夜中に目が覚めてしまう、眠れない…中途覚醒の原因と対策【現役医師が教える不眠症教室】
以下がレム睡眠、ノンレム睡眠の働きです。
・レム睡眠:記憶を残したり消したりする、体を休める、記憶を整理する(受験生や勉強している人はこの睡眠が大事だと言われています)
・ノンレム睡眠:脳を休める、ホルモンの分泌や免疫力をアップさせる
中途覚醒はこのレム睡眠(脳ではなく体を休める睡眠)に変わる時に眠りが浅くなり起こりやすいです。年齢が高くなるほど、レム睡眠が長くなりますので60代以上の方はこの睡眠サイクルが原因の方が多いです。
2.深夜の飲酒
アルコールを飲む人に多いのも中途覚醒の特徴です。アルコールは寝入りを良くするのですが(血管が飲んだ後拡張する)、ちょうど深夜近くになるとアルコールが体内から抜け始めます(肝臓で解毒されます)。その際、血管が収縮するとともにアルコールの離脱症状も起こり、深夜に目が覚めてしまう人が多いのです。
さらに、飲酒をすると布団もかけずに深夜に寒くて起きるなど、飲酒の体内への作用というより、酔ったために引き起こされる状況により起きてしまう人も多いです。(中年や最近では若い方でも多くなってきています)
3.ストレス
ストレスが溜まってくると、男性ホルモンが過剰に分泌されます。