒柳徹子さんがロンドンで「アンアン」という名前のパンダを見て、帰国後にその話をしていたらたまたま新創刊される雑誌の話をしていて…というエピソードがあります。黒柳さんのこのお話がきっかけで、パンダが『anan』のキャラクターになり、イラストレーターの大橋歩さんが描いたパンダが創刊号から現在も表紙まわりに登場しています。このパンダは今日まで50年間雑誌を見守ってきました。ところが、最近は『anan』のキャラクターがパンダだということを知らない方も多いのではないかと思い、あらためてパンダは『anan』と深いつながりのあるキャラクターということを多くの方に知っていただきたく、インパクトのある巨大パンダを制作しました。―立体的な巨大パンダ、どうやって作られたんですか?制作会社の方にパンダのぬいぐるみを3Dスキャンしてもらって、様々な箇所にこだわりながら作ってもらいました。が、実はこのぬいぐるみづくりが大変でした。『anan』では創刊30周年の時に、大橋さんのイラストを基にしたパンダのぬいぐるみを作っているのですが、今回は50周年ということで新たに作り直しをすることになったんです。イラストのイメージを損なわず、立体的なので横から見たときのフォルムの再現に試行錯誤し、試作に試作を重ねたのですがなかなかうまくいかず(涙!)。試作6回目で、編集部の皆が納得するぬいぐるみが完成しました。大小200個、新聞広告や記念号の扉に、黒柳徹子さんとたくさんのパンダのぬいぐるみの写真がありますが、あれです。―巨大パンダ、どのような点にこだわっているんですか?いくつかあるんですが、まずはパンダの肌ざわり。生地サンプルをたくさん取り寄せてもらい、これだという肌ざわりの1枚に決めました。また、パンダの足にもこだわっています。実はあの足の中はFRPというレーシングカーでも使用されているような丈夫な素材が使われていて、大人が座っても大丈夫なようにできています。そして、いちばんのこだわりはパンダの目の位置! 身長160cm前後の人がパンダの前に立つとちょうどパンダと目が合うような高さになっているんですよ。―パンダと目が合うなんてめったにない機会ですね! またどこかでこのパンダと会えますか?新宿での展示は3月8日までなのですが、その後しばらくマガジンハウス本社に設置される予定です。残念ながら一般公開していないのですが。また、秋にもイベントを予定しているので、そこでも登場するかもしれません。楽しみにしていてください。―最後に、この50周年記念展示で一番の見どころは何ですか?インパクト大な巨大パンダはもちろんのこと、『anan』の50年という長い歴史をこの表紙展から感じてもらえたらと思います。―お話ありがとうございました。時代や流行は移り変わりましたが、『anan』は創刊から変わっていないことがあります。それは、すべての女性の好奇心と幸せに寄り添いってきたということ。これからも『anan』はその時代を生きる女性たちの味方でありたいと思っています。
2020年03月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の小西桜子さんです。「ダンスや歌など表現に繋がる仕事もやっていきたい!」と話す小西さんの魅力に迫りました。初々しさと堂々とした演技力の両面の魅力を持つ注目新人!デビュー1年で、映画『初恋』のヒロインに大抜擢。「子供の頃は引っ込み思案だったけど、最近は取材が増えて必死に話しています。友達には『ふわふわしてる』って言われます(笑)」。カンヌ国際映画祭でフランスを訪れた。「海外の人はフレンドリーで、緊張している私に『良かったよ』と声をかけてくれて嬉しかった。いい経験ができました!」。休日の過ごし方を尋ねると「家にいるか一人で映画やランチに行きます。海外の映画ももちろんだけど、日本の映画が大好き!特にヒューマンドラマ!」占い本でラッキー行動や運勢をチェック。占いへ行って将来のことを聞いたり、年間の占い本で今日の運勢を見ます。インドア派だから本や漫画が好きです。月1冊ペースで読書。最近は恩田陸さんの『歩道橋シネマ』が面白かった。小学生の頃から好きな餃子に再びハマり中。よくチルドの野菜餃子を自宅で焼いて食べます。もちもちの皮が好き!こにし・さくらこ1998年生まれ。2019年に女優デビュー。約3000人の応募からヒロインに選ばれた映画『初恋』が2月28日に、出演映画『猿楽町で会いましょう』が6月5日公開。※『anan』2020年3月4日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・倉田 強ヘア&メイク・松田 陵(Y’s C)文・三谷真美(by anan編集部)
2020年02月28日だんだんと色みが明るくなり、にぎやかな顔ぶれが揃う季節。それに合わせてECショップが続々とオープンし、限定アイテムがリリース!今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!アシンメトリーな袖とギャザー。モードなTシャツが登場。フロントからバックにかけて、ぐるりとフラワープリントのテキスタイルを走らせた、EC限定商品。先着の、ECオープン記念のトートバッグもゲットしよう。¥25,000(アキラナカ)コンパクトなポーチにオリエンタルな美しさが凝縮。ふたの裏側に大きなミラーがついていたり、ハンドルがたためたりと、スマートなルックスに機能も充実。内装の、オリジナルパターンのプリントも美しいので要チェック。¥45,000(メゾンレクシア TEL:0120・633・603)お気に入りの持ち方を見つけて。『See By Chloe』のニューモデル。素材の異なるストラップが、ヌーディカラーの程よいスパイスに。バッグ W22×H23.5×マチ14cm¥55,000ストラップ別売り¥12,000(シーバイクロエ/クロエ カスタマーリレーションズ TEL:03・4335・1750)膝丈で軽やかな印象。1枚でさまになるプリントワンピース。今春『COS』が日本版ECショップをオープンし、記念コレクションを発表。シャツワンピースは浅めのドルマンスリーブで、シルエットの美しさも抜かりない。¥11,364(コス/コス 銀座店 TEL:03・3538・3360)ヴィンテージスカーフを再構築。古くて新しいエスパドリーユ。エルメスの定番シルクスカーフを再利用したエスパドリーユ。カジュアルなアイテムをクラシカルに底上げする、今までにないフレッシュさが魅力。¥58,000(リスポーク/エストネーション TEL:0120・503・971)※『anan』2020年3月4日号より。写真・多田 寛スタイリスト・中根美和子(by anan編集部)
2020年02月28日2/26(水)発売のanan2190号「2020春モテコスメ大賞」特集の表紙にご登場いただいた、広瀬すずさん、吉沢亮さんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部最強の顔面をもつふたりが織りなす、さわやかな時間3月20日公開の映画『一度死んでみた』で2度目の共演を果たす、広瀬すずさんと吉沢亮さん。いまや国民的女優、国民的俳優というふたりはドラマ『なつぞら』に続く共演、ということで、今回のグラビアも「また出会えたふたり」をテーマに撮影しました。久々の再会に恥じらう姿から、まるで固い絆で結ばれたバディのように寄り添う姿、子猫と子犬のようにじゃれあう姿…様々な“ふたり”を演じてもらう中で改めて気づかされたのは、ふたりの顔の美しさ! そして、ふたりを取り巻くさわやかな空気感!! 普通だったら、これだけ顔の美しいふたりが目の前にいたらちょっと嫌みな感じがしそうなものを、ふたりの飾らない人柄、そして謙虚な姿勢のせいか、まるでくどさがないのです(ふたりの美が「普通」を超越していることもありますが)。そんなふたりの息の合ったグラビア、そして美の秘訣を明かしてくれた対談は必見です!!(YN)
2020年02月25日こだわりが光る別注アイテムに初上陸ブランド、いますぐ取り入れられるキャッチーな小物など。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!着こなしを盛り上げる大胆なエンブロイダリー。太い糸で描いたボリューミーな刺繍が視線をキャッチ!空気をはらんで揺れるやわらかな生地も、こなれたムードを演出するカギに。トップス¥23,000(ノーマ/ジャーナル スタンダード 表参道 TEL:03・6418・7958)過去のコレクションの余り布を利用したサスティナブルなアイテム。残布を組み合わせて作られたミニサイズの巾着と、繊細なチェーンのコンビ。アクセサリー感覚で、着こなしのアクセントとして取り入れたい。ポーチ各¥16,000(アカネ ウツノミヤ/ブランドニュース TEL:03・3797・3673)ローファーを思わせるスマートなフォルムで大人顔に。軽快さと洗練さを兼備したサンダルは、ラフィアアイテムを得意とするブランドから。ミモザカラーは『エスケーパーズオンライン』別注。¥28,000(イヴォンヌ ワスカ/エスケーパーズオンライン TEL:03・5464・9945)コンテンポラリーなデザインが魅力!南アフリカからの初上陸ブランド。抽象的なラインを描くパーツが揺れ動き、角度によってさまざまな表情に変化。ほかにもモダンな空気を呼び込むアクセントになる、存在感のあるハンドメイドジュエリーが揃う。ピアス¥7,000(メラキ/フラッパーズ TEL:03・5456・6866)※『anan』2020年2月26日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年02月25日アイドルグループ・Sexy Zoneが、29日発売の女性グラビア週刊誌『anan』(マガジンハウス)2186号の表紙を飾る。昨年11月にグループ結成8周年を迎えたSexy Zone。表情もより大人っぽく変化し、グループのチーム力もパワーアップした彼らが、2月5日の最新アルバム『POP × STEP!?』リリースを前に表紙に登場する。今号はダイエット特集ということで、メンバーそれぞれが自分の体質に向き合いながら常にボディを整えているSexy Zoneが、麗しくシャープなボディラインやパーツで魅せる。グラビアは、グレーやベージュ、ライトブルーなどの柔らかな色合いのスタイリングに身を包み、艶っぽいライティングでモードに撮影。美しく際立つ、うるっとした瞳、光を放つ肌、浮き上がる男らしい骨格は必見だ。モニターを確認しながら、「もっと髪濡らしてもいいかもね」「もっとこの辺の肌、出しますか?」「しゃがんでみてもいいかも」と、メンバー自ら積極的にポージング提案。佐藤勝利の筋が浮かぶ腕のライン、中島健人の胸筋の凹凸、菊池風磨の隆起した背筋、マリウス葉の彫刻のような鎖骨……と個々のボディパーツの魅力が炸裂し、セクシーさがあふれている。グラビアではモードなポートレートに加え、愛らしさ&カッコよさ満点の2ショットも。佐藤&マリウスの年下チームは、ストレッチし合ったり、おんぶしてみたり、陽だまりの中で眠ったり……、ずーっとどこか触れ合いながらじゃれ合う様子がキュートなカットに。また、“シンメ”としても人気の中島&菊池の年上チームは、「合宿所での朝」を思わせるようなストーリーを展開。上半身裸でキッチンに現れ、オレンジやプチトマトをつまんだり、着替えたり…女子をドキドキさせる雄々しいカラダと、自然体の2人のやりとりが楽しめる。ソロインタビューでは、「カラダとの向き合い方」に加え、「2020 年のグループとしての理想像」や「最新アルバムの魅力」について語っている。
2020年01月20日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の中屋柚香さんです。「人を笑わせる芝居に興味があるので、コメディにも出たい!」と話す中屋さんの魅力に迫りました。園子温監督も高い演技力を絶賛!夢を次々に叶えるシンデレラガール。「園子温監督の作品に出る」という人生の目標を一般公募で叶えた。「本格的な演技は初めてで、園監督に疑問や不安なことを全部ぶつけてご指導いただきました。私が演じたアミを嫌な性格だという人は多いと思います。でも、演技中はアミを自然に受け入れていたので、完成後、作品を客観的に観て初めて気が付きました」。美術大学で脚本の勉強中。「卒業制作で脚本を一本仕上げました。園監督からは、お褒めの言葉もダメ出しも(笑)。脚本を常に書いているので、いつか映像にできたらいいな」大好きなおばあちゃんにスカーフをプレゼント。長崎に会いに行きます。ピンクが大好きな可愛いおばあちゃん!刺繍をしているときは時間を忘れて夢中に!台本を覚える息抜きに。今は漫画のキャラの刺繍を進めています。太宰治の聖地巡礼。やっと行けて感動!大人な雰囲気のバーだったけど、いつかここが似合う女性になりたいです。なかや・ゆずか1998年生まれ。昨年、Netflixオリジナル映画『愛なき森で叫べ』で尾沢アミを演じてデビュー。最新情報やオフショット満載のTwitter(@nakayayuzuka)も必見。※『anan』2020年1月22日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2020年01月16日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの瀬戸かほさんです。演技と漫画とスコーンに夢中。目標はお茶の間で愛される女優!映画『あの群青の向こうへ』に出演。「死を意識している役でとても難しかったのですが、監督の“イメージ通り”という言葉が嬉しくて覚えています。約2年半前に撮影した作品で、観ていただくことも自分が観ることも、少し緊張しています」。今年はとにかく活動の幅を広げたいそう。「CMやドラマなどTV出演を増やして、おばあちゃんからも『見たよ』と言われるような、お茶の間で親しまれる女優になりたい」。プライベートも充実。「LINEマンガを読み漁るのが幸せ。実写版に出られたらいいな」スコーンにハマり中。毎日焼いています!塩と少し多めの砂糖で味付けしたプレーン味が好き。はちみつも合う!大好きなお花の写真を散歩中に撮っています。見かけたらパシャリ。お花が好きで、毎週金曜日にお花を買いに行きます。レトロな雰囲気の喫茶店巡りを開始。マスターの個性や、アンティーク小物の可愛さに魅了されています。せと・かほ1993年生まれ。2015年、映画『orange‐オレンジ‐』で女優デビュー。その後、主演映画やドラマ、MVに多数出演。1/11から公開の映画『あの群青の向こうへ』で彩を演じる。※『anan』2020年1月15日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2020年01月14日1/15(水)発売のanan2184号「チョコレートの誘惑。」特集の表紙にご登場いただいた、山田涼介さんと中島裕翔さんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部チョコを介した、誰も立ち入れない濃密な時間!?主演映画『記憶屋 あなたを忘れない』の公開を控える山田涼介さん、主演ドラマ『僕はどこから』の撮影真っただ中の中島裕翔さん。どちらもグループ活動もある中、ソロ活動も、と超多忙の合間を縫って、登場してくれたふたり。実はふたりが会うのはその日は久々だったようで、撮影現場で顔を合わせるなり、どちらからともなく近づき、衣装をいじり合ったり、中島さんのボケに山田さんが突っ込んだり、のっけからワチャワチャモード全開。割り入って撮影の説明をするのをためらうほどの仲の良さに内心キュンキュンしながら撮影はスタート。それが、ひとたび撮影に入ると、テーマに合わせて纏う空気も、距離感もガラッと一変! クールにお互いのチョコを奪い合ったり、甘く官能的に食べさせ合ったり、お互いのポーズをシンクロさせたり…どのシチュエーションも、ふたりにしか表現できない絶対的で濃密な距離感に。その空気は、長年グループで切磋琢磨してきたふたりならでは。板チョコはスーツでクール&スタイリッシュに、チョコレートパフェは暖かな光の中で甘く官能的に、チョコレートケーキはおどけ顔でポップ&キュートに…。チョコレートのもつ特性とリンクさせた、息の合ったふたりの甘く魅惑的な競演グラビアのほか、ふたりの密な関係性が垣間見られるインタビューも必見です。(YN)
2020年01月14日ワードローブに彩りを持たせたり、足元や顔まわりを温めたり。まだまだ寒い新年のイベントを盛り上げてくれるアイテムが盛りだくさん。今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします!優しい色みとライトな生地感で、スッキリとしたワードローブに。アシンメトリーにカットされたプリーツスカートは、前後なくグレーの無地とチェック柄の見え具合を、好みによって変えられる優れもの。適度な透け感で、冬も軽やかに乗り越えて。¥46,000(ステア TEL:03・5465・2077)鏡文字?それとも逆さ文字…?ロンTにもオリジナリティを。『ボンジュール ガール』のロンTはスタンダードな形に、胸元の文字が鏡文字だったり逆さだったりと工夫が。さりげない遊び心にときめく。¥5,300(ボンジュール ガール/ジュンカスタマーセンター TEL:0120・298・133)ラムウールを使用した、贅沢なコラボベレーが誕生。『FilMelange』が帽子職人・坂口直顕の『Saravah』と協業で作った、ラムウールのベレー帽。機能性に優れながら、緑のパイピングがポイントになり、デザイン性も抜群。¥18,000(フィルメランジェ TEL:03・6447・1107)タフな生地感が寒さにも頼もしい。スマイルコットンのソックス。『HAAG』から、リブとパイルの新作ソックスが登場。「30」は、糸の太さである“番手”を表している。グレーとネイビーもあり。左・リブ¥2,500右・パイル¥2,800(ハーグ)※『anan』2020年1月15日号より。写真・多田 寛スタイリスト・武政(by anan編集部)
2020年01月08日1/8(水)発売のanan2183号「時代を創る!」特集の表紙にご登場いただいた、Snow Manのみなさんの撮影エピソードを紹介します。anan編集部まぶしい輝きを放つSnow Manのバラエティ番組が始まりそうな撮影舞台裏。今回、2回目のanan表紙登場となるSnow Manのみなさん。1月22日にデビューが決まり、全力で時代を駆け抜けていくエネルギーがすごい、と話題です! 当日、われらスタッフはメンバー入りのギリギリまで撮影の準備。Snow Manのみなさんは、私たちのいた場所からかなり遠い入り口からスタジオに入られたのですが、到着したのが即座にわかるほど、一瞬で空気が華やか&にぎやかに!岩本さんは、中国語でなにやらつぶやきながら到着(佐久間さんや阿部さんに、中国語のコメントを確認していた模様)。さすが、YouTubeやWeiboなどで情報を発信し、世界のファンから熱視線を集めるグループです。限られた時間内での撮影には緊張感がありますが、ちょっとした合間の時間には、平和な空気が流れます。宮舘さんは、椅子に深く腰掛ける姿が雅な気品を醸し出し、まさに「舘さま」の愛称そのものの堂々とした風格でした。目黒さんのソロインタビュー中に、その隣の席をキープしたのはラウールさん。聞かれていることを全く気にせず、マイペースで話し続ける目黒さんの横で、きちんとお箸を使ってポテトチップスを食べていました。佐久間さんはインタビューが終わった後も、「まだまだしゃべれますよ!!」と、夕方スタートの取材とは思えないハイテンション!(現場の雰囲気も上がります)一方、阿部さんは、ペットボトルの小さいフタ部分にあごをのせて静かに休憩しているかわいい姿をキャッチ。深澤さんと向井さんは、ふたり組での撮影があると知った瞬間に「えー!」「こいつとだけはー!」とお互いに言いあいながら、撮影が始まると即興で漫才が始まったり、壁ドンしたりと息ぴったりです。撮影後、すぐにメイクオフしていた渡辺さん。すっぴん髪をわしゃわしゃする姿に、スタイリッシュに決めてくださった撮影中とはまた違う素の魅力を発見。一見、男子校の休み時間かな? というほっこりした風景ですが、本誌のグラビアではまた正反対のベクトルの輝きを放っています。あまりの輝きに、誌面を開いて「ま、まぶしい…」となるかも。そんな時におすすめなのが、撮影裏のわいわい姿に少しだけ近い(?)、ゆるニットスタイルのページ。こちらでぜひ心を安らげてくださいね。(TM)
2020年01月07日日々のニュースや暮らしのなかで、ふと気になることをジャーナリストの堀潤さんにあれこれ聞いてみました!Q. 「結婚=幸せ」とは限りませんが、未婚者が増えることで、社会はどのように変わっていくのでしょうか?(30歳・ライター)A. 基本的には変わらない。少子化対策のために制度変更は必要でしょう。未婚者の増加により社会が変わるということはないと思います。統計によると、結婚しない主な理由は、結婚に興味がないというより、経済面など、結婚後の生活不安からメリットが感じられないためのようですね。ただ、本気で少子化対策を打つのであれば、里親制度を充実させて、同性婚カップルや未婚であっても子供が育てられる社会にしたほうがいいのではないでしょうか。これだけ子供の虐待件数が減らないのは、既存の家族制度に何か無理があるのだと思います。「未(いま)(だ)」婚と書くくらい、結婚することを前提にした家族構成の社会づくりは少々寂しい気がします。Q. 東京五輪が始まっても、都内の交通網はパンクしないのでしょうか?いままで通り通勤できるか不安です。(28歳・会社員)A. 大混雑します。国は休暇取得かテレワークを推奨しています。2020年、国は五輪開会式の前後を4連休、閉会式の前後を3連休にしました。また、五輪期間中は会社を休みにするようにも推進しています。予想来訪者は、選手1万1000人、観客780万人、メディア関係者2万5000人。選手やメディア関係者が1日5万~6万台の車を利用。780万人(パラリンピックと合わせて、約1000万人)の観客が鉄道を利用すると予想されています。ラグビーW杯のときが180万人なので、桁違いですね。交通量を減らすために、企業には、休暇の取得と従業員の50%をテレワークにするよう推奨。普通の通勤はできなそうですし、物流にも影響が出そうです。Q. ネットで見かける情報について正しい情報なのか判断がつきません。堀さんはどういうふうにデータを読み解きますか?(32歳・主婦)A. 自分で見聞きしたもの以外の情報は、すべて疑ってかかりましょう。基本的に、すべての情報を「本当かな?」と疑ってかかったほうがよいと思います。どのような意図、仕掛けで発信しているかはわかりません。参考までに僕も読みますが、真実とは限らないと思っています。先日「若い世代でテレビ離れ進む約1割『見ていない』」という時事通信の世論調査の記事を読みました。テレビ離れが進むと言いつつ、9割は見ているんです。このようにタイトルのつけ方次第でバイアスがかかり、違う印象を受けます。アンケートなども、設問の仕方で結果は異なる。インターネットでは出どころ不明な情報がいくらでも仕掛けられますから、注意が必要です。Q. ふるさと納税をしたいのですが、こんなに災害が多いと自分の自治体に納税しないのは被災時に困りませんか?(29歳・PR)A. 災害で大被害を受けるのは地方。自分の住む地域と同じように考えたいですね。世田谷区や杉並区はふるさと納税の制度により、税収が減って困っていると声かけをしています。ただ、もともと東京に税収が集中しているのを分散させようと始まった制度なので、それは東京目線の意見かなと思います。災害が起きて、圧倒的な被害を被るのは地方です。地方は日本の生命線。農業にしても水源にしても、首都圏の暮らしは地方に支えられています。また、自治体同士で災害時応援協定を結んでいますから、災害被害に遭えば、遭わなかった地域が助けてくれます。困ったときにはお互いさま。自分の地域だけでなく、広い視野で考えていただけたらなと思います。堀 潤さんジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」主宰。シリア、朝鮮半島、香港、沖縄などを取材した映画『わたしは分断を許さない』が3月7日に全国公開。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年01月05日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はアーティストの中元みずきさんです。「性格はエルサよりアナに似てるかな。妹気質です(笑)」と話す中元さんの魅力に迫りました。『アナと雪の女王2』日本版エンドソングで一躍注目!弱冠19歳の新人にして、人気ディズニー映画の日本版エンドソングアーティストに選ばれた中元さん。「オーディションに合格してから今まで、ずっと夢の中にいるみたい。少し前までスーパーでアルバイトしていましたから(笑)。レコーディングは震えるほど緊張しましたが、“未知の旅へ踏み出そう”という歌詞に、とても勇気をもらいました。歌って偉大。どんなに落ち込んでいても、明るい曲を聴くと自然と笑顔になれる。私も人に勇気や幸せを与えられるアーティストになるのが夢なんです」愛おしくてたまらない、私の癒しです。6歳から飼っている、チワワとプードルのミックス犬。名前はメロディ?『アナ雪2』のオラフはかわいさが倍増!より好きになっちゃいました。グッズを見つけるとつい買ってしまいます。憧れの人、AIさんのCDをヘビロテしてます。生まれて初めて行ったライブも、初めて買ったCDもAIさんでした!なかもと・みずき2000年生まれ。5歳より歌手を志し、歌とダンスを習う。『アナと雪の女王2』日本版エンドソング「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」でデビュー。※『anan』2020年1月1日-8日合併号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年01月05日年に1度のマンガの祭典、ananマンガ大賞。(1)イケメンが出てくること、(2)ラブストーリーであること、(3)現在連載中であること、(4)読んだ後“楽しかった~”とハッピーな気持ちになれることという4つの審査基準のもと、担当編集&ライターが多数のマンガをじっくり読み、今年も大賞を選出。浜谷みおさんのを大賞に選ばせていただきました!スマホマンガアプリの〈LINEマンガ〉で連載中の、ぽっちゃり系“古墳女子”の淡い恋物語です。『やまとは恋のまほろば』4つの見どころ1、主人公・穂乃香が似ているのは、大学近くの“前方後円墳”。メガネ&ぽっちゃりな穂乃香は、いわゆる“今どき女子”的なかわいさは皆無。合コンの席で出会った男子には、「何がマシュマロ系だ」「あれはナシ、チェンジ」とまで言われてしまう。傷ついた心を隠しつつ、表向き平穏に暮らしている、そんな女子大生。2、舞台は大学の古墳研究会。部員の男子2人は超イケメン!そんな穂乃香にとっての“まほろば=オアシス”が、古墳研究会。彼女を拒絶せず、人として温かく交流してくれる2人の男子部員が在籍。これが外も中もイケメンな男子!とはいえ、その優しさ&近い距離感ゆえ、穂乃香は翻弄されるわけですが…。3、恋に合コンに夢中な女友達とのなんともいえないリアルな距離感…。大学デビューをした、中学からの友人・友葉の価値観の変化に悩みつつ、でも古墳研究会のイケメンを狙い、穂乃香に妙に優しくしてくる美女友達の丹菜ちゃんのことは、疑わない穂乃香。友情に恋が絡み始めるときのこの複雑な感じ、共感しかない!!4、塩対応なのに思わせぶり!!飯田くんとの関係は恋なの!?常に低体温ぽい雰囲気の古墳研究会の男子2人組ですが、同じ学年の飯田くん(コケ好き)の穂乃香への態度は、「古墳キャラに似ててかわいい」と言ったり、プリンを食べさせようとしてくれたり、もうそれ、絶対“好き”でしょ?!うらやまけしから~ん!浜谷みお先生に受賞特別インタビュー――まずは受賞の感想をいただいてもいいですか?ネームがまったくうまくいかず落ち込みまくっていた夜中に、担当編集者さんから連絡をいただきました。最初は、「そういう賞を目指して頑張りましょう」という励ましかと思ったのですが、どうやらそうではなく…。しばらくしてからやっとじわじわ喜びがやってきました。――それにしても、“古墳”がテーマというのは前代未聞。そこにまず心を掴まれました。もともと自分の身近に古墳があるので、以前マンガを描いていたときから、何か古墳を絡められないか…とは思っていたんです。今回、キャラクターを考えるとき、形として古墳を絡めたら、穂乃香の性格が見えてきて、話にも広がりが。ちなみにモデルにさせてもらっているのは大阪府八尾市の心合寺山古墳。モチーフがみんなかわいくて、グッズの展開が熱いところも魅力です(笑)。――古墳研究会に所属する飯田くんと可児江さん、この2人のまったくオラついていない男性像や恋愛観が、とても令和的だと思いました。そこに何かメッセージは込めていますか?私自身は、年齢や性別における価値観の変化をそんなに感じているほうではないのですが、女子も男子も、やりづらい世間的な物差しではなく、個人の価値観を主に据えることで、生きやすさや楽しみが増しているなら、何よりだと思います。この2人のように恋愛に重きをおいていないタイプの人たちが、急にそちらに舵を切るようなことがあったとき、いったいどうなるのか、そこには興味が惹かれますね(笑)。――一方で、穂乃香の女友達との距離感がとてもリアルで、こういう経験、女子ならきっとあるな…と胸が痛くなります。彼女の場合は大学に入って新しい世界に出たわけで、人間関係が変わることで、いろんな経験をしますよね。正直、そこに強いメッセージを込めているわけではないですけれど、“みんな一緒じゃなくてもいいんだよ”という気持ちはあるかもしれません。――連載メディアが雑誌ではなく、スマホアプリで配信というのも新しい挑戦ですよね。そのあたりはいかがですか?配信後、すぐに感想が反映されるというスピード感にはまだまだ慣れません(笑)。喜んだり落ち込んだり、いろいろありますが、でも8年ぶりにマンガを描けている今、読者の方から反応をいただけることが一番嬉しいです。実は今まで読みきりしか描いたことがなく、連載は初なんです。穂乃香や飯田くん、可児江さんなど、自分が作ったキャラクターに長く寄り添えることが新鮮でとても楽しい。彼らをちゃんと育てたいし、同時に自分もマンガ家として成長したいと思っています。――やはり気になるのは、穂乃香の恋の行方です。何かヒントをいただけると…!!3人以外の他者との関わりの中で、恋がどうなっていくのか、見守っていただけると嬉しいです。3人の関係性も徐々に変わってきますので、ぜひ続きを楽しみにしていてください!『やまとは恋のまほろば』関西にある“おたけやま古墳”。その近隣大学に通う穂乃香は、ぽっちゃりな自分を「前方後円墳に似ている」と自嘲する女子大生。大学デビューした中学時代からの友人を横目に、〈古墳研究会〉に所属、マイペースに青春を謳歌しようとするのだが…。1巻580円/LINE Digital Frontier©浜谷みお/LINEはまたに・みお’07年、集英社主催新人マンガ賞「金のティアラ大賞」で銅賞を受賞しマンガ家デビュー。一度は筆を置いたものの、この作品で再デビュー。※『anan』2020年1月1日‐8日合併号より。写真・中島慶子取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2019年12月29日新年が待ち遠しくなるラッキーバッグをはじめ、誰よりも早くチェックしておきたい情報が続々到着!今週の気になるモノと、最新ニュースをお届けします。新年の幕明けを祝して、お得な“Lucky Bag”を発売!写真のバングルをはじめ、4万円相当のアイテムが詰まった水引付きのLucky Bag。オンラインショップでは1/1~、赤坂店では1/5~6のみ販売。5万円と10万円のタイプもあり。¥30,000(シリシリ TEL:03・6821・7771)吸汗・速乾からUVケアまで。見た目も機能性もパーフェクト。伸縮性に優れ、汗をすばやく吸収。UVカット率は85%以上。インナーやヨガウェアとしてどうぞ。カップ付きタンクトップ¥7,000レギンス¥9,500(ダンスキン/ゴールドウイン カスタマーサービス TEL:0120・307・560)フランスの名門シューズブランド、『Paraboot』とコラボレーション。『Paraboot』最古のモデルと呼ばれる「MORZINE」にラパンファーをオン。職人によるハンドステッチなど、随所に人の手の温もりを感じるスペシャルな一足。¥72,000(パラブーツ/フィルメランジェ TEL:03・6447・1107)サスティナブルなエコバッグでおしゃれしながら社会貢献!20kg耐久の丈夫なメッシュ。収益の一部は女性を暴力から守るための活動資金に。大・W28×H42cm、中・W25×H32cm、小・W22×H21cm 3点で¥2,800(ジューンズ/マッハ55リミテッド TEL:03・5413・5530)ブランドロゴの“サイ”がキュートな新作キャップ。季節を問わず使えるコットンキャップは、ブランドロゴのサイがアクセント。アジャスターでサイズ調節も。ベージュとライトベージュもあり。¥7,800(サイベーシックス/マスターピースショールーム TEL:03・5414・3531)※『anan』2019年1月1日-8日合併号より。写真・多田 寛スタイリスト・武政文・菅野綾子(by anan編集部)
2019年12月29日