2019年1月30日 16:00
体の免疫高める「呼吸力」を身に着けるための「大谷式呼吸法」とは
だ。先生は、「近年深い呼吸を行えていない人が増えている」と警鐘を鳴らしている。
「10年前には見られませんでしたが、スマホの普及で猫背になり、呼吸筋や横隔膜の働きが低下しています。浅い呼吸をしている人は、約半分の酸素量しか取り込むことができないのです。なぜ呼吸が大事なのかというと、それは体の『免疫力』に直結するからです」
(1)猫背で姿勢が悪い、(2)口呼吸している、(3)筋力が弱くぽっこりおなか、(4)うつむきながらトボトボ歩く――いずれかに当てはまる人は、浅い呼吸をしている可能性が高いという。
「呼吸とは、全身の細胞に酸素を送り込み二酸化炭素を排出するガス交換(換気)を行う大切な筋肉運動です。呼吸を行うことで、心臓と肺が体中に血液と酸素を運ぶんですね。よい呼吸ができている人は、体中に酸素が行きわたり、病いに負けない免疫力がつく、というわけです」
免疫力が低下し、体力が落ちたときにインフルエンザは発症しやすくなるもの。
必要なのは、姿勢よく深い呼吸を習慣づける「呼吸力」だと大谷先生は語る。では、呼吸力をつけるにはどうすればいいのだろう。
「まず最初に、胴体と骨盤をまっすぐに立てて胸を開くイメージで、よい姿勢で立つことを習慣づけましょう。