寝不足のときは絶対やめて! 医師が教える「十分に睡眠が取れていないときのNG行動」
大量の糖分摂取
寝不足時には甘いものをたくさん食べたくなりますよね。これは、ストレスホルモンのコルチゾール(※1)が食欲を過剰にさせるために起こると考えられます。ですが、糖分を過剰に摂取すると、血糖値が急上昇し、その後急降下するため、体調を崩しやすくなるのです。
実際に、朝食にドーナツや菓子パンを大量に食べたあと、午前中は元気が出るかもしれませんが、昼過ぎには強い眠気や疲労感が襲ってきたという経験をしたという人もいらっしゃると思います。
糖分は一時的にエネルギーを供給しますが、その後に血糖値が急激に下がることで、さらに疲労感や集中力の低下を招きます。また、糖分の過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることにもつながりますので注意が必要ですね。
昼寝のしすぎ
寝不足を補おうとして長時間昼寝をすると、夜の睡眠が妨げられ、逆に体内リズムが乱れる可能性があります。短時間の昼寝(20~30分程度)はリフレッシュ効果がありますが、長時間昼寝をすると、深い睡眠に入ってしまい、目覚めた後に逆にぼんやりとした状態になることがあります。
また、昼寝をしすぎると、夜に再び眠りにつくのが難しくなるため、さらに寝不足が悪化する可能性も。