学年が上がるたびにドキドキ広汎性発達障害(自閉スペクトラム症)の娘は、中学1年生。2歳の時、発育の遅れを指摘され、そこからずっと療育畑を歩いてきました。今日まで、娘が誰の助けも受けない期間はなく、ありがたいことにいつも誰かにフォローしてもらい、ここまできました。Upload By SAKURAそのフォロー役が、私たちと同じくらい多かったのは、学校の先生です。幸運なことに娘は、いい先生に恵まれ、今まで娘に関わってくれた、幼稚園の先生、小学校・中学校の特別支援学級、通常学級の先生が娘の特性を理解し、寄り添って対応してくれ、特性をきちんと理解してくれました。マイペースな娘は、先生が変わっても不安は感じないそうですが、私は学年が上がるごとに、担任が代わるたび、ドキドキしています。Upload By SAKURAちゃんと娘を理解してくれるだろうか、特性に合わせた対応をしてくれるだろうか……不安は尽きません。そんな私が、学校の先生に対して、大事にしていることが2つあります。1. 先生が代わる場合、新学期が始まる前に新しい先生に会う前任の先生にお願いし、新しい先生が決まり次第、面談の時間をつくってもらいます。Upload By SAKURAそして、娘が新しい先生と会うより前に、娘の性格、特性を細かく話します。娘がどんな子で、どんな特性を持っているのか、良い事、悪い事、性格。好きな事、苦手な事などを話します。Upload By SAKURA前任の先生にも同席してもらい、こんなことがあった時は、こう対応するといいというような具体的な経験談を交えて、話します。そうすることで、新しい先生が娘の対応に迷ったり、逆効果だった……という事態を防げたりします。娘のちょっと変わった行動の理由を知ってもらえば、指摘しないでもらえるし、説明下手な娘との会話で起きる誤解も防げます。2. 先生と私だけの連絡帳をつくってもらう通常学級の連絡帳だけではなく、特別支援学級の先生と私だけの連絡帳をつくってもらいます。個別の連絡帳をつくらないタイプの先生にもお願いし、つくってもらいました。Upload By SAKURAその理由は、細かい情報を共有し、娘の状況、状態を同じだけ理解してもらいたいからです。たとえば、家であった事、前の日や当日の朝に娘ともめた事、話した事、家で取り組んでいる事など話しておくと、先生が娘の小さな変化に気がつきやすくなります。また、状況の説明が必要な時に、私が事前に連絡帳に書いておくと、娘が話す少ない情報から、先生は状況を把握しやすくなります。Upload By SAKURA先生とは、密に連絡を取り、常に情報を共有します。そして、私たち親が娘を大切に思っていること、優しさだけではなく、厳しさも含めて娘と向き合っていることも話します。そんな思いも共有すると、先生は娘を理解してくれました。もちろん、今までに私が合わないと感じる先生もいました。でも、娘とは上手くやれていたので、とにかく娘の学校生活が楽しく、過ごしやすい状況をつくることを最優先にしました。ちょっと「あれ?」と思うことでも、それが娘に影響がない事なら目をつむりました。読者の皆さんからの質問をもとにお聞きしました発達ナビみんなのアンケート「連載ライターのみなさんに聞いてみたいこと大募集!」にお寄せいただいた質問をもとに、SAKURAさんの体験を教えていただきました。※お寄せいただいた質問については、一部編集部にて編集していますーー発達の特性などについて理解をしてもらいにくい先生には、どのようなコミュニケーションを取っていましたか?SAKURAさん:先生に娘の時性を理解してもらえるために、私たちはまず先生と信頼関係を築くことを大事にしました。私たち側から、学校に対する一方的な要求だけだと信頼関係も築けないので、姿勢としては「学校にいる間のことは丸投げするわけではなく、学校生活もこちら側から一緒に取り組みます!」という感じです。学校のやり方を受け入れ、特別支援学級の状況(ほかの子の事など)も理解します。例えば、支援員が足りず、全員に目が届かない授業状況や、騒いでしまう子どもがいて静かな環境がつくれないときは、学校で進められなかった授業内容を、家で取り組み、フォローしたり、私たちにできる事(助けられる事)はあるか、先生に聞いたりしました。こちら側からも学校側の事情を理解したいという態度を示すことで、逆に家庭で取り組んでいることや思いなども学校側に理解してもらいやすくなり、信頼関係も築きやすいのではないかと思います。Upload By SAKURAーー公立中学校での合理的配慮はどんなことが行われていますか?SAKURAさん:娘の場合、できる事は通常学級の子と同じレベルで進めてもらい、苦手な部分は先生と細かく確認しながら、配慮していくという感じで進めています。例えば、試験前は細かく何度も試験範囲を確認し、娘の自信度の探りを入れてもらいます。自信がないまま試験を受けると、分からなくなったときにパニックを起こしてしまうので、自信がない場合は、特別支援学級の授業の時間に自信のない教科の勉強時間を取ってもらったり、分からない問題が出てきたらどうするか、どう気持ちを切り替えて次に進むかなどを確認してもらっています。試験自体はみんなと同じ教室で、みんなと同じ問題を同じように受けています。娘は、問題を声に出して読み、同時に理解するのがとても難しいため、授業では何度も問題文を確認してもらったり、分かりやすいように絵にしてもらうなどの配慮をしてもらっています。また、先生が口頭でする指示を一度で聞き取って理解するのが苦手なので、全体へ指示をしたあとに娘がちゃんと理解できたか確認したり、もう一度同じことを言ってもらったりしています。Upload By SAKURA執筆/SAKURA(監修:初川先生)年度替わりの時期に先生方にお子さんの理解を得るコツについて具体的にシェアしてくださりありがとうございます。とても勉強になることばかりでしたね。始業式よりも前に新しい担任の先生方に会えるかは学校によってさまざまです。そこが難しいという判断になった場合には、始業式以降なるべく早くに面談をすることで同じようにお子さんの特性やこれまでの経過などを共有できるといいですね。連絡帳の作成のお願い、返事はなくてもいいから読んでいただければというお願いの仕方も含め、細やかなコツの伝授がありがたいですね。SAKURAさんも語られていたように、学校に対して一方的に要求しているようになると協力関係が築きにくくなります。ただ、学校も家庭も、お子さんにとって学校生活が順調なものになるよう願っているのは同じです。お互いの忙しさやできる事、できない事を念頭に置いてすり合わせてゆく対話ができるといいですね。どんな意図・思いでその提案をしているのか、そのあたりまで伝えられると共通理解が進むように感じます。前の記事はこちら(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2024年03月20日聖蹟桜ヶ丘・多摩センターの学習塾・個別指導のTasuke塾(運営:株式会社best place、本社:東京都多摩市、代表取締役:澤井誠)は、2023年夏休みの自由研究の一環として、古典落語を覚え、実際にお客さまの前で発表会を行うこども落語教室「こどもらくご」( )を7月~8月に全4回開催いたします。それに伴い、参加者の募集を開始いたしました。こどもらくご実施風景落語は、耳や実際に鑑賞した体験から学ぶ部分が多く、「自主性、創造性、総合的な能力」に繋がる貴重な学びがあります。落語を体験することで日本文化の理解を深めるとともに、コミュニケーション力を向上させ、自らが落語の発表の場に立つことで楽しみながら表現力を向上させる情操教育につながると考えています。今回開催する夏休みの「こどもらくご」は、大学客員教授、小説執筆、音楽活動など多彩な活動を続ける芸歴50年を間近にした落語家真打ち「金原亭世之介」さんが監修。プロの落語家である金原亭杏寿さん、金原亭駒平さん、金原亭志ん喜さんが直接指導し、お稽古の最終日にはレッスンの成果を一人ひとりが発表します。落語は“ひとりで話すもの”と思われがちですが、“お客さまとの会話”が落語の神髄。演者が発する声にお客さまが様々な反応を繰り返す。このやり取りこそが落語の素晴らしさであり、これを身につけることで日常のコミュニケーション力が抜群に向上します。2020年に施行された教育改革によって「知識、技術の習得を重視する教育」から「自分で考え、表現・判断し、実社会で役立てる総合的な能力を重視する教育」にシフトしている今。学校では学ぶことが難しいプロの落語家による“本物の体験”を通じて、「自主性、創造性、総合的な能力」に繋がる貴重な体験をお子様と一緒に学んでいただけます。【夏休み自由研究「こどもらくご」】主催 : Tasuke塾 聖蹟桜ヶ丘校、キングプロダクション開催日程: 7/29(土)、8/5(土)、8/12(土)、8/19(土)※全4回のお稽古(全ての回に出席できなくても参加可能)開催場所: Tasuke塾 聖蹟桜ヶ丘校(新校舎3F)参加対象: 小2~小6生、保護者様参加人数: 30名参加費 : 11,000円(税込)詳細 : <聖蹟桜ヶ丘・多摩センターの学習塾・個別指導のTasuke塾とは>個性と向き合う学習塾Tasuke塾は、生徒一人ひとりの基礎力定着を重視した予習型の学習塾です。 <キングプロダクション>落語家の金原亭世之介が立ち上げた芸能プロダクション。「落語」という伝統芸能を通し、日本の文化発展・情操教育の推進及び貢献を目指すとともに、「クールジャパン」文化の海外発信にも力を入れ、「落語」を発端とした様々な日本の文化芸術のPR活動を行っている。 【業務内容】(1) タレント・アーティスト等のマネジメント及びプロモーション業務(2) 音楽製作及びプロデュース業務(3) イベント・コンサート等の企画業務(4) 落語家・司会・芸人・タレントの紹介業務 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月12日聖蹟桜ヶ丘・多摩センターの学習塾・個別指導のTASUKE塾(運営:株式会社best place、本社:東京都多摩市、代表取締役:澤井誠)は、「落語無料観覧会」を聖蹟桜ヶ丘校にて2023年5月21日(日)に開催いたします。落語観覧会風景2020年に施行された教育改革によって「知識、技術の習得を重視する教育」から「自分で考え、表現・判断し、実社会で役立てる総合的な能力を重視する教育」にシフトしているにも関わらず、実際の教育の現場では、なかなか実現できていない現状があります。Tasuke塾 聖蹟桜ヶ丘校では、2023年夏休みの自由研究の一環として、古典落語を覚え、実際にお客さまの前で発表会を行う子供落語教室「こどもらくご」( )を7月~8月に開催(全4回)いたします。いま求められている「自主性・創造性、総合的な能力」を子供たちから引き出す情操教育の機会を創出。落語は、耳や実際に鑑賞した体験から学ぶ部分が多く、「自主性・創造性、総合的な能力」に繋がる貴重な学びであると考えています。そして今回、夏休みの「こどもらくご」に先立ち、大学客員教授、小説執筆、音楽活動など多彩な活動を続ける芸歴50年を間近にした落語家真打ち「金原亭世之介」さんによる落語の無料観覧イベントを開催します。「落語無料観覧会」開催のお知らせ!金原亭世之介江戸時代から現在まで継承され、ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振り・手振りのみで物語を進める日本の伝統文化である本物の落語を観覧して、喜怒哀楽溢れる物語を想像して楽しむ日本の文化をお楽しみください。落語を体験することで日本の伝統文化の理解を深めるとともに、楽しみながら表現力を向上させるヒントが見つかります。こどもらくご風景こども落語家【落語無料観覧会 開催概要】主催 : Tasuke塾 聖蹟桜ヶ丘校、キングプロダクション開催日時 : 2023年5月21日(日)13:00開場 13:30開演開催場所 : Tasuke塾 聖蹟桜ヶ丘校 3Fフロア出演 : 金原亭世之介、金原亭杏寿、金原亭駒平スケジュール: 13:00 開場13:30 オープニングMC(牧乃ミカ)13:35 金原亭駒平13:45 金原亭杏寿14:00 休憩14:10 金原亭世之介14:30 夏休みこどもらくごイベント概要説明15:00 終了参加対象 : 小学校2年生~6年生と保護者様(該当年齢内のご兄弟もご参加いただけます)参加人数 : 60名(保護者様込)参加費 : 無料お申し込み : <聖蹟桜ヶ丘・多摩センターの学習塾・個別指導のTASUKE塾とは>個性と向き合う学習塾TASUKE塾は、生徒一人ひとりの基礎力定着を重視した予習型の学習塾です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月10日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さん。ある日、塾でテストを受けていると、成績トップの良子ちゃんが突然泣き出してしまうというトラブルが発生! 先生が良子ちゃんと2人になり話を聞くと、良子ちゃんの机に誰かが悪口を書いた手紙を入れたということでした。その手紙に使われていたメモ帳と同じ物をつむ田さんが持っていたことで、犯人だと疑われてしまったつむ田さん。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、この件をお母さんに電話で共有してしまったのでした。後日、先生とお母さんは面談をすることに。しかし先生の説明を聞いていると、どれも推測ばかりで、決定的な証拠がないことに気付いたお母さん。 「先生とお話しして娘の言うことを信じようと決めました」そう言うと、メモのコピーを受け取って、その場を後にしたのでした。 その日、つむ田さんが帰宅すると、先生との面談の様子を説明し、「あの塾やめない?」と提案したお母さん。しかし、その提案をつむ田さんは納得できなくて……!? 塾をやめるのを拒んだ娘。その日の夜、夫に相談してみると…? 「やってないんだから、みんなには勝手に言わせておけばいいんだよ」 つむ田さんの予想外の反応に戸惑いながらも、そう返したお母さん。 しかし、つむ田さんは頑なに拒否。 ずっと泣きながら、「いやだよぉ……」と、拒み続けたのでした。 その日の夜、この件を夫に相談することに――。 「本人嫌がってるし、どうしたらいいかな?」 「あいつはやめたくないって言ってるんだろ?なら続けさせればいいじゃねぇーか」 「でも、あんな先生がいるのに……新しい塾を探したほうが……」 すると、「お前は甘やかし過ぎなんだよ!」と一喝。 さらに、「小6の勝負の時期に塾やめるなんてあり得ないだろ!」とキレ始めたのでした。 塾に通うのもタダではないので、お父さんがキャンセル代のことを気にかけるのも仕方ないのかもしれませんが……お子さんのことも心配です。悩ましい状況ですね。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2023年04月05日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さん。ある日、塾でテストを受けていると、成績トップの良子ちゃんが突然泣き出してしまうというトラブルが発生! 先生が良子ちゃんと2人になり話を聞くと、良子ちゃんの机に誰かが悪口を書いた手紙を入れたということでした。その手紙に使われていたメモ帳と同じ物をつむ田さんが持っていたことで、犯人だと疑われてしまったつむ田さん。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、この件をお母さんに電話で共有してしまったのでした。後日、先生とお母さんは面談をすることに。しかし先生の説明を聞いていると、どれも推測ばかりで、決定的な証拠がないことに気付いたお母さん。 「先生とお話しして娘の言うことを信じようと決めました」お母さんはそう言うと、メモのコピーを受け取り、その場を後にしたのでした。 そして、その日つむ田さんが帰宅すると、面談の様子を説明したお母さん。先生への不信感が収まらないお母さんは、「あの塾やめない?」と提案するのですが……? お母さんの突然の提案に、娘は…? 「……お母さん、どうしてそんなことを言うの?塾をやめるなんて……なんで……っ」 お母さんの提案に涙を浮かべたつむ田さん。 「え? だって……あんな先生がいる塾に行かせるわけには……」 「勝手に決めないでよ!」 そう言うと、つむ田さんはなぜ犯人でもない自分が、塾をやめなければならないのか納得できないと主張。 「そんなことしたら……塾のみんな、私が良子ちゃんをいじめた犯人だって思うよ」 そう言うと、大粒の涙を流し始めたのでした。 お母さんはつむ田さんのことを思ってこの提案をしているのですが、意見が食い違ってしまっていますね。確かにつむ田さんの言っていることも一理あるのですが、先生への不信感が強まってしまった以上、「あの塾に娘を通わせたくない」というのがお母さんの本音だと思います。皆さんがつむ田さんのお母さんなら、このように娘と意見が食い違ってしまった場合、どのように対応しますか?著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2023年04月02日学習塾「スタディファイブ」を岡山県倉敷市で3校運営している塾學ワクワク実践会(所在地:岡山県倉敷市、代表 兼 塾長:松浦 淳介)は、中学生・高校生に向けて個別コーチングに重きをおいた、オンラインでの学習指導を新しく開始しています。▼学習塾「スタディファイブ」 スタディファイブ外観_1■学習塾「スタディファイブ」について岡山県倉敷市にある学習塾「スタディファイブ」は、小学1年生~高校までの幅広い生徒が在籍しており、60人程度の在籍人数です。スタディファイブは集団授業をメインとした自立型学習塾です。システム上は、自立学習の要素を全て取り入れた授業ですが、やはり生徒それぞれ学力や得意不得意が異なるため、ライブ感を大切にした集団授業に加え、各々の個性に沿った個別指導にも重点をおいています。■学習塾「スタディファイブ」の使命当塾の“使命”は「自ら目標を持ち全力で努力できる人の育成」です。学習塾での滞在時間は限られてくるため、それに伴い提供できるサービスには限りがありますが、当塾を選んでいただいた方々に成績だけではなく「人間としての成長」を提供したいと考えています。塾長_松浦 淳介■オンライン学習指導をはじめようと思ったきっかけ教育の現場で「今」感じること。それは、コロナ禍が長引いたことにより、ジワジワとご家庭の収入が減り、「教育費のカット」という形で子どもたちの学習機会が失われつつあるという現実です。また今は「より高品質な教育サービス」が求められている時代でもあります。何とか「高品質でリーズナブルな教育サービス」を提供できないものかと思案を重ね「やる気を上げ、学習習慣をつけるオンライン授業」を思いつきました。■オンライン学習指導の特徴・お子様のやる気を引き出す個別教育コーチング・お子様との定期的なZOOM面談とオーダーメイドカリキュラム作成(月2回)・既存のコースと比較して安価に利用可能・リアルの教室で生徒の成績を上げてきた当塾の指導ノウハウをご家庭で再現■オンライン学習指導 ご利用(入塾)の流れ下記手順に沿って、入塾までのご対応をしております。まずは、無料の学習カウンセリングをお申込みください。(1) お問合せ(公式LINE) 公式LINE(2) 動画で「お子様のやる気を上げる3つの秘策」を予習(無料)(3) 無料学習カウンセリング(ZOOM)(4) 体験入塾(1週間)(5) 正式入塾※ご自宅での学習は当塾でも使用している「学習アプリ」を無償でご登録■公式LINEに登録した際の特典について当塾の公式LINEにご登録で、下記特典をご案内しています。・「お子様が無気力を脱却!最上質の学習習慣を手に入れるスタートアップ動画」(3時間分)を無料配布・「成績の爆上がりする勉強法大全」(PDFファイル)・「お子様の頭の中を整理する中高生用エッセンシャル思考の極意」(PDFファイル)■会社概要商号 : 塾學ワクワク実践会代表者 : 松浦 淳介所在地 : 岡山県倉敷市東富井862-1設立 : 2021年10月1日事業内容: 学習塾塾長向けの実践会URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月31日株式会社タツミヤインターナショナル(所在地:大阪市北区、代表取締役社長:小野 浩嗣)は、中学生対象のオンライン塾・明誠塾を運営しています。現役の大阪大学学生でもある丹羽塾長たちが考案した新コンテンツの【アカトレ】が2022年7月19日(火)スタートします。スポーツをする中学生を対象とした完全オンラインの学習サービスです「明誠塾 アカトレ」URL: 完全オンライン塾 明誠塾 アカトレ■提供背景スポーツをする子供たちの教育格差。実は世界中でも問題視されている引退後のアスリートの現実。サッカーの先進国スペインではジュニアの頃からセカンドキャリアに対しての育成環境が整っているように、世界では社会問題化されています。日本も例外ではなくアスリートのセカンドキャリアを支援する動きが高まる中、私たちはその前段階である中学生のタイミングから問題解決に取り組みます。■サービスの特徴*未来のアスリートを守るスポーツ界の教育格差とも言われ、今アスリートのセカンドキャリアが問題になっています。勉強をしてこなかった、スポーツだけのパフォーマンス力を追い求めすぎた結果、引退後の選択肢がない現実を【アカトレ】メソッドで解決します。*他にはないスポーツチームと塾との連携チームとの連携とは、コーチや監督に生徒の学習状況をフィードバック。その効果は予想以上!!1. チーム全体の学力UP、個人の学力差の解消2. 学習能力UPにより理解力も上がり必然的にパフォーマンス向上3. 練習以外でも同じフィールドで取り組む事による結束力UP*アカトレの授業の特徴・授業は365日毎日21時スタートの90分制・15分のT-tubeタイムと75分間の質問ルームはすべて生配信・各レベルに応じたカリキュラムの授業動画は24時間見放題・質問ルームでは講師に1対1で質問し放題未来のアスリートを守る×自ら学び自ら行動する子供■ご利用の流れHPもしくは公式LINEより、2週間の体験授業にお申し込みいただき、体験授業終了後に入塾手続きとなります。入塾の初月は授業料無料、次月より月額費用がかかります。※前払い制入塾手続き完了後、個人マイページのログインIDを発行いたしますので、以降授業へご参加ください。※チーム全体での契約をご希望の場合は別途ご相談となります■サービス概要サービス名: 明誠塾 アカトレ授業開始日: 2022年7月19日(火)授業時間 : 平日/土日祝 21:00~22:30受講方法 : オンライン(Zoom使用)料金 : 2,980円(税込)/1ヶ月 ※テキスト代別途申込方法 : HPもしくは公式LINEよりURL : ■会社概要商号 : 株式会社タツミヤインターナショナル代表者 : 代表取締役社長 小野 浩嗣所在地 : 〒531-0064 大阪府大阪市北区国分寺2-2-41 TATSUMIYA BLDG.創業 : 1969年4月設立 : 1991年3月事業内容: 海外ブランド商品の輸入及び国内卸販売/ウェブサイトの運営プライベートブランド商品の企画製造/海外ブランドの代理店業務学習塾の運営資本金 : 10,000,000円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社タツミヤインターナショナル 明誠塾 運営事務局TEL :06-6357-0085 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月06日個別学習塾とオンライン学習塾、および塾運営システムを経営している株式会社地域教育工房(千葉県柏市)が、2022年3月1日より当社開発システム『塾の連絡帳つなぐ』を介した、授業販売を実質スタートいたします。本取り組みはすでに、地域教育工房と一部学習塾の間でテストトライアルを行っており、本システムは特許申請中です。今回はたまがわ塾(東京都大田区)の授業をオンラインで販売し、『塾の連絡帳つなぐ』加盟校が購入する形になります。また地域教育工房からも英語と国語の授業を販売いたします。本授業販売は以下のような仕組みとなっております。塾の連絡帳つなぐイラスト1塾の連絡帳つなぐイラスト2本システムにより、各学習塾に様々なサービスの多様性をもたらすことが可能になります。例えば数学の授業をお子様の学力に合わせて提供できるようになったり(授業の個別最適化の実現)、塾によって出てくる得手不得手の克服にもつながる(地域の教育水準向上)。また、価格弾力性も生まれ、より経済力に合わせた指導も実現できます。近くに加盟校の無いご家庭がこのシステムのサービスを受ける場合、オンライン学習サービス『きみのまなび おてつだい』にて受講可能です。また本サービスを導入したい学習塾は現在加盟料0円、使用料0円、つまり実質0円で使用することが出来ます。今後、たまがわ塾および地域教育工房の授業販売は継続していく予定。春期講習に英語の音読精読の講座、また4月より英会話&フォニックスの講座も新たに受講が可能になります。またこれから個別指導機能のない学習塾に対して、地域教育工房からはもちろん、その他の加盟校からも個別指導授業の販売を随時実施していきます。(当社プロ講師陣の一部です。今後授業をつなぐを通して配信して参ります。)プロ講師陣『塾の連絡帳つなぐ』は多機能な教室運営ツールであり、ほぼ本システムのみで学習塾が運営できます。新しい学習塾を立ち上げたい方や『塾の連絡帳つなぐ』の使い方に不安がある方に向け、地域教育工房では様々なフォローやコンサルティングの体制を整えています。(関田英介学習塾P&Cファーム )【たまがわ塾について】授業品質にこだわり続け、大手塾の授業品質の向上を担ってきた和田先生により経営されている東京都大田区にある学習塾。職人気質で、たまがわ塾でしか受けられない先生の授業は、考えさせて、一緒に解いていく授業で人気。たま塾品質として地域に名高い。(たまがわ塾 )【会社概要】名称 :株式会社地域教育工房代表者:代表取締役 関田 英介所在地:千葉県柏市豊四季249番地5 酒井ビル2F設立 :2018年8月資本金:100万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月23日公立中学校に進学しなかった理由私は公立小学校に在学中、6年間ずっといじめられていました。勉強ができるいっぽうで運動は苦手で、コミュニケーションも不得手。言動がいちいち周囲から浮いているので、周囲の子どもたちから排除されたのです。私が小学校6年生になるころだったか、地元の公立中学に通っている兄が、突然両親に「義子を私立の中学に行かせてやってくれ」と泣いて頼みました。兄は、「義子は地元の公立中学に行ったら、いじめ殺されるかいじめを苦に自殺するかになる」と言います。当時、地元の公立中学は荒れていて、ひどいいじめが横行しているとのことでした。それで両親は震え上がり、私は中学受験をして私立の学校に進むことになったのでした。私立進学校のメリットとデメリット進学校ではある程度以上勉強のできる子が集められているので、授業を聴いていて退屈に感じることがありませんでした。私の場合、勉強ができても周囲から嫉妬による攻撃を受けないので、それもとても居心地が良かったです。進学校においては、成績が良いことがスクールカーストを大幅に上げる傾向があると感じます。友達が「義子はいつも学年で上位3位以内ぐらいにいて、すごく頭がいいんだよ!」とほかの子に自慢しているのを聞いたときにはとても驚きました。これはたまたま私のいた学校がそうだっただけかもしれませんが、特定の誰かが少しグループから外されるようなことはあったものの、深刻ないじめはなかったように思います。どちらかというと、多くの子は勉強すること、自分の生活を健康的に律することのほうに興味とエネルギーを注いでいて(注ぐことのできる環境に恵まれていて)、学校の中でのグループの立ち位置がどうのとか、特定の子に対してどうこうするという方向にあまり興味を向けていないように見えました。私も、やはり発達障害の特性によりなんとなく浮いているところがあったので、何回か軽くグループから排除されるようなことはありましたが、積極的にいじめと言えるほどまで加害されつづけるようなことはありませんでした。私のいた学校では、大学受験の基礎固めのために必要なトレーニングをうまくカリキュラムの中に練り込んであって、塾に行かなくてもそうとうの力がつけられるようにしてありました。これは卒業して10年ほども経ってから学習塾で講師のアルバイトをするようになって初めて気づいたことです。国語の時間には百人一首、文学史、評論文用語の暗記と小テストの時間があり、英語の時間には英単語・英熟語の暗記と小テストの時間がありました。私にとってこれは、面倒で苦痛ながらもあたりまえに享受していたこと。でも、私が20代になって講師を担当した子どもたちは、そういったサポートを受けていないようでした。「英単語・熟語は暗記しておかなきゃいけないんだよ、それにはこういう単語集がいいよ」とか、そういう指導を中学側はやっていないか、やっていたとしても、生徒たちにちゃんと伝わっていない…私立の進学校でさせられた単語などのトレーニングは、ものすごく大学受験に役立ったし、今でも私の英語力や文章力のベースを支えています。進学校の学費は高いですが、こういうところで還元されていたんだなと、今は思います。私の学校は女子校だったのですが、地域で「伝統的なお嬢様校」としてステータスがありました。学校の周囲に卒業生がいたりするので、少しでも「お嬢様らしくない」服装や言動をしていると「わたくしの母校も落ちぶれてしまって嘆かわしい!」みたいに学校にクレームが入ります。そういうわけで、校則はとても厳しいのですが、どうも生徒の側である私たちには、それが私たちの将来のための教育ではなく、学校の体裁を保つための強制であるように感じられました。女性であってもどんどん社会に出て活躍してほしい、と口では言いながら、生徒が皆勤賞をとったらなぜか両親ではなく“お母さん”が表彰されたり、昼食は母親が弁当箱に詰めたものであることを求めてきたり… 結局は家父長制の中での良妻賢母像を維持することに加担しているような保守的な雰囲気。それが私にはとても嫌でした。(※)※私が在籍していたのは今から20年以上前のことです。こうした校則や賞は、現在は異なっていると思います。お金持ちの、勉強のできるお嬢様ばかりが集まる、かなりの均質集団だった私の学校。特に私の所属した特進クラスでは、すべての前提が「東大京大・早慶上智に入る」でした。私はそのプレッシャーの中で視野が狭くなり、汲々として、常に過労状態だったのです。同時に、自分が非常に恵まれた学習環境に置かれていることに自覚がなく、とても傲慢だったとも思います。当時から、人生の進路には人それぞれ向き不向きがあって、どれが上とか下でもないし、自分はどんな進路を選んでもいいのだ、選択肢も無数にあるのだ、ということを知っておきたかったなと思います。本人の「楽」を大事にした進路選択を私の場合、総合的に考えて、私立の中高一貫進学校に進んだことは自分にとって良いことだったと思っています。ただ、やはり私立の進学校には私立の進学校なりのデメリットもあるし、発達障害のある人が元気に過ごすには繊細な環境調整が必要です。定型発達の人でも将来に確実な約束のない今、発達障害のある人はなおさら、一般的に言う高学歴を身に着けたからといって順風満帆な人生が約束されるわけではありません。公立、私立、専門学校、高等専門学校、通信制の学校など、いろいろな選択肢の中から、本人の中でいちばんメリットとデメリットのバランスがとれて、楽に過ごせる進路を選べるといいなと思います。文/宇樹義子(監修者・井上先生より)体験として貴重な記事だと思います。そらきさんが中学進学の際に、ご自身の得意な分野、個性が認められる環境を選べたことは、とてもラッキーでしたね。このコラムで書いておられるように、私立の学校にはそれぞれ特有の校風があると思います。加えて「進学クラス」など特別に設置されているコースを目指す場合、良いクラスメイトに恵まれることもありますが、相性の悪い同級生がいてもクラス替えもなくずっと一緒に過ごさなくてはいけないリスクもあります。また私学の場合、学校側が特別な支援ニーズや合理的配慮についてどこまで学校側が理解してくれるかは、学校によりかなり異なるので、その学校の情報をオープンスクールなどでしっかり調べて進路決定することが大切だと思います。
2022年02月14日株式会社プラドラーニングスタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:西岡 悟)が運営する個別指導の進学塾「プラドアカデミー」は、個別に質問ができるオンライン自習室「ヒントライン」を2月1日より開講いたします。ヒントラインロゴ■ヒントラインのねらい勉強をしていて問題につまずいたとき、解答を見て、わかった気になったという経験はありませんか。でも、次にまた同じような問題に出会ったときに解き方を思い出せない…。ヒントラインの講師たちは解答を教えません。教えるのはあくまで解き方の「ヒント」です。ヒントラインは、生徒に自分で課題に向き合わせ、自力で解決させることによって、問題の理解と定着を図っていきます。【ヒントライン5つの特徴】1. 講師が教えるのはあくまで解法のヒント生徒が自分で課題に向き合い、自力で解決する力を育てるために、講師は答えを教えるのではなく「ヒント」で手引きしていきます。2. 予習・復習での利用で個別授業との相乗効果授業では理解したと思っていても曖昧な部分があるとき、ヒントライン講師からのアドバイスで再確認すると内容の定着度が増します。3. 見えるのは自分と講師の先生たちだけ(他の生徒の姿は見えません)ヒントラインはオンライン自習室ですが、他の生徒たちの姿が画面に映ることはありません。同様に自分の姿や声が他の生徒に伝わることもないので周りを気にせず質問できます。4. 日曜・祝日も開講生徒の学習計画をやり遂げるために、日曜・祝日も開講しています。5. 用意するのはスマホ or タブレットだけヒントラインはアプリです。お持ちのスマートフォンorタブレットにアプリをインストールするだけで、その場がすぐに自習室になります。プラドアカデミーの教室でも利用可能です。【サービス開始日】2022年2月1日(火)■プラドアカデミーについてプラドアカデミーは、実績36年の個別指導進学塾です。高田馬場校・巣鴨校・西日暮里校・王子校・板橋校・南千住校・木場校の7教室で、教科担任制による個別指導を行っています。プラドアカデミーでは、生徒一人ひとりに合った志望校合格までの学習プランを作成し、最後までやり遂げる力を徹底的にサポートします。【画像】自宅が自習室に教室でも利用できます講師は解き方のヒントを教えます■会社概要商号 : 株式会社プラドラーニングスタイル代表者 : 代表取締役 西岡 悟所在地 : 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-4 新陽ビルIII 7F設立 : 1985年2月事業内容: 個別指導塾の運営、通信制高校サポート校の運営資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月31日wayway合同会社(東京都渋谷区、代表取締役:井上 昂太)は、同社が出版した『海外大学進学のススメ』出版記念トークライブとして、「旅×留学×教育」海外進学のこれからを、未来視点で考えるイベントを2022年1月28日にオンラインにて開催します。「旅×留学×教育」海外進学のこれからを、未来視点で考える■イベント内容旅のスペシャリストと海外留学のスペシャリスト、そして教育のスペシャリストによるトークライブです。現代の教育の変化から読み解く「旅と留学と教育」のグローバルスタンダードに合わせた教育についてセッションをします。またハードルが高いと思われがちな海外進学を、海外大学進学の基本的な内容はもちろん、今まであまり知られていなかった海外進学の情報を紹介、平均的な収入の家庭でも十分に実現可能な進学ルートもお伝えします。■2022年「子育て世代が知って得する教育事情」~海外に進学するという選択肢~<大学の卒業までにかかる費用/日本>公立大学 年間 53万8500円国立大学 年間 53万5800円私立大学 年間 90万4146円<大学の卒業までにかかる費用/海外>マレーシア 年間 60~80万円フィリピン 年間 10~50万円タイ 年間 50万円~インド 年間 5~60万円※私立大学の授業料の目安費用が抑えられるだけでなく、海外留学では、その国ならではの付加価値があります。例えば、インドではビジネスにも応用可能な成功哲学「ジュガール」を学ぶことができます。マレーシアでは多国籍ということもあり、多くの文化圏の友人とコネクションができます。海外での進学は「世界とのコネクション」ができる上、世界の熱量をリアルに知ることができます。さらにこの過程で「英語スキル」を身につける結果にもなります。海外進学は「選ばれしものが」というような崇高なものではなくて「誰もが選択できる」そんな身近なものだということを、これからも発信してまいります。【イベント概要】・日時 :2022年01月28日(金) 20時00分~21時30分・方法 :オンライン(Zoom)にて・参加費用:1,000円・定員 :100名(先着順)・対象者 :社会人、学生、教育関係者、経営者、人事関係者申し込み・詳細は下記のサイトから ・主催:まねきねこ出版/wayway合同会社【登壇者略歴】●大川 彰一氏株式会社留学ソムリエ 代表取締役。TAFE Queensland 駐日代表。日本認定留学カウンセラー協会(JACSAC)幹事。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして約1,000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国教育系NPOのアジア統括部長として日本やASEANの教育機関および企業との連携によりグローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを主要大学の単位認定科目としての導入に成功。現在は「留学ソムリエ(R)」として国際教育事業コンサルティングや留学に関する情報発信を行う。東洋経済オンラインレギュラー執筆中。<著書>『オトナ留学のススメ 成功する人はなぜ海外で学び直すのか』(辰巳出版)『海外大学進学のススメ~日本の高校生をグローバル人材に成長させる解決策!~』(まねきねこ出版)●中村 伸一氏「地球探検隊」隊長。1961年、東京都生まれ。1996年、日本で唯一、“旅行を売らない”旅行会社を設立し、そのユニークな事業活動で「旅行業界の異端児・カリスマ」としてマスコミに数多く取り上げられる。2018年、22年間経営してきた旅行会社を手放してフリーランスに。2019年からは「地球探検隊」の中村隊長としてトークライブや執筆活動を行っている。また、これまでの旅の経験を活かした「旅作家」として、新しい旅の企画やイベント開催などを行っている。<著書>『これが世界の見方が変わる旅だ!:~ミクロネシアの無人島~JEEP ISLAND編 Kindle版』『どんなピンチも笑いに変える逆境力:~勇気と元気がもらえる中村隊長エピソードゼロ~ Kindle版』『ようこそドラマチックジャーニーへ(わたしの旅ブックス産業編集センター)』『引っぱらないリーダーが強いチームをつくる(現代書林)』『感動が共感に変わる!(こう書房)』など多数。●松岡 良彦「セカイ大学」運営責任者2009-2013 日本で初となる子供専門のオンライン英会話を創業。2014年からはフィリピンの治安の良い街をフィールドとしたアクティブラーニングを中心とした親子留学学校を展開。2020年よりブロックチェーン事業を立ち上げる傍らで積極的に執筆活動も開始。12年間ほど英語教育に従事し「英語学習」を提供するサービスプロバイダーだったが、これからは、海外進学というまだ浸透していない文化を広めていきたいと考えている。■書籍について『海外大学進学のススメ~日本の高校生をグローバル人材に成長させる解決策!~』<本書の内容>日本の高校生こそ!海外大学へ進学すべき!皆さんは「海外進学」と聞くと、どのようなイメージが浮かびますでしょうか?・費用が高そう・成績が良くて英語が得意な人でないと難しい・留学先はアメリカかイギリス・日本での就職には不利・アジアの中では日本の大学が最も教育レベルは高い実はそれらは全て古い情報なのです。今の時代の海外進学は次のようなイメージです。・年収500万円世帯でも海外進学は十分可能・成績や英語レベルが低くても進学できるルートもある・留学先はアジア、オーストラリア、ニュージーランドなど選択肢が豊富にある・日本も海外でもグローバル就職が絶対に有利・アジアの大学の教育的レベルは高く、早慶、MARCHよりもランキングが上位の大学もたくさんあるそう、海外進学は知らないうちに、ぐっと身近なものになってきているのです。本書では、そんな海外進学の最新情報をお伝えしていきたいと思います。【商品詳細】『海外大学進学のススメ』著者 :大川 彰一本の長さ:83ページ定価 :1,120円発売日 :2021年12月24日電子書籍Amazonリンク: 【会社概要】会社名 : wayway合同会社設立日 : 2019年2月21日代表取締役: 井上 昂太所在地 : 東京都渋谷区神宮前三丁目25番18号 THESHAREf-10事業内容 : 雑誌、書籍、デジタルメディアの発行、販売YouTube/動画制作EC事業/EC運営サポート事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日発達障害がある子の高校卒業後の進路の選択肢発達障害がある、軽度~中度知的障害のある子どもが特別支援学校高等部を卒業したあとは、大学進学あるいは就職を選ぶことになります。どのような選択肢の幅があるのでしょうか。制度上は特別支援学校高等部卒業で大学入学資格は得られます。しかし、特に知的障害高等特別支援学校、知的障害特別支援学校高等部の場合は自立活動なども多いため、志望する大学側が定めた科目の単位を取得していないと受験自体ができない場合があります。したがって、入学時点から大学進学に合わせた教育課程を個別に編成してもらえるかどうかを学校側と話し合っておく必要があります。卒業後進学を考えている場合は入学前に事前に卒業までに取得できる単位数などの確認をしておく必要があります。平成30年度新特別支援学校高等部学習指導要領等説明会における文部科学省説明資料学習指導要領「生きる力」障害のある人の就職先は、基本的に・一般就労…一般雇用か障害者雇用・福祉的就労…いわゆる業所で働く。就労継続支援A型と就労継続支援B型がある。となります。一般就労と福祉的就労では、収入にも大きな違いがあります。手帳を取得しての一般就労の場合にはどのように給与が変わるのかが企業の判断によるので注意が必要です。特別支援学校卒業が「高卒」にあたるのか「中卒」にあたるのかは企業によって判断が異なっているのが現状です。また、障害の種類によっても違ってくる場合があるので、就労前に確認することが重要です。障害のある人が就職を目指すにあたって受けられる福祉サービスを利用することもできます。働くためのさまざまなスキルを身につけたり就職活動の支援などを行う就労移行支援や、就職後も長く続けるための就労定着支援などの教育訓練機関があります。また、自立訓練(生活訓練)事業と就労移行支援事業を組み合わせた4年制の福祉型カレッジなどもあります。よくわかる!就労移行支援(LITALICOワークス)知的障害の若者に大学教育を。福祉型大学「カレッジ」の挑戦社会福祉施設は、大きくは「障害者支援施設」と「障害福祉サービス事業所及び相談事業所」の2種類に分けられます。共に入浴や排せつ、食事や家事など生活全般にわたることから、自立や就労の支援や助言なども行います。障害者支援施設は生活の場が提供されている、という違いがあります。継続的な自立支援のシステムの構築障害福祉サービスの内容 |厚生労働省進学について特別支援学校高等部や高等特別支援学校を卒業後、多くの生徒は就労福祉施設への通所・入所を選択しますが、大学進学を目指す生徒もいます。2018年(平成30年)の特別支援学校高等部の卒業者は21,657人で、進学するのは427人(2%)と非常に少ない割合になっています。進学先としては、大学(学部)、短期大学(本科)、大学・短期大学の通信教育部及び放送大学(全科履修生)、大学・短期大学(別科)が挙げられます。進学以外の進路として、教育訓練機関等への入学は342人(1.6%)、就職が6,760人(31.2%)、社会福祉施設に入所・通所13,241人(61.1%)、その他887人(4.1%)となっています。※高校卒業に準ずる単位と定められている74単位を取得しないと大学受験資格を得られないので、卒業後進学を考えている場合は入学前にあらかじめ卒業までに取得できる単位数などの確認をしておきましょう。卒業者の進路:文部科学省「周囲の目が気になる」「答えを独り言で言ってしまう」という生徒に別室受験を認める、拡大文字問題冊子の配付、試験時間の延長などの特別措置があります。配慮を受けるには、受験上の「配慮申請書」と、所定の診断書および状況報告・意見書の提出が必要です。受験上の配慮案内「障害学生支援室」を設置している大学や専門学校もあり、さまざまなサポートを受けることができます。履修や事務手続きの配慮、レポートに代わるものの提出、教材やテストのテキスト拡大など、相談次第で発達障害の特性に応じた「合理的配慮」を受けることが可能です。ただし、大学によって異なったり、障害に対する配慮は一切していないという大学もまだまだ多いため、事前の情報収集が大切です。支援ガイド_発達_入試就職について障害のある人が就職をする場合、一般雇用枠および障害者雇用枠のどちらで就職を目指すのか、自身の障害に合わせてどのような職場を選ぶのか、という判断が重要になってきます。卒業後の就職率はどのくらいなのか、どのような就職先や働き方があるのかを解説します。平成30年度のデータでは、特別支援学校高等部卒業者21,657人に対し、就職者は6,760人(31.2%)となっています。就労後の1年定着率で見ていくと、障害者雇用(作業所など)が約7割(70.4%)、一般求人の障害者雇用枠が約5割(49.9%)、一般求人(障害非開示)が約3割(30.8%)。障害をオープンにして就職するほうが、定着率が高くなっています。卒業者の進路:文部科学省障害者雇用の現状【一般就労】一般就労の中には一般雇用枠と障害者雇用枠があります。一般雇用枠収入の平均額は、一般雇用枠の正社員の場合はフルタイム勤務で約32.5万円、契約社員などの非正規社員の場合は約21.1万円となっています。障害者であることを公表せず働く人も多いため、対人関係や仕事管理などで上手く行かないことへの周囲の理解や配慮がないため、定着率が低くなってしまう傾向があります。※特別支援学校卒業という認定が一般の「高卒」にあたるのか「中卒」にあたるのかは企業によって判断が異なっていますので、あらかじめ確認しておくことが重要です。・障害者雇用枠障害者雇用枠の場合、障害をオープンにすることで、障害や苦手・得意などへの理解が得られやすい、通院などに使う時間を確保できるなど働きやすい環境が整っています。就労時間は1日6時間以上が主流となっているため、週20時間未満(1日4~5時間)の場合、一般就労の障害者雇用枠ではなく福祉的就労(就労継続支援A・B型事業所などの作業所)を選択するケースがほとんどです。障害者雇用枠の平均月給は、身体障害者21.5万円、知的障害者11.7万円、精神障害者12.5万円、発達障害者12.7万円となっています。障害者雇用枠に応募するには、障害者手帳(療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれか)の所持が必須となります。障害者手帳を所持していれば、「一般枠」・「障害者雇用枠」どちらにも応募することができます。障害者雇用実態調査|厚生労働省厚生労働省「平成 30 年度障害者雇用実態調査結果」【就労継続支援A型・B型】一般企業や通常の事業所などに就労することが困難な人に、就労の機会を提供するとともに、仕事やそのほかの活動を通じて知識および能力の向上を目指す福祉サービス、いわゆる福祉的就労です。雇用契約を結ぶ「A型」と、雇用契約を結ばない「B型」の2種類があります。就労継続支援A型は、特別支援学校を卒業後あるいは就労移行支援事業所などを利用しながら就職活動を行ったが、雇用に結びつかなかった人などが対象となり、原則18歳以上65歳未満という年齢制限があります。勤務形態は基本的に一般就労と変わりませんが、勤務時間が比較的短い(勤務時間に決まったルールはありませんが、1日4~5時間の事業所が多い)点が特徴です。週5日前後の出勤が基本で、給料(工賃)は時給制で平均すると78,975円/月(887円/時間)程度となっています。就労継続支援B型は年齢制限がなく、企業での就労経験があるが年齢や体力の面で一般企業での雇用が困難となった、就労移行支援を利用する中で就労面の課題が把握されている人などが対象になっています。1日4~8時間程度の開所時間の中で、好きな時間だけ働くことができます。特に決められた勤務日数はなく、通える日数だけ通うことができます。雇用契約を結ばないため、計算方法も出来高制や通った時間など事業所によって異なりますが、平均で16,369円/月(223円/時間)となります。障害者の就労支援対策の状況職種別に見てみると、一般企業の障害者枠で雇用されている人は、サービス・接客の職業、事務的職業、生産工程の職業、運輸・清掃・包装などの職業、専門的・技術的職業の職種に就いていることが多いようです。たとえば、事務的職業は比較的業務内容に融通が利いて自分のペースで仕事を進めることが可能なため、身体障害や精神障害のある人に向いているといえます。また、清掃や梱包作業は単調な作業で対人関係などの精神的負担も少ないため、知的障害や精神障害のある人にむいています。もちろん個人差はありますので、就業先を選ぶ前にどのような仕事が自分に合っているかを知っておくことが大切です。就労継続支援A・B型では、パソコンでのデータ入力作業やレストランのホールスタッフ、商品の梱包作業や清掃など働くために必要な能力を身につける訓練をしたり、利用者の個性や得意分野を引き出す仕事(作業)を提供します。厚生労働省「平成30年度障害者雇用実態調査結果」特別支援学校、就労支援施設、地方自治体、医療機関などの方へ就職先の探し方障害のある人が就職先を探す場合、どのような方法や流れで行えばいいのか、どのような機関に相談できるのかを紹介します。障害者雇用促進法において、民間企業は2.3%、国・地方公共団体等は2.6%、都道府県等の教育委員会は2.5%の障害者雇用が義務付けられています(障害者雇用率制度)(※令和3年3月1日改定)。これを満たさない企業からは納付金を徴収し、この納付金をもとに雇用義務数より多く障害者を雇用する企業に対して調整金を支払ったり、障害者を雇用するために必要な施設設備費に助成したりしています(障害者雇用納付金制度)また、障害者本人に対して、職業訓練や職業紹介、職場適応援助等の職業リハビリテーションを実施し、それぞれの障害特性に応じたきめ細かな支援が行われるよう配慮しています。障害者雇用対策 |厚生労働省法定雇用率の引き上げの詳細【一般企業の障害者雇用枠】一般企業への就労の場合には、まず自分の障害や特性と向き合い「何がしたいのか」「働くにあたりなにを優先するのか」を自己分析することが重要です。その後はハローワークやエージェントを通して求人を探し、履歴書を書き、面接を受けます。流れとしては一般枠とほぼ同じです。障害者雇用促進法に基づき、一般企業の障害者枠では6月1日までに入社できる人を採用するため、4~5月が採用活動期間となります。2~3月から計画的に動き出す必要があります。【就労継続支援A・B型】・就労継続支援A型施設(作業所)に直接問い合わせ、面接と見学を行います。A型は雇用契約があるため、最寄のハローワークで求人票の確認と、求職希望があることをハローワーク担当者に伝えます。応募にあたって必要な書類を提出し、面接を行います。通所決定の結果が出たら、受給者証が発行され(すでに持っていれば必要なし)、利用開始となります。・就労継続支援B型施設(作業所)に直接問い合わせ、施設見学、その後1~3日の体験実習を行います。通所決定の結果が出たら、受給者証が発行され(すでに持っていれば必要なし)、利用開始となります。障害のある人が就職先を選んだり決めたりする際、どこに相談すればいいのでしょうか。相談機関や相談窓口を紹介します。・ハローワーク就職を希望する障害者に対して専門の職員・職業相談員が障害の状態や適性、希望する職種に応じ職業の相談や紹介や適応指導などを行います。公共職業訓練のあっせん、トライアル雇用、ジョブコーチ支援等の各種支援策も活用しています。また、事業主に対しての支援や助言、各種助成金の案内なども行っています。・地域障害者職業センターハローワークなど地域の就労支援機関と連携し、障害者に対する専門的な職業リハビリテーションを提供する施設です。障害者一人ひとりのニーズに応じて、職業評価、職業指導、職業準備や訓練などの各種の職業リハビリテーションを実施しています。・障害者就業・生活支援センター就業およびそれに伴う日常生活上の支援を必要とする障害のある人に対し、相談を受けたり、職場・家庭訪問等を実施します。就職活動の支援、事業所に対して障害特性を踏まえた雇用管理についての助言などを行っています。また、生活面で不安があり仕事に就くことが難しい人に対して、健康管理やお金の管理などの「生活支援」も実施しています。厚生労働省「相談・支援機関の紹介」就労移行支援やカレッジ、教育訓練機関などに入学就労する前にワンクッション置きたい、就労に向けてさまざまなスキルを身につけたい、という人のために、支援や訓練を受けられる施設や機関もあります。どのような支援が受けられ、どのような特徴があるのか見ていきます。障害のある人が就労に向けたさまざまなトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようサポートを行う機関です。一般就労を希望する、65歳までの障害のある人および障害者総合支援法の対象疾病となっている難病のある人が対象になります。原則利用料はかからず、最長24か月利用することができますが、一般就労を目指した訓練という位置づけのため、基本的に工賃は発生しません。支援内容は、身だしなみや時間管理などの生活面、パソコンスキルなどの技術面、グループワークなどのコミュニケーション能力面など、多角的なものになっています。また、就職後も就職先に慣れているか、仕事や人間関係の悩みはないか、生活リズムが崩れていないか、などの相談やサポートも行います。障害のある人のための「大学形式(4年制)の学びの場」です。法制度上では、障害者総合支援法にもとづく自立訓練(生活訓練)事業と就労移行支援事業を組み合わせた多機能型事業所となっていますが、青年期障害者の「学ぶ権利」を保障することを目的として設立されています。カレッジによって学費やカリキュラムは異なりますが、1・2年生が自立訓練事業としての教養課程、3・4年生が就労移行支援事業としての専門課程となっているところが多いようです。基礎学力を養うほか、生活に必要な訓練や就職にむけての支援も組み込まれています。障害のある人を対象に、ハローワークと連携しながら、その状況に配慮したきめ細かい職業訓練を実施する機関です。・国が設置(運営は機構)のリハビリテーションセンター・国が設置(都道府県が運営)の障害者職業能力開発校・府県が設置・運営の障害者職業開発能力学校・都道府県が設置・運営の一般の職業能力開発校・地域で企業、社会福祉法人、民間機関等に委託して実施する障害者職業訓練の5種類があり、受講する場合は地域のハローワークで相談・手続きを行います。学校によって異なりますが、OA実務科、調理・清掃サービス科、オフィスワーク科、ビジネス総合事務科などさまざまな科に分かれ、訓練期間は3か月~1年となっています。障害者の就労支援対策の状況ハロートレーニング(障害者訓練)社会福祉施設に入所・通所障害が重い人の中には、生活上の介護・介助が中心の社会福祉施設に通うケースもあります。どのような施設があるのか、それぞれどのような特徴があるのか解説します。施設の種類は老人福祉や児童福祉など多岐に渡り、利用対象となる人、施設の特徴もさまざまです。障害のある人が利用する施設は、障害者支援施設となります。障害者支援施設とは、日常生活における支援や自立訓練、就労支援や相談援助などを提供している施設のこと。施設の費用は公営の場合その半分を国が負担し、残りを都道府県、社会福祉法人などが負担することになっています社会福祉施設(厚生労働省)自宅から施設に通い、日帰りでサービスや支援を受けるのが通所となります。ほとんどの施設が送迎を行います。自宅で過ごすことが多い障害者にとって、引きこもり防止やストレス発散にも繋がります。施設で生活をしながら支援を受けるのが入所です。24時間スタッフが常駐していて、夜間介助にも対応しています。本人の知的レベルや運動能力に合わせた活動を行ったり、余暇活動に力を入れているところも多く、サークル活動がある施設もあります。障害者支援施設などで、常に介助や介護が必要な人〔障害支援区分が区分3(障害者支援施設に入所の場合は区分4)〕を対象に、以下のような支援を受けられるのが生活介護です。・入浴、排せつ、食事等の介助・調理、洗濯、掃除等の家事・生活等に関する相談、助言・創作的活動、生産活動の機会の提供・身体機能や生活能力の向上のために必要な援助社会福祉施設 - 厚生労働省生活介護(障害福祉サービスについて/厚生労働省)障害の種類にもよりますが、障害者の進路先として大学や専門学校に進学する人は全体の5%にも満たず、就職する人も約30%あまり、過半数が社会福祉的就労あるいは社会福祉サービスを利用しているのが実態です。一般就労と福祉的就労では収入にも配慮にも大きな違いがあります。自立した生活を送るのか、介助や介護を受けながら生活するのか、どこに誰と住むのか、どのような福祉サービスを受けるのか、金銭の遺し方や管理はどうするのか…じっくり時間をかけて我が子の進路を準備していきたいものです。
2021年09月15日株式会社プラドラーニングスタイル(本社:東京都新宿区、代表取締役:西岡 悟)は、運営している個別指導の進学塾「稲門学舎」を9月1日より「プラドアカデミー」に名称変更いたします。プラドアカデミーロゴ■プラド(Prad)の意味プラドアカデミーのプラド(Prad)とは、Professional×Adviser×Praise×Advantageを掛け合わせた言葉です。私たちがこうありたいという思いを、「プラド」というブランド名で表現しています。それは、生徒一人ひとりの個性をよく見て、褒めて伸ばす。長所や強みを見出して成長のきっかけを与える。そうしたプロフェッショナルな視点を備え、子どもたちの“やり遂げる未来”を創造するアドバイザーでありたいという思いです。■名称変更の目的目的は二つ。一つは、パンデミックという未曽有の事態の最中、株式会社プラドラーニングスタイルのプラドに統一した名称にすることでグループ全体の結束力を高め、いかなる困難にも立ち向かっていくという強い気持ちを表現し、もう一つは、クオリティの高い新サービスの開発で、更なる合格実績の向上を成し遂げる決意のためです。【変更日】2021年9月1日(水)なお、塾名変更に伴う事業内容、所在地、電話番号等の変更はございません。■プラドアカデミーについてプラドアカデミーは個別指導の進学塾です。生徒一人ひとりに志望校合格までの学習プランを策定し、最後までやり遂げることを徹底的にサポートする個別指導です。高田馬場校・巣鴨校・西日暮里校・王子校・板橋校・南千住校・木場校の7校舎で、一流の講師陣が教科担任制で志望校合格へ導きます。オンライン授業の併用も可能です。■会社概要商号 : 株式会社プラドラーニングスタイル代表者 : 代表取締役 西岡 悟所在地 : 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場1-29-4 新陽ビルIII 7F設立 : 1985年2月事業内容: 個別指導塾の運営、通信制高校サポート校の運営資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月01日息子の場合私の息子は知的障害を伴う自閉症です。現在20歳、療育手帳(愛の手帳)を所持しています。就労移行支援事業所まで一人で電車を乗り換えながら通所することや、簡単な家事手伝いは行うことができます。一方、こだわりが強く、時にはパニックを起こして暴れることもあります。息子は、小学校入学前、知的障害があること、着替えなどの身辺自立がまだ出来ていなかったこともあり、特別支援学校への進学を選択しました。知的障害があるのに小学校、中学校を通常学級のカリキュラムの中で過ごしてしまうと、出来るようになるであろうことも身につかない恐れがあると考えたからです。息子の障害の程度を考えたとき、教員数と担当児童数の割合にも不安がありました。Upload By 立石美津子※個別の教育支援計画・個別の指導計画については、通級による指導の対象者も策定義務あり※自治体の予算により、担任以外に補助員がつく場合もある※特別支援学校教員免許支持率は全国平均であり、地域によっても異なる特別支援学校に入学してみると息子のクラスは教員2名に対し児童5名でした。すぐに個人面談があり、個別の教育支援計画と個別の指導計画が作成されることになりました。私から「靴ひもを結ぶ練習をさせたいので、蝶結びをマスターさせたい」と伝えると、個別の指導計画の中に“紐結びを習得させる”と記載されました。担任の先生は息子のために教材を作り、毎日個別学習の時間で練習させてくれ、2週間でできるようになりました。Upload By 立石美津子特別支援学級のある小学校へ転校小学2年生のとき、東京都の指導主事の巡回があり「そろそろ特別支援学級に転校させてもいいのではないか」と言われ、近くの公立小学校の特別支援学級に3年時から転校しました。息子のように特別支援学校に入学をしても、発達の様子に合わせて、途中から特別支援学級のある小学校に転校することもあります。我が子の状態や教員数、支援内容の情報を集めて、子どもに合った環境を選択をするのが良いと思います。知的障害がない場合現在の制度では、知的障害を伴わない発達障害児の場合、情緒障害特別支援学級への入級をすすめられることがあります。知的障害がない場合は、知的障害特別支援学級への進級は認められない場合があるので注意が必要です。通常学級に在籍し、通級や特別支援教室(東京都の制度)を利用している場合、“個別の教育支援計画・個別の指導計画”が立てられます。これらを利用していない場合は個別の教育支援計画の作成は学校側に義務化されていませんが、診断があれば作成していただけるよう学校に申し入れることもできます。また、通級制度の利用を検討することもできます。サポートブックを活用学校の先生方は、自閉症についての知識は持っているでしょう。ですが、我が子については0歳から育ててきた親のほうががよく分かっていることも多いと思います。苦手なこと、得意なこと、パニックを起こした時の対処法などを担任に伝えておくとよいと思います。そこで、サポートブックをつくり、連携してみるのはいかがでしょうか。サポートブックに記載するのは下記のような内容です。・成育歴・子ども本人の特性(どんなことが苦手で、どんなことが得意か)・子どもが理解しやすい指示の伝え方・パニックを起こしたときの対処法・絶対に食べられない給食メニュー・絶対に避けてほしいこと(急に音楽を鳴らすのではなく事前予告し、小さな音から徐々にボリュームを上げる等)・保育園・幼稚園からの細かい申し送り・主治医や療育施設からのアドバイスの共有(発達検査・心理検査の結果を渡す)・クラスメートとの相性(どのようなタイプの友達が苦手なのか、どんなタイプの子とウマが合うか)書籍やネットの資料をドーンと渡すことは控え、分かりやすくまとめたものを渡しましょう。「知られたくない」と思わずに親は順番的には先に亡くなるので、子どもの人生に伴走し続けることはできません。ですから、子どもの障害を家族の中だけで隠すのではなく担任、ママ友、地域、クラスメートにカミングアウトし、地域や支援者とつながりをつくっておくことが大切だと思います。スペシャルな教育息子が小学校に入学したとき特別支援学校は“養護学校”、特別支援学級は“特殊学級”という名称でした。息子が小2になったとき学校教育法が変わり特別支援学級・学校という名称に変わりました。特殊な子どものための教育という発想ではなく、子ども一人ひとりの状態(教育的ニーズ)に合わせて特別な支援を行うという方針をあらわした名称となったのです。スクールバスに書かれた「○○特別支援学校」の名前を見て「特別に支援されるなんて、嬉しいな…」私はそんな感覚を持ちました。私は成人した知的障害者の移動支援の仕事をしているのですが、特別支援学校の卒業生でもある利用者の方が「僕はスペシャルスクールに通っていたんだ」と言っていました。「なんて素敵な言い方なんだろう」と思いました。執筆/立石美津子(監修:井上雅彦先生より)保護者にとって、お子さんの就学先・進学先は子育ての中で大きな悩みになります。一般的な学校・学級の特徴を知るとともに、お子さんが通う地域の学校を実際に見学したり、いろいろな人の意見を聞いたりすることで情報を集め、最終的にお子さんにとってより良い判断をされることが望ましいです。また、コラムにあるように、学校・学級を決めても、お子さんの発達によって最適な教育環境を選び直すこともできます。サポートブックについては、「~してほしい」という要求の文体より「~していただけると、~できることが多いです」という書き方が望ましいでしょう。家庭と学校でお子さんの様子が違うことがあるので、先生が実際に経験されたことをもとにサポートブックを更新していくと良いですね。
2021年08月06日通常学級に通わせる良さ、難しさ私は息子には特別支援教育しか受けさせていませんので、障害のある子を通常学級に通わせる良さを私は経験したことがありません。ですから本当のところはわかりません。これは例えば、双子を育てている人が「大変でしょ」と言われても、その人は双子を育てた経験しかありませんから比較するものがなく、答えようがないのと同様でしょう。もしかしたら、一人っ子でも大変な思いをしている人もいるかもしれません。通常学級に知的障害のある程度ある子どもを在籍させることで、定型発達のクラスメートから多くの刺激を受けることができるという、良い点もあると思います。地域の中に顔なじみの子ども達やその保護者がいることで、災害時など何かあった時にも気にかけてもらえたり、将来地域で暮らしていく時にも何かと安心かもしれません。けれども、残念ながら、いじめられることもあります。また、着替えなどがうまくできないと、自分から助けを求めなくてもいつの間にかクラスの子の誰かが手伝ってくれた結果、ヘルプを出す経験も積まず、また周りの人にやってもらうことが当たり前になってしまい、自立につながらないケースもあると聞きます。気をつけてあげたい、おとなしい子自己主張する積極的なタイプ、受け身のおとなしいタイプなど人間にはさまざまな性格があります。障害のある子も同様です。クラスメートを突きとばす、教室から脱走する、授業中に大声で叫ぶ――こうした行動がある場合、先生はほうっておくわけには行かず、叱ったり呼びに行ったりしなくてはなりません。行動が目立つので、そうせざるを得ないでしょう。また、本人からの「いやだ」とか「つらい」というSOSがあった時も、担任も保護者もキャッチしやすいでしょう。その問題行動が障害に起因していれば特別支援学級や特別支援教室(通級)へ行くことも検討されます。けれども、おとなしい子の場合はどうでしょう。授業がチンプンカンプンでも椅子にじっと座っている子、いじめられても黙っているタイプの子の場合、周りは本人がつらい状況にあっても、気づきにくいのではないでしょうか。クラスメートに危害を加えたり立ち歩いたりしないので、周りに迷惑をかけることもありません。その結果、問題に気づかれず、放置されてしまうケースもあると聞きます。教育虐待という言葉教育虐待という言葉を耳にしたことはありませんか?これは、「あなたのため」という大義名分のもと、保護者が子どもに課す行き過ぎた教育やしつけをすることを指します。しかしこれは、定型発達の子どもに限った話とは言えないのではないでしょうか。ある事例についてご紹介したいと思います。知的障害は中度でおとなしいタイプのAさん。義務教育の期間は保護者の意向もあり、通常学級に在籍していましたが、一般の高校受験は難しく、特別支援学校高等部に入学しました。入学してみるとAさん以外のクラスメートは、特別支援学級の出身者でした。Aさんより知的障害の程度は軽く、登校、着替えなどの身辺自立はもちろんのこと、読み書きもある程度できるようになっていました。また、「できないことは恥ずかしいことではない、わからないから助けてください」とSOSを出す教育も受けてきたので、“できないことは他人に頼る”ことも、中学までの間に学んでいました。ところが、通常学級に9年間在籍していたAさんは、Aさんにとって必要な支援をうけられていなかったため、持ち物管理、片づけ、着替え、一人登校などが身についていませんでした。きめ細かな対応には限界がある通常学級では教科書の内容を理解できるという前提で、国語、算数など授業が行われます。一クラスの人数は35人~40人、たとえ加配の先生がついたとしても基本、担任は一人でこの大人数の子どもを担当します。ついていけない子がいたら周囲や先生が「周りに遅れないように」とやってあげるなどで対応をし、みんな同じペースでカリキュラムをこなすことになります。これに対して特別支援学級では、質問のタイミングや着替え、生活のルールなど基本のきの部分から生活を作っていきます。通常学級では、丁寧な支援をしたくても、人数の関係もあり難しいこともあるのではないでしょうか。そして子どもは、黙って待っていれば、誰かがやってくれるという待ちの姿勢になってしまうこともあるのかもしれません。なによりも、わからない授業を9年の間、じっと座って受け続けていたAさんの苦痛はどれほどのものだったでしょう。さらには、身につけたい身辺自立の力は育むことはできなかったのです。自分から親や先生につらさを発信できないおとなしいタイプの子だからこそ、進級・進学先で困っていないかどうか、大人はアンテナを立てて気を付けて見なくてはならないと思います。小学校卒業までは、中学校卒業までは――いったん入学すると、卒業まではがんばろうと思いがちです。でも、子どもの様子をしっかりと見て、困っているのではないかと気づいたら、子どもにとって最適な環境を親や教師など支援者の側が速やかに用意をしてあげることが、何より子どもの力を育むのではないか。私はそう思うのです。
2020年08月22日編集部:学研キッズネット編集部インターネット広告・メディア運営事業の株式会社インタースペースのグループ会社である株式会社ユナイトプロジェクトは、運営する塾の検索サイト「塾シル」において、オンライン授業を提供している塾を検索できる新機能をリリースしたことをお知らせします。オンライン授業を提供する教室の掲載数はすでに全国で2,005教室となります。全国的な休校要請の影響で子供たちの在宅期間が長引き、教育格差が問題となっている状況の中、「塾シル」は子供たちの無限の可能性を大切にし、学びたい子供たちの未来を全力でサポートして参ります。【株式会社ユナイトプロジェクトについて】社名:株式会社ユナイトプロジェクトstrong>所在地:東京都立川市上砂町3丁目55−1代表者:古岡秀士事業内容:学習塾のポータルサイト『塾シル』の運営会社公式サイト:『塾シル』公式サイト:【株式会社インタースペースについて】社名:株式会社インタースペース所在地:東京都新宿区西新宿2-4-1 新宿NSビル8階代表者:河端伸一郎事業内容:インターネット広告事業、メディア運営事業会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月05日編集部:学研キッズネット編集部株式会社FREEMINDが運営する、学習塾の無料検索サイト『塾ログ』では、学生の皆さまの新学年のスタートを応援すべく、2020年4月1日から5月31日までの2か月間、『新学年おめでとう! キャンペーン』を実施。幼児から浪人生まで全学年を対象に、全国のキャンペーン対象の塾に塾ログから資料請求をされ、同期間内に入塾された方先着50名に、Amazonギフト券1万円分(Eメールタイプ)をプレゼントする。キャンペーン概要●実施期間:2020年4月1日(水)~5月31日(日)●対象者:期間中に、全国のキャンペーン対象の塾に「塾ログ」から資料請求をし、同期間内に入塾(※)された方先着50名※入塾とは、対象となる塾と契約を交わしたことを指します●応募方法・詳細:塾ログサイト内の「無料資料請求」フォームから資料請求をされ、キャンペーン期間内に入塾された方先着50名様に限り、有効となります。詳しくは、キャンペーンページ()をご覧ください。●注意事項:・一部、対象外の塾がございます。対象となる塾につきましてはキャンペーン対象塾検索ページ()よりご確認ください。・資料請求された塾と異なる塾へ入塾された場合、並びに資料請求された生徒様と、入塾された生徒様が異なる場合、応募は無効となります。・2020年6月1日(月)以降に入塾された方は対象外となります。・入塾後に資料請求をされた場合、応募は無効となります。・キャンペーンの応募期限は、塾ログサイト内の「無料資料請求」フォームで請求を行った日から180日以内となります。・塾への支払い金額の総額が50,000円(税別)以上の方が対象となります。人数は問いませんので、ご兄弟姉妹で入塾され、お支払いの合計金額が基準額を超えている場合はご応募いただけます。ただし、合計金額の適用はお一人様のみとなります。・1件の資料請求につき、1回だけご応募いただけます。・塾ログが主催する他のキャンペーンとの同時併用はできません。<キャンペーン詳細URL>塾ログの特徴『塾ログ』は2019年3月にオープンして以降、リリースから1年で累計44万人が利用するなど、多くの皆様にご愛用いただいている国内最大級の塾検索サイトです。掲載教室数は約52,000件。“ぴったり”の塾をより探しやすくするための検索機能が充実しているほか、口コミを参考に複数の教室へまとめて資料請求できるなど、保護者様や学生の皆様が本当に必要としている学習塾のリアルな情報が簡単に手に入ります。ユーザー登録不要で利用料も完全無料のため、安心してご利用いただけます。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日突然ですが、お子さんの進学費用は準備されていますか? 高校生や大学生のいるご家族のライフプランについてご相談を受ける際に「思ったより進学費用がかかるので準備しておけばよかった」とおっしゃる方が少なくありません。 そこで今回は、お子さんの進学費用の準備についてお伝えします。 進学費用を準備するには早めにコツコツと進学費用(受験対策費用を含む)は公立・私立の区別や進学先によって異なりますので、具体的な進学先が決まっていない時期にはどの程度準備すれば良いか分からないという方もいらっしゃると思います。 一つの目安としては、1学年100万円が分かりやすいのではないでしょうか。15年間であれば月額5556円、18年間であれば月額4630円積み立てれば、100万円になります。大学4年間であれば準備する金額は400万円、高校から私立を検討している場合はさらに300万円が基準となります。お子さんを保育園に入れる場合は、保育料が高く積み立てが難しい時期とおっしゃる方も少なくないのですが、2019年10月からは3歳~5歳の保育料・利用料が無償(※)となることが予定されているため、この時期から小学生までの時期は進学費用を貯める時期にすると貯まりやすいでしょう。 高校や大学に通う時期は決まっているので、早い時期からはじめて少額から気長にこつこつと継続することが上手に進学費用を準備できる方法です。積立方法は学資保険(こども保険等の名称も)を思い浮かぶかもしれませんが、学資保険以外の方法もありますし、複数の組み合わせをしても良いと思います。ぜひ、ご自身にあった方法を検討してみましょう。 逆に貯まりにくい貯め方としては、①生活費の口座で貯めて進学費用の区別ができない場合、②毎月・毎年決まった金額を貯めていない場合が挙げられます。 用意できない場合は追加の費用が発生する場合も多くの方が進学費用を準備している一方、十分な進学費用を準備できずにお子さんが進学時期を迎えるご家族も少なくありません。過去に遡って貯めることはできませんので、ほとんどの場合はどこかから借りることになります。多くの場合は、子どもが借りるのは奨学金、保護者が借りるのは教育ローンとなります。奨学金は所得の少ない家庭や成績優秀者を対象とした返還不要の給付型奨学金もありますが、適用者は多くありません。ほとんどの場合は、返還義務のある貸与型奨学金を日本学生支援機構(旧日本育英会)か進学先の学校から借りる形となります。子どもの進学に対する動機付けをする観点からも貸与型奨学金を利用するメリットはありますが、借金(場合によっては数百万円)を抱えた状態で社会人になるデメリットもありますので、貸与型奨学金を利用する場合は将来返済できるかどうかを親子ともに考えた上で利用するようにしましょう。保護者が借りる教育ローンは原則子どもには負担はありませんが、利息が発生します。国の教育ローン(日本政策金融公庫の教育一般貸付)の場合、2019年8月時点で年1.71%の利息の支払いが必要です。また、保証料が必要な場合もあります。例えば400万円を借りて10年で返済した場合は35万円程度の利息の支払いが元本以外の返済以外に必要となります。当初の想定と異なる進学先で足りない分を借り入れするのであれば仕方ない面もありますが、最初から借り入れを想定して進学費用を計画することはあまりお勧めできません。進学費用全額は準備できない場合でもお子さんが小さい頃からできる範囲で準備しつつ、不足した分・予定と異なる分を借り入れするようにしましょう。 お子さんが小さい頃でも保育料やおむつ代など費用が掛かりますが、お子さんが社会人になるまで費用は掛かり続けます。大きな費用が掛かる時期に向けて、小さくとも継続できる準備をしてお子さんが進学する際に資金面で後悔のないようにしていただければと思います。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年08月17日受験生のいるご家庭は、塾の夏期講習についてそろそろ考え始める時期。どこの塾が自分の子にとってべストなのか、選ぶ基準が分からなくて悩みますよね。元塾講師が教える塾の選び方から、トラブル回避のための塾との付き合い方など、参考になる記事を3本まとめてご紹介します!■ 元塾講師が伝える「塾選びで重視したいこと」3つKazpon / PIXTA(ピクスタ)一口に塾と言っても、個別指導や集団指導、担任制、教科担当制など、指導方法はさまざま。また、教材の内容や月謝も、塾や進度別のクラスによって変わります。こちらの記事では、元塾講師としての経験を踏まえて、「塾選びで重視したいこと」をお伝えしています。月謝が高いから良い塾というわけではない。注意したい月謝・加算のからくり。オススメは教科担当制。コマ担当制はあまりオススメではない理由とは?「友だちと一緒の塾が良い」で塾を決めると後悔する!いくつもの塾の中から「ココにしよう!」と入塾を決めるまでは、情報収集や比較検討でヘトヘトになります。塾選びで大切にしたいポイントをしっかり持っておくと、ぶれない塾選びができそうです。元塾講師の意見をぜひ参考にしてみてくださいね。詳しくは記事をチェック!塾選びの基準は「自分の理想と見合うかどうか」、教科担当制がいい理由■ 夏期講習は何を学ぶの?受講は本当に必要?maroke / PIXTA(ピクスタ)受験は夏で差がつくなどとよく言われます。そんなこともあってか、塾に行っていなくても夏期講習だけは行ったというケースも多いようです。いろいろな話を耳にすると「何が何でも夏期講習に行かなくちゃ!」と気持ちが焦りますが、驚くのはその料金の高さです。夏季講習の相場は10~20万円くらい。これよりもっと高い塾もあります。また、夏期講習に加えて夏季合宿を行っている塾もあり、合宿に参加するとさらに10万円くらい上乗せで必要になります。ですが、ちょっと冷静になってみると、夏期講習の内容は復習がほとんどなので、自宅学習でも対応できます。高い料金を払って夏期講習に行ったところで、それだけの費用対効果が得られるかは疑問。夏期講習の内容が本当に我が子のためになるのか、個別で考えてみることも大切なのかもしれません。詳しくは記事をチェック!2人の子どもを私立中学に進学させて分かった!夏期講習は「受けない」選択肢もアリ■ 塾でトラブルに巻き込まれたらどう対処する?ocsa / PIXTA(ピクスタ)もし塾で子どもがトラブルに巻き込まれたら、どんなふうに対処すればいいのでしょうか。特に小学校低学年は、塾での出来事を親に上手に伝えられなかったり、我慢してトラブルを隠したりすることもあります。トラブルを最小限に食い止めるためには、なんといっても早期発見が大切。「今日はどうだった?」と話をしてコミュニケーションを取ったり、子どもの表情をよく観察したりすることで、異変が起こったときに早く気付くことができます。こちらの記事では、塾での子ども同士のトラブルを発端に、塾講師の指導拒否までへと発展した体験談が綴られています。塾で子どもの心を傷つけるようなことが起こっては、学習意欲にも影響しかねません。何かあったときいち早く親が気づいて動けるように、常に注意を払っていきたいものです。詳しくは記事をチェック!娘が塾でトラブルの対象に。早期発見だからできた決断で解決
2019年06月30日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは!つんです。今回は娘が小学1年生だったころ通っていた「塾」についてです。いつもは5時半に終わるのに、その日はなかなか連絡がこないのでこちらから連絡してみると…なんと…!寝てる子は起こさないスタイルの塾…!!やさしぃぃ~~…ってか?娘…?ん?完全に寝に行ってる…寝ちゃった日は、寝たあとに勉強を始めるので寝た分帰りが遅くなり、先生にも迷惑をかけてしまっていたので…1年で塾はやめました小学校に入ったばかりで体力が無かったみたいです。塾でする勉強は好きのようなので、また今年あたり(現在は4月から小学3年生)チャレンジさせてみようかなと思います!
2019年03月13日毎日のようにTVで塾のCMを見かけます。高校・大学受験や浪人している人向けだけではなく、最近では小学生の通塾率が増加しています。自分の子どもは通わせた方がいいのか、通わせるならいつからがいいのか。また塾の種類はどんなものがあるのかなど、疑問がたくさん浮かびます。最近の小学生の塾事情はどうなっているのでしょうか。1. 小学生の通塾率とは小学生の通塾率は、平均50%となっていて、都心部に近い程高くなる傾向にあります。その中で、公立小学校に通う小学生の割合は41%、私立小学校に通う小学生の割合は71%となっています。これは、授業内容が公立では比較的易しく塾に通わずついていけるのですが、私立では塾で補強を行わないとついていけないほどハイレベルであるということが一因です。さらに公立に通う子は中学受験をする子どもがそこまで多くないため通塾率も下がります。さらに学年別で見てみましょう。・一年生公立:27%私立51.8%・二年生公立:27.4%私立60.5%・三年生公立:32%私立67.2%・四年生公立:36.8%私立72.7%・五年生公立:40%私立72.8%・六年生公立:49.8%私立76.6%※文部科学省「子どもの学習費調査平成26年」私立では一年生でも半分以上が塾に通っているということになります。公立でも、四年生からはほぼ4割が、六年生には半数が通うようになっています。2. 塾のタイプを知ろう一口に“塾”と言っても、小学生が通う塾には3タイプあります。通わせる場合には目的を持ち、タイプを把握して選ぶ必要があります。 (1) 進学塾中学受験を見据えて、入試問題で点数を取れるようにする塾です。三年生の冬からカリキュラムをスタートする塾が多く、大手進学塾の場合は入塾テストに合格する必要もあります。比較的受講料が高い場合が多いです。(2) 補修塾学校の授業内容を理解し、試験で点数を取れるように指導する塾です。学校の授業についていけない部分があるが特に中学受験を考えているわけではないという場合は補修塾に通うことが多いようです。不得意な教科を強化して教えてくれたり、学校の授業をスムーズに受けられるように教えてくれるので、勉強の楽しさを知ってほしいと思う親が選ぶことが多いです。低学年のうちは補習塾、高学年になるタイミングで進学塾へ切り替えるという場合もあります。(3) 専門塾最近人気が高まっている個別指導塾です。マンツーマンか生徒2~3人という少人数の授業となるため、子どものレベルに合った授業を受けることができます。他の習い事とのスケジュール調整がしやすいというのも利点です。進学塾の中で個別指導コースを設けているという場合も最近ではあります。3. 小学生に塾は必要なの?特に低学年は遊び盛りの時期で、塾に通わせるかどうかは意見が分かれると思います。本当に小学生に塾は必要なのでしょうか?答えは「その子と状況によって異なる」ということで、一概には言えません。● 塾が必要な子・中学受験を考えている・高学年で学校のテストが60点以下中学受験をする場合でも必ず塾が必要というわけではありませんが、難関中学や公立の中高一貫などを考えている場合は入試対策に沿った授業を行ってくれる塾を選ぶことが合格への近道でしょう。また、義務教育である小学校では成績の優劣をつける必要がない為80点前後を取れるようなテストが作られています。そこで60点以下しか取れていないのであれば、中学校でついていけなくなる可能性もあるため、塾で補強を行う方が良いでしょう。● 塾が必要ない子・中学受験をしない・学校のテストで80点前後を取れている・勉強する時間を確保できている塾に通わないとしても、高学年になったら自宅で勉強する習慣を身につけておく方がよいでしょう。ちなみに、小学生に必要な勉強時間は「学年×10分」です。一年生だと10分、三年生だと30分という感じで、最低でもその時間は机に向かう習慣をつけておきましょう。塾が必要かな、と親が思った場合でも子どもの意見は欠かせません。無理やり通わせても長続きはしません。しっかりと親子で意思疎通を行い、意思を尊重しましょう。通わせる時期についても意見は様々ですし本人の意見もあるので一概には言えません。しかし一般的には、受験を行う場合は三~四年生から通うというケースが多いようです。4. 塾選びで聞いておくこと塾に通うとなった場合、塾はどのように選べばよいのでしょうか。まずは塾の雰囲気がとても大切です。気になっている所には必ず訪問し雰囲気を見ましょう。パンフレットをもらいに行くだけでも、雰囲気や対応方法などが分かります。数軒見てみると良いでしょう。気になることは事前に聞いておきましょう。聞いておいた方が良い項目は「月謝」「振替可否」「クラスの人数・クラス分けの基準(集団の場合)」「使用する教材」「宿題の量」「担任制かどうか」「実績」などです。塾側からここまで説明してくれることはそうありませんので、これ以外にも気になることがあれば事前にメモをしてしっかり確認しておきましょう。現在6年生の子がいて塾に通っているママが、今の塾は方針が合わずに変えたいが本人が気に入っているので迷っているという話をしていました。通ってみないと分からない部分もあり、塾選びは本当に難しいと感じます。私の息子は叶えたい夢のために中高一貫校に通いたいと言っています。受験や通塾は考えていなかったのですが、高学年になっても同じ考えでいるのなら四年生くらいから塾に通わせることも考えています。小学校は公立ですが、通塾・受験率が高い学校なので周囲とのバランスも多少は考える必要があるのかなと思います。どちらにせよ、本人の意見も尊重しながら、慎重に考える必要がありますね。
2018年08月03日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「小学生の進学塾通いは“かわいそう”!? 教育ママはつらいよ」 で、進学塾通いに関するアンケートを実施。小学生に「進学塾に通わせること」について、さまざまな意見が集まりました。■子どもの塾通いを考える人が多数今回のアンケートで一番多数だったのが、お子さんを塾に「時期がきたら通わせるつもりがある」と答えた人の37%。そして、実際に「通わせている」と答えた人と合わせると68%にのぼり、塾に通う、通わせたいと考える人が多いことがわかりました。しかしながら、ちゅいママさんのエピソードのように、アンケートでも塾通いしている子に対して「かわいそう」と言われた経験があるママが多く存在。子どもが塾に通っている人が多いなか、なぜ世間からは「かわいそう」と言われてしまうのでしょうか?Q.子どもを塾に通わせてますか?時期がきたら通わせるつもりがある 37%通わせている 31%通わせてない 22%通わせるつもりがない 6%その他 4%■塾に通わせるのはかわいそうなこと?ちゅいママさんが周囲から言われた「塾に通わせるなんてかわいそう」という意見。「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」などと声を掛けられたそうです。ちゅいママさんは記事のなかで、「例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、“健全な子”という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう」と、疑問を投げかけます。そんな彼女の声に共感するコメントが、アンケートからは多数集まりました。同じ習い事でもサッカー、野球、水泳などに力を注いでるのと、勉強に力を入れているのとでは、周りからの反応が違うように感じられました。なぜか、塾に行かせてる、勉強をさせていることは「かわいそう」というようなこともよく聞きました。机に向かうことより、体を動かす方が良いと認識されているようで塾通いさせている親としては肩身が狭い思いです。「自分たちが決めたことだから」と心に強く思っていても、どうしてもネガティブに受け取ってしまった言葉にママも子どもも傷ついてしまうことがあります。そんな孤独な気持ちはなかなか紛らわせないのかもしれません。■塾に対してなぜ反対なのか小学生が塾に通うことに対して、反対の立場をとる人はどういった意見なのでしょうか。小学生のうちから、帰宅が22時、それからご飯にお風呂、塾の課題をすませ、寝るのが1時2時なんて話を耳に挟み…。脳も体も成長期するときに睡眠時間が足りないのはいかがなものかと。塾に通うならば、子どもが無理せず、本人が自分の時間を持てる範囲が良いと思います。子どもだってストレスがたまりますから。勉強も大事ですが、友達とのふれあいも大事だと思います。勉強も遊びも、程よくが良いと思います。塾に通い始めたら「塾がないと勉強できなくなってしまう」のでは、と思います。家でもじゅうぶん学校以上の学習はできるかなと。「塾で追い込んで偏差値高い学校に入っても、結局塾に行き続けないと学校の勉強に追い付けないよね」と主人と話しています。塾だけで多感な時期を終わらせてほしくないなと思っています。さらに、身体を動かすことについては、スポーツ系の習い事までする必要はないけれど、「やったほうがいい」という意見も。勉強は基礎が大事だと思うので、必要であれば塾など活用して勉強ができる環境を作ってあげることは大切だと思います。ただ、外で遊ぶことは丈夫な身体を作ったり心身ともに成長する上で大切だと思うので、バランスよくできるのが理想だと思います。子どもの個性や環境など難しいとは思いますが。塾に対して否定的というよりは、「適度に勉強と運動、そして遊び、睡眠といったことが子どもの成長には必要」という考えを持っている人が多いことがわかります。■子どもと親にとって、塾の利点とは?一方、塾に通わせているママや、これから塾に通わせたいと思っているママは、どんな部分に「塾の利点」を感じているのでしょうか。また、どのような目的や位置づけで利用しているのでしょうか。都内在住、1人娘で現在5年生。私とダンナの意見はまったく違います。私は中学受験する、しないに関わらず、高学年になったら塾に通わせる考え。ダンナと意見が衝突して勝手に塾に申込み通わせて早2年目に。娘は、学校とは違う環境で学べて、目標を持っている人と関わるのことで刺激があって楽しそうです。成績上昇の成果は出ていないですが。最初は勉強でつまずくと学校がつまらない場所になってしまうから、「わからないを作らない」を目的に始めました。わからないがなくなると、子どもは「もっと先へ行くとどうなるんだろう?」と興味があることは「自分のわかる範囲で突き詰めよう!」に変わっていきました。勉強をさせるために通わせていると思われがちですが、わからなくてつまらない学校の授業をずっと受けている子どもたちの方がかわいそうだ、と私は思います。うちは転勤族で都会と田舎をいったりきたりしています。子どもがこれからの人生を選択するときの選択肢を狭めないためにどこの町に行っても一定の学力を保つために学習塾を役立てたら良いなと思います。上記以外にもママの考える塾のメリットは次のようなものがありました。・他人に合わせず自分のペースで勉強を進められる・ほかの学校の友だちができ、学校以外に世界を広げられる・学校の勉強のフォローができる塾に通わせる理由は、「中学受験」だけが目的ではないようです。■塾通いを躊躇してしまう理由塾通いに魅力を感じるものの、行かせることを躊躇(ちゅうちょ)するという意見もありました。子どもの体力と、送迎する私の体力、下の子とのバランスの取り方ができるか心配です。塾に通うこと自体は、中学受験をするなら必須だと思うので、かわいそうとか言っていられないですよね。今小3です。地域的にまわりのお友だちはほぼみんな中学受験をする予定で塾に通っている。けれど、うちは経済的な余裕がなく通わせてあげられないし、中学受験もさせてあげられない。「中学受験しない子はまともな人生歩めない?」みたいな気分になってしまって、子どもに申し訳なく思ってしまいます。塾に通わせてあげられる家庭がとてもうらやましいです。小学生の塾通いはお金がかかるだけでなく、送迎や子どもへのフォローなど、親の負担がかなり大きく、そのため行かせるのを迷うママも多いことがわかります。なかには「塾開始の年齢を遅らせる」、「家庭で勉強をフォローする」といったことで家計、ママ、子どもの負担を少しでも減らすことを考えているママも。小学生の塾通いは子どもだけではなく、親もそれなりの覚悟を持って臨まないと続かないのかもしれません。■塾に通わせることになったキッカケ塾通いをいつから開始するかも悩むところ。実際に子どもを塾に通わせているママは、どんなキッカケで始めたのでしょうか? また、塾を始めようとしているママはどんな見通しを立てているのでしょうか。小2の算数でつまづき始め、私も本人も「これじゃいかん!」と思った矢先だったので、やる気のあるうちに始めました。私自身が算数が本当に苦手だったので、通わせて良かったと思うことが多々あります 最近の小学校の算数は昔より考える記述式が多く、また中学校の内容を6年生でやるので難易度が上がっています。わからなければ先生に聞けるし、お友達と競いながら成長できるからメリットはたくさんあると思います!うちの地域では、小学4年生にもなると塾に通い出す子がたくさんいるようです。とくに中学受験するわけではなくてもみんな通わせていたりします。わが家はいま小学2年生の子どもがいて、中学受験も視野に入れているので後々塾に通わせようと思っています。私の意見としては、最近の子は習い事の数がとても多いなぁとは感じています。今回のアンケートで意外に多かったのが、「本人が希望したら行かせる」という意見。「本人がやる気にならないと…」という思いがあるようです。一方で塾通いに関しては、子どもの勉強の様子を見て「わからないことが増えてきたな」と感じたタイミングや、中学受験を見据えた時期に、「親が決める」という意見も。親が決めることに難色を示す人もいるなかで、一番子どもの様子をわかっている「親が必要と判断したら必要だと思う」という意見もありました。もちろん、塾に行ってみて本人がどうしてもイヤな場合は、子どもと話し合うことが必要となってきます。塾の何がイヤなのか。ほかの塾ならいいのか。ちゅいママさんの長男くんのように、「最初はイヤがったのに、楽しくなってきた」ということもあります。よく子どもの様子を見ながらどうするか家族で考えていけたらいいですね。■「かわいそうかどうか」は誰が決める?アンケートをとおして、小学生の塾通いについてはいろいろな意見があることがわかりました。しかし、ママたちを悩ませるのは、「賛成」「反対」といった白黒ハッキリと分けることができるものではないようです。塾に反対だからといって、それは「勉強することに反対」なのではありません。塾に通うことで生活リズムが崩れるのではないか、子どもが好きなことをする時間がなくなるのではないか、といった心配が“かわいそう”という言葉に結び付いているようでした。塾通いが結果的に良かったかどうかは、今すぐに結論が出るわけではありません。子どもがかわいそうかどうかは、周りが決めることではない。幸せかどうかの基準がそうであるのと同じで、周りの反応は気にしません。私は、習い事(スイミング、そろばん、習字、ピアノ)に行き、学習塾に2ヶ所通っていましたが、そんなに嫌ではなかったですし、いまでは感謝しています。自分で行きたいと言ったから、行きたくないときも休ませてもらえませんでした。でも、継続する事の大切さ、自分の責任というものがよくわかった気がします。子どもの頃の私からすると、塾に行かせてもらえるなんて、うらやましいです。もしかしたら、きちんと親に気にかけてもらえる、将来を考えてもらえている、それが一番うらやましいのかもしれません。教育ママと言われようが、ガリ勉に見えようが、家族が笑って幸せに暮らしていることが、一番良いことだと思います。いろいろなことがあっても、自分を嫌いにならず、家族のことも大好きであれば、他人からの意見は気にしなくてもいいと思います。親も子どもも迷ったり悩んだりしながら、前に進んでいくんだと思います。周りからの意見によって悩んでしまったとしても、子どもの気持ちや夫との方針をすり合わせながら、それぞれの家庭ならではの方向性をもっていけばいいのではないでしょうか。「何を」「どういった手段で」がんばるのか。子どもの個性も、親の考え方も、それぞれ違っていてあたり前で。それを忘れずに、相手に寄り添い意見も参考にしつつ、適度な距離感で付き合っていけるといいですね。Q.子どもの塾通いについて、ご意見があれば教えてください回答数:92(アンケート集計期間:2018/7/12~2018/7/15)
2018年07月26日長男は現在小学4年生。今年の2月から大手の進学塾に通い始めました。何故2月からなのかというと、中学受験を目指すなら3年生の2月からスタートするのが一般的な流れになっていると聞いたからです。■塾に通うのを嫌がる長男塾に行くことを決めたのは親です。本人はものすごく嫌がっていました。嫌がる本人を指し置いて塾に入れたものですから、最初はそれはもうめちゃくちゃモメました。塾に行きたくない理由としては、「授業が速い」「緊張する」「難しい」「勉強時間が増える」「くつろぐ時間が減る」この5つ。家でゴロゴロしながらテレビを見たり、本を読むことが何より好きな長男。それがいきなり休日まで塾になってしまったのですから嫌がるのも無理はありません。長男も泣いて嫌がり、その様子に私も悩み果たしてこれでよかったのだろうかと揺らぎましたが、まだ始めたばかりなので、もう少し、せめて1年は様子を見ようと一度決めたことは曲げないことに決めました。そのかわり、長男が新しい生活に慣れるまではできるだけサポートしようと、私もつきっきりで一緒に宿題を解くことにしました。■徐々に変化が見られるように長男は1人で取り組むよりも誰かと一緒に取り組むほうが効率が上がるタイプなので、この方法が最善だと思ったのですが、こうなると難しいのが他の兄弟2人の面倒を見てあげられなくなること。長男の宿題にかかりっきりになってしまうので、他の2人への関わりが手薄になってしまうことが心苦しかったです。最初の4か月ほどはみっちり横について一緒に宿題をしなくちゃいけない時期が続きましたが、徐々に1人で取り組むようになってきました。1人で宿題をして、答え合わせをして見直しをする。この流れが定着してきたようです。そしてまた、塾での授業の流れやテストの仕組みなどについても慣れてきたようで、最近ではテストの結果を楽しむ様子さえ見られるようになりました。学校の授業とは全然違うスピード感や、先生の巧みな話術、いろんな学校から来ているお友達との交流なども楽しめるようになってきて、塾終わりには「今日は社会が面白かった!」とか「今日は算数が面白かった」とか授業を楽しむようにもなりました。とにかく楽しんで通ってくれるようになってくれてよかった…とうれしく思うと同時に、今度はまた違った発見をするようになってきました。■勉強させられるのは「かわいそう」?我が家の住む地域では中学受験はメジャーではありません。ほとんどの子が地元の公立中学校に進むのが「普通」の地域です。なので、小学校4年生から大手の進学塾に通っている子はごく少数派です。実は長男は塾以外に公文にも通ってるんです。詳しく説明すると、小1から公文に通い始めて4年生になった時点で「辞めてもいいよ」と伝えたのですが、本人が「公文は辞めたくない」というので、塾と公文を併用しているんです。ただでさえ進学塾に通う子が少ない中で、塾と公文にダブルで通っているとなると、周囲の反応で複雑な気持ちになることが時々あります。これは同じ境遇になった方なら分かるんじゃないかな~? という、口ではうまく説明できない何とも言えない気持ちなのですが、要するに「そんなに勉強させられてかわいそうな子」と見られてしまいがちなことです。「そんなに勉強ばっかして…すごいねー」「勉強ばっかしていないで運動したほうがいいぞ」「子どものうちに遊ばないでいつ遊ぶの」相手は良かれと思って声をかけてくれるんでしょうけれども、こちらとしては何とも言えない微妙な気持ちになります。中学受験をする方も今や全然珍しくない地域もあると思いますが、中学受験という選択肢自体がそもそも少ない地域もあります。我が家の場合は後者です。周りに中学受験を目指す家庭がゼロな中で、いわゆる「教育ママ家庭」であることの孤独感は正直感じます。何事も経験してみないと分からないことってありますね。教育ママって、実はものすごく強い心と我が道を行ける精神がなければなれないんだなと思い知りました。周りの視線や哀れみや好奇心に負けない心が必要なんだなと。■教育ママの精神力よくメディアなどで見る「息子を東大に合格させた母」とか「子どもを全員医学部に合格させた母」といったお母さんが出てきますよね。実はあのお母さんたちの何がすごいかっていったら、周囲の色んな視線に負けずに、「うちはうち」と貫き通した精神力なんじゃないかなと思います。ましてや昔はもっと中学受験や小学校受験に対しての市民権が少なかったと思いますし、今以上に「あそこの家は教育ママだ」と言われたことと思います。その中でチャレンジしてきた先人はすごいなと思います。我が家の長男も、大人と習い事の話をすることがあります。たとえば、お医者さんだったり、看護師さんだったり、美容師さんだったり。正直言って、「なにか習い事をしているの?」と聞かれた時に、「サッカー」だったり「野球!」だったり運動系の習い事だったらすんなり会話が進むはずなんですよねぇ~。「何か習い事をしてるの?」と聞かれて、「塾と公文」って答えるんですから、そりゃ相手の大人も「え! 塾と公文!? 勉強ばっかり!」ってなるわけですよ。■子どもは勉強よりも遊ばなきゃだめ?そしてそこからの、「運動したほうがいいよ!」になるわけです。そうなんですよ。そりゃ運動だってしたほうがいいとは思うんですけど、子どもがみんな運動が好きなわけではないんです。運動が嫌い、苦手な子どもも当然いるんです。長男は、運動系の習い事も嫌がったし…(参考: 第29話「習い事を嫌がる子ども、無理にやらせるべき?」 )例えば毎週末野球の練習に明け暮れていると聞くと、「健全な子」という印象を誰もが抱きますが、毎週末進学塾で勉強していると聞くと、とたんに違った印象になってしまうのはどうしてでしょう。個人的には、勉強をがんばっていても、運動をがんばっていてもいいのでは? と思います。野球でより打てるように練習することと、テストでより高い点数が取れるように勉強すること、分野は違いますが打ち込んでることが大事だと思うのですが…。周囲に中学受験文化がないと、小学生が進学塾に通うことがかわいそう…と思われがちな中での難しさ。今それを実感しています。【お知らせ】第76話 「読み聞かせのお悩み8つを解決! ママも絵本を楽しむコツは?」 の記事下アンケート「Q. 読み聞かせについてお悩みがあれば教えてください」のアンケート結果はこちら↓≫ 「読み聞かせ、ママのお悩み一挙公開!気楽に続けるコツは?」
2018年07月12日通常学級?それとも通級?娘に合う居場所探しに悩む日々私たち夫婦は色々と迷った末に、広汎性発達障害の娘を小学校の通常学級へ進学させました。しかし、最初は順調だった学校生活も、だんだんと娘には合わなくなってきました。娘の学校での様子を、実際に見て…先生から聞いて…通常学級を選択したことを後悔し始めた私。主人も私の話を聞き、娘の学校生活を以前より、さらに気にかけるようになりました。しかし…今通う学校には支援学級がなく、通級として支援用の教室に通うしか選択肢がありませんでした。通級だけで大丈夫だろうか?それとも…もし、娘には支援学級が合っているなら学校を転校しても支援学級に通わせるべき?迷った私たちは、ちょうど予約していた5月末の発達外来の定期検診で、主治医の先生に現状を相談することにしました。学校での娘の現状、授業への遅れ、友達とのトラブル、私自身が感じる不安…全て話しました。Upload By SAKURA私は、すぐに結果を求めすぎていたのだろうか…結論を決める前に、もう少し様子を見てもいいのかもしれない…そう思い、定期検診を終えました。いざ、今後の方針を話し合う個人面談へ!そして、6月。発達外来の定期健診の報告を兼ねた個人面談で、今後の方針を先生と話すことになりました。そこで先生は、「今後は3つの選択肢があります」と言いました。3つ…?2つ(通常学級か、通級か)じゃないのかな…?思わず私が聞き返すと…Upload By SAKURA先生「通常学級、通常学級在籍で通級、支援学級在籍で通常学級に通う…この3つですね。」私「…え?…支援学級…この学校にないんじゃ…」先生「え?支援学級ありますよ?」そう…今通っている学校に、支援学級はあったのです!支援学級があった!?知らなかった事実に動揺Upload By SAKURA私たちは就学前に、「(娘の通う)○○小学校は、支援学級がなく、通級のみ。」と聞いていたのです。聞いた話と違う!なんで!?と、私は驚き、動揺しました。しかし、同時に「良かった!この学校にも支援学級あるんだ!この学校内での選択肢が増えた!」とホッとしました。3つの選択肢を喜んだ私たちでしたが、内心・・・「もし・・・もし入学前に、この3つの選択肢のことをしっかり知っていたら・・・何か違っていたかもしれない。」過ぎてしまったことを、今更後悔しても仕方ないのかもしれないけど、そんな気持ちでモヤモヤしていました。行き違いが生まれたわけは、わからないけれどそもそも、この行き違いはどこで生まれたか。私たちは引っ越し前の就学相談の段階で、支援員の要請などの手続きをするため、引っ越し先の地区の行政に、事前に受けていた「就学前発達検査の結果」「支援員要請書」の提出をしました。その際に、娘が通う小学校の支援体制の説明を受け、「(娘が通う予定の)○○小学校は、支援学級がありません。通級のみですが、大丈夫ですか?」と言われていたのです。この時には、すでに主治医の先生から「支援員の要請さえすれば、通常学級で大丈夫」と言われていたので、支援学級がないことを知った上で、家から一番近い小学校への入学を決めました。その後、入学前に何度も小学校の先生とお話をする機会はあったのですが、話の中で「通級」という言葉は出ても、「支援学級」という言葉は、私たちからも先生からも私たちからも先生方からも出ませんでした。そのため、私たちはすっかり「支援学級」はないものと思っていたのです。その上、後からわかったことなのですが、最初、学校側は、娘が「支援学級希望」だと聞いていたようです。それなのに、入学直前になって「やはり通常学級で」と行政から言われたそうです。支援学級入学で動いていた先生たちは、かなり慌てたとか。私たちは、最初に受けた(支援学級はないという)説明を聞いて、「支援学級がないのであれば、通常学級しか選択肢もないし…主治医の先生も大丈夫と言ってくれてるし、就学前の発達検査でも通常学級の判断だったので…通常学級で。」と言っただけなのです。学校の先生方は、私たち親が急遽変えたことを不思議に思っていたようなのですが、「保護者が通常学級を(強く)希望している」と思ったのかもしれません。それもあってか、入学して数か月間、「支援学級」の言葉が出なかったのかもしれません。その結果、ここに行き違いが生まれたようなのです。今となっては、何故こんな行き違いが生まれたか…詳しくわかりません。Upload By SAKURA大切なわが子の進路。行き違いから学んだことは今になって、冷静な頭で考えると、行政に頼りっきりでいたこと…人から聞いた話を、確認もせずに信じ切ってしまったこと…直接、自分で学校へ出向かなかったこと…娘の就学先を決めるにあたり、それは、私たちの失敗でした。ただでさえ初めてのことで、どういう手順で動いていいかわからないのに、直前に引越しをすることになったことで、通常より複雑な手続きになってしまった。わからないから、できるだけ行政や就学相談の時に聞いて、その通りに動いたつもりでしたが、結局行き違いが生まれました。もし選択肢が、就学前にあったら…今さらそれを考えても仕方ないのかもしれません。でも、大切な我が子の進路。人任せにするのではなく、自分で動いて、きちんと重ねて確認する…しつこいと思われるぐらいの確認でちょうどいい、そう思いました。皆様が私のような失敗をしないよう、良くも悪くも参考にしていただけたら、嬉しいです。Upload By SAKURA
2018年03月21日こんにちは。婚活コンサルタントの菊乃です。この時期、親戚や友だちの子どもが小学校や中学校に進学したという知らせが届きます。こういうときって、お祝いは何を贈ればいいのか迷いますよね。私は昔、図書券、図書カードをよくもらった覚えがありますが、街の本屋がどんどん減っている今でも図書券を贈るってありなのかな、とか考えてしまいます。今回は、マナー研修講師の樋口智香子さんに進学祝いの相場 についてお聞きしました。●進学祝いの相場●小学校入学祖父母であれば1万~3万円 が相場で、他の親戚は3,000~5,000円 を目安に。お金ではなくて学校で使うものを親に聞いて贈ってもいいかもしれません。自由に使える現金でもいいですが、ギフト券や図書カードも人気です。●中学校入学金額は小学校と同じぐらい が相場です。●高校入学高校生になると欲しいものも増えてきて、金額も上がります。祖父母以外の親戚でも1万円以上 が相場。欲しがるものもパソコンとかタブレット、通学バッグなど値段も上がりますね。●学力アップする入学ギフト●図鑑子どもの入学祝の昔からの定番、図鑑。図鑑といっても文字が少ないもの、多いものなど、対象年齢はさまざま。ただ図鑑といっても乗り物、恐竜、動物などいろんなジャンルがありますので、相手の子どもの好きなことは事前に調べる 必要がありますね。相手の子どもの興味関心のジャンルが分かれば、図鑑もいいですね。価格は3,000円~。●地球儀コチラも贈り物の定番で、勉強が好きな子どもの家にはよくあるそうです。小学5年生で国土のことを勉強しますので、高学年進学ぐらいのお祝いがいい かも。今の地球儀はただ回るだけではなくて、タッチペンでその国をタッチすると国名や首都をしゃべるようにできていたり、英語に切り替わる機能が付いていたり、ハイテクなものがたくさん!大人も楽しめそうですね。価格は約1万円~。●意外と使える図書カード本屋以外にも図書カードは使えるところがあります。大手家電量販店や大型スーパーの中には書籍コーナーがあるところもないでしょうか。そこで図書カードが使える場合もあります。DVDレンタルショップの『TSUTAYA』や『ゲオ』の中には新刊書籍も扱っているお店があり、そういう場合は図書カードでお会計ができるところも。お店によって異なるので確認してください。また、『アニメイト』は全商品で図書カードが使えるようです。【取材協力/樋口智香子】資生堂ビューティーコンサルタントキッザニア東京では優秀スーパーバイザー賞を受賞。現在は独立して、一人ひとりを輝かせる接客マナーの専門家として企業研修や婚活マナーの講師として活動中。・アカデミー・なないろスタイル●ライター/菊乃(婚活・恋愛コンサルタント)●モデル/神山みき(れんくん)
2017年04月06日制服はいらない。娘なりの中学校入学準備出典 : 前回は不登校の娘と迎えた、小学校の卒業エピソードをご紹介しました。(以下、関連記事参照)今回はその合間にあった、中学校入学準備のエピソードからご紹介したいと思います。2学期の終わりの家庭訪問で、娘は担任から「小6の2学期に中学の制服採寸会がある」と聞かされました。「どうする、制服いる?」と私が聞くと、「先生、私の行く中学の名前を教えて」といってパソコンで検索をし始めました。そして、制服の画像を出してきて「これやったらいらんわ」といったのです。そして私に「体操服もいらん。またそのとき考えよう」と言いました。おそらくどんなデザインであろうと制服はいらなかったのでしょう。感覚過敏の彼女は、制服どころか普通の服装もままならない状態。制服は無理だろうと私も思っていました。そして娘は、自分なりに中学校との距離の取り方を既に考えていました。「入学式は行かない」、「中学生の間に1回くらい行ってみたい」と通学する意思がないことははっきりと言っていました。だから「制服はいらない」といったのだと思います。正直、制服姿が見たかった私ですが、彼女にとって制服は重荷になるだけだと思ったので、もし「学校に行きたい」ということがあればその時に購入したらいいと考え、一切買わないことにしたのでした。小学校を留年したいと言う娘。その真意は…出典 : 小6の3月のことです。娘がふと「小学校と中学校はだいぶ違うの?」と聞いてきました。「そうやね、だいぶ違うね。」と答えると、「小学校を卒業するの不安。留年できたらいいのに。」と言ったのです。ああ、中学校という新しい環境に入るのがとても不安なんだなと改めて感じました。最初は本人も、「どうせ通わないんだから、今までと何も変わらない」と言っていたのです。しかしだんだんと不安になってきたらしく、「中学校の先生ってどんな人だろう」など中学校のことをいろいろ聞いてくるようになりました。そして、「私はまだ小学生をクリアしていない」と言ったのです。小学校の勉強ができていない状態で、中学校に進学するのはとても怖かったようで、小学校をクリアしないと、中学校に行ってはダメだと思っているようでした。「中学へは行かない」と言っていても、心は乱れ思い悩んでいたのだな、と気付かされました。入学式当日、親子で感じた中学進学への未練出典 : あらかじめ中学校には「入学式には出席しません。学校に通う意志もありません。」と私から言ってありましたので、入学式はのんびり家で過ごそうと思っていました。でも娘は朝から熱が出て苦しそうにしています。私も頭がガンガン痛くなり、頭では切り替えたつもりでいましたが、やっぱり親子して入学式を心から追いやるのは難しいな、と感じました。結局この日は、2人して1日中寝込んで終わったのでした。不登校児にとって、進学時期はどういう心理になるのか?出典 : 娘と共に小学校卒業、そして中学校の入学を経て、ふと思い出した話があります。これは、中学校の教員から教育相談の相談員になった先生に聞いた話です。小6や中3といった、進学を控えた学年になると、急に勉強を始めてみたり、3日くらい頑張って学校に行ってみる不登校の子が、増えるそうです。「次は中学だ」、「次は高校だ」ということを意識すると、子ども自身も学校に行っていないことを気にしますし、なんとか「自分はやれる」ということを証明したくて、いろいろチャレンジしてみるのですね。子どものなかでは「進学したい」という気持ちもあります。「小学校は行けなかったけど中学こそ」「中学は行けなかったけど高校には行きたい」…こういう気持ちがあるのも、子どもの心の中では本当のことなんです。だけど、「人並みに進学したい」という気持ちの裏には、「でも行きたくない」という本心が隠れていることが多いです。そして、心のエネルギーがついてこないので、何日かは無理に行ってみたものの、やっぱりダメだったと落ち込んでしまうことが多いそうです。親は子どもの表面的な言葉や行動を見て、「やっとやる気になったのね」と期待するので、また行かなくなった我が子を前に、傷口に塩を塗りこむように責め立てることも多いのだとか。娘も、小5の終わりくらいから「学校って楽しそう」「学校へ行ってみようかな」という言動が目立ちました。けれど、放課後ちょっと学校に顔を出しただけでもダメージはひどく、先生の家庭訪問に合わせるように睡眠リズムが乱れ、当日には必ず寝ている状態でした。私はこの話を思い出し、娘の行動や気持ちにこうした変化があっても無理をさせずに済み、良かったと思っています。進学は子どもも不安。小6、中3といった時期は気を付けて出典 : 不登校の子どもは、進学を控えるととても不安定になります。人並みに進学したいという気持ち、でも行きたくないという気持ち、親や周りの期待に応えたい気持ちで揺れ動いています。1番苦しんでいるのは子どもだということを忘れず、進学を区切りに無理に次のステップに押しやるような言動は、やめてあげたいものですね。子どもたちが本当に動きたくなったときは、どれだけ親が止めても動き出します。それまでは親も辛いですが、子どもを「信じて、任せて、待つ」という気持ちを忘れないでいたいものです。
2016年10月21日中1から不登校になった息子出典 : 発達障害と目の障害があり、不安を強く感じると声が出せなくなることがある息子は、中学1年生のときから不登校になりました。不登校になってから月日がたち、息子は中学3年生になりました。息子の身体はいつの間にか大きくなり、私の背を越すほど成長していいきます。また、家で療養がゆっくりとできたこともあり、少しずつ笑顔を取り戻していきました。そして家の中で過ごす毎日に退屈さを感じてきたようで、よく「暇だ。何かすることない?」と聞いてくるようになりました。その言葉を聞いた私は、「そろそろ動きだす心の準備ができてきたのかも。」と感じました。そんなとき、息子の気持ちを聞き出してくれたのはかかりつけの病院の先生でした。先生は「将来は何がしてみたい?進学をどう考えてる?」と息子に聞き、選択肢を5つほど紙に書き出しました。・普通の高校に行く・支援学校の高校に行く・定時制の高校に行く・働く・ニートになるその選択肢を見て息子は「ニートにはならない。」「何かやらないといけないけど、何をしたら良いのか分からない。」と答えました。この頃の息子はまだまだ夢も希望も持てず、将来を考えるのが難しかったため、何をどうして良いのか分からないという状態でした。息子が一歩を踏み出すために、親ができることはなんだろう出典 : 「何かをやりたい。」と思い始めていた息子ですが、長い間不登校だったため、あらゆる経験も知識も少ない状態です。そんな息子が自分で決めていきなり何かを始めるのは難しいでしょう。そこで私は長年関わってくれていた心理士の先生からアドバイスをいただき、「少しづつ社会の情報を与えていく。そのなかから親が選択肢をあげて、導いていく。」という関わり方の基本を決めて、少しつづ世間とかかわるところから始めました。家庭内で行ったのは、テレビからの情報をうまく利用することでした。例えばタレントや、キャスターの仕事を指し「これも仕事なんだよ。」と声かけしていました。ニュースからも「世の中にはいろんな仕事ある。」というメッセージを伝えていきました。外出も無理のないところからスタートしました。近場のコンビニに行ったり、時にはコンサートに行ったりと、外出で関わる人から関連付けて、進学や将来の選択肢をできるだけ多く伝えていきました。そして息子の様子を見ていた私は、ある1つの考えにたどり着きました。「この子には、信頼の置ける人との関わりが必要。そして同じ障害のある人との関わりが大事。障害があっても生きていく道はたくさんあるんだと知ってもらうことが大切。」母としての素直な想いを、息子に伝える出典 : そのような考えに至ったときに私の頭に浮かんだのは、数年前に出会った、息子と同じ目の病気で全盲になった特別支援学校の先生のことでした。その先生は私の気付かない息子の気持ちを指摘してくれたり、見た目で判断せずひとりひとりの心に寄り添う支援が必要なことを息子が通う学校に伝えてくれたり、私の思いを聞いてくれたりと、ずっと私たち親子を支えてくださっていました。その先生がいる支援学校なら、この子は生きる力をつけていけるのでは?支援学校に見学に行き、先生方の子どもへの接し方を見ると、私の思いは確信に変わりました。そして私は考え抜いた末に、息子にその素直な気持ちを伝える事にしました。「お母さんのわがままだと思ってきいてくれる?お母さんはこの支援学校が素晴らしい場所だと思ってる。あなたがここで学んでくれたらお母さんは嬉しい。ここを卒業したら、自分の好きなように生きなさい。その時は全力で応援するから。その力を身につける為にもここで学んで欲しい。」支援学校へ入学した息子に、笑顔が戻ってきた出典 : 支援学校との個別面談なども通して、学校の雰囲気をつかんだ息子も、入学を決意しました。支援学校の入学式で入学者の名前を呼ばれたとき、息子は「はい!」と返事ができました。それだけで、「ここは息子が安心して過ごせる場所だ。」と安心しました。不安になると声を出せなくなる息子が式典の場で返事をできるほど、その学校はあたたかい雰囲気だったのです。その後、息子は寄宿舎にも入舎し、生活リズムも整ってきました。朝が起きられなかった息子が起きられるようになり、日常生活をする体力も取り戻していきました。私から離れたことで、自立への大きな一歩を踏み出すことができたと思います。そして何より、息子はよく笑うようになりました。その笑顔は、支援学校で「ひとりでできた!」ということを経験して生まれた自信の表れです。私だけで息子と関わろうとせずに、かかりつけの先生や心理士の先生方からのアドバイスをもとに息子を外に少しずつ連れ出して、息子に必要なものを見極められたこと、そして素晴らしい支援学校の先生方に出会えたことが、今の息子に成長する大きな転機になっていると思います。息子の晴れ晴れとした姿を見て、あの時、息子の背中を押して良かったと心から思っています。
2016年09月29日塾といえば、一昔前は高校生が大学受験のために行くものがメインでした。ところが今では低年齢化しているようです。もっとも塾に行っているのは中学生。そして、驚くことに小学1年生でも20%の子どもが塾に通っていることがわかりました。Q.現在、子どもを塾に行かせていますか?1.行かせている 31.5%2.行かせていない 68.5%子どもの年齢に関係なく全体としてみると、3割の子どもが塾に行っているという結果になりました。3人のうち2人が塾に行っていないことになります。では、小学生・中学生・高校生別だとどうなるのでしょうか?■なんと小1でも20%が塾に行っていた!小学1年生でも塾に行っている子どもが20.5%も。小学生全体では27.1%が塾に通っていることがわかりました。学年による急激な増加は見られず、1年生から6年生まで一定数が塾通いをしているというのが、今どきの小学生のようです。通っていない人の多くの意見は、「学校の勉強で十分」「まだ早いと思う」というものでした。「出来るという自信を持たせたい。それによって、学校での授業も余裕をもって受けられると思うから」(福島県 40代女性)「英語の塾に行かせてます。これから授業に英語が入るので、早めに英語を習わせました」(埼玉県 30代女性)「両親共働きで送迎困難なため、本人が通いたい意志もないためいかせていない」(岩手県 30代女性)■中学生になると約半数が塾通い高校受験が目の前に立ちはだかる中学生時代は約半数の51.8%が塾に通っており、世代別にみてもっとも塾に通う子どもが多いことがわかりました。学力を上げるということだけでなく、入試情報や、受験対策として塾にメリットを感じているようです。「今の高校入試が自分たちの時と全然違うので偏差値や対策を知るために必須だと考えてます」(神奈川県 40代女性)「受験生なのに勉強に対する頑張りどころか危機感がまるでないので、頑張っているお友達の頑張りが刺激になるといいなと思った。」(千葉県 50代女性)「本人の自己診断で勉強に付いていけなくなった時か、成績が目に見えて落ちてきたら考え様と思ってます」(埼玉県 50代女性)■意外!高校生の塾通いは3割に高校生になると塾通いは一気に減って29.9%まで減少。子どもの意思が優先されるようで、やる気がある子は通っているが、やる気がない子に通わせても無駄ということも。「行かせても効果がないから。結局のところ子供のやる気次第なので、やる気のないものにお金を出しても無駄」(千葉県 40代女性)「行かせていた塾が中学生までの塾だったので、高校受験が終わって、そのまま塾は卒業。高校では義務教育ではないので、本人の頑張りに任せますが、塾代が高くて、もう塾はこりごりと思っています」(神奈川県 30代女性)勉強の習慣づけや受験情報など塾に通うことのメリットを感じつつ、金銭的な理由で通わせていないという人が多数いました。必ず希望校に合格できるという保証がない中で、塾代にどこまでお金をかけられるかはかなり難しい問題です。Q.現在、子どもを塾に行かせていますか?集計期間:2016.08.30〜2016.09.06アンケート回答数:6578件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月26日厳しい方が息子に合う!そう思って塾に通わせていたけど…Upload By かなしろにゃんこ。ADHDのある息子。勉強が苦手で、周りの子たちに比べて学習が遅れていました。「息子には、厳しい先生が目を光らせる塾が合っているのかも」と思い、小3のときに塾に通わせ始めました。しかし息子は、「塾の先生がイヤだ!」「教室に入りたくない!」と塾を嫌がるようになりました。私は息子が「ワガママを言っている」と思い、 無理やり塾に通わせましたが、息子は塾の日になると部屋の中の柱を蹴ったり、転げまわったり、悪態をついたり…それでもなだめて「頑張ろうね」と送り出しましたが、ある日塾から帰ってくるなり、もう我慢できないようで泣きながら大声で「行きたくない!」「家で勉強したい!」と吐き出しました。これは何か理由があるな?とゆっくり話を聞いてみると…。凸凹のある息子にとって、塾は苦手なことばかりUpload By かなしろにゃんこ。Upload By かなしろにゃんこ。息子を通わせていた塾では、プリントを丁寧に扱う、学習は静かに行う、先生には敬語で話すなどの決まりがありました。私はそれを、息子が身の回りに気を遣うことを学べていいかな、と思っていました。しかしその厳しさが、息子には合わなかったようです。じっとしていることが苦手で、人一倍不器用な息子ができないことばかり求められるので、何をやっても先生に怒られてしまいます。さらに、「分かるまで自分でやり方を考えましょう!」という塾の方針も息子にとってはつらいものでした。指導やお手本がないと覚えられないタイプの息子は、何日たってもプリント1枚すら終わらせることができなかったそうです。それでも静かに考えているフリをしなければいけない時間は、息子には苦痛だったでしょう。息子がパンクしたところでようやく、荒れまくっていた原因にたどり着きました。息子のつらさに気づくまで、2年の月日を費やしてしまいました。自分自身の焦りが、息子に苦痛を与えていた出典 : 私は今まで息子にこんなツライ思いをさせていたのか…。息子が嫌がるサインを見て見ぬふりをしてきたことにと気がついて、ようやく塾を辞めさせることに決めました。今思えば、息子が勉強ができないことに私が一番焦っていたのだと思います。その焦りから、「厳しく鍛えてもらえる塾がよい」と思いこんでしまいました。塾のような学習方法が合う子と合わない子がいるとは考えもせず、「我が子は大丈夫!通っていればデキるようになる!」と信じていたのです。もし過去に行けるとしたら、塾の扉を叩く前の自分自身を止めにいきたいものです。思い出すだけでも息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。これからは、息子に合ったやり方で、息子のペースで成長してほしいと思っています。
2016年09月02日ウーマンエキサイトが子どもを持つ親を対象に「子どもに将来進学させる場合、勧めたい大学はありますか?」という質問を388人にしたところ、38%が具体的な大学名を記載、残りの62%が「特にない」と回答しました。また、「お子さまに将来就いてもらいたい職業はありますか?」という質問に対しては、62%が具体的な職業名をあげたのに対し、38%が「特にない」「本人の希望に任せる」と回答しました。この結果から、親は子どもに進学させたい大学よりも、将来就いてほしい職業をあげている方が24%も多いことが分かりました。子どもの将来に安定した職業を望む親がほとんど実際に職業をあげた62%の人たちの回答を見てみると、「安定しているから」という理由で、公務員、教師、公認会計士、税理士などが多く上がりました。また、「手に職を付けてほしい」「テクノ失業にならないように、プログラマーになってほしい」「海外でも通用する通訳の仕事」など、将来子どもが困らない職業についてほしいという声も。そのほかにも「人の為になる仕事だから消防隊員や研究者になってほしい」「人の痛みや気持ちをわかてもらいたいので介護職に就いてほしい」という、いつまでも子どもの成長を願う親心が現れている回答も見られました。また、具体的な職業名をあげなかった38%の人たちは、「本人が決めることだから特にない」「自分の好きな職業ならばなんでもいい」「自らやりたいことを見つけてほしい」という意見が寄せられました。金銭的な理由から国立大を希望する声もまた、進学させたい大学名をあげた38%の回答には、就職に有利という理由から東京六大学の名前が多く、「国家資格が取れる大学ならばどこでもいい」「大学の名前や偏差値よりも就職活動をしっかり指導してくれる大学にしてほしい」など、ここでも就職先を気にしていることが分かりました。また、それとは別に「一人暮らしは金銭面的にさせられないから地元の大学にしてほしい」「学費が安いので国立大学にしてほしい」など、金銭面を考慮した理由から大学名をあげている意見も。不景気が続く今、「子どもには大変な思いをさせたくない」という親世代の思いが教育事情にも現れている結果となりました。
2016年07月04日たんこんちは ボロボロゆかい
ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル