大好きな温泉もそこそこに早めに就寝したものの、翌朝は激しい腹痛で目が覚めました。トイレに駆け込むも、腹痛が増すばかりで排便は一向に起きません。
腸がねじれるかのように激しさを増していく痛みに、体中から脂汗が噴き出てきます。
さらに!胃のムカムカを感じた瞬間、嘔吐。そこからは、腹痛と繰り返す嘔吐でトイレから出られなくなってしまいました。
朝食準備に来た仲居さんが異常を察し、宿の女将さんが「もしうちで出したものが原因だったら大変なことですので」とおっしゃり、私は人生初の救急搬送となりました。
救急搬送先での診断結果は、腸閉塞。慢性的な便秘により、直腸部分の便が固まってしまい、腸が動かなくなっていたのです。
「いつからお通じがなかったのですか?」という担当医の問いに対し、私は答えられませんでした。旅行前で仕事が不規則になっており、最後の排便がいつだったか全く記憶になかったのです。
「毎日排便があっても、コロコロうんちしか出ず、腸の中の便が固くなり過ぎると同じ症状は起きます。気を付けてくださいね」との医師からの言葉に便秘の恐ろしさを痛感しました。
この日から、私は自分の食べたものや、体重、生理日、そして便通に関して詳細にアプリで記録をつけることにしました。