40代以降の秋バテに注意! 医師が解説「秋の体調不良」の特徴と対策
更年期には、女性の卵巣機能が低下していくことで、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少していきます。エストロゲンには、体温調節や血流改善、ストレスへの抵抗力を高める働きがあるとされます。更年期が近づくに連れてエストロゲンの分泌が減少すると、これらの機能が低下し、結果として秋バテの症状が現れやすくなるのです。
秋バテ対策
バランスの取れた食事
秋バテを防ぐためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。特に、ビタミンやミネラル、抗酸化物質を含む食材を積極的に摂るようにしましょう。ビタミンCやビタミンEは免疫力を高めるとされ、疲労回復に役立ちます。緑黄色野菜や果物、ナッツ類を意識的に取り入れることが大切です。
良質な睡眠の確保
睡眠不足は、秋バテを悪化させる大きな要因です。
睡眠の質を向上させるためには、寝る前にリラックスする時間を作るようにしましょう。照明を落とし、PCやスマホなどの電子機器の使用を控え、目に強い光を入れないようにするのがおすすめです。また、規則正しい生活リズムを保ち、午前~日中に太陽の光に当たることも大切です。
適度な運動
日々の生活が忙しく、通勤や買い物以外の運動習慣が全くないという女性も多いでしょう。