この時期に、便秘が悪化する条件や環境が加わると、ますます症状が強くなるため、注意が必要です。
最近では、低糖質ダイエットが流行し、糖質の摂取を減らすために炭水化物を避けることによって、必要な食物繊維が不足し便秘になるという報告もあります。また同時に、筋肉量を増やすためにタンパク質の摂取も推奨されているため、食物繊維をほとんど含まないタンパク質によって、ますます便秘が悪化する可能性もあります。
特に女性はダイエットを意識されている方が多いと思いますので、すべての炭水化物を避けるのではなく、血糖値の急上昇を起こしにくい、いわゆる低GI食の炭水化物を適宜摂取するなどの食生活の工夫が大切になるでしょう。
また1日に一品、ヨーグルトなどの乳製品を摂取することも、腸内環境を整えるために推奨されています。
忙しくて食生活にまで気が回りにくいこともあるかもしれません。そういった場合には、食物繊維の機能性表示食品を摂取することも、便秘を予防するために有効な方法となります」(山中智哉医師)
※ この記事は2019年11月26日に公開されたものです。
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