【ママからのご相談】現在妊娠4か月です。先日受けた妊婦健診の採血結果で、随時血糖が高かったため、再度血糖の検査をしてきました。もしかしたら妊娠糖尿病の可能性があると言われましたが、妊娠糖尿病とは一体どのような病気なのでしょうか?●A. 妊娠が原因で起こる病気。血糖値のコントロールが重要!こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。妊娠糖尿病の可能性があると言われ、驚かれたことと思います。今は再検査の結果待ちかと思いますが、もし妊娠糖尿病と診断された場合、まずは食事制限や運動で血糖値をコントロールし治療していくことになります。とはいえ、妊娠糖尿病は、いわゆる糖尿病とは異なり妊娠が原因で起こるものなので、出産後たいていは治ります。妊婦健診をきちんと受け、主治医の指示をしっかり守れば赤ちゃんは元気に育ちますので、もし診断されたとしても心配し過ぎないようにしましょう。●胎盤で作られるホルモンが妊娠糖尿病の原因に妊娠すると、胎盤からは血糖を上げやすいホルモンが分泌されます。通常、妊娠中のママの膵臓はインスリンの分泌を増やし、血糖値が上がらないようコントロールしていますが、それが追いつかないと血糖値が上昇し、妊娠糖尿病になってしまいます。太りすぎていたり、家系に糖尿病の人がいたりするとかかりやすい と言われています。●診断方法妊娠糖尿病は次のような方法で診断します。まずは妊娠の早い時期に随時血糖をはかります。随時血糖の値が高いときにはブドウ糖負荷試験をして診断します。もし妊娠初期に陰性であっても、妊娠が進むにつれ血糖を下げるインスリンというホルモンが効きにくくなるため、妊娠中期(24〜28週)にもう一度スクリーニング検査を受ける必要があります 。●病気を放置してしまうと、母子ともに合併症のリスクがあるママが妊娠糖尿病になり、もし高血糖の状態を放置してしまうと、お腹の中の赤ちゃんも高血糖になり、さまざまな合併症が起こりやすくなります。ママは妊娠高血圧症候群や羊水過多症などの併発が心配されます。赤ちゃんは出産時に4,000g超の巨大児になる ことが多くなります。しかも、大きいにも関わらず、高血糖の影響で内臓や肺の機能が未熟になるリスクがあります。また出産後一気に低血糖になる心配もあります。●治療とケア妊娠糖尿病が早期発見できたら、まずは食事制限や運動で血糖値をコントロールしていきます。もし改善しない場合は、インスリンを投与して血糖値を下げることもあります。妊娠が進むにつれインスリンの量は増えますが、ほとんどの場合、産後には減量あるいは中止できます。妊娠糖尿病は、出産すればたいてい治ると言われています。しかし、妊娠糖尿病になった人は、そうでない人に比べ、将来的に約7倍糖尿病になりやすい といわれています。そのため今後も定期的な検診や生活習慣の見直しをすることが大切です。また産後に母乳を与えると、お母さんも赤ちゃんも将来、糖尿病になるリスクが減ることが知られていますので、母乳栄養を心がけるのもいいですね。【参考文献】・『最新決定版 妊娠全百科』北川道弘・監修【参考リンク】・妊娠糖尿病 | 日本産科婦人科学会()●ライター/aco(フリーライター)
2016年05月17日タレント・ベッキーさん(32)の芸能界復帰について、芸能リポーターの井上公造氏(59)は2016年5月16日、情報番組『ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演し、今週木曜日(5月19日)発売の『週刊文春』で新情報が掲載される可能性を指摘。 そして、『騒動は終わりじゃない。今後のタレント人生を左右する出来事が今週、起きると思う』と予告しました。ベッキーさんは、5月13日放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)でテレビ復帰をしたばかり。一連の騒動の発端となった『週刊文春』は、さらなるネタを用意しているのでしょうか。●文春でさらなるベッキー続報!? ネットでは予想大会にこの井上氏の“続報予告”に対して、ネットでは『もしかしたらベッキー自身が妊娠してたりしてね。そしたら完全にベッキーのタレント生命終わると思う』『反省している時期に会ってた写真撮られたとか』『奥さんのインタビューや妊娠ぐらいじゃ芸能生命左右するほどじゃないよね?』『ベッキーも奥さんもダブル妊娠してたりして』『ホテルで仲よさそうにしてた写真を撮られてたじゃん?絶対やってる写真あると思うw』『もし、追い詰められた川谷が自己保身目的にベッキーの中絶同意書を文春に売ったとかなら、今度こそ川谷もベッキーも本当に終わるね』『色んな人にしたためたらしい嘘だらけの手紙が載るとか』『LINE、普通の人はもう怖くてやらないけど、あいつらだよ!懲りずにやってんでしょうよ』『実は不倫が2度目だったとか、、、』『二股不倫、もしくは謹慎中に他の芸能人と不倫、みたいな気がする』『不謹慎かもしれないけど…まさか奥さんの流産とか? 産まれてくる子のために父親が必要だから離婚も踏みとどまってたけどその必要がなくなったから離婚に応じたとか?』『ベッキーの文春への手紙をサンミュージックの社長直々に持って行ってるから、もうダメージ受けるような記事掲載しないように話してそう』『ベッキー上げ記事だったら、笑える』など、ベッキーさんについて何が報じられるのかを、これまでのウワサも混じえてさまざまに予想しています。ベッキーさんのテレビ復帰&再謝罪でいったん終息に向かうと思われたこの話題ですが、尽きることのなさそうな“文春砲”への関心が高まっています。【画像出典元】・Becky ベッキー(@becky_dayo)(Instagram)/(文/パピマミ編集部)
2016年05月17日【ママからのご相談】現在、妊娠後期の初妊婦です。出産はおそらく6〜7月ごろの出産になると思うのですが、熱中症や脱水症状などの危険がある暑い夏に新生児を育てることに不安があります。 夏生まれの赤ちゃんの子育ては、やっぱり難しいのでしょうか?●A. 夏生まれベビーは初心者ママには助かることが多いです!ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。初めてのお産となると、産後のお世話のことでいろいろ不安になってしまいますよね。でも、6月~8月のお産は、産後しばらくあたたかい(暑い)気候が続くため、風邪の心配がなく意外とお世話がしやすいのが特徴です。しかし、もちろん夏出産ならではのデメリットも。今回は、先輩ママに聞いた夏出産のメリット、デメリットをご紹介します。●6月~8月出産ママの妊娠・出産・産後の流れ●(1)子作り・妊娠は秋ごろ9~11月の子作りで夏生まれの計算。排卵日のズレなども考慮して余裕を持って計画すると良いでしょう。●(2)妊娠発覚~妊娠初期つわりの時期の気候が良く、過ごしやすい のがポイント。7月、8月予定日のママは年末年始やクリスマスがつわりでツラい時期になることも。梨やスイカなど、つわりの時期に食べられそうな果物の季節が外れているのもちょっとツラいかも。●(3)妊娠中期安定期に寒い時期に差し掛かっているので引きこもりがちになりますが、妊娠経過が安定しているのなら、おなかをしっかり保温して積極的に出かけましょう。●(4)妊娠後期・出産暖かくなり出したころに妊娠後期となるので、積極的に散歩に出かけられます。7月、8月に臨月のママは出産まで少し暑すぎる思いをしなくてはなりませんが、涼しいショッピングセンターでウィンドウショッピングすると良い運動になりますよ。●(5)新生児期最も赤ちゃんの体温調整に気を遣う時期に夏場なので、体を冷やさないように、風邪を引かさないようにと冬場に比べればおおらかに新生児期を過ごすことができます 。●先輩ママの6月~8月出産体験談『7月に出産しました。産むまでは蒸し暑くて大変で、毎日早く産んでしまいたいなーなんて思っていましたが、産後の沐浴やお着替えなど手際が悪くても残暑が厳しかったおかげで風邪の心配はしなくて済みました 』(20代/女の子ママ)『6月出産です。5月に臨月で本当に良かったと思いました。たくさん散歩できたし、産後も自分も赤ちゃんも寒い思いしなくて済みました。夜中の授乳も頻回授乳してる時期は楽でしたよ。保育園もわたしの地域では0歳児が入れやすかったので夏生まれで助かりました。ただ、お宮参りがすごーく暑くて大変だった のをよくおぼえてます』(30代/男の子ママ)『1人目は8月、2人目は6月出産です。2人目は梅雨時期の出産で、生まれた日も退院した日も雨が降っていたような。二人とも外出するころには気候が良くて、良かったです。新生児期は部屋のなかで肌着1枚で転がしておけるので本当に楽でしたが、母体からの免疫が切れるころに真冬なので二人とも初めての冬は本当によく風邪もひいたし色んな病気も経験しました 。自分も育児疲れが出るころだったので良く一緒に風邪をひいてました』(30代/3児ママ)●どの季節に生んでも大変なことはつきまとういかがでしたか?夏生まれの赤ちゃんは妊娠中から産後直後までは比較的過ごしやすいことが多いです。しかし、一番体が重たい臨月に暑苦しい思いをしたり、育児に慣れたころに風邪を引きやすくなったりとデメリットもあります。この時期に産めば絶対楽!ということがないのがママのさだめなのですね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年05月16日こんにちは、ママライターのみいゆです。妊娠すると約8割の妊婦さんはつわりに悩まされます。このつわりは十人十色で、全くつわりを経験しない人や重度のつわりに悩まされて入院しなければいけない人もいます。 つわりの種類もさまざまで、出産することよりもつわりの方がつらいという人もいるくらいです。そんなつわりで現在苦しんでいるプレママさんに、この時期をなるべく楽に乗り越えられるようなヒントをご紹介します。●一度に全部のつわりを経験することもありますmoonyのサイトによれば、つわりについて、『はっきりとした原因が分かっていません』『妊娠初期(4週から15週)に見られます』と記載されています。一般的に“吐きづわり ”を経験する人が多いですが、ほかにも“食べづわり ”や“においつわり ”、胃痛、頭痛など風邪の症状に似たつわりを経験する人もいます。またこれらの症状を全て経験する人もいます。実際に筆者自身もそれぞれのつわりを経験し、点滴しなければいけない状況にもなったこともありました。特に吐きづわりのときは何も食べられない、飲めないということも珍しくないのでこういった場合は体調面でも心配です。できれば何か食べられるものを見つけて改善していきたいですね。●なるべくつわりを楽にするために実践したいこと3つ●(1)炭酸飲料やルイボスティーはおすすめ気分が悪いと絶食になったりしますが、本当にひどい状態になれば点滴してもらうことも考えた方が良いです。水分が摂取できずに脱水症状になることだけは避けたいので、飲めるものは何でもよく、ほんの一口でも飲むようにしましょう 。胃が空っぽの状態で吐いてしまうと喉が炎症を起こしてしまいます。特に飲みやすいのは炭酸飲料 です。こちらも人によってさまざまですが、この時期は水分補給が大事なので、多少砂糖が入っていても飲めるのであればおすすめです。もし糖分が気になるようでしたらルイボスティーもおすすめします。ハーブティーの一種でノンカフェインでもあり栄養も豊富に含まれています。一度試してみる価値はあります。●(2)休めるときはとことん休む普段お仕事しているプレママさんはこの時期はとても大変だと感じます。まだ安定期でもない、不安定な時期につわりの症状というダブルパンチ。職場に報告していない場合、無理して乗り越えようとする人もいるかと思いますが、あまりにもひどい場合は休暇を取ることも大切です。もしそうでなければ、帰宅後や休日はとことんダラダラしてしまいましょう!ダラダラするのも簡単ではないですよね。しかし、疲れていたりストレスを強く感じたりしていると、つわりはますます悪化してしまいます 。できれば横になったり、この時期だけはなるべく家事も手抜きで済ませた方が良いですよ。夫の理解を得ることは難しいかもしれませんが、きちんと言葉にして今どういう状態なのか伝えるようにしましょう。●(3)締め付ける下着はNGまだまだお腹が出てくる時期ではないので、今までと同じ下着や洋服を着ているかもしれません。しかし、締め付けることで血の流れが悪くなり、つわりの悪化 につながることがあることは事実です。これからどんどん週数が進むにつれて、今ままで着用していたものが着れなくなるので、今からゆったりとした下着などに変えていきましょう。----------いかがでしたでしょうか。つわりは妊娠すれば誰にでも起こりえます。軽い人もいますし、重い人もいます。どんな人がどういったつわりになるということは全く決まっていないので、つわりがやってきたときは「赤ちゃんが元気な証拠 」と受け入れて、ひたすら耐えるしかありません。ただし、このとき「これだけは食べられる、飲める」と思ったものはぜひ試してみてください。多くの人は安定期前にはつわりが治まっていきます。それまでなるべくストレスをためずに上手につわりと付き合っていきたいですね。【参考リンク】・ムーニー 妊娠 出産 育児 初めてレッスン初めてのつわり1 | ユニ・チャーム()●ライター/みいゆ(ママライター)
2016年05月07日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日【ママからのご相談】現在妊娠7か月のプレママです。先日健診のときに、主治医からお腹の赤ちゃんが“逆子”だと言われました。「妊娠後期になって赤ちゃんが大きくなれば自然に戻ることが多いから、今はそれほど心配しなくて大丈夫」と言われたものの、 もし戻らなければ帝王切開になるんですよね?このまま逆子の状態が続いた場合、治す方法はあるのでしょうか?●A. 妊娠後期に戻る場合がほとんど。もし治らなければ逆子体操を。こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。7か月というと妊娠中期ですね。実は妊娠中期までに、妊婦さんの3分の1が逆子の診断を受ける といわれています。でも、妊娠後期になりお腹の赤ちゃんの頭が大きくなると、重みで頭が下になることがほとんどだそうです。とはいえ「もし戻らなかったら……」と不安になるお気持ちもよくわかります。もし妊娠後期になっても逆子が戻らなかった場合、逆子体操という方法があります。必ず主治医の指示のもと、無理のない範囲で試してみてくださいね。●リラックスして行うのがポイント。逆子体操の方法それでは逆子体操の方法を紹介します。腹帯はあらかじめ外しておき、お腹をやわらかくしておきましょう。毎日昼と就寝前に1回ずつ行うのがおすすめですが、お腹が張ったりつらく感じたりするとき は無理に続ける必要はありません。また、必ず主治医の指示を受けてから行いましょう。●(1)基本姿勢まずうつ伏せになり、顔を横向きにし、肩と胸と膝から下を床につけます。これが基本姿勢で、“胸膝位”というポーズです。両膝のあいだは握りこぶしが1つ入る程度にあけましょう。またお尻を高く上げ、膝は直角に曲げ、太ももと床の角度を90度にします。この姿勢を10~15分キープ します。息苦しいときなどは短時間から始めましょう。無理せずリラックスして行うことが大切です。●(2)横向きの姿勢胸膝位のあとは、お腹の赤ちゃんの背中側が上になるように寝転がります。たとえばママの左側に赤ちゃんの背中がある場合、ママは右側を下にして横になりましょう。この状態で30分~1時間程休みます。すると赤ちゃんが動き始めるでしょう。この姿勢をとる際には、赤ちゃんの背中側の位置を正しく把握するため に、事前に主治医に確認しておきましょう。●注意したい“前期破水”最終的には戻ることが多い逆子ではありますが、“前期破水”には要注意です。逆子の場合、赤ちゃんのお尻や足が子宮の入り口の一部を圧迫するため、破水しやすいと言われています。通常、頭が下にある赤ちゃんの場合、仮に破水しても赤ちゃんの頭が栓の役割を果たし羊水が一度に流れるのを防いでくれます。しかし逆子の場合は栓ができず、羊水とともにへその緒が出てしまう ことも。もし「破水かも?」と思ったら、清潔なナプキンを当てすぐに病院を受診しましょう。----------いかがでしたか?逆子の状態が続くと、どうしてもママはそわそわした気持ちになってしまうと思います。でもママが心配したり落ち込んだりすることは、お腹の赤ちゃんにとっても良いことではありません。そんなときは溜めこまず、周りに不安な気持ちを吐き出しましょう。そして少しでも穏やかな気持ちで、赤ちゃんが自分から回ってくれるのを待てるといいですね。【参考文献】・『はじめての妊娠・安産百科』井尾裕子・監修●ライター/aco(フリーライター)
2016年04月24日【ママからのご相談】現在妊娠8か月のママです。仕事をしているせいか、8か月に入ると急におなかの張りが気になりだし、先日の妊婦検診で切迫早産と診断されてしまいました。仕事も早めにお休みをいただくことになり、出産準備も進めなくてはいけないのですが、安静を言い渡されているのにやることが多くてなかなかはかどらず、臨月までに間に合うか心配です。初産なのにいきなり切迫早産と言われ、健康な子をちゃんと産めるのかもとても不安です。やはり切迫早産のママは早めに赤ちゃんが産まれてしまったり、難産になる傾向があるのでしょうか?●A. 切迫早産のママでも出産予定日を超過することもあります。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。妊娠中の安静生活は、息抜きや出産準備もなかなかできず気持ちばかり焦ってしまいがち。産むまでに身辺や心の準備を整えておかなくてはならないのに、出産が早まるのでは?健康な子を産めるのか?という不安も拭えませんよね。今回は、切迫早産のママは出産はどんなお産になるのか、実際に切迫早産を乗り越えた先輩ママの体験談をご紹介します。●切迫早産とは妊娠中・後期に“切迫早産”と診断されることがあります。まだ正期産に入っていないにも関わらずお産の準備に入ってしまっていて、早産してしまうリスクがある ということです。大体は安静や休業を指示され、子宮収縮抑制剤(張り止め) が処方されます。強い子宮収縮が認められ、子宮口が開いている場合は、絶対安静と24時間“子宮収縮抑制剤”を点滴する必要があり、中期・後期から出産まで入院を余儀なくされるママも。早産は5%の確率で起こり 、早く・小さく産まれてしまった赤ちゃんほど後に重篤な症状が現れることがわかっています。早産を防ぐためには、無理をしない妊娠生活を送ることが最重要となります。とくに、・重いものを持たない(おなかに力を入れない)・体を冷やさない・長時間の立ち仕事は避けるの3点は守るべきです。●先輩ママの切迫早産体験記『27週ごろ、年末の検診で子宮頚管が短くなっていてため切迫早産と診断され、張り止めを服用。せっかくのお正月もトイレと食事、お風呂以外はお布団のなか で生活しました。絶対安静のおかげか次の検診で子宮頚管の長さが回復していたので、晴れて安静解除されました!そのまま無理をしないように過ごして順調に正期産に入り、結果39週5日で出産。陣痛開始から8時間ほどで出産に至りました』(20代/男の子ママ)『20週から34週まで入院生活をして、24時間張り止めの点滴を受けていました。入院していたので赤ちゃんの心配はしておらず、編み物やお裁縫をして過ごしたり、雑誌を読んだりしていました。退院したあとはいつ陣痛がくるかソワソワしていましたが、結局赤ちゃんは40週4日までおなかにいて、3,400gほどのビックベビー 。ちょっと分娩で時間はかかりましたが特別難産ということではありませんでした』(30代/男の子ママ)『1人目のとき切迫早産で自宅安静をしていましたが、35週での出産となり1,800gほどの小さな赤ちゃんを出産しました。出産自体はスムーズでしたが、しばらくは保育器生活で体も小さいのでたくさん心配をしました。ですが、3歳になった今ではアチコチ走り回って、他の子と体格も変わらず 。小さく産まれただけで他の子と何も変わらないんだな!と思っています』(30代/女の子ママ)●切迫早産になっても心は前向きにいかがでしたか?お医者様に「切迫早産」と告げられると、「自分が動き過ぎたのが悪かったのかな」「妊娠に向いていない体質なのかな」などと考えてしまって、安静生活のなか心もブルーになってしまいがち。ですが、切迫早産になるママは案外多く、そのほとんどが健康に赤ちゃんを産むことができています。ママがハッピーだと、赤ちゃんもハッピーな気持ちになることができます。もうすぐかわいい赤ちゃんに会えることをたくさん考えて、残り少ない妊娠生活を安らかに過ごしてくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年04月18日【ママからのご相談】1歳3か月の女の子のママです。私は母乳がたくさん出る体質なので、完全母乳で娘を育てました。現在も寝かしつけや食後におっぱいを飲ませています。授乳させることに苦痛は感じず、娘もおっぱいが大好きなのでこのまま母乳育児を続けていきたいと思っていたのですが、最近2人目の妊娠が発覚しました。まだ初期なので流産する可能性があるのですが、母に「妊娠中の授乳は胎児に悪いらしい」と言われ、授乳をすぐにやめるべきか悩んでいます。やはり断乳するべきですか?●A. すぐに断乳する必要はありません。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。授乳中に妊娠が発覚すると、まず頭をよぎるのが「上の子のおっぱいどうしよう?」ということですよね。妊娠中の授乳に関してはさまざまな意見が飛び交っていますが、「授乳の刺激が流産に直結する」という説に根拠はありませんので、すぐに断乳する必要はありませんよ。●妊娠初期の授乳による影響浜松の産科医が、妊娠中の授乳に関して論文を発表しており、こう述べられています。**********石井第一産科婦人科クリニック(浜松市)の石井広重院長は、96~00年に同院で第2子の妊娠が確認された20~34歳の女性のカルテをもとに分析。第1子が満期産(妊娠37週以上42週未満に出産)で流産の経験がない人で、授乳中だった110人と、授乳していなかった774人を比較。授乳群で流産は全体の7・3%に対し、授乳しない群は8・4%で、有意な差はなかった。石井院長は「母乳育児は母子双方にメリットがあり、禁止はすべきでない」と話す。**********流産を防ぎたいと思う気持ちは誰しもが持っていますが、初期流産の大半はどんな高度医療を持ってしても防ぐことはできません。だからこそ、お医者様は考えうる流産予防の方法をすべて提案して少しでもリスクを軽減しようとします。そのため、一部では「妊娠したら即断乳」をすすめる産婦人科があり、世間的にも「妊娠したら授乳はやめるべき」と慎重に考える風潮が強くあります。しかし、この論文では具体的なデータを用いて授乳と流産の関係性がないことを証明しているので、授乳中に妊娠が分かっても緊急で授乳する必要はない と言えます。とはいえ、安定期まではつわりなどでママの体調が優れず授乳どころではなくなる可能性もありますし、ホルモンの影響で胸が敏感になり、授乳が苦痛になってしまうこともあります。そのリスクを考えると、妊娠が分かった段階で授乳回数を減らしたり、断乳に取り掛かったりしておくのも良い方法です。●妊娠中期以降の授乳妊娠中期以降も、妊娠経過に問題が無ければ授乳は続けても問題はありません。妊娠中に上の子に授乳を続けることには、以下のメリットがあります。・ママが妊娠したことによる上の子の心のゆらぎを和らげることができる(赤ちゃん返りを緩和できる )・授乳タイムでママ自身もリラックスする時間を作ることができる(妊娠中・育児中のイライラをリセットできる)・ママの産後へのおっぱいケアが簡略化できるこの3点はママ、上の子、おなかの赤ちゃんにとってとても大きな意味をなすメリットです。ですが、『妊娠中期以降は授乳による刺激に影響が出ることがある』とつづった産婦人科医のブログもあります。切迫流産・早産ぎみのママは慎重に上の子の授乳を検討しましょう。●産後の授乳は赤ちゃん優先が大前提産後まで上の子の授乳を続けていたり、断乳していても上の子が母乳を欲しがるようになったりした場合は、ママの抵抗がなければ兄弟で母乳を分け合う『タンデム授乳』 という選択肢があります。特別推奨されていることでもないのですが、・下の子がうまくおっぱいを吸えなくても上の子が吸ってくれるため母乳がよく出る・妊娠中同様、上の子の赤ちゃん返りが和らぐというメリットがあります。しかし、母乳を飲む順番は赤ちゃんが先 が鉄則。上の子が下の子よりも先に母乳を欲しがったら、きちんと順番を守ってもらうように言い聞かせましょう。あくまで母乳は赤ちゃんの成長のためにあり、優先順位は下の子です。下の子にミルクをあげてまで上の子に母乳を飲ませる……ということはNG。また、妊娠中は上の子に授乳を続けて、赤ちゃんが産まれた時点でおっぱいとサヨナラするよう言い聞かせることもしつけのひとつ。ママの考え方、子どもの性格に合わせてさまざまな授乳ライフの選択肢があります。ぜひ、赤ちゃんとママが一番円満にいく方法を模索してみてくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年04月11日【ママからのご相談】もうすぐ妊娠5か月になろうとしているプレママです。だんだんとお腹が目立つようになってきました。そのせいかお腹の皮膚にむず痒さを感じるときがあります。今まで特に妊娠線予防の対策をしてこなかったのですが、 そろそろ何かケアをした方がいいでしょうか?具体的にはどんな方法がおすすめですか?●A. ぜひとも今から対策を始めて。一番は急激な体重増加を防ぐこと。こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。妊娠線は一度できてしまうと完全に消えることはありません。出産後、徐々に薄くなり目立たなくはなるものの、できれば予防したいですよね。通常、妊娠線は妊娠8か月ごろから現れることが多い のですが、お腹が目立つようになる妊娠中期にできる人もいます。ぜひこのタイミングからケアを開始しましょう。一番の予防方法は急激な体重増加を避けることですが、それ以外に保湿やマッサージも効果的です。●こんな人は妊娠線ができやすいぽっちゃり体型の人は一般的に妊娠線が現れやすいと言われています。皮下脂肪が厚いと皮下組織が伸びにくくなり 、皮膚に亀裂が入りやすくなることが原因のようです。その他に小柄な人やお腹の赤ちゃんが大きめの人、双子を妊娠している人なども、皮膚が大きく伸びるため妊娠線ができやすいでしょう。●具体的な予防方法●(1)急激に体重を増やさない妊娠線を防ぐ最も効果的な方法は、急激に体重を増やさないようにすることです。妊娠中期に入るとつわりがおさまることもあり、食欲が増え、知らず知らずのうちに太ってしまった という人も多いです。バランスのよい食事と適度な運動で乗り切りましょう。●(2)脂肪がつきやすい部分はこまめに保湿をクリームやオイルで保湿することも大切です。妊娠中はホルモンの変化によりどうしても皮膚が乾燥しがちです。しっかり保湿をして伸びやすい皮膚 を維持しましょう。『高価なクリームを少しずつ使うよりも、お手頃価格のものをこまめにたっぷりと塗りこんだ方が十分に保湿できた』(30代ママ)『お腹ばかり保湿していたら、お尻と胸に妊娠線ができていた』(30代ママ)というママ友の意見もありました。お腹だけでなくお尻や太もも、胸など、脂肪がつきやすい部分をこまめに保湿することがポイントですね。●(3)保湿と同時にマッサージも保湿の際にはマッサージも同時に行いましょう。お腹の両わきを、恥骨からおへそに向かって下から上にマッサージします。胸やお尻も持ち上げるように下から上へ。円を描くようにマッサージするのもいいでしょう。新陳代謝がアップし、伸びやすい皮膚になります。●もし妊娠線ができてしまっても諦めないで残念ながら、気をつけていても妊娠線ができてしまうことはあります。その場合、入浴後に皮膚の繊維にそって縦方向にクリームなどでマッサージしたり、蒸しタオルを使って温湿布をしたりましょう。完全に消すことはできませんが、だんだんと目立たなくなります。また、産後に体が回復したら、腹筋を鍛えるのも効果的 です。お腹のたるみが引き締まり、妊娠線を短くとどめることができます。----------いかがでしたか?妊娠線予防のケアは早いに越したことはないですが、妊娠中期になってもまだ対策ができていないという人は、ぜひスタートしてみてくださいね。【参考文献】・『はじめての妊娠・安産百科』井尾裕子・監修●ライター/aco(フリーライター)
2016年04月11日【ママからのご相談】妊娠3か月のプレママです。最近つわりがひどくて、きちんと歯磨きができていません。虫歯以外にも、きちんと歯を磨かないと何かトラブルが起きますか?●A. 虫歯以外にも口臭や口内炎、歯周病のリスクも高まりますし、早産の危険性もあります。ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。つわりでつらい時期は食べたくても食べられませんし、歯ブラシを口に入れただけでも吐き気がしてしまう場合もありますからおつらいですよね。しかし、妊娠中でつわりのつらい時期とはいえ、やはりきちんと歯を磨かないとさまざまなトラブルが起こります。特に妊婦さんは、お腹の赤ちゃんに影響する場合もある のです。そこで今回は、妊娠中に起こる口腔内のトラブルについてご紹介します。●どんなものがある? 妊娠中に起こる口腔トラブルとは?妊娠中に起こる代表的な口腔トラブルには次のようなものがあります。・歯周病・虫歯・ドライマウス・口臭・歯肉炎・口内炎●なぜ? 妊娠中に口腔トラブルが増える理由妊婦さんは出産までに一度は歯科検診を受けるように推奨されており、各自治体から妊婦歯科検診が無料で受けられる受診券が配布されます。これは、妊娠中には口腔トラブルが起こりやすいと言われているためです。では、妊娠中に口腔トラブルが起こりやすいのはどうしてなのでしょうか。日本口腔保健協会によると、妊娠により増加する女性ホルモンにより、女性ホルモンを好む歯周病菌が繁殖しやすい状態 になるためとのことです。また、つわりで何度も吐くと、歯磨きをするタイミングを逃してしまいますし、食事が思うように取れないと唾液の分泌が低下し虫歯や口臭などの口腔トラブルが増えてしまうのです。ご紹介した虫歯や口臭といったトラブルは、妊婦さんでなくても歯磨きをきちんとしていない方にはよく起こるトラブルですが、特に妊婦さんが注意したいのが歯周病です。妊娠中に歯周病にかかっていると、早産や低出生体重児を出産する可能性が高くなる ことがすでに明らかにされています。日本の疫学調査では、歯周病でない妊婦と比べると約5倍も早産のリスクが高かったというデータもあります。●妊娠中の口腔トラブルを予防するには?妊娠中の口腔トラブルを予防するためのポイントは次の通りです。●(1)一日一回でもいいので時間をかけて丁寧に歯磨きをするつわりがひどく毎食後に歯磨きができない場合には、一日一回でいいので、体調のいいときにゆっくり丁寧に歯磨きしましょう。大きなヘッドの歯ブラシは避け、なるべく小さめのものを選ぶと吐き気を防ぐことができます 。●(2)一日三回歯磨きできないときは洗口液を利用する一日一回は歯ブラシでの歯磨きをしたら、他の二回は洗口液(マウスウォッシュ)を使ってうがいをするだけでも口の中の汚れを落としたり、細菌の繁殖をある程度抑えたりすることができます。●(3)妊娠中に一度は妊婦歯科検診を受ける歯科医師や歯科衛生士が、虫歯や歯の磨き残しのチェック・アドバイスをしてくれますので、つわりがつらい場合は、少し落ち着いた妊娠中期ごろ に妊婦歯科検診を受診ましょう。----------いかがでしたか。今回は、妊娠中に起こるさまざまな口腔トラブルについてご紹介しました。ママに虫歯があるとお子さんも虫歯になる確率が高くなるというデータもありますので、妊娠中も出産後も適切な口腔ケアを毎日行うことが大切です。【参考リンク】・女性のお口の健康 | 一般財団法人日本口腔保健協会()●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
2016年04月08日こんにちは、ママライターのacoです。多くの妊婦さんが妊娠初期に経験する“つわり”。妊娠6週ごろから始まり、10週をピークに16週前後におさまることが多いと言われています。「妊娠がわかった途端、喜びに浸る間もなくつわりが始まっていた」 という人もいらっしゃるのでは?心の準備ができぬまま症状に悩まされるのはつらいですよね。しかも一口につわりと言っても、「全く食べ物を受けつけない」「においがダメ」「食べていないと気持ち悪い」など症状はさまざまです。そこで今回は、それぞれの症状に合わせた食事対策 をご紹介したいと思います。●つわりの症状と食事対策つわりの主な症状と言えば吐き気ですが、食べ物を見ただけで気持ち悪くなる吐きづわり、空腹になるとムカムカする食べづわりなど、人によりさまざまな症状があります。また、「妊娠するたびに違う症状が出る 」という人もいます。上田玲子氏監修の『安産&つわり撃退! 毎日の食事』では、症状を以下の4つに分類しています。●(1)とにかく何も食べられない食べ物を見ただけで気持ち悪くなるケース。何を食べても結局吐いてしまい、水しか飲めなかったという人も。【食事対策】無理に食べる必要はありませんが、体重が急激に減ったり水分もとれなかったりするようであれば病院を受診しましょう。ジュースやスープ、市販のゼリー飲料など、固形物以外のものを試してもよいでしょう 。●(2)特定のものしか食べられないムカムカしたり吐いたりはするものの、特定のものなら食べられるというケース。フルーツなど食べやすいものが多いですが、中にはジャンクフードが食べたくなるという人も。【食事対策】栄養バランスを気遣うのはつわりが終わってからでも大丈夫 。今は食べられるものを食べましょう。とはいえジャンクフードの食べ過ぎは体重増加につながるため、少量をゆっくり食べるのがおすすめ。●(3)食べていないと気持ち悪い何か口にしていないと、ムカムカしたり食欲が増したりするケース。起床時がつらい という人が多いようです。間食が増えるので、体重増加に注意が必要です。【食事対策】スナック菓子など高カロリーのものはなるべく控え、カロリーの低いおやつを中心にとるようにしましょう。●(4)においがダメにおいで気持ち悪くなるケース。調理のにおいだけでなく、スーパーへの買い物すらつらいことも。食べ物以外に整髪料や洗剤のにおいがダメになる人もいます。【食事対策】電子レンジを活用してなるべく簡単な調理にするか、この時期だけは市販の惣菜で済ませてしまうのもありでしょう。買い物が困難な場合は、家族に頼んだり宅配を利用したりする方法も。●ホルモンバランスの影響もつわりは体内のホルモンバランスが崩れることで起きるという説もあります。ビタミンBにはホルモンバランスを整える働きがあるため積極的に取り入れましょう。ビタミンBは鮭や鯖などの魚介類、豚肉、大豆製品、緑黄色野菜 に多く含まれますが、なかなか食事から摂取できないという方は、サプリメントを活用するのもひとつの方法です。妊娠初期に必要な葉酸もビタミンB群のひとつです。妊婦さん用の葉酸サプリメントには、葉酸以外のビタミンB群が含まれているものも多いので、ぜひ試してみましょう。----------いかがでしたか?つわりの時期はどうしても偏食になりがちなので、お腹の赤ちゃんに栄養が足りているのか不安に感じる人もいると思います。でもこのつらい症状は一時的なもの。栄養バランスはつわりが終わってから考えればいいと割り切って、なるべく負担のない方法で乗り切ってくださいね。【参考文献】・『安産&つわり撃退! 毎日の食事』上田玲子・監修●ライター/aco(フリーライター)
2016年04月05日【ママからのご相談】妊娠9か月に入った妊婦です。おなかがどんどん大きくなって、出産が間近であることをひしひしと感じています。今回これが初めての妊娠なのですが、当然出産も初めてで不安だらけです。少しでも安産で産みたいと考えているのですが、 何か安産のコツみたいなものはあるのでしょうか?●A. お産が始まる前までに体力づくりをし、心身の状態を整えておきましょう。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。妊婦さんにとって出産は得体の知れない大仕事。本当に不安でいっぱいになりますよね。しかし、心配することはありません。いざ陣痛が始まってしまえば必ず赤ちゃんは産まれます。その痛みに立ち向かうための準備や心構えがあれば、少しでもお産を楽にすることができます。●安産のために妊娠中からできること●(1)体重を増やしすぎない妊娠中に太りすぎて産道に脂肪が付くと、難産の原因 となります。また、体重増加により体を動かすことが困難となり、お産のための体力が備えられなくなってしまうので、適切な体重増加を心がけましょう。●(2)体を冷やさない温かい飲み物を飲んだり、体を冷やさない格好をしたりして、妊娠中から体を温めるようにしましょう。体を温めることにより、赤ちゃんにも質の良い血液が循環されます。特に足や腰、お尻 は冷やさないようにしましょう。●(3)安産体操をする分娩の際に使う筋肉を妊娠中からほぐし鍛えておくことで、お産をスムーズにすることができます。●(4)お産に耐えるための体力づくりウォーキングやマタニティスイミングなどで積極的に体を動かし、お産直前まで体をスムーズに動かせるようにしておきましょう。●(5)お産の流れのイメージトレーニング母親教室などでお産の流れ を把握しておき、分娩までのいきみ逃し・痛み逃しの呼吸法、分娩の際のいきみ方の練習や予習をしておきましょう。●陣痛が始まってからお産を進めるためにできること●(1)リラックスできる環境を整えるお産は、リラックスしている状態が進みやすく、体に力が入っていると必要以上に痛みを感じてしまいます。陣痛がきたら、まずは入院するまでのあいだ自宅でできるだけリラックスすること、入院した後もリラックスできるアイテムや環境を整えることをおすすめします。事前に、入院する際に用意しておくものをリストアップ しておき、入院が決まったら家族に準備してもらうのもOK。●(2)なるべく体を動かす赤ちゃんが骨盤の中を回旋するのを助けるために、つらいですが陣痛がきたらなるべく歩く、階段を下る、骨盤を左右に動かすなどして体を動かしましょう。横にはならず、あぐらをかいて座って陣痛に耐える方が赤ちゃんは回旋しやすくなります。●(3)体を温める体が冷えているとお産がすすまないので、体を温めましょう。破水していなければ、入院前に半身浴したり足湯をしたりするのもおすすめです。産後はしばらく湯船につかれませんし、自宅のお風呂につかることでリラックス効果 も望めます。●(4)なるべく食事をとるお産が長くなってくると体力の消耗も激しくなり、痛みが強くなると吐き気を伴います。痛みが軽いうちに少しでも食べられるものを食べておくといいです。簡単に栄養をとることができるドリンクやゼリーを準備しておくのもいいでしょう。●(5)呼吸は深く痛みと戦うあいだ、大切なのは呼吸です。ママが呼吸をきちんとしていないと、赤ちゃんも苦しい状態になってしまいます。痛みが激しくなってきたら、「ハッハッ」と短い呼吸にならないようにだけ気をつけて、痛みに合わせて息を長く吐くこと だけを考えましょう。長く吐けば、必ず深く吸う動作を無意識にすることができます。●お産はリラックスをすることが肝心。あとは、とにかく体力勝負いかがでしたか?産婦人科の助産師さんは、『お産は体力勝負です。初めから体力の予備力が少ない人はお産の進みも悪く、ダラダラと経過してしまいます。お産直前の時期は1日3時間平気で歩けるくらいの体力があれば、どんなお産でも乗り越えられる』と言っています。臨月に入ってから急に体力づくりをすることは難しいので、妊娠中期くらい から妊娠経過が順調なら体力を落とさないことを意識しましょう。そのためには適切な体重管理が大きなポイントとなります。また、いざ陣痛がくると痛みに抗おうと心まで乱されてしまいがちですが、冷静にリラックスすることがお産を進ませる鍵となります。筆者も初産で、3,000gの長女を入院から4時間ほどで産むスピード出産を経験しました。その要因として、妊娠中、入院前の過ごし方、分娩までの過ごし方として、上記でご紹介したことを実践していた通りにできたことが大きく影響しているだろうなと考えています。赤ちゃんが元気に産まれてきてくれれば、みな“安産”であることは間違いないのですが、なるべくママの苦しみは軽い方がベターなので、ぜひとも今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。【参考リンク】・助産師からの一言アドバイス | 鈴木産婦人科()●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年04月04日【ママからのご相談】今2人目を妊娠中で、もうすぐ8か月になります。上の子は3歳です。出産のときは、上の子を私の実家に預ける予定になっていますが、夜に私と離れて過ごすのは子どもにとって初めての経験です。なんとか早く産んで上の子のもとに戻ってあげたいと思うのですが、1人目を産んだときは難産で、出産までにも数日かかったくらいでした。安産になるためにできることって何があるのでしょうか。●A. 動いたり、気持ちを落ち着かせたり。無理のない範囲で試してください。ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。「まずは生まれてくる赤ちゃんのことだけを考えて」と言われることも多いと思います。しかし、どうしても寂しい気持ちになっているであろう上の子のことを考えてしまいますよね。では安産のために、今からできることって何があるのでしょうか。●安産になるために私が実践していたこと3つそもそも、安産の定義は人によってさまざまです。“早く生まれること”に重きを置く人がいれば、“痛みが少ない”ことを重視する人も。もちろん陣痛から出産までの時間がそれほどかからず痛みが少なかったとしても、母子ともに健康でなければ安産とは言えない ですよね。上の子のためにと考えるのであれば、母子ともに健康で母体の回復が早く、なおかつ陣痛が始まってから早く生まれてくるというのが、安産の条件になるかと思います。妊娠後期の今からでも安産のためにできることをまとめてみました。●(1)会陰を伸ばす運動をする私が第一子を産んだときは会陰切開をしましたが、第二子出産のときは切らずにそのまま生まれてきました。切ってしまうと、産後の回復が遅くなってしまいますよね。トイレに行くたびに痛いし、立ったり座ったりするのも一苦労。上の子はすぐに抱っこをせがみますし、そのたびに会陰が痛む……。会陰を伸ばすために有効なのは、蹲踞(そんきょ)のポーズ。おすもうさんが土俵でシコを踏む前にしているあの体勢 です。お腹が大きくなっているので倒れそうになる場合はそのままお尻を床につけて、あぐらに似た形で左右の足の裏を合わせるのも有効です。●(2)骨盤体操を行う枚方市の鍼灸接骨院で“お産時間をできる限り少なくする方法”として紹介されているのが骨盤体操。方法は、以下の2通り。【足首回し】足を前に伸ばして座り、大きく円を描くように足首を動かします。ポイントは、足首だけではなく股関節から動いていると意識すること 。5周回したら次は反対に5周。【おしりふりふり体操】四つん這いの姿勢になり、息を吐きながらおしりを左右にふります。右にふっているときは右のおしりをのぞきこむように。左にふっているときは左のおしりをのぞきこむように。ゆっくりと左右5回ずつ行います。●(3)陣痛が来て病院に着いたらとにかく歩く第一子出産時は、陣痛から出産まで数十時間。でも第二子出産時は、陣痛から出産まで2時間。私の2回の出産経験で違ったのは、陣痛が来てから行った病院での運動量 です。2人目の出産のときは、陣痛の合間にベッドの周りをぐるぐる。陣痛が来て立っていられなくなったらベッドに寝込む。遠のいたらまたベッドの周りを歩く。我慢できなくなるまで続けていたら、すぐにお産でした。「陣痛の合間に動くと赤ちゃんが下に降りてくる」ということを聞くことがあると思いますが、これはかなり効果があったと実感しています。●みんなは安産のために何をしてる? ママたちが実践した安産のコツ上記は私が試していた方法ですが、他のママたちはどんな安産のための方法を試しているのでしょうか。ミキハウス子育て総研の調査によると、・塩分を控える、カロリーを控えるなどの食事制限・ウォーキング、エクササイズなどの運動・出産時のイメージトレーニングなどをはじめとして、・呼吸法の練習・クラシックやソフロロジーなどの気分が落ち着く音楽を聞く・拭き掃除などの家事をがんばった・草むしりやトイレ掃除などを行ったなど、気持ちを落ち着かせたり、いつもよりも家事の行動量を増やしたりといったことをしているようです。●2人目の出産は上の子の試練の時! 成長した顔が見られる一度経験していても、出産前はやっぱり怖いですよね。上の子のことも心配だし、今から生まれてくる赤ちゃんが元気に生まれてくるかどうかも心配。ママは気になることでいっぱいです。2人目の出産は、上の子にとっては初めての試練 です。きっとさみしいし戸惑うし、不安にもなるけど、それでも少したくましくなった姿を見ることができます。あまり無理はせず、できることからはじめてみてください。【参考リンク】・出産準備 | レディース鍼灸リブレ()●ライター/マフィー(ママライター)
2016年04月04日妊娠中のおなかの張りは下腹部周辺の重さ、皮膚の突っ張りなどの症状で、妊娠期間中にほとんどのママが感じると言われています。原因や症状は、妊娠初期、中期、後期によって異なります。生理的に起きる子宮の収縮や、子宮が大きくなり、子宮を包む膜がふくらむことによるもの、靭帯が引っ張られることによるもの、子宮の増大と共に皮膚がつっぱることによるものなど、さまざまなものがあります。妊娠初期妊娠初期のお腹の張りは、子宮が大きくなり始め、筋肉が伸びることが原因だと言われています。張る間隔はそれほど多くはなく、たまにお腹全体や下腹部が痛むなど違和感を覚えることが多いようです。痛みそのものというより、お腹がパンパン、重さを感じる、便秘のような感覚などと言われます。特に大きな心配をする必要はありませんが、つらいときには安静を心がけましょう。妊娠中期中期では安定期に突入するため、お腹の張り具合が安定する傾向があります。例えばママの体調が良くなり、活動的になったことでお腹が張る場合もありますが、その場合は安静にしておきましょう。また、この時期にひどい痛みが起きたり、張りが長引いたりする場合は、他の病気や切迫早産の可能性もあります。健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。妊娠後期妊娠後期は間隔・痛みともに強く感じられるようになります。ママが自分で触っても、張っていない時と比べてはっきりと分かるくらいの固さになります。子宮が大きくなり、収縮して固くなるなどの変化が原因です。張りを感じるたびに安静を心がけましょう。張りがなかなか納まらなかったり、出血やひどい痛みを伴ったりする場合は、赤ちゃんやお腹の中でトラブルが起きている可能性もあります。早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。心配のないお腹の張り張りを感じ、安静にして体を休めれば張りが治まる場合は、生理的に子宮が収縮したり、ママが活動し子宮が刺激を感じたりしたことが原因と考えられます。こまめに休憩をとるように意識し、体を休めるようにしましょう。医師にかかったほうがいいお腹の張りしばらく休んでも張りが治まらず、間隔が短くなっていったり、痛みが強くなったりする場合、切迫流産や切迫早産の恐れがあります。また、量が多い出血を伴うような場合も、流産や早産の可能性が高いと言われています。妊娠初期は流産や子宮外妊娠の可能性も考えられ、妊娠中期から後期にかけては、お産前に子宮の中で胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離や、または早産など、ママと赤ちゃんの体に何かしらのトラブルが起きている場合もあります。いつもと違うと感じたら自己判断せず、早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。
2016年04月04日腰痛はすべての妊娠期において、多くの妊婦さんが経験すると言われています。原因は妊娠による体の変化や、お腹の赤ちゃんの成長によるものがほとんどです。・体形や姿勢の変化妊婦さん個人への体重指導の内容にもよりますが、妊娠すると臨月までに約7~12kg前後体重が増える傾向があります。体重が増加することで体の重心が前に移動し、背骨を反らせ、お腹を突き出した姿勢となり、腰への負担が大きくなるために起こります。・下半身の血行不良胎内の赤ちゃんが成長し大きくなった子宮が、お腹や骨盤内で血管を圧迫するようになり、血行不良になりやすくなります。血流が悪くなることで腰や足などが冷え、むくみや痛みなどが発生するために起こります。・ホルモンの作用妊娠初期から、ママの体内では卵巣や子宮、胎盤などからリラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは妊娠していなくても生理期間中前後に分泌されますが、生理期間中前後または妊娠中どちらでも、骨盤を開きやすくするはたらきがあります。妊娠期間中では、お産に備えて赤ちゃんが狭い骨盤を通れるようにするために分泌がなされ、そのはたらきにより骨盤が体を支える力が弱まるため、腰や背中へ負担がかかり、痛みが発生すると考えられています。妊娠後期の腰痛はいつからいつまで続くの?妊娠後期に入ると赤ちゃんの成長も進み、お腹の大きさそのものが目立ってきます。このため妊娠28週~32週頃には、体形の変化や下半身の血行不良が関係する腰痛に悩むママも増加するようです。お産と同時に治る人もいますが、約1割のママが産後も腰の痛みを訴え、数年にわたって症状が続く場合もあります。またリラキシンのはたらきによる骨盤のゆるみの影響で、産後も腰痛が起きやすくなるケースもあります。妊娠中、腰痛が現れる時期はいつ?妊娠する前から腰痛が出やすい姿勢であったかどうかにも関係しますが、妊娠中は、初期からリラキシンの分泌が始まります。そのため、妊娠4週~15週頃の早い時期から腰痛が起き、分泌が減少する20週以降に消えていく傾向があると言われます。赤ちゃんの成長に伴い、お腹が大きくなることを原因とした体形の変化による腰痛は、お産直前まで続くことが多いようです。妊娠中の腰痛発症時に注意したいこと妊娠症状における腰痛は、あらかじめ、腰回りの筋肉がついているかどうかで痛みの強さが異なります。立つときも座るときも良い姿勢を心掛けたり、同じ姿勢をとり続けないようにするなどのほか、負担のかからない範囲で軽いストレッチを行うことも効果的です。症状がひどい場合でも、自己判断で市販薬の利用することは控えましょう。妊婦さんが市販薬を服用または使用するには、市販薬に含まれている薬の成分(痛み止めや、非ステロイド性抗炎症薬と分類される薬の成分(アスピリン、アセチルサリチル酸、インドメタシン、イブプロフェン、ロキソプロフェンナトリウムなど))について、飲み薬と同様、外皮薬の使用にも注意が必要なことがあります。これらの成分は、胎内の赤ちゃんに届き発育に影響を及ぼす可能性がありものもあります。赤ちゃんの心臓の近くにあり、胎児の血液を全身へ送る通り道として重要な役割を持つ動脈管と呼ばれる血管が収縮したり、閉鎖したりする可能性があるためです。そのため、脈が遅くなる不整脈や、羊水が少なくなる羊水過少などという症状が引き起こされる場合もあります。市販薬を使用する前に健診医や分娩医に相談し、妊婦さんでも使用できる薬を処方してもらいましょう。妊娠後期の腰痛予防と対策妊娠中の腰痛はつきものですが、ひどい症状の場合、慢性化する恐れがあります。腰痛の原因を知り、しっかりと予防や対策をしておくことが大切です・運動をする体を動かすことはストレスの発散、体力の維持、血液循環の回復につながり痛みが緩和されます。また、妊娠前からの体作りは腰痛予防はもちろん、健やかな妊娠生活のために良いとされています。妊娠中であれば、マタニティスイミングや散歩、ストレッチなど腰に負担が少ない運動がオススメです。しかし、切迫早産などの診断をされている方は注意が必要ですので、必ず、健診医や分娩医に確認しましょう。・体重管理を行う急激な体重増加は、腰への負担はもちろん、お腹の赤ちゃんの健康やママの妊娠生活にも影響がある場合があります。健診医や分娩医が妊婦さん一人一人に指導する適正な体重指導に基づき、健やかな食生活を送りましょう。・腹帯やマタニティーガードルを使うお腹を支えることによって、腰へかかる負担を減らすことができます。巻く位置や使い方は助産師からの指導が必要な場合もあるので、使用前には助産師や健診医、分娩医に相談しましょう。・体を温める体調により、シャワーだけではなく、ぬるめのお湯を張った湯船に浸かってゆっくり入浴したり、夏でもできるだけ温かい飲み物を摂るなど、体全体を温めましょう。温まることで血流がよくなり、腰痛の痛みが改善されることがあります。
2016年04月04日まず、妊娠初期には多くの妊婦さんが微熱を感じます。これは、妊娠すると、通常の月経でいう高温期が続いて、体温は下がらず、ずっと高いままの状態になるからです。 女性の体温は月経周期によって、低温相と高温相に分けられます。月経から排卵までは低温相、排卵の後、黄体ホルモンの影響で体温はあがり、高温相になります。排卵された卵子が受精しなかったときは、高温相が2週間ほど続いた後、体温が下がり、月経が始まります。排卵された卵子が精子とめぐり合い、受精卵になると、妊娠維持のために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)が、妊娠の超初期である、受精直後から分泌されはじめます。これが妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。それらの働きで、いつもであれば、周期的に下がるはずの体温は下がらず、高温を保つため、妊娠初期には微熱を感じるというわけです。その後、妊婦の体温は、13週くらいまでは高温相を持続します。平熱より0.2~0.3℃上昇し、37℃以上の微熱になる人もいますが、それも、妊娠中期になると落ち着きます。大体13~14週頃に体温は次第に下降し、妊娠6~7カ月頃には低温相(36~36.5℃)に戻り、これが分娩時まで続きます。これは、胎盤が完成し、ホルモンの産生場所が胎盤へ移行したことや、妊娠維持のために産生されるホルモンの増加に身体が慣れたことが理由ではないかといわれています。ただし、ホルモンの産生は分娩まで右肩上がりで増加しますので、慣れたと思っても、また微熱を感じることがあります。更に、妊娠中期以降になると、胎児も成長して大きくなり、胎児から発せられる熱量も増加します。そのため熱っぽさを感じるのだろうともいわれています。また、おなかが大きくなることにつれて、身体への負担も大きくなり、疲れやすくなります。そのため、些細なことでも熱があがることがあります。あまり心配しないで大丈夫。ただし、38度を超える高熱の場合は、妊娠の生理的症状とは別のものの可能性があるので、まよわず病院に行きましょう。みんなどうだった? 妊娠中の「微熱」の体験談微熱が続いて、体調がおかしかったので、まさか…とは思ったけど購入して検査しました。ドキドキする間もなく、すぐに反応がでました。結婚前でしたが、彼も喜んでくれました。妊娠初期の「微熱」の体験談はこちら 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に便秘の症状がでることがあります。これは、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が弛緩します。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫するようになります。この2つのことから、消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになって、便秘になりやすくなるというわけです。また、子宮内に羊水を貯め込もうとする働きから、腸内の水分が減ることや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということも妊娠初期の便秘の原因となります。ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。また、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。ひどい便秘にならないように、水分と繊維質をしっかり摂り、いつ出したかを覚えておくのが一番ですが、もしひどい便秘になってしまった場合には、お医者さんに相談して便秘薬を使用し、排便を促すようにしましょう。カチカチの便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の元になるので要注意。みんなどうだった? 妊娠初期の「便秘」の予防法、体験談自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・ハーブティー、麦茶を妊娠中によく飲みました。便秘時には、ヤクルトも飲むようにしました。(39歳)・便秘予防にドリンクタイプのヨーグルトを飲んでいます(31歳)・妊娠糖尿病だったので「とうもろこしのお茶」は血糖値が下がり、便秘も改善されて良かったです。(39歳)・便秘に効く抹茶をよく飲みました。(33歳)・便秘になりやすいので、豆乳がよいと聞き、バナナ+豆乳をミックスして飲んでいました。(27歳)・便秘気味だったので飲むヨーグルトを妊娠中に良く飲みました。(30歳)・便秘予防にごぼう茶を飲んでいました。(32歳)・ミキサーで手作りのフルーツジュースを作って飲みました。便秘対策にいいですよ。(24歳)・もともと便秘症だった私。便も出てないし、生理も遅れている。そこで浣腸と妊娠検査薬を同時購入しました。どっちを先にしようかなと、取り扱い説明書を読んでいると、浣腸の方の説明書に「妊娠の恐れのある人の使用は禁止」とありました。それを知らなかった私は驚きました。その後、先に検査薬を使用し、妊娠が判明。浣腸は使わずじまいです。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に便秘の症状がでることがあります。これは、妊娠するとプロゲステロンというホルモンの働きにより、消化器平滑筋が弛緩します。また、子宮が大きくなることで、胃を圧迫するようになります。この2つのことから、消化器運動が低下し、胃の中にいつもよりも長時間食物が停滞するようになって、便秘になりやすくなるというわけです。また、子宮内に羊水を貯め込もうとする働きから、腸内の水分が減ることや、つわりで十分に水分や食事が摂れないため、便の原料が不足するということも妊娠初期の便秘の原因となります。ちなみに、便秘とは、主に、通常1日1回だった排便が、数日に1回程度に減少する、排便間隔が不規則、便の水分含有量が低下し、硬便になっていることなどを指します。また、毎日出ていても、出る便がカチカチの硬便の場合には、便秘となります。ひどい便秘にならないように、水分と繊維質をしっかり摂り、いつ出したかを覚えておくのが一番ですが、もしひどい便秘になってしまった場合には、お医者さんに相談して便秘薬を使用し、排便を促すようにしましょう。カチカチの便をいきんで出すのは、裂肛(切れ痔)の元になるので要注意。みんなどうだった? 妊娠初期の「便秘」の予防法、体験談・自分で作ったゴボウ茶を妊娠初期からよく飲んでいました。根菜だから体も温まるし、無添加なので安心です。便秘にも良いですよ。(26歳)・ハーブティー、麦茶を妊娠中によく飲みました。便秘時には、ヤクルトも飲むようにしました。(39歳)・便秘予防にドリンクタイプのヨーグルトを飲んでいます(31歳)・妊娠糖尿病だったので「とうもろこしのお茶」は血糖値が下がり、便秘も改善されて良かったです。(39歳)・便秘に効く抹茶をよく飲みました。(33歳)・便秘になりやすいので、豆乳がよいと聞き、バナナ+豆乳をミックスして飲んでいました。(27歳)・便秘気味だったので飲むヨーグルトを妊娠中に良く飲みました。(30歳)・便秘予防にごぼう茶を飲んでいました。(32歳)・ミキサーで手作りのフルーツジュースを作って飲みました。便秘対策にいいですよ。(24歳)・もともと便秘症だった私。便も出てないし、生理も遅れている。そこで浣腸と妊娠検査薬を同時購入しました。どっちを先にしようかなと、取り扱い説明書を読んでいると、浣腸の方の説明書に「妊娠の恐れのある人の使用は禁止」とありました。それを知らなかった私は驚きました。その後、先に検査薬を使用し、妊娠が判明。浣腸は使わずじまいです。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期には、熱っぽく感じることがあります。これは、妊娠によって、高温期が続き、体温が下がらずに、ずっと高いままの状態になるからです。女性の体温は月経(生理)の周期によって、低温相と高温相という2つに分けられます。月経から排卵までは低温相、排卵が起きると、黄体ホルモンの影響で体温があがり、高温相に入ります。排卵された卵子が受精しなかった場合は、高温相が2週間ほど続いたのちに、体温が下がり、次の月経が始まるというわけです。一方、排卵された卵子が精子とめぐり合い、受精卵となると、、妊娠を維持するために、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが妊娠の超初期である、受精直後から分泌され、妊娠黄体を刺激し、エストロゲン、プロゲステロンを作らせます。それらのホルモンの働きで、いつもであれば、周期的にさがるはずの体温が下がらず、ずっと高温を保つため、妊娠初期には熱っぽさを感じる方も多いようです。みんなどうだった? 妊娠初期の「体温」の体験談・冷え症ではないのですが、冬には特に根菜などの野菜を多く摂取し、体温が下がらないよう気を付けました。(27歳)・基本的に生理が予定日にくるので、基礎体温をつけていて1週間目に父の夢をみて、妊娠チェッカーを使ったら妊娠していました。(28歳)・二人目が欲しくて病院に排卵しているか確認に行ったら排卵していないと言われ、生理が来る薬を飲んでいたのに生理が来ず、体温が高いままだったので検査薬を使ってみたら妊娠していました。病院の先生も何で?と不思議そうでした。(27歳)・避妊をやめても数ヶ月妊娠せず、婦人科を受診して相談したところ、まずは基礎体温をつけてみましょうと言われました。基礎体温をつけはじめたら高温期が続き、なんと妊娠していました。看護師さんに妊娠したみたいと伝えると、出来ないといって相談に来てすぐに出来る人が結構いるのよと教えてくれました。(28歳)・母から、 母の祖母が夢に出てきてカワイイ赤ちゃんを抱っこしていたという電話をもらいました。実はまだ誰にも言っていませんでしたが、生理が遅れていて基礎体温も上がったままで、妊娠したかもと思っていたところでした。数日後、検査薬で陽性反応が出ました。(28歳)・妊娠していないときは寒くなると足にしもやけが出来てひどいのですが、妊娠後は体温が上がったのか無くなりました。(35歳)・妊娠中は体温が上がるのか汗をよくかくようになったんですが、ある日突然股間がすごくかゆくなりました。おりものシートをいつもしているので蒸れたのかもと思い放っておいたけれどかゆみは治まらず、むしろどんどんかゆくなりました。ネットで調べてカンジタかもしれないと思いましたが、病院に行くのが嫌で、陰部を1日に2~3回洗って清潔にし、おりものシートをつけずショーツを頻繁に変えたら、2~3日でよくなりました。・肌着は高くても肌に優しくて良いものが重宝しました。ニットのブルマは温かくて伸びるので、長く使えて体温調節しやすかったです。(35歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠初期に妊婦健診で計測した体重が、その後の胎児の正常な発育や、妊娠合併症リスクを測る目安となります。昔は、妊娠期の体重の増えすぎに関して、注意喚起されていましたが、今は妊婦には、体重の適正な増加が必要、と指導されています。胎児は胎盤を通じて母体から栄養をもらいます。したがって、胎児の発育のためには、無理な妊娠期間中のダイエットは絶対厳禁です。妊娠中は体重は増加するものと割り切って考えましょう。なお、医師によってダイエットが必要だと判断された場合でも、産院で1日辺りの摂取カロリー目安や栄養指導をうけ、きちんと食事をした上で、適度な運動を実施し、体重を減らすのではなく、増加の幅を抑えるという形になります。痩せ妊婦には早産、低出生体重児(未熟児)といった弊害があるということも最近の研究ではわかっています。また、胎児期に長期に渡り低栄養状態にさらされ、子宮内胎児発育遅延(IUGR)として産まれた子は、成人病リスクが高まるというという説も。増えすぎも増えなさすぎもいけません。妊娠中は正しく体重を増加させましょう。みんなどうだった? 妊娠初期の「ダイエット」の体験談・助産師さんから、体重増加についてかなり指摘されました。食べづわりで、自分でもうまく食欲をコントロール出来なかったのです。ただ、増えた体重について「どうするの?こんなに太っちゃって。ダイエットしなさい。」と怒られるだけでした。食べづわりの妊婦の食生活の仕方や、その後どうしていったらいいのかということは指導されませんでした。我が子に会える楽しみな健診も、体重のことを考えると憂鬱でした。・「体重管理はしっかりとした方がよいが、ダイエットはやめてください。」と言われました。(35歳)・食べづわりでしたが、体重が増えるといけないので、ご飯の時以外はダイエットビスケットなどを食べていました。・今、妊娠初期のつわり中で、食べづわりになっています。仕事をしているので、午前中は6枚100キロカロリーのダイエットクッキーを食べ、お昼の後、午後15:30くらいに小さめの梅干しおにぎりを食べて、気持ち悪さが増すのを防ぐことができています。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期は、安定期と呼ばれるくらい、心身ともに穏やかな妊娠期間です。でも、プロゲステロンの産生は分娩まで右肩上がり。妊娠期には増加したプロゲステロンが、さまざまな不調の原因となります。イライラもそのひとつ。気分転換として、軽く体を動かす、読書などなにかに没頭するなどしてやりすごしましょう。みんなどうしてた? 妊娠中期「イライラ」の解消法体験談・妊娠中にイライラするときは安くても好きなものを買っていました。・イライラ解消に音楽を聴きながら、大好きなお菓子を食べまくっていました。・こどもと二人きりだと気分が悪くイライラするので、なるべく外に出てママ友さんと会っています。・つわりはなかったけれど変にイライラしたので、たくさん外に出て、いろんな人と話しました。・なしなど水分が多いフルーツを食べると、気持ち悪さやイライラがなくなりました。・暗く憂鬱で泣きたい気分のときは、思い切り泣いたらスッキリしました。枕とか壊れないものを思い切り床に投げつけてイライラを発散しました。・夫の両親との同居でその関係上、常にイライラしていたので友達と出掛けたり話したり、1人で散歩するなどして気分転換していました。・妊婦なのに、父親から酒やタバコを勧められてイライラしました。(25歳)・中期くらいから下がり気味だったが、頑張って運動し過ぎたせいか1カ月早産でした。でも妊娠中のイライラなどは適度の運動が良いと思う。妊婦ヨガはすごく良かったです。・おなかが大きくなると、足の爪を自分で切るのが難しくなるので、妊娠中は夫に足の爪を切ってもらっていました。時間があればペディキュアをしてくれたり、むくんだ足をマッサージしてくれたりもしてくれました。マッサージをしながら「むくんで辛いよね」「あまり無理しないでね」と言われ、妊娠中のイライラがすっと楽になりました。ちょっとした一言でいいんです。夫には感謝しています。 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日妊娠中期には、胎盤も完成し、胎児はいわゆる安定期に入ります。ホルモンの増加に体も慣れ、体温も平熱に戻りますので、妊婦さんは精神的にも、身体的にも楽になります。でも、おなかの中の胎児はどんどん大きくなり、それに伴って体型が大きく変わり始めるのがこの時期。大きくなった子宮が内臓を圧迫することで、さまざまな不快な症状が出ることがあります。また、体毛が濃くなったり、逆に薄くなったり、急に白髪が増えたり、抜け毛が増えたり、乳首やわきの下に色素が沈着して黒ずんでしまったりという妊婦特有の外見上の変化もあらわれます。これらを気にすることで、ストレスになることがあります。妊娠中には体の変化も、それによるストレスもあって当たり前。あまり思いつめないようにしましょう。ストレスを感じたときには、少し体を動かすのが効果的。ゆっくりと戸外の風を感じながらウォーキングするのがおすすめです。みんなどうだった? 妊娠中期の「ストレス」の体験談私は妊娠期に20Kg近く太ってしまい、産後に元の体重近くまで戻すのに苦労しました。妊婦になるといろいろストレスを感じますが、やはり食べることで解消するのはそこそこにしないと産後のストレスの原因にもなってしまいますよ。(29歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日こんにちは、ママライターのfurahaです。妊娠中は控えたほうが良いとされている、タバコ、アルコール、カフェイン。タバコやアルコールは、低出生体重児や胎児アルコール症候群を招く危険性があり、明らかに胎児に害があることがわかっています。その一方で、カフェインが胎児に及ぼす影響に関してはまだ研究中で諸説あり、どのような影響があるのかよく知らない妊婦さんも多いのではないでしょうか?また、タバコやアルコールのように完全にやめないといけないというわけではなく、カフェインは少量であれば問題ないという考え方もあります。そんな妊婦さんが知っておくべきカフェイン情報、そして妊婦さんに人気のハーブティーについて紹介します。●妊娠中にカフェインを控えないといけない理由なぜ妊婦さんがカフェイン摂取量に気を付けないといけないかというと、カフェインは胎盤を簡単に通過してママから胎児へ送られてしまうから 。胎児は代謝能力が低いため、カフェインをうまく分解して排出することができず、体の中にどんどんカフェインが蓄積されて血中濃度が高くなってしまいます。また、カフェインには血管を収縮させ胎盤への血流を減らしてしまう作用があるため、胎児へ酸素や栄養が十分に送られなくなる危険性も。さらに、利尿作用もあるので、妊娠期間に必要とされているカルシウムや鉄分を尿として排出し吸収を妨げる働きもあります。これらは既に研究でも証明されていることで、妊娠期のカフェイン摂取に関しては世界中で研究が行われています。アメリカの産科学と婦人科学の専門誌『American Journal of Obstetrics and Gynecology』では、『流産の危険性は毎日のカフェイン摂取量に比例すること。1日に200mg以上のカフェインを摂取する女性は、全くカフェインを取らない女性に比べ、流産の確率が2倍になる』と発表されています。また、イギリスのレスター大学が行った研究でも、カフェイン摂取量が1日100mg以下の妊婦さんと比較し、低出生体重児の子どもが生まれるリスクが、100mg~199mg摂取の人で20%、200mg~299mg摂取の人で40%、300mg以上摂取で50%高くなる、という結果が出ています。研究によってどれくらいの摂取量をよしとするかに多少の違いはあるようですが、少なくとも、カフェインは胎児の発達障害や低体重を招き、害があることは確か !妊婦さんはできるだけとらない方がいいということがわかります。●妊娠中も少量のカフェインであればOK!とはいうものの、カフェインを含むコーヒーや紅茶が好きでリフレッシュするために飲んでいる、という女性は多いと思います。妊娠を機にそれらを完全に断つというのは、ストレスの原因にもなりかねないので、コーヒーや紅茶がどうしても飲みたいという妊婦さんは摂取量に気を付けましょう 。妊婦さんの1日のカフェイン摂取量は、WHOでは300mgまで 、ヨーロッパやアメリカでは200mgまで にしたほうがいいとされています。1日200mgまでの場合、目安としてはコーヒー1〜2杯程度。日本では明確な基準はありませんが、コーヒーであれば1日1杯、多くても2杯程度にとどめるように推める産科医が多いようです。また、コーヒー・紅茶に比べて含有量は少ないですが、緑茶・ウーロン茶にもカフェインは含まれています。水分補給をする際も、緑茶・ウーロン茶ではなく麦茶を飲むほうがいいでしょう。カフェインを気にせずコーヒーや紅茶を飲みたいという方には、デカフェ やノンカフェイン のものがおすすめです。●妊娠中・授乳中はハーブティーにも注意が必要!カフェインを気にせずお茶を飲めるということで、ハーブティーを妊娠中に好んで飲む方も多いと思います。香りもよくリラックスできるハーブティーですが、実はハーブティーにも妊婦さんに向かないものがある ので、種類を選んで飲むようにしましょう。●妊娠中は飲まないほうがいいハーブ・セントジョーンズワート・セージ・ハイビスカス・フェンネル・レモングラス・サフラン・アロエ・ハトムギ・ジャスミン・カモミール・ラベンダー他にも妊娠中に避けるべきハーブはたくさんありますが、なじみのあるハーブで注意したいものをピックアップしました。上記ハーブの多くは子宮を収縮させたり子宮を刺激する作用があるため、妊娠中は飲まないようにしましょう。また、ラベンダーのように神経系に作用を及ぼすハーブも妊娠中は避けたほうがいいと言われています。上記全てではありませんが、ほとんどのものは授乳中も避けたほうがいいとされているハーブなので、妊娠中だけでなく出産後もハーブティーを飲む際は気を付けたいところです。●妊娠中に飲み過ぎないほうがいいハーブ●ローズヒップビタミンCを多く含み、疲労回復や美肌作用で知られているローズヒップですが、多量に摂取すると下痢症状 を起こすことがあります。●ペパーミント消化不良や吐き気を解消してくれるので、つわり症状を和らげてくれる反面、子宮の筋肉を収縮させる 作用もあるため、妊娠中の過剰摂取は避けましょう。●ショウガつわりを解消したり、代謝をよくしてくれるショウガ。しかし、ドライジンジャーを摂取し過ぎると消化器官へ悪影響を及ぼしたり、低血糖になる可能性 があります。●妊娠中でも飲めるハーブ●ルイボスティー妊娠中に不足しがちなミネラルが豊富に含まれており、血行促進、便秘解消、美肌作用などがあります。妊娠中から授乳中まで飲むことができるハーブです 。ただし、飲み過ぎると下痢症状がでる場合もあるので、注意をしましょう。●ダンディライオンルート利尿作用によるむくみ予防、便秘解消、さらに母乳の出もよくしてくれるので、妊娠中だけでなく授乳中にもおすすめのハーブ 。タンポポコーヒーとしても知られています。●ラズベリーリーフ(飲んでいいのは妊娠後期から)陣痛を和らげ子宮の動きを滑らかにしてくれるため、臨月の妊婦さんにおすすめのハーブ。母乳分泌を良くし、母体回復にも良いとされているので、産後にもおすすめのハーブです。ただし、子宮をけいれんさせる作用もあるため、妊娠初期や胎児が安定していない時期には飲まないほうがいいとされています。飲む時期に注意しましょう 。----------こうみると、なじみのあるハーブでも実は妊娠中は適さないものが意外に多いことがわかります。アメリカやイギリスでは、必要がない限り妊娠中のハーブ摂取は推奨されていないくらい、ハーブは種類や摂取量によっては胎児や母体の健康に悪影響になりかねないことも覚えておきましょう。【参考リンク】・Maternal caffeine intake during pregnancy and risk of fetal growth restriction: a large prospective observational study()●ライター/furaha(ベビーマッサージ講師)
2016年04月03日こんにちは、ママライターのみいゆです。妊娠は病気ではないと言われますが、人によってはつわりがひどかったり体調が思わしくなかったりと、さまざまな症状が表れます。特に仕事をしている方にとって、妊娠が分かった場合、 「職場にはいつ言おう」「つわりがひどいときはどうしよう」などいろいろと心配事があるのではないでしょうか。今回は女性が妊娠が分かってからの職場での振る舞い方や行動についてご紹介していきましょう。●プレママが仕事をするうえでの心構え4つ●(1)できれば早く妊娠の報告をする妊娠初期は流産するかもしれないというのが一番気がかりですね。そのため職場への報告は安定期を迎えてから、という方もいらっしゃいます。妊娠前とさほど体調の変化も少なく普通に仕事ができる方もいれば、妊娠が分かったくらいからつわりがひどく、以前のように仕事をスムーズにできなくなる方もいます。自分ではコントロールできないため、つわりがピークを迎える妊娠3か月くらいまでには、上司にだけ報告する などしてアピールしておくのも大切なことです。●(2)やれる仕事をきちんとこなす国が定めた労働基準法第六五条に『妊娠中の軽易業務への転換』という法律があります。もし妊娠中の女性が請求した場合においては、他の軽易な業務に転換させなければならないという決まりです。特に普段は力仕事をしている場合ですと体に負担がかかりますので、座ってできるような軽作業に変更を申し出ることができますね。しかし、妊娠してるからといっていつでも優遇されていては周りの目も気になるところ。今までやっていた仕事にできないものが出てきたら、代わりにできる仕事を率先して探してやりましょう 。そうすれば、具合が悪くて早退やお休みしてしまったときでも、周りの人から不満が出ることはまずないでしょう。●(3)適度に動くことを心がけるいつも座っている仕事やいつも立っている仕事をしていませんか。以前は気にならなかった体勢でも、妊娠してお腹がふくらみはじめると体のあらゆる場所に負担がかかってきます。ここは意識して一時間ごとに座ったり立ったりするなど、適度に体を動かしましょう 。筆者は妊娠中デスクワークをしていて、忙しいのをいいことに長時間座って仕事をしていました。やっと終わったと思って急に立ち上がるとめまいとフラつきで倒れそうに。冬の寒い時期もあって足元はかなり冷えていました。今考えると危険ですので、必ず時間を決めて動くことををオススメします。●(4)効率よく仕事をするクセをつけよう妊娠前は残業をして終わらせたかった仕事も妊娠するとそうもいきません。妊娠しながらのフルタイムの仕事は、自分では気にしていなくても体をとても酷使しているのです。きっと、以前よりも帰宅してからどっと疲れがあふれ出ることがあるでしょう。これが毎日続くと体が悲鳴をあげますし、お腹の赤ちゃんにもあまり良い影響を与えかねません。できれば残業をしないような仕事のやり方 を考えましょう。明日に持ち越せるものは今日は潔く諦める、常に時間を気にしながら、「これをやったら次はあれに取り掛かろう!」など計画を立てながらやると良いですね。効率よくやることにデメリットはありませんし、むしろメリハリがつくことによって、仕事に対する姿勢も良いものに変わっていきます。----------いかがでしょうか。妊娠すると思わぬアクシデントもあるかもしれません。経験していないと妊娠中の女性の体にどんな症状があるかはあまり理解されないものです。そんなときでも気持ちよく仕事をするには、周りの上司や同僚との兼ね合い が大切です。体調の良いときはできることを見つける、体調不良のときは潔く休養を取ること。育児休暇を取る場合、復帰後のことを考えるとなおさらですね。まずは元気な赤ちゃんを産めるように、仕事でムダなストレスをためないよう妊娠期間を乗り越えましょう。●ライター/みいゆ(ママライター)
2016年03月25日こんにちは!ママライターのなかやまあぽろです。先日娘の1歳の誕生日を無事に迎え、そのせいか最近はよく妊娠中のことを思い出します。わたしはいわゆる“食べづわり”でした。なにか食べていないと気持ち悪いという症状が妊娠初期にあり、 朝から晩まで食べもののことで頭がいっぱいで、仕事中はこっそりグミなどを食べてしのいだ思い出があります。妊娠中期になれば治まるのかなと思っていましたが、それ以上続き、体重が2週間で4kgも増加 してしまい、産科医に注意された苦い思い出も。そうかといって食事の量を減らしても、赤ちゃんに影響が出るのでは……と、悩む日々が続きました。同じような経験をされている方も多いのではないでしょうか。今回は厚生労働省のデータを参考に、妊娠中のヘルシーな栄養のとり方をご紹介したいと思います。●ポイントは、主食・主菜・副菜が整った食事をとること!厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると、非妊娠時の1日に必要なエネルギーは約2,000kcalであるとされています。妊娠初期はそれにプラス50kcal、中期は250kcal、後期に入るとなんと450kcalも余分に摂取するのが望ましいそうです。だからといって、あれこれ好きなものだけ食べる、というのはNGです。食べたものは血液と一緒に赤ちゃんに送られる ので、あまりにも高カロリー、高タンパクであるものは考えものです。ヘルシーかつ必要な栄養をとるポイントは、主食・主菜・副菜というベースがきちんと整った食事をとること。これに気を付けていれば、自然とバランスよく妊娠中に必要な栄養がとれるとされています。●ヘルシーで栄養をバランスよくとるためのポイント7つ●(1)主菜でしっかりタンパク質を!赤ちゃんの血液や筋肉の発達に必要なのがタンパク質です。主菜としてオススメなのが、タンパク質が多く含まれている肉や魚 です。特に牛肉や豚肉はヒレ、鶏肉はささみ、魚は白身のほうが脂肪分が少ないので、より安心ですね。●(2)エネルギー源の主食はしっかりとる体を動かすエネルギー源として必要なのが炭水化物です。パンや麺類に比べ、ごはんは塩分が少ないのでごはんを基本とした献立を立てるとよいでしょう。●(3)塩分・脂肪分・糖分のとり過ぎには注意!甘いものや脂っこいもの、しょっぱいものがどうしても欲しくなるころ。でも肥満やトラブルになる原因なので、とり過ぎには十分注意を!特に塩分のとり過ぎは、塩分を代謝する腎臓の働きに影響し妊娠高血圧症候群のリスクが高まる ので、一日の塩分量を意識することがポイントです。●(4)葉酸は妊婦さんの心強い味方“葉酸”と聞くと、赤ちゃんの障害のリスクを下げることができるという認識をしている方が多いのではないでしょうか。実はそれ以外にも、ママの貧血や動脈硬化の予防になる という働きも報告されています。ほうれん草やブロッコリー、納豆にも豊富に含まれているので、サラダや副菜としてもとり入れやすいですね。●(5)カルシウムや鉄をたっぷり含んだ食材を選んで年輩の方から、「出産すると歯が1本抜ける」という言葉を一度は聞いたことがありませんか?妊娠中にママが摂取した栄養の中で、特に赤ちゃん優先に使われるのがカルシウムや鉄です。乳製品や牛肉の赤身、レバーや青菜を積極的にとり、ママ自身もしっかり補うようにしましょう!●(6)ビタミン・ミネラル・食物繊維も忘れないで妊娠中はホルモンの影響や赤ちゃんの成長に合わせて子宮がどんどん大きくなり、腸の働きが低下し便秘になってしまう ことも。根菜や昆布などの海藻類は食物繊維がたっぷりなのでオススメ。また、野菜や果物もバランスよくとり入れて、ビタミンとミネラルも補いましょう。●(7)水分補給を心がけてへその緒を通じて赤ちゃんへ栄養や酸素を送るのは、ママの血液。水分を意識してとらないと、血流がスムーズにいかないこともあるそう。こまめにしっかりとって、血液の循環をよくすることを心がけましょう。目安は1日1~1.5Lとされています。----------妊娠中のママの体は絶えず変化し、さまざまな症状やリスクと向き合わなければいけません。現代のわたしたちの生活では、一食で全てをバランスよくとはなかなか難しいのかもしれませんが、一日三食のバランスを考えることは難しくありません。健康な妊婦生活が送れるように、ヘルシーかつ必要な栄養がしっかりとれるような食事を心がけてくださいね!【参考文献】・『妊娠生活2013ー2014 初めての妊娠、出産、産後まで。この1冊があれば安心!』おはよう奥さん編集部・編集●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年03月23日【ママからのご相談】現在妊娠3か月です。待望の妊娠がわかって大喜びしているのですが、まだ体に大きな変化はなく、少しでも妊婦さんらしいことをしたいなーと考えています。そこでスーパーのマタニティコーナーに行ってみたところ、いろいろな種類のマタニティグッズがあったのですが、どれを買えばいいのか、何が必要なのかわからず何も購入できていません。マタニティ用の下着や腹帯、マタニティウェアなどはどんなものを選べばいいのでしょうか。●A. 長いようで短い妊婦生活。マタニティグッズは、なるべく産後も使えるものを選ぶようにしましょう。ご相談いただきありがとうございます。ママライターのましゅままです。まだまだ見た目ではわからない妊娠初期でも、マタニティグッズを買ったり身に着けたりしていると「妊婦さんになれたんだ」と晴れやかな気持ちになることができますね。しかし、妊娠期間は長いようでとても短い一時的なもの。せっかくなら、産後も長く使えるものを選んで、良い買い物をしたいですね。また、モノを増やしたくない妊婦さんは家の中にあるものでマタニティグッズを代用することをおすすめします。●マタニティグッズってどんなものがあるの?●マタニティインナーマタニティ用のブラジャーやショーツ、肌着など。ブラジャー、ショーツともに妊娠するとサイズが変わるので購入する妊婦さんも多い です。ブラジャーは、ノンワイヤーで締め付けないタイプのものや授乳ができるものもあります。ショーツは、大きくなったおなかを包むタイプのもので、ヒップのサイズも妊婦さん仕様になっています。ブラジャーとショーツがセット売りになっているものもあります。●腹帯おなかを保温したり、おなかを支えたりしてくれます。おなかを下から支えて腰に巻き付けるベルトタイプや腹巻タイプもあります。保温目的として妊娠初期から着用する妊婦さんもいますが、妊娠5か月で戌の日の祝いのタイミングから着用することも多いようです。ベルトタイプのものは、骨盤の動きを制限することで腰痛や尿漏れへの対策もすることができます。産後の骨盤ダイエットと兼用できるタイプのものもあります 。●マタニティウェア妊婦さん用のアパレル用品。ゆったりとしたデザインで授乳ができるタイプのものも多く売られています。●先輩ママのマタニティグッズ体験談3つ●マタニティグッズを多くそろえた結果、タンスの肥やしに『マタニティグッズは結構そろえていました。マタニティ用のブラジャーは妊娠がわかってすぐから使用しました。妊娠中ずっとおっぱいが張って痛かったので妊娠前のブラジャーはつけられませんでした。ショーツもおなかを包んでくれるタイプのものを買いましたが、臨月のころには破れてしまっていました。マタニティウェアはズボンを中心に買っていました。妊婦さん用なだけあって履き心地はよく、産まれる直前までボトムスには困りませんでしたが、産後は使っていません 。次の妊娠の予定もなくタンスの肥やしになっているので誰かにあげようかな、と考えています』(30代/男の子ママ)●ほとんど買わなかった『わたしはマタニティ関連のグッズはほとんど買っていません。妊娠生活に使っていたマタニティグッズは産婦人科に入院準備として用意するよう言われていたマタニティ用のパジャマとサイズに合わせたブラトップだけ。パジャマは妊娠中も楽な格好で寝られて、産後も授乳できるパジャマは大活躍でした。ブラジャーは産後も授乳で使えそうなブラトップを数枚買って、それをしばらく着用しています。お洋服も長めのワンピースやトップスで十分だったので妊婦用は買いませんでした。ボトムスは総ゴムのものを履いたりヘアゴムを通して自分でウェストを延長させたりして、なんとか乗り切りました 。腹帯関係は買わず、手持ちの毛糸のパンツをはいていました』(30代/女の子ママ)●必要に応じて購入『マタニティインナーはブラジャーのみ購入。産後も使おうと授乳できるタイプのものをしてましたが、産後はまたサイズが変わってしまい、結局買いなおしました。腹帯は腹巻タイプのものとベルトタイプのもの両方持っています。1人目のときは腹巻タイプのものしか買わなかったのですが、2人目妊娠時腰痛がひどかったのでベルトタイプのものを購入。マタニティウェアは高価なので買わないつもりでしたが、1人目の時妊娠前の服をムリして着ていたらおなかの部分が伸びてしまって結局産後着られなくなってしまったので、妊娠期間中用の安い洋服を何着か買って、それをローテーションで着ていました 』(20代/男の子2人のママ)●マタニティグッズの必要性はママによって異なるいかがでしたか?マタニティグッズは、ママの体型や体調の変化、価値観によって必要・不必要なものが決まります。ぜひご自身の生活にプラスになるものを選んで、快適なマタニティライフをお過ごしくださいね。●ライター/ましゅまま(ママライター)
2016年03月21日【ママからのご相談】妊婦健診で妊娠糖尿病の診断が出てしまいました!妊娠がわかってからは、普段以上に栄養面や体重管理に気を付けていただけにとてもショックです。これからどんなことに注意して過ごせばいいのでしょうか?●A. 基本は今の生活のままでOK! 食事制限はかえってNG!齋藤惠です。ご相談ありがとうございます。相談者さまは妊娠糖尿病とのことですが、ご相談を伺う限りでは特別に不規則な生活をしているわけではないようですね。そうであれば、今の生活スタイルを無理して見直す必要はないと思います。一般の糖尿病と妊娠糖尿病は別物 ですので、自己判断で食事制限などをしてしまうのはかえって赤ちゃんにとって良くないですよ。●妊娠糖尿病とは?日本産科婦人科学会のホームページによると、妊娠糖尿病とは**********『妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分管理した上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です』**********と記してあります。この文章からも、やはり妊娠糖尿病は一般の糖尿病とは違う状態だということがわかります。必要以上に重く捉えないようにしましょう。●妊娠糖尿病のリスクは?念のため、上記ホームページで挙げられている、妊娠糖尿病と診断された場合に想定される合併症のリスク を紹介しておきます。**********お母さん:妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症、腎症など赤ちゃん:流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など**********繰り返しになりますが、これらの合併症は妊娠糖尿病と診断された場合、その症状がきわめて重大であれば起こり得るものです。妊娠糖尿病と診断されたからといって、「流産や胎児死亡の可能性が高くなってしまった!」などと心配しストレス抱えてはいけません。上記のリスクを防ぐために定期的に健診を受けているのです。主治医の指示に従って、治療や正しい生活改善を行うことが大切です。●どんな治療法があるの?まずは食事療法を行うのが一般的です。妊娠するとつわりからくる偏食などが原因で食生活が普段以上に乱れていることが懸念されます。その際には病院から栄養に関する指導を受ける必要があります。特に妊娠後期になってくると、へその緒を通じてママから赤ちゃんへ直接栄養を届けなければいけませんので、バランスの良い食事を摂ることが重要になってきます。しかし、食生活に問題がない場合や見直しても改善が見られない場合には、インスリン注射を行います。この注射は皮下注射なので赤ちゃんに影響を及ぼすものではありません 。インスリンが効きすぎて低血糖になってしまわないように注意しながら、毎日決められた量を投与していきます。●間違った情報に振り回されないで!妊娠糖尿病と診断されたら、第一に病院や主治医からのアドバイスを最優先に受けてください。巷にあふれる情報の中には、「炭水化物を抜くと血糖値が下がる」など間違ったものが数多くみられます。大切な赤ちゃんを守るため、ママが率先して情報を集めたくなる気持ちは当然ですが、それらが誤った情報であっても誰も責任をとってくれません。「どうにかしなきゃ!」と精神的にストレスを抱えてしまっては赤ちゃんにも負担になります ので、ゆったり構えて必要な治療を淡々と行うようにしましょう。【参考リンク】・妊娠糖尿病 | 日本産科婦人科学会()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年03月21日【女性からのご相談】現在妊娠しており、もうすぐ妊娠5か月になります。つわりはおさまり、体調はだいぶ安定してきました。私が住んでいる市では、妊婦の歯科検診が公費で受けられるようなのですが、やはり受けておくべきでしょうか?妊娠中ではありますが、 フルタイムで仕事をしているためなかなか時間がとれず、どうしても優先順位が下がってしまいます。●A. 妊娠中の歯茎トラブルは早産につながることも。ぜひ歯科検診へ!こんにちは、ママライターのacoです。ご相談ありがとうございます。このたびは妊娠おめでとうございます。フルタイムでお仕事をしていらっしゃるためスケジュールの調整が難しいかもしれませんが、ぜひとも歯科検診を受けていただきたいと思います。なぜなら、妊娠と歯茎トラブルは一見何の関係もないように思えますが、実は早産や低出生体重児を産むリスクにつながることもある からです。●妊娠中に起こる口腔環境の変化4つ妊婦さんの口の中の環境は、妊娠をしていないときと比べ大きく変わっています。助産師であるSOLANINさんの著書『最強母乳外来 ママをたすける実践編!』では、次のような変化があると記されています。●(1)歯周病菌が増える妊娠すると増える女性ホルモンは、歯周病菌の好物でもあるため、妊婦さんの口の中には歯周病菌が増えます 。それにより歯茎がはれたり出血しやすくなったりします。●(2)だ液の分泌量が減るだ液の量が減り、口の中が乾きやすくなります。●(3)だ液の酸を中和する力が落ちる妊娠中は口の中が酸性のままの状態になりやすいです。さらにつわりで歯磨きが十分にできなかったり、食事回数が増えたりすることもあるため、虫歯のリスクが上がります 。●(4)歯肉の免疫力が低下する体だけでなく歯肉も免疫力が低下するため、歯周病菌や虫歯菌に攻撃されやすくなります。----------思った以上に口の中のトラブルに見舞われやすいことがわかりますよね。実は私も第一子妊娠中に歯科検診を受けたところ、生まれて初めての虫歯が見つかり、がっかりした経験があります。●重い歯周病は、早産や低出生体重児が産まれる原因に妊婦さんが歯周病を重症化させてしまうと、そうでない妊婦さんよりも早産や低出生体重児を産むリスクが何と5.9倍も高くなる といわれています。口の中に歯周病菌が増えると免疫のバランスが崩れ、血液中に『サイトカイン 』という物質が放出されるようになります。このサイトカインが増えるにつれ、子宮が収縮しやすくなり、早産などの原因となるわけです。----------いかがでしたか?妊娠中の歯科検診、お腹の赤ちゃんのためにも大切だということがわかっていただけたのではないでしょうか。受診のタイミングとしては、つわりがおさまった妊娠4か月ごろがおすすめです。妊娠後期になるとお腹が大きくなるので、診察の際あおむけになると苦しくなったり気分が悪くなったりする可能性があります。もし治療が必要であればそれまでに完了できるといいですね。【参考文献】・『最強母乳外来 ママをたすける実践編!』SOLANIN・著●ライター/aco(フリーライター)
2016年03月19日【ママからのご相談】こんにちは、現在妊娠7か月のプレママです。初めての出産でいろいろ不安です。よろしくお願いします。実は、先日病院で赤ちゃんが逆子と言われました。逆子体操のやり方を書いたプリントをもらい、大体のケースは治ります、と説明してもらったのですが、 私も母の胎内で逆子だったようで、結局母は帝王切開で私を出産しています。帝王切開は傷が治るまで時間がかかるので入院も長いと聞くし、仕事の事情で入院が長くなるのは避けたいです。逆子は遺伝してしまうのでしょうか?逆子体操だけで、本当に逆子は治りますか?●A. “逆子=遺伝”とはかぎらない。クヨクヨせずにできるだけの対策を。こんにちは!妊娠中のご相談を聞くとちょっと懐かしい気持ちになる、ライターの月極姫です。お仕事の事情ということは、産休後にすぐお仕事復帰されるのでしょうか?これから忙しくなりそうなので、せめて妊娠中から出産にかけてはゆったりとした気持ちで過ごしたいですよね。ご心配の逆子ちゃんですが、医師から逆子体操の指導をされたのであれば、体調変化が無いかぎり早速今日から実行してよいでしょう。また、ご心配の“遺伝”については、あまり考えなくてもよいと思います。母娘間で、逆子になりやすい子宮の形状が遺伝することがある、というだけの話であり、逆子は病気でもなんでもありません。主治医に「帝王切開を極力避けたい」という意思を伝えれば、お母様の時代よりは格段に豊富な選択肢を示してくれます。ではまず、「逆子」とはどういう状態を指すのでしょうか?●普通分娩できるケースもある! 逆子ちゃんのタイプいろいろひとくちに逆子と言っても、その姿勢はさまざま。普通分娩で出産できることもあります。ただし、分娩がうまくいかず途中から緊急帝王切開に切り替えるケースもあるので、医師の指示を仰いで慎重に検討していきましょう。(1)単殿位:頭が上、お尻が下、両足先が上を向いている状態です。出産時に足がひっかかりにくく、お尻から生まれてくる姿勢です。普通分娩で出産するケースも多い のがこのタイプです。(2)足位:頭が上、両足または片足先が下を向いてピンと伸びており、“気をつけ”に近い姿勢です。両足とも伸びている場合は全足位、片膝が折れている場合は不全足位と呼ばれます。(3)膝位:頭が上、両膝または片膝が下を向いている姿勢です。そのまま出産すると膝から出てくるような状態になります。両膝とも下を向いている場合は全膝位、片膝を立てている場合は不全膝位と呼ばれます。(4)複殿位:頭が上、足はいわゆる“体育座り”の状態です。完全な体育座りの場合は全複殿位、片足が上がっている場合は不全複殿位と呼ばれます。(1)の単殿位以外は、普通分娩を断念するケース がほとんどです。たとえ(1)でもママさんの体質や産道の形状、赤ちゃんの状態によっては、最初から帝王切開を選択する場合もあります。そもそも逆子の原因はすべてが解明されているわけではありませんが、「子宮筋腫、子宮内膜症などが原因で子宮の形状が通常と違い、上部に頭が収まりやすい」「羊水が多めで赤ちゃんが小柄であるため、出産間際まで赤ちゃんが動いてしまう」「母体が冷え性で赤ちゃんの動きが妊娠全期にわたって不活発」などの原因が考えられます。逆子の改善方法と言えば『逆子体操』 がもっとも有名ですが、他にも改善法があるので覚えておきましょう。●医師が推奨する逆子の解消法5つ●(a)逆子体操30週目以降に行うのが一般的です。産院から体操の図解をもらったり、実践指導を受けたりします。育児本や関連サイトにも、分かりやすい図解がたくさん載っていますね。さまざまな体位がありますが、どれもお尻の位置を高く上げて赤ちゃんの回転を促すものです。有名な『シムズの体位』 は、プレママさんにとっては最初はキツく感じるポーズですが、慣れてきてお腹のハリがなければそのまま就寝してもOKです。逆子体操を実践することで「次の健診で治っていた」「数回で治った」という事例が数多くあります。まずはこの体操を素直に実践してみるのが、逆子治しの王道です。じつは筆者の子どもたちは2人とも8週まで逆子でしたが、数回の逆子体操であっさり改善しています。●(b)就寝時の姿勢による方法ママさんが“横向きに寝る”だけの簡単な方法なのですが、どちら向きでも良いというわけではありません。「赤ちゃんの背中が上に向くように寝る」 というのがポイントです。現在の赤ちゃんの向きを受診時に教えてもらい、実行します。体操よりもさらに母体への負担が少なく、安全で効果的な方法です。●(c)食事療法母体が冷え性だと、赤ちゃんの胎動が不活発になりなかなか逆子が改善しないことがあります。逆子体操を行いながら“体を温める食事” を実践していきます。汁ものや温かい食べ物、飲み物を積極的に摂取しますが、食材の中には、こんにゃくのように「どう調理しても体を冷やしてしまう食べ物」があります。体を温める効果が強い食材を積極的に摂取し、赤ちゃんの動きを促していきましょう。●(d)外回転術(34週目以降)医師がお腹を圧迫して、赤ちゃんの回転を促します。熟練した専門家でなければ危険なので、当然ながら自己流の圧迫はNG です。他の方法で改善しなかった場合に備え、主治医に確認しておくとよいですね。●医学的根拠は不明なのに、不思議と効果的な逆子解消法2つ●(ア)鍼灸(しんきゅう)、ツボ押し最近ではこの鍼灸による逆子治療を推奨する医師も増えています。逆子体操でも改善しなかった妊婦さんの中ではじわじわ人気が出てきている方法です。鍼灸治療によって母体の冷えが改善し、胎動が促進されるというものですが、当然専門家にしか行えない方法です。妊娠中に刺激してはいけないツボもあるので、自己流は厳禁 。治療院を紹介してくれる医師も多いので、まずは主治医に相談してみてください。●(イ)胎児への語りかけ胎教教室などでもよく指導される方法です。「くるっと回って頭を下にしてね」「頭からするんと出てきてね」など、ママがお腹の赤ちゃんに向かって話しかけます。母体側への暗示効果、リラックス効果 により実際に胎児の動きが活発になり、逆子が治ったという例が少なくありません。妊娠中は、まだ見ぬ赤ちゃんとの不思議な一体感を経験された先輩ママも多いはず。言葉はわからなくても、赤ちゃんはママの気持ちを正確に受け取っているのかもしれませんね。----------いかがでしたか?逆子が改善する見込みはまだまだあります。できる限りのことを実行しているうちに、あっさり逆子が治っていてビックリ、というケースも少なくありません。ただ、くれぐれも母子の安全が第一です。事情はおありでしょうが、帝王切開を避けたいあまり無理をしてはいけません。とくに逆子体操は実行中にお腹のハリを感じたらすぐに中断、主治医のアドバイスを仰いで、無理のない範囲で進めていきましょう。どのような出産方法でも、ママがリラックスして臨めればそれが一番です。【参考文献】・『主婦の友社シリーズ バルーン 妊娠大全科』山岡京子・編●ライター/月極姫(フリーライター)
2016年03月17日こんにちは。保育士ライターのyossyです。妊娠中や産後に内痔核(いわゆる“イボ痔”)に悩む人は多いものです。症状が症状なだけに、なかなか周囲の人には相談しづらいものですよね。でも、放っておいて内痔核がひどくなると“脱肛”に発展することも……。基本的に、内痔核・脱肛は大きな心配がいらないケースが多いですが、注意点を知っておけば、早期に治したり悪化を食い止められたりすることもあります。ここでは脱肛の症状や原因、対処法を見ていきましょう。●脱肛は、内痔核(イボ痔)が悪化してなるケースが多いそもそも、脱肛(肛門粘膜脱)というのは、肛門や直腸の粘膜が外に出てきてしまう症状のことを言います。高齢が原因でなるケースもありますが、多くの場合は“内痔核”が原因です。内痔核とは、いわゆるイボ痔のこと。肛門にふくらみ(イボのようなもの)ができて、出血や脱出などの症状 があらわれる病気です。一般的には出血して気付く人が多く、その時点で痛みはないことが多いといいます。そして、内痔核の症状が悪化して痔核が大きくなったり、周囲の組織が弱まったりすると“脱肛”になってしまうというわけです。●言わないだけで、多くの人が脱肛を経験している内痔核・脱肛は、肛門に負担をかけすぎることが原因で起こります。妊娠中は胎児による圧迫を受けますし、分娩時にはいきみますよね。そのため、妊産婦はどうしても肛門に負担がかかりがち なのです。友人同士ではあまり話題にしないでしょうが、実は脱肛を経験している人は多いものです。「プレママタウン」の調査によれば、分娩時に脱肛を経験したことがあるという人は8.6%。「意外にいるんだな」と思われたのではないでしょうか。決してあなただけではありませんので、ご安心ください。●まずは医師に相談し、規則正しい生活をでは、脱肛になってしまったらどうすればいいのでしょうか。まず、自分で「イボ痔だ」と思っても、実は他の病気である可能性もあります。医師でなければ判断ができないので、出血があればきちんと受診しましょう。基本的には、内痔核・脱肛は良性疾患なので、手術をしないケースが多い です。内痔核が悪化しないよう、以下の点に気を付けて生活するといいでしょう。・患部を清潔にする・お風呂に入る、服装に気を付けるなどして体を温め、血流を良くする・栄養バランスに気を付けた食生活を送る・適度に運動する・便秘を解消する特に、便秘に悩む妊婦さんは多いものです。便秘が内痔核の原因になっていることも。妊娠中でも飲める便秘薬を処方してもらえることが多いので、悪化する前に早めに相談しておくことをオススメします。痔や脱肛といった症状を相談するのは気が引けるかもしれませんが、根本的な問題を解決せずに放っておくと、どんどん症状が悪化することがあります。多くの妊産婦が通る道 なので、不安に思ったらすぐに病院で相談するといいでしょう。【参考リンク】・脱肛 | プレママタウン()・痔核・脱肛について | 林医院()●ライター/yossy(フリーライター)
2016年03月16日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
ドイツDE親バカ絵日記
笑いに変えて乗り切る!(願望) オタク母の育児日記