「聴・嗅・触」…五感をフルに使う「フードセラピー」レシピ
具体的には、人間のもつ五感をフルに働かせて脳の動きを活性化させること。脳は五感が刺激されると、本来の働きを取り戻そうとします。その意味でも“食べる”という行為は有効ですし、食べるだけでなく、食べるものを“作る”行為も、弱った心にいつしか生きるパワーを与えてくれます」
池下先生が提案する「食べるセラピー」に、難しい決まりや節制はない。五感を研ぎ澄ませながら“心を動かす”ことを意識して、“作る”から“食べる”までの過程を楽しみ、慈しめばいいのだ。
オーバーワーク気味の脳が元気を取り戻せるのは、味や見た目がいいのはもちろん、聴・嗅・触覚を刺激する食事にあるそう。そこで、体も喜び、心の活力を呼び起こすレシピを、管理栄養士・料理研究家の金丸絵里加さんが紹介。
■「聴」食感を楽しむメニュー・ミニトマトとから揚げのマリネ
【材料/2人分】
鶏もも肉…1枚(250g)
ミニトマト…10個
玉ねぎ…1/8個
A(酒・砂糖…各小さじ1、塩…小さじ1/3)
B(酢・水…各大さじ3、粒マスタード・はちみつ…各大さじ1、塩…小さじ1/3)
片栗粉…適量
揚げ油…適量
パセリのみじん切り…適宜
【作り方】
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