ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「専業主婦もストレスフル! 『預けられない子育て』を経験した私の願い」 で実施したアンケート。「母親が1人で抱え込みがちな育児の現状『預けられない子育て』について、ご意見をお聞かせください」の問いに、専業ママ、働くママの双方から多くの意見が集まりました。ちゅいママさんは、「働いていても働いていなくても、誰でもいつからでも子どもを保育園に預けられるようになったらいいのに」と言います。この意見に賛成、反対と表明する人、「どうすればいいのか?」と問題提起する人など、「小さい子どもを預けること」について、多くの人(とくにママ)が関心を持っていることがわかりました。■専業ママが思っていても口に出せなかったこととは「働いていなくても保育園に預けたいと思ってはだめでしょうか?」と問うちゅいママさんに対して、「涙しながら共感しました!」「思ってはいけない! と思い込んでいたことを書いてくれてありがとう」と、自分の気持ちを代弁してくれたと感動する声が、もっとも多く集まりました。筆者の意見に賛成です。0~2歳児は保育園、3~5歳児は幼稚園をなかば義務にしてしまえばいいのに、と思います。雇用も促進されるし、「女性ももっと働こう!」という国の方針にも合うと思います。一人でいる時間は人間ならだれでも欲しいものです。子育てや介護の最中でも、その状況から離れられる環境が用意できなくては、だれだってストレスでつぶれます。みんな思っていても口に出して言えなかっただけだと思います。現代の育児は人の手を借りることが難しいです。父親も帰りが遅くクタクタで、育児に参加したくても仕事だけで精一杯の日が大半をしめていますよね。ずっと預けっぱなしにしたい訳じゃない。少しだけでいいんです。もし子どもを預けられるようになれば、虐待が減るのではないか、少子化が止まるのではないかという意見もありました。核家族化が進み、ママとイヤイヤ期の子ども、産まれたばかりの赤ちゃんだけが部屋の中に閉じ込められてしまったかのように感じるママたち。ちゅいママさんは、「同じ景色の中で終わりのないマラソンを走り続けているような感覚」と言い表しましたが、アンケートでは「生き地獄」と評した人もいます。■「専業ママを自分で選んだ」というストレスちゅいママさんは専業ママも働く主婦も経験したうえで、「圧倒的に専業主婦の方がストレスフルだった」と話します。「働いていないのだから育児・家事は完璧にこなす」ことを自分で課してしまったり、「専業ママなのだから子どもを預けること」をみずから制限してしまったりするママも多いよう。すべてを選んだのは自分という責任感、夫から理解してもらえない専業主婦のせわしなく退屈な毎日、働いていないという家計への無力さからの遠慮、夫や義母からの小学生までは家にいて子育てしてほしいという希望、言いきれないほどの理由があり私も一時保育を利用できない1人です。「母親なんだから」、「専業主婦なんだから」、「自分が選んだんでしょ?」夫にまでも言われてしまう現状。保育園の一時保育を利用したくても、リフレッシュで使うには何時間までと決められ、予約は常に取れない。疲れていても24時間休めない。下の子がイヤイヤ期になり、上の子に我慢させることも多くなり、体力的だけでなく精神的にも追い詰められても、だれも手を差し伸べてくれない現状です。預けることがいけないことのように、「お母さんといるのが一番だよね」なんて言われたり。少しの買い物にも何時間もかかり、子も親も最終的には険悪に。だれか助けて。子どもと過ごす時間を「ヒリヒリと常に焼かれるような感覚。朝、目が覚めるとまた今日が始まってしまったという絶望感」とまで書いた方も。どうしてこれほどまでに専業ママは追い詰められてしまっているのでしょうか。そこには、世の中に蔓延(まんえん)する「母性神話」の存在があります。女性だったらだれもが子どもを出産すれば「母性」が宿り、「子どものためならどんなことでもいとわない」なんてことを男性のみならず、同じ性である母からも圧力がかかり、ママたちは追い詰められていきます。私も本当に苦しかった。「子どもと、いつも一緒にいられていいね」といったパパを嫌いになるくらいに。国の前に、パパにわかってもらえなかった。10年かけて、理解してもらいました。もう子どもは大きいですが、あのとき理解してほしかった。仕事してないのに子どもを預けるのは良くないとか三歳児神話とか日本特有の「尽くして我慢して子を愛するのが母親」みたいな考えやめてほしい。子育て経験者世代の「あなたの育て方が悪いんじゃない?」とか「愛するわが子を育てて何がつらいの?」とか 押し付けもやめてほしい。一時保育を利用する理由を記入しなくてはいけないのはなぜなのか。理由なんてなんでも良いじゃない。こんなに子育てにストレスあると少子化は止まらないよ 私は小さいとき親から、「保育園に預けられている子はかわいそう」とか、「子どもの成長が見られなくて親もかわいそう」と言われて育ちました。だから、いざ私が子どもを預けたいと思ってもなかなか周囲からいい顔もされず、結局ワンオペ育児中です。保育園は悪者だというとくに自分の母親世代の風潮も何とかして欲しいです。■働かずに預けるのはぜいたくな意見か?しかし専業ママが「保育園で子どもを預かってほしい」と考えることに反対する意見もありました。子育てと家事(仕事)の両立が大変なんだから、家事の方を頼む方向性はないの? 子育て大変だけど母の愛は唯一無二。家事から解放されたら朝から眉間にシワは寄らないんじゃない? 私も子育てしたから言いたいことはすごくわかる。でもそこは子どもを預けるより先に、家事代行の話をしてほしかった。個人の受け止め次第ですが、ほんの一時期の問題であり、専業主婦が預けるなんてワガママとしか思えません。国費を投入するべきは、高齢者を含む介護や不妊治療が優先されるべきです。これらは、個人の受け止めとか、キツいキツくないの次元の話ではないからです。現在預けられない育児中です。誰かに見てほしい、一人でゆっくりお風呂に入りたい。でも思うのと実行するのは別。働いていないのに毎日保育園に預けている人がもし周りにいたら、私はその人のことを親になる資格がないと心底思います。月に何度か一時保育に預けて美容室やショッピングなどリフレッシュはとてもいいことだと思いますが、それだけでは不十分なのでしょうか。また、専業ママからは、「『仕事してます』と言ってPTAを専業ママに押し付けないでほしい」、「共働きの家の子どもがわが家に入り浸っている」といった「面倒なことをタダで押し付けられている」という声も聞かれました。「専業ママVS働くママ」「時短ママVSフルタイムママ」というように、なぜか日本では同じ女性同士が対立構造になってしまいがちだと感じます。本当はどんな立場であれ、自分の望む形で生活をしたいはずなのだと思うのですが。■幸せな国デンマークの子育て事情今回、専業ママが子どもを保育園に預けることに反対する人の多くは「ぜいたくな意見」というものでした。医療費、年金問題、介護など、日本では莫大(ばくだい)なお金を必要とする問題が山積みとなっています。だからこそ、だれでも預けたい人が保育園に預けることが「ぜいたく」となってしまうのかもしれません。ちゅいママさんは、デンマークでの「働いていなくても保育園に預けられる」という政策に共感し、「あぁ…日本もこうなればいいのに!!」といいます。デンマークといえば、国連が調査する「幸福度ランキング」で常に上位となっている国。そして高い税金を徴収する代わりに育児制度も充実しているといわれています。アンケートでは実際にデンマークで子育てしているという方からも意見をいただきました。デンマークで子育てしています。こちらはむしろ1歳前後(8ヶ月頃から)から預けないと、「社会性が身につかん!」と言って、なかば強制的にまわりからとやかく言われて預けるにいたります。保健婦など公の人にもです。日本人の私は最初ものすごく抵抗ありました。語学学校に週3で数時間ずつしか通っていなかったので、学校のない日は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。でも、こちらの人たちはなぜ申し訳なく思うかまったくわからない感じでした。ただ「日本もデンマークのようになればいい」とは簡単に言えない問題についての指摘もありました。筆者の方はデンマークを引き合いに出していますが、デンマークの手厚い社会保証は高額納税あってこそと考えます。保育園に2人預けてフルタイムで働いていますが、月11万かかっています。それでも、保育士さんの労働環境(お給料)はいいとは言えないと、当の保育士さんから聞いています。気軽に預けられる環境作りはもちろん重要ですが、金銭的な負担をだれが背負うかは、この問題で避けてとおれないと考えています。高納税の国デンマークだから実現できた仕組みかもしれませんが、日本ではまったく実現できない制度なのでしょうか。デンマークで子育て支援が充実する背景には、女性の社会進出を促す目的があるともいわれています。日本でも働き手が不足する状況で、女性が社会に出ていくことは必要不可欠な問題だろうと思われます。だからこそ国として少子化対策、女性への社会への進出については、同じ土俵で検討してほしいと切に願いたいです。■ママが「つらい」と言ってもよい社会では、私たちが目指すのはいったいどういった社会なのでしょうか?半年間の育児休業を経験した今1歳半の息子の父親です。父親目線で見ていても母親の育児実態がちゅいママのいうとおりであることがよくわかります。2人目以降を考えると、専業主婦で年の近い子どもを一日中相手するのは相当つらいというのは容易に想像できます。子どもにはそれぞれの個性があり、複数の子どもを育てる場合、夜泣きがひどく数年間ずっと慢性的な寝不足、日中は一時も目を離せないというプレッシャーと対峙(たいじ)します。日本にも預けられる環境が整うことで母親が笑顔でいられ、それで子ども父親も笑顔でいられるという良い循環となるよう切に願いますやっぱり理想の母親像がだれの中にもあって、それが自分がお母さんになった後により一層重くのしかかってきます。お母さんだからわかるつらさがあるんです。それを経験したことのない人、国を変えることができる政治家などに訴えていかないといけない。そこが一番難しいところだと思うんです。日本は経済先進国だけど、いろいろな面で発展途上国だと思います。転勤族の妻の子育ても、またつらいものがあります。キャリアは中断、子連れで新生活だけでも大変なのに、仕事や保育所情報求めるのも一苦労。日本企業の仕組みが専業主婦を作ってます。イクメンしたくても無理な男性もたくさんです「選べることができる国=幸せな国」と書いた方もいました。選ぶということは、もう一方を否定することではないはず。もちろん税金や費用の問題は大きいのですが、それだけではないと思います。ママ自身が作ってしまった「ママの檻」。そしてそんなママを閉じ込めてしまうような世間の風潮。それらも変えていかないと、日本で子育てすることが「つらい」ままなのではと思います。なぜ預けることが悪なんでしょうかね。そういう空気感があると思います。たまには騒ぐ子どもがいない、ゆっくりランチしてもいいじゃない。ホントに大変なんです、家で3歳までみるのは。でも、こんなこと言ったら言われるでしょ…「子どもがかわいくないの? かわいそう」って。母親が子どもを預けやすい環境にするには、世論として子どもを預けても「良い!」という声をもっと一般的にする事がだいじかなと感じています。私自身や周りのママたちの何人かは一時保育に預けることを家族に反対され断念した経緯があるのです。気軽に預けることがあたり前という社会にしていく必要があると思います。働いていても働いていなくても、預けることに否定的な人、肯定的な人がいます。ちゅいママさんは、「いつか働く、働かない、預ける、預けない、人それぞれ好きなように組み合わせられるような世の中になればいいにな…と祈るばかりです。」といいます。今回のアンケートでは、多くの専業ママから「無給で365日働いて、それでも『食べさせてもらってる』扱い」というような悲痛な叫び声がたくさん聞かれました。そして働くママも保活であじわう苦悩、仕事・育児・家事に追われている人がたくさんいます。「ママが疲れたときは休める場所があること」を望むことは、けっして「悪」ではないはず。今回のちゅいママさんの記事を読んだ方から「ママが疲れたなら『疲れた』『つらい』と愚痴をこぼしてもいいんだ」「だれかが私と同じ気持ちを持っていると知ることができただけで救われた」という意見がありました。ママが子どもを預けることは、子どもに愛情がないということとは違います。「ツラいと感じている」ということを夫や周りの人に理解されない…、または自分が言ってはいけないと思っていることが、追い詰められる原因ではないでしょうか。 一時保育が利用しやすくなるなど制度面の改善にも期待したい! ですが、まずはつらかったら「助けて」と言える家庭、社会であれば、ママが感じる閉塞感も少しは薄らぐのではと思います。母親が1人で抱え込みがちな育児の現状「預けられない子育て」について、ご意見をお聞かせくださいアンケート回答数:875(アンケート集計期間:2018/2/15~2018/2/19)
2018年02月22日幼稚園といえば専業主婦家庭の子どもが通うイメージが強いですが、実際には働くお母さんもたくさんいらっしゃいますよね。かくいう私も、幼稚園に通わせている働くお母さんのひとりです(自宅でライター業)。私がなぜ幼稚園を選んだのかといいますと、長男次男の時には専業主婦だったので幼稚園一択でした。三男の時には保育園を探そうと思ったけれど 以前の経験 もあり、とてもじゃないけれどわが家の勤務形態では入園できそうもなかったので幼稚園に決めました。幼稚園を選んだのも自分。自宅で働くことを決めたのも自分。決めたのは全部自分だけれど、本音を言えば働いていても働いていなくても、誰でもいつからでも子どもを保育園に預けられるようになったらいいのにと思っています。働いていなくても保育園に預けたいと思ってはだめでしょうか?■専業主婦だけど、上の子を誰かに預かってもらいたい専業主婦の幼稚園ママさんの中には共感していただける方もいるかもしれませんが、私にとって、わが子が幼稚園に入園するまでの最後の1年は、とても長く感じました。0歳よりも1歳よりも、2~3歳。この最後の1年が長男次男ともものすごくつらかったです。この1年は、ちょうどイヤイヤ期にあたる時期ですが、私としてはイヤイヤよりも、子どものあふれんばかりの好奇心と、とどまることを知らない体力についていくことが一番大変でした。家の中でおとなしくなんてさせられないので、毎日何かしら外に出ないといけません。うなぎ登りの体力に比例して、どんどん短くなっていくお昼寝。自分の時間もどんどん短くなっていくし、自己主張も激しくなってきて何をするにも一触即発。それに合わせてちょうどこの時期に下の子が生まれるご家庭も多いですよね(わが家もそう)。そんなわけで、私は専業主婦ではあるものの上の子を誰かに預かってもらいたいと何度も思っていました。専業主婦でも保育園に入れる土壌が日本にあれば、上の子を保育園で見てもらえたかもしれない…という気持ちもありました。■「平日の協力者がいない専業主婦の母親」はストレスフルわが子は3人兄弟。次男だけでも保育園に行ってくれれば、私は三男のお世話に集中できるし、次男にとっても思いっきり遊べる環境を与えてあげられます。ちなみに、産後一時的に上の子を預けられるサービスはありますが、私の住んでいたところでは産後1ヶ月などわりと短い期間でした。「産後×赤ちゃんのお世話×イヤイヤ期の上の子」の組み合わせの育児ってどうしても密室化しやすいから、第3者の目に触れやすいという意味でも保育園に預けてガス抜きできたらいいのになと思ったんです。あまり話題になることはないけれど、私と同じようなことを考えている専業主婦のお母さんも一定数いらっしゃるんじゃないかと思います。じゃあそんなママたちがなぜ声をあげないのかというと、おそらく一種の自己肯定感の低さみたいなものがあるからではないでしょうか。専業主婦で暮らすことを選んだのは自分ですし、何より私は働きながら子どもを育てることのほうが絶対大変だと思っているので、文句なんて言っちゃいけない、もっと大変な人はたくさんいるんだから、働いていないのに保育園に預けたいって望んだら贅沢だ、そんなことばかり考えていました。しかし、最近の研究結果で、イヤイヤ期の子どもをもつ親で一番ストレスを抱えているのは「平日の協力者がいない専業主婦の母親」だという結果が出たそうです。(参照: 博報堂広報室「イヤイヤ実態調査」 )私は専業主婦でずっと子どもと一緒にいる生活も、子どもを預けて働く生活も両方経験しましたが、これまさにその通りだと思います。圧倒的に専業主婦のほうがストレスフルでした。専業主婦にも、向き不向きがあるんだなと感じたのはこのときです。子どもとずっと一緒にいる生活には母性とか宝物とか愛情とかそういう正しい理論では片付けられないしんどさがある気がします。まるでずっと同じ景色の中で終わりのないマラソンを走り続けているような感覚です。■親に職がなくても保育園に預けられる、デンマークの子育てどうやら調べたところによると、デンマークでは、母親が働いていなくても保育園に預けられるようです。0歳から保育園に入ることができて、費用も自己負担は3分の1(3分の2は自治体が負担)。国が子どもを預ける場所を保障していて、保育園や保育ママなど日中に子どもを預かってくれる場所は必ずあるんだそうです。そしてこれが少子化を防ぐひとつの力になっているとのこと。あぁ…日本もこうなればいいのに!! 心の底から叫びたい(笑)今の日本では、母親が働いていないのに0歳から子どもを預けると言ったら、「育児放棄だ」と指摘されそうな空気感がありませんか?しかしその指摘は、子どもを預けられないことで悩むママの気持ちに寄り添えているのでしょうか。0歳から日中ちょっと保育園に預かってもらって、その間に洗濯したりご飯を作ったり掃除機をかけたりして、家のことが済んだら迎えに行って…。いつか日本にも保育園全入時代がくれば、働いている・いないにかかわらず、平等にそういう生活があってもいいような気がしませんか?私、子どもを背中におぶいつつも、足元にギャーギャー泣きながらまとわりつかれている中必死に家事していましたけれど、朝起きた瞬間から眉間にシワ寄せてる母親と一緒にいるのと、優しい先生や楽しい友達に囲まれて保育園に行っているのとどっちが子どもにとって楽しかっただろうって思うのです。私たちは無意識のうちに母親神話が刷り込まれていて、なんだったら3歳児神話にもとらわれています。この「母親の愛がすべて」みたいな観念、いっそのこと脱ぎ去りたいと私は思います。正直言って重い。ただでさえ頑張ってるのに、そんなもの乗せられたらもう沈没しそうです。今、もしも働いてないのに1歳からどこかへ預けるとしたら、私に与えられている選択肢は、ベビーシッターを雇うか、もしくはプレスクール的なものを探すかだと思います。ただ、働いてないのに子どもを預けるというのはいわゆる自己都合なので、ものすごく高額なお金がかかります。いわゆる贅沢品の一種のような扱いです。デンマークでは3分の1の自己負担で預けられるというのに…。デンマークにできてなぜ日本でできないんでしょう。■「預けられない子育て」をした私の願い今は働いている家庭の子どもでさえ保育園が見つからなくて困っているような最悪な状況なので、こんな話は夢のまた夢なのは十分わかっているのですが、いつか、誰でもいつでも預けたいと思った時には子どもを預けられる仕組みになったらいいのになって心から思います。「私は子どもとずっと一緒にいたい」って思う人はそうしたらいいし、「私はちょっと子どもと離れたいわ」って思う人はそうしたらいい。どっちでも好きなようにできたなら(願)。いつか働く、働かない、預ける、預けない、人それぞれ好きなように組み合わせられるような世の中になればいいにな…と祈るばかりです。そして、今の私が、こういうことを望んでいるんだって発信することは贅沢でも、無責任でもないはず。自分で産んだのだから責任持って育てなくちゃいけないことは、十分わかっています。子どもはかわいいし、愛しています。それでも大変な時は大変だし、辛い時は辛いんです。母親が1人で抱え込まなくたって、みんなで育てたらいいじゃない。預けるところいっぱいあるよ!預けることは悪いことなんかじゃないよ!子ども預けてゆっくり休憩してもいいじゃない。子ども預けるのに理由がなくたっていいじゃない。いつか将来日本のママたちがこういう環境で子育てできるようになればいいなって、「預けられない子育て」で苦労した私は思います。
2018年02月15日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。長男(小3)、次男(年長)、三男(年少)3兄弟の母です。■理想的な子育てのカタチとは?この少子高齢化ってどうやったら改善すると思います?(突然すぎるわ!!)いや、この間ニュースを見ながら夫と話してたんです。どうすればこの少子化に歯止めをかけれるのかって(真面目か)。お金がもらえると生もうと思う人が増えますかね? 保育園がもっと増えたら? 子どもを育てながらもキャリアを積むことができるなら?私には既に3人の子どもがいるので少し違ってくるかもしれませんが、仮に「どうすれば4人目の子どもを生もうと思いますか?」と聞かれたとします。それに正直に答えるとするならばこうです。「つわりが全くなくて、未修園児の上の子を幼稚園なり保育園に預けることができて、出産が無痛で、産んだあとは24時間サポートしてくれる人がいて、保育園にも難なく入れて、仕事もできて、子どもがグズってもすみませんすみませんと肩身の少ない思いをしないで済む寛容な社会の中で、小・中・高・大まで十分育てられるだけのお金があったら生みたいと思います!!」私にはとてもじゃないけど、4人目を生む体力も気力もありません。もうおなかいっぱいです。今、若い人たちの間では子育てにたいしてあまり良いイメージがないそうです。もしかしたら…その要因は私たち現役子育て世代にあるのかもしれません…。子育て真っ最中の私たちが、子どもを育てるってこんなに素晴らしいよ! こんなに楽しいよ! と伝えるよりも、「大変」「しんどい」「忙しい」そんなイメージばかり発信してしまっているせいなのかもしれません。では、わが子の赤ちゃん時代を振り替えってみたとき、真っ先に思い浮かぶ思い出は何ですか?■ひとりで頑張るお母さんが多すぎる思い出は美化されると言いますが、私の場合、わが子が赤ちゃんだった頃を思い出してみて真っ先に思い浮かぶのは、いつもひとりで孤軍奮闘していた姿です。美化されるどころか時間が経てば経つほど美しい部分を思い出せなくなっています。泣きじゃくる三男を床に転がして次男にパジャマを着せ、裸のまま脱衣所で三男に授乳する姿。背中に三男をおんぶし、足元には泣き崩れる次男をからませながら、晩御飯を作る姿。布団に置けば起きてしまう三男を抱えながら、寝息をたてる長男次男を眺め、真っ暗な部屋でどうしようもなく座っていた姿。そしてどのシーンにも夫の姿はありません。きっと日々の生活の中にはかわい姿、楽しい思い出いっぱいあったと思うんです。でも、たった数年前のことなのに、長男、次男、三男とも思い出す記憶はどれもみなしんどかった思い出ばっかり。かわいい盛りであるはずの時期が黒い記憶で埋められていること自体が、そもそも悲しいことだと思いませんか?少し前におむつメーカーのネットCMが炎上した件がありました。(赤ちゃんのお世話に孤軍奮闘するお母さんを写し出し、「今はしんどいかもしれないけれど、いつかきっと素敵な思い出になるよ」的なメッセージを込められたCMでした)フラットな立場から見れば、「だよねだよね。いつかきっと素敵な思い出になるよね!」と違和感もなく受け入れられるものだったと思うのですが、母親がひとりで赤ちゃんのお世話に一生懸命になってる姿を見て自分の思い出と重ね合わせて辛くなったり、当時を思い出してしんどくなってしまった人もたくさんいたようです。この反応が今の子育て世代の本音を表しているように思います。ひとりで頑張るお母さんが多すぎます。当時の私がいつも望んでいたことがあります。■「こっちが泣きたいよ…」自己嫌悪の日々「家の中にもうひとり大人がいてほしい」でした。切実な願いでした。自由な時間が欲しいでもなく、ゆっくり寝たいでもありません。とにかく家の中に私以外の大人にいてほしかったんです。そりゃもちろん夫にそばにいてほしいですよ。でも仕事で家にいないんですもの。こうなったら友達でも、義理の母でも、なんなら隣のおばさんでもいい。私と子どもっきりの密室だと息が詰まるんです。自分の感情がコントロールできなくて、歯止めが効かなくなってしまうんです。やめたいと思っても止められないんです。小さな子どもに向かってヒステリーに怒鳴ってしまう自分が嫌でしょうがありませんでした。特に次男2歳~3歳、三男0歳~1歳の時なんてほんっっっと~~~に修羅の家状態で、何をするにも一筋縄に行かず、2人3人同時に泣かれた時にはこっちが泣きたくなりました。私の場合は転勤族だったので近くに頼れる両親もいませんし、夫はとにかく帰りが遅くて23時過ぎて帰ってくるなんて当たり前でした。おまけに専業主婦なので24時間365日みっちり子どもと一緒です。私は途中から働きだしましたが、はっきり言って専業主婦のほうがよっぽどきついです。子どもとずっと一緒な上に、夫にたいしては「外で働いてくれてるんだから、疲れてるんだから…」という妙な遠慮まで抱えてしまい、自らより厳しい環境で頑張ろうとしていました。子どものかわいさも、子育ての楽しさも経験してる私でさえも、真っ先に思い浮かぶのがこんなことばかりなのですから、子どもを持っていない若い人たちが、漠然と子育てにたいして不安を抱くのも無理がないという気もします。↓後編につづきます(最後のページで、ワンオペ育児についての読者アンケートを実施中!)
2017年11月02日こんにちは、こじらせ美容オタク家のともです。「将来は専業主婦がいいな」と結婚前の夢を語る女性に「苦労したくない」という感情が見え隠れしているように、「専業主婦は楽である」という固定観念がやはり世間的には未だにはびこっている、というのは事実。しかし実際は“悠悠自適”とはほど遠いのが専業主婦という仕事。ただそうであるにも関わらず、働いている友人、ママ友、親戚等に「私は専業主婦」と言うと、「暇そう」のような目で見られてしまうことは多々あるものです。そこで専業主婦が言われた嫌な言葉をリサーチしてみました。●「一日中家に居られていいわね」と義母に言われる『近所に住む義母が毎日のようにイキナリ家に訪問してくる。そのとき、家事の合間にたまたまテレビを見ていただけであからさまに嫌な顔。「いいわねー、あなたは働かなくても食べていけて」が口癖。義母の溺愛する息子を働かせてお金を散財しているようにしか見えないのだろう。息子が毎日会社で働ける生活の基盤を作ってあげているのは誰か一度きちんと考えてほしい』(20代女性/専業主婦)『義母は新しい服を着ているとそれだけで「え?その服新しくない?」とチクリ。夫は好きなものを好きなだけ買っているのに、私は自分の好きなものなんて全く買えない。「息子さんが家事が全くできないように育っているようなので、働きたくても働けないんです」と言い返したくなるがグッと我慢。自分で働いてない、って何も自分のものは買えない(買うと反感を買う)んだな、とただただ息苦しい毎日』(30代女性/1児のママ)専業主婦と言うと、「一日中家に居られていいわね」と、テンプレートのように言われる言葉。しかもそれが他人ならまだしも、義母からのそのような言葉はダメージは何倍にも。暗に「ウチの息子は働いているのに、あなたは息子の稼いだお金で毎日楽しているんでしょ。働けば?」と言われてように聞こえてしまう、または本当にそう思っているのか……どっちにしろ「働かざるもの食うべからず」の精神に基づいての嫌味、だとは思われます。ただ声を大にして言いたいのは、「専業主婦は働いている」ということ。たとえ働かざるもの食うべからずは正解としても、専業主婦は定時に起きて夫の朝食、お弁当の準備、帰宅前までに家事をすませて、また夕飯の準備……ととにかくバタバタ。しかも“ここまですれば終わり”という明確なゴールもありません ので、完璧主義な女性は働き蜂のようにセコセコと働き続けなければいけないというワケ。また夫がどれぐらいの家事のクオリティを求めてくるかによっても仕事量は変化します。もしかしたら休憩時間がある夫よりも仕事量が多いのでは?という妻もたくさん存在するのです。「自分の子どもの働いた金を使って遊んでるんでしょ」的な義母の発言には「家事をしていればあっという間に一日が過ぎちゃうので……」と、柔らかいニュアンスで自分の忙しさを訴えるのがベター。また働いたら働いたで何かしら文句を言ってくるのが義母という生き物ではありますので、あまり気にしないようにしましょう。●専業主婦なのに子どもを預けるの?『パパは病気になれば電話一本で会社を休み一日中寝ていられるが、私は誰も助けてくれない。私と子ども2人同時でインフルになったときも病人が病人の世話をしている状態で精神的にもノイローゼ寸前に。専業主婦だから預けるにも預ける理由を周囲が認めてくれず、「専業主婦なのに子ども預けるの?」ってママ友に真顔で聞かれたときは、涙がでそうになった』(20代女性/2児のママ)子持ちの専業主婦は文字通り“年中無休”。そもそも子どもがずっと家にいるあいだはずっと子どもの面倒を見ているワケですから、土日は休む、ということはできません。幼稚園に行き始めたとしてもその時間に家事をしていればすぐにお迎えの時間。また集団生活に入れると、金銭が発生しない親の仕事や園との関わりも増えますし、しなければいけないことは右肩上がり。その上、自分が病気になっても子どもは通常営業。「ママはゆっくり寝ててね」なんて乳幼児が言ってくれるハズもなく、容赦なく「お腹すいた」「遊んで」と絡みついてきます。薬を飲んで(病院に行く時間すら与えられないこともあるのですが)、対処慮法でその場をしのぐ、という道しか残されてないのです。どんなに高熱があろうが、ゲロを床に吐き散らしてようが、子どもは子どものテンションで親に接してきて、これほど「空気読んでくれ……」と子どもに対して懇願する瞬間はないでしょう……(泣)。また病気は家族中に蔓延することもありますので、パパは寝ているのにママだけは病病介護と子どもの看病をしなくてはいけないことすらあり、まさに背水の陣。真面目なママほど自分を追い込んでしまいがち なので、「専業主婦もたまにはゆっくりしてもいい」と、一時保育を使ったり、夫や双方の親を頼ったり……とにかく周囲の目は気にせず、自分を大切にすることを優先し逃げ場を作っておくことも大事です。----------確かに家事等は自分のさじ加減で楽しようと思ったらできる部分もありますが、やはり夫が仕事から帰宅するときにはきれいな部屋で、栄養バランス満点の料理で迎えたい、と妻は思ってしまうのです。子どもが産まれれば年中無休どころか睡眠さえとれずに、不眠不休までプラスされて体はボロボロに。専業主婦は職業だ、とたまには休むことも忘れないようにしましょう。●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)●ライター/とも
2017年09月28日こんにちは、佐原チハルです。プレミアムフライデー、みなさまのご家庭では楽しんでいらっしゃるでしょうか。専業ママの場合、旦那さんがプレミアムフライデーを楽しんでいたとしても「自分には関係のない話」と感じる方も多いようです。専業ママだと「一年中、休みという休みがない」とよく言われますし、“主婦休みの日”だって、年に3回じゃ足りませんよね。そんな中、自主的にプレミアムフライデーを導入し始めた専業ママたちがいます。今回は、そんな専業ママたちの声を集めてみました。●「育児も前よりも楽しめるようになった!」という声『夫の会社もプレミアムフライデーを導入することになって、羨ましいなぁと思っていたんです。それで私もまねすることにしました』(30代/4歳の子のママ)導入は毎週ではなく月に2回だそうですが、金曜日が来るのがとても楽しみになったそう。お子さんは幼稚園に通っているのですが、導入日は18時まで園の預かり保育を利用している そうです。『久しぶりにゆっくりドラマや映画を見る時間が作れて、生き返ったような気持ちです。子どものお迎えに行くときも、「お待たせ、時間をくれてありがとう」って思えるから、余裕があるというか、ますます育児頑張ろうって思える感じがします』こちらのママさんの言葉を聞いて、筆者は子どもが保育園に行き始めたときの気持ちを思い出しました。やっと自分の時間が持てる、という開放感のような気持ちがあったのです。そして、子どもと長い時間離れることへの寂しい気持ち。寂しい気持ちもあるからこそ、お迎えに行ったときの「会いたかったよ!」という感情がより強く感じられます。そしてその気持ちのおかげで、ご飯、お風呂、翌日の準備に寝かしつけ、家事……と、その後の忙しい時間を乗り越える力も湧いてきます。幼稚園のお預かりといえばお勤めをしているママが利用するもの、というイメージもありますが、専業ママももっと積極的に利用してみても良いですよね。●「専業主婦の仕事に自信を持てるようになった」という声『最初は「専業主婦のくせにプレミアムフライデーなんてダメかな」って思っていたんです』(30代/3歳と1歳の子のママ)そう話してくれたママさんは、お子さんが0歳のときに今の自治体に引っ越してきました。元は産休明けすぐからお子さんを預けてお仕事を続けてらっしゃいましたが、引っ越し先で保育園が見つからず、やむなく退職されたとのこと。“専業主婦”としてももう数年頑張っていらっしゃいますが、もともとお仕事に熱心だったこともあり、専業であることに負い目のようなものを感じてしまうこともあった そうです。『夫に話したら、「いいね!」「いつもお疲れ様、何か助けが必要だったら言ってね」って言ってくれたんです』こちらのママさんがプレミアムフライデーを楽しんでいるあいだ、3歳と1歳のお子さんは市の一時保育サービスを利用しているそう。それで足りていることもあり、今のところ特に助けてもらうことはないそうですが、旦那さんの言葉はとてもうれしかったそう。『専業主婦って、仕事に終わりもないし区切りもつけにくいし、いつも子どもが一緒でどうしても自分だけの時間って持ちにくくて。うちの夫は日頃から家事も育児もする人だから、周りのママたちよりはかなり恵まれてるとも思うんですけど、やっぱり疲れてもいたんだと思います。でも“仕事じゃない”し、お金を稼いでいるわけでもないから、疲れてるなんて言いにくくて。お疲れ様って言ってもらえて、休んでいいんだって思えたら、なんだかあらためて専業主婦の仕事も胸を張っていい仕事なんだよなぁって思えるようになりました』下のお子さんが幼稚園に入れる年齢になったら、またパートでのお仕事復帰を目指す予定だそうです。しかし専業ママであることに自信を持てるようにもなったので、お仕事復帰するまでは、よりいっそう専業ママとしての生活を楽しもう、と思えるようになったとのこと。専業ママの場合、お金を稼いでいないということがどうしても引け目になってしまう ことも多いようです。しかし仕事の価値や大変さ、重要性は、お金を稼いでいるか否かでは変わりません。パートナーである旦那さんからもらえた暖かい言葉は、とてもうれしかったことと思います。本記事を読んでいるパパさんは、どうかママさんの日頃のご苦労を労り、言葉と行動で示してさしあげてくださいね。●「夫への思いやりの気持ちが持てるようになった!」という声『うちの夫の職場、最初の1回だけプレミアムフライデーやってたんだけど、次の週からは何事もなかったかのようにいつも通りになったんだよね。自分の時間が本当に全然自由にならないんだなぁと思ったらなんだか可哀想みたいな気持ちになっちゃって、毎週金曜はちょっといいもの作ってあげようって思うようになった』(30代/4歳の子のママ)こちらのママさんは、旦那さんの会社がプレミアムフライデーを導入するのと同じタイミングでご自身もプレミアムフライデーを自主導入されました。プレミアムフライデーを実施する日は、お子さんは幼稚園のお預かり保育を利用しているそう。しかし旦那さんの会社がプレミアムフライデーを自然にやめてしまったため、現在はママさんだけが金曜の午後の時間を楽しんでいる そうです。『主婦にも休みは絶対必要だって思ってたから、夫に合わせてやめようとは思わないけど、ともかく夫が可哀想っていうか、大変だなって思う。有給休暇だって満足に取れないし。そもそも長時間働きすぎだと思うんだよね。仕事してる人も専業主婦も、もっとみんな休めるようになるといいのになって思うよ』そこでこのご夫婦は、今年は旦那さんが“有給を半分は消化する”というのを目標にしているそうです。主婦の仕事も会社などでのお仕事も、イキイキと続けていくには休日や休暇は必要不可欠です。長時間労働が問題になっている昨今だからこそ、休日・休暇は積極的に持てるようにしたいですね。----------以上、いかがでしたでしょうか。そもそもプレミアムフライデーは、実施できている仕事・会社があまり多くはないようで、筆者の周りでも「うちには関係ないかな」という感じの人が多いです。年に3日しかない主婦休みもそうですが、“休む”という行為は、なかなか定着しにくいのかもしれません。自分から「休む」と宣言し、実行するのは簡単ではないことも多いです。しかし専業ママも過労にならないよう、積極的に働きすぎを避けていきたいですね。●ライター/佐原チハル
2017年09月20日専業主婦世帯よりも共働き世帯が多い現代では、「結婚したら専業主婦になりたい」と言う人に「時代遅れ」「今どきそんなの無理」など厳しい声が向けられることが多いです。そのため、大きな声で「専業主婦になりたい!」とは言いにくい空気があります。しかし、実際のところは専業主婦になりたい人や、専業主婦になった人だってたくさんいるはず。そこで今回は、専業主婦になった人に、そのきっかけについてお話を聞いてみました。また、専業主婦になってどうだったか、後悔していないかについてもあわせて聞いてみましたので、ご紹介したいと思います。●(1)仕事がつらくて専業主婦に『子どもがいなかったので、結婚してからも5年間、正社員で働いていました。でも、もともと仕事が好きだったわけでもなく、クライアントと関わることで毎日大きなストレスを感じていました。しかも、有給休暇はないし、残業代は出ないし、ボーナスも退職金もないという環境。ずっと我慢していましたが、ストレスから体調を崩すことが多くなったため夫に相談したら、「辞めてもいいよ」と言われたので辞めました。辞めた結果、幸せです!家事のストレスなんて、仕事のストレスに比べたらないに等しいくらい。毎日部屋をきれいに掃除して、おいしい料理を作って、猫の世話をして夫の帰りを待つ生活。のんびりしていて満足 です。私が働かなくても余裕のある生活を送れるのは夫のおかげなので、本当に感謝しています』(30代女性/子どもなし・専業主婦歴1年)「仕事が嫌だから専業主婦になりたい」というのは、「そんな甘えたことを言うな」と一番叩かれやすい理由でもあります。しかし、夫婦間で話し合い、旦那さんからの了承を得ているなら他人がとやかく言う問題ではありませんよね。仕事を辞めても生活に困らない経済力があるなら、ストレスをためて毎日悶々と過ごしているよりも、一度スパッと辞めてしまったほうがいいでしょう。家庭の仕事に専念することで、心も体もリフレッシュできるかもしれません。●(2)夫に頼まれて専業主婦に『私自身には特に専業主婦願望があったわけでもないんですが、夫から「結婚後は、できたら専業主婦としてサポートしてほしい」と言われ、同意して結婚しました。結婚してからすぐ子どもも生まれ、今では2児の母です。育児はとても大変で、仕事をしながらだったら無理だったなと思います。キツいことももちろんありますが、子どもと一緒に遊んだり勉強を見たり、毎日楽しい ですよ。ずっと子どもと一緒にいるのがストレスになるという友達もいますが、私は平気です。むしろ、人に任せるほうが不安です。子どもが中学生くらいになったらパートに出るかもしれませんが、それまでは専業主婦生活を満喫したいです』(30代女性/2児の母・専業主婦歴8年)仕事に専念したいから、子どもと一緒にいてほしいからなど、「夫に頼まれて」というケースも意外と少なくないようです。ただ、帰ってきてからや休日などに育児参加してくれる旦那さんであれば問題ないでしょうが、ワンオペ育児が問題になっているように、「専業主婦なんだから家事も育児もすべて一人でやって当然」のような考えの旦那さんだと、逆につらい可能性もあります。●(3)夫の転勤のため専業主婦に『転勤族な夫と結婚したため、専業主婦になりました。引越し先でパートとして働いたこともあったんですが、けっこう短期間でまた次の転勤先へという感じだったため、申し訳ないなと思い働くのを辞めました。専業主婦になったことで自分の時間がたっぷりとれるようになり、趣味に没頭できたのは良かった です。でも、専業主婦の期間が長くなって、やはり外で働きたい、社会へ出たいと思うようになり、40代で事務のパートなどを受けましたが、転勤でいつ辞めるかわからない可能性などの話をすると雇ってもらえません。専業主婦生活に特別不満があるわけでもありませんが、働いていたほうが友達もできるし、気晴らしになります 。とはいえ、なかなか希望に合うパート先が見つからないのが現実です』(40代女性/子どもなし・専業主婦歴15年)転勤族だと正社員はおろか、パートとして働くこともままならないのですね。どこにでもある飲食のチェーン店やコンビニであれば働けるのかもしれませんが、事務などのオフィスワークとなると、仕事を覚えた途端に辞めなくてはいけなくなる可能性もあるため、難しそうです。----------専業主婦になる決断をするのに必要なことは、「夫婦の同意のもとであること」と「経済的に余裕があること」であると言えそうです。現実問題として、旦那さんから「専業主婦になってほしい」と言われても、収入の面で不安があると「わかった」とは言えないこともあるでしょう。「専業主婦になれば出費も減るからそんなに収入を気にする必要はない」と言う人もいますが、将来のために共働きで少しでも多くお金を貯めておきたい、夫が働けなくなったときのリスクを減らしたい、生活水準を下げたくないという考えから、仕事を辞めたいと思ってもなかなか専業主婦になる決断ができない人も多いものです。そういう意味では、やはりこの時代に躊躇することなく専業主婦になれる人というのは、恵まれていると言えるのかもしれませんね。●文/パピマミ編集部●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年08月17日ネット上だけに限らず、リアルの世界でも、専業主婦をやたらと忌み嫌い、叩く人っていますよね。特に女性に多い気がします。昔、私の友人の中にもいました。結婚して家庭に入り、専業主婦になった友達を陰でバカにし、「若いうちから専業主婦になるなんて、将来絶対困るし後悔すると思う」「そもそも旦那に養ってもらうとか、プライドないのかな?私ならムリ」など、言いたい放題。見かねた別の友達が「人それぞれだし、夫婦間で決めたことならいいんじゃない?」とフォローすれば、「女に働かなくていいなんて言う男、ロクなもんじゃない」と旦那さんのことまで悪く言う始末。反論すれば自分まで槍玉に挙げられてしまうため、みんなそのときはそれ以上何も言いませんでしたが、だんだんとその友達とは距離を置くようになっていきました。私も今では音信不通です。では、やたらと専業主婦バッシングをしたがる人というのは、どのような心理なのでしょうか?実際に専業主婦に対して良い印象を抱いていなかった、または専業主婦の悪口を言ったことがある、という方にお話を聞いてみました。●(1)心に余裕がないことから生まれる「妬み」『実は、私自身も「専業主婦なんて家でゴロゴロしてるだけ」とか「せっかく大学まで出たのに働かないなんておかしい」とか言っていました。そのときは、そう言いながら、心の中では「私はこんなに毎日一生懸命働いているのにずるい! 」という感情でいっぱいでした。そう、ただの妬みです。小さな子どもを抱えながら働いて、家に帰れば家事・育児に追われ……専業主婦をやっている友達が妬ましくてしょうがなかったんですね。でも、ある程度子どもに手がかからなくなり、心に余裕ができてからは、そんなこと思わなくなりました。自由に使えるお金もあるし、貯金もだいぶ貯まったし、いろいろな面でゆとりができたんですね。専業主婦叩きをしていたころは、心に余裕がなくて荒んでいて、自分と違う環境にいる人に嫉妬していた だけです』(40代女性/会社員)ほとんどの人がこの「妬み」という感情から専業主婦叩きをしているのだと思います。「自分はこんなに大変なのに、自分は働かなきゃいけないのに、なんであの人は働かなくていいの?」という一種の八つ当たりですね。「あなたも私と同じ苦しみ、大変さを味わってよ!」というような怒りも入っているでしょう。心に余裕がなくなると、どうしてもそういった負の感情が渦巻き、妬みから自分より居心地の良さそうな場所にいる人に当たってしまうのだと思います。●(2)働かなくても生活ができる夫の収入に対する「羨ましさ」や「僻み」『ぶっちゃけ、妻が働かなくてもいいくらいの収入を旦那さんが稼いでいるということが羨ましくて、羨ましいと思っている自分を認めたくなくて、専業主婦をけなしていました。羨ましいって言っちゃうと負け 、みたいな(笑)。だから、「いくら収入があったって、いつ会社が倒産するかもわからない時代に専業主婦でいるなんて、お気楽だよね〜」とか。恥ずかしいですね、反省してます』(30代女性/パート)経済的に旦那さんの一馬力でも生活はできるけれど、自分自身が仕事が好きで働きたくて働いているという人や、将来のために働けるうちは働いておこうと思っている、というような人たちは、専業主婦バッシングをしないように思います。本当は働きたくないのに夫の稼ぎが少ないせいで自分が働きに出ている、という気持ちが強い人ほど、専業主婦を羨ましいと思っている傾向が見られます。それがだんだん「どうせ私なんてお金がないから働いてるだけだし」のような僻みに変わっていってしまうこともあります。●(3)ただ単に専業主婦を誤解していた『私の母親は専業主婦だったんですけど、私が学校から帰ってくるといつもリビングでソファに横になりながらテレビを見たり昼寝したりしていたんです。その印象が強かったこともあり、私の中で「専業主婦=ヒマ、いつもだらけている、怠け者 」というイメージしかなかった。別に、母も一日中そうやっていたわけじゃないと思うんですが……たぶん(笑)。でも、自分に子どもができて、夫と話し合って3歳までは専業主婦でいようということになり、専業主婦になったんです。そしたら、母の印象と全然違う!私の要領が悪いのかもしれないけど、1日中やることが多いし、子どもとずっと一緒で頭がおかしくなりそうだし、めっちゃ大変だったんです。自分が専業主婦になってみて初めて、専業主婦を誤解してた なって思いました』(20代女性/専業主婦)これはわかります。私も自分の母が専業主婦で、子どものころは「うちのお母さん、いっつも寝てばかりいるなぁ」と思っていました。でも、一人暮らしを始めてから家事の大変さを知りました。友達から、子育ての大変さを教わりました。家事と育児を一人でこなさなければならないとなると、自分の時間なんてなかなかないのではないかなと思います。そして、私も一時期、専業主婦のような生活を送ったことがありますが、一人で家にいるのがつらかったです。子どもがいないので、一日中誰とも話さずひたすら夫の帰りを待つという生活は、外で働くよりも私にはつらいものでした。----------何かと専業主婦を叩きたがる人たちの気持ち、おわかりいただけたでしょうか?もしかしたら、心当たりがある方もいるかもしれませんね。でも、人は人、自分は自分です。比べるものではありません。それに、誤解されやすいですが、専業主婦だって立派な仕事です。家族から感謝されたり賃金をもらったりすることがなくても働いているんです。そして、なかなか理解されない苦労や孤独などを抱えている人も中にはいます。そういったことをわかったら、批判なんてできない、する意味がないということがわかるのではないでしょうか。「人それぞれいろいろな生き方があっていい」そう思えれば、心も少し軽くなるかもしれません。●文/パピマミ編集部●モデル/神山みき(れんくん)
2017年07月12日専業主婦が被害者になることが多いと言われている“経済的DV”ですが、みなさんは具体的にどのようなものかご存知でしょうか?経済的DVには、配偶者に生活費を渡さない、配偶者が働くことを認めない、仕事を辞めさせる、家計の管理をどちらか一方がすべて行う、家庭の財政状況を明かさない、配偶者に無断で借金する、自分は働かずに配偶者だけに働かせる、配偶者に内緒で借金をする、などの行為が該当するそうです。これらの行為によってパートナーの経済的な自由を奪い、相手を追いつめる ことを経済的DVと言います。「もしかして、うちも……?」という心当たりのある方はいらっしゃいませんか?今回はそんな経済的DVについて、被害者の体験談と対処法をご紹介していきたいと思います。●経済的DV被害者の声●仕事を辞めた後も生活費を半分しか出してくれない『妊娠を機に仕事を辞めました。それまで、生活費として毎月お互いにそれぞれ同額で9万円ずつ(家賃分含む)を出し合っていたのですが、私が仕事を辞めてからも夫が出す金額が変わらなかった んです。「働いていないんだから、私の分も出してくれないと足りない」ということを伝え、今まで私が出していた分も出してくれるようにお願いしたのですが、夫は断固拒否。私の貯金から出せと言われました。しかも、それが嫌なら働けと……。夫の収入は30代前半で年収600万円ほどなので、毎月18万円の生活費を出すくらい苦ではないはずなんですが……。子どもが2歳くらいになったら私もまた働く予定なので、それまでは夫の収入だけで生活をと思っていたのですが、まさか私の貯金を崩しながらの生活を強いられる とは思ってもみませんでした』(20代女性/専業主婦)この方、仕事を辞めるときにはもちろん旦那さんに相談したそうです。そのとき、「妊娠中〜子どもが2歳になるまでは働かなくていい」と言われたといいます。けれど、旦那さんは「働かなくていいとは言ったけど、生活費をすべて俺が出すとは言ってない」とのこと。旦那さんは元々、奥さんが働かない期間は奥さんの貯金を切り崩して生活費を出すものと思っていたようです。しかし、専業主婦には収入がないのですから、「働かなくていい」と言われたら、普通は養ってもらえると思ってしまいますよね。●お金の使い方を細かくチェックされる『うちは共働きで、生活費は折半です。貯金額も毎月いくらと夫が決めていて、残った額がそれぞれの自由に使えるお小遣いになります。ただ、夫は私の収入や支出を細かく管理しているのに、私は夫の収入や支出を教えてもらえていません 。聞いても「教える意味がない。俺がしっかり管理してるんだから余計な心配するな」と言います。何よりストレスなのが、私のお小遣いの使い方をいちいち細かくチェックしてくる点。毎月、何にいくら使ったのか報告し、「それは必要ないよね」とか「洋服1着に1万円以上は出さないこと」「まだ使えるのにどうして新しいものを買うの?来月は洋服買うの禁止」など、ダメ出しされるんです。夫の収入で生活しているとか、貯金できていないとかなら言われてもわかりますが、私が稼いだ純粋なお小遣いに口出しされるのはつらいです。お小遣いの使い方まで夫に管理される なんて、うちだけなんじゃないかって思っちゃいます』(30代女性/会社員)この方の旦那さんは自分自身も金銭管理に厳しいそうで、いわゆる「ケチ」なんだそう。外食や旅行もほとんど行かず、貯金が趣味なのだとか……。貯金をしっかりしてくれるのはありがたいことですが、妻のお小遣いの使い道まで管理して自由を奪うのは経済的DVと言えそうです。●働きに出ることを許さない『私は結婚後、夫に「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。この時代に専業主婦にしてくれる男性なんて珍しいなと感心したのと、それだけの収入があるんだろうなと気楽な気持ちで家庭に入りましたが、ふたを開けてみたらびっくり。夫の年収は300万程度で、しかも私には内緒の借金があった んです。私に渡される生活費は、借金の返済額と家賃、夫の小遣いを抜いた6万円だけ。これじゃ、子どもなんて産めません。将来も不安だし、働きに出たいと言っても許してもらえず。節約して切り詰めた生活をしていますが、お金のない生活に疲れて、夫に内緒でパートに出ました。でも、すぐにバレて辞めさせられちゃいました 。職場の人たちにも迷惑がかかるので、もう怖くて働くことはできないです』(20代女性/専業主婦)妻に専業主婦になってもらいたい場合は、生活に困らないだけの生活費を渡すことは必須条件でしょう。お金がないのに働きに出ることを許さないというのは、まさに経済的DVの特徴だと言えます。また、妻に専業主婦になることを強要する男性、実は少なくないようです。理由としては、子どものそばにいてほしいから、家庭のことを任せて自分は仕事に集中したいから、というものから、働きに出ることで浮気されるかもしれないから、というものまでさまざま。「浮気されるかもしれないから」というのは、男としてどうなのかと思ってしまいますね……。●経済的DVを受けたときの対処法では、経済的DVを受けたとき、どのように対処すればいいのでしょうか。大切なのは、我慢しないことです。経済的DVを行っている本人は、実はそれが経済的DVだと気付いていないことが多いもの。まずは、生活にどれだけお金がかかるのか、貯金額や収入額がどれくらいあるのかなど、具体的な数字を出して夫婦でしっかり話し合うことが必要です。毎月、何にいくら使っていて、いくら足りないのか、赤字額はいくらなのか、このまま行くと貯金がいつ底をつくのかなど、加害者に危機意識を持たせることで現状を理解してもらうことができる場合もあります。夫婦で話し合っても解決しない場合は、親や友達、専門家に相談しましょう。第三者があいだに入ることで解決することもあります。一人で抱え込まず、早めに第三者に相談する ことがおすすめです。●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年06月06日専業主婦世帯よりも共働き世帯のほうが多くなった現在、結婚してから専業主婦になる人を「勝ち組」とする声があるようです。専業主婦みんながみんなそうとは限りませんが、「夫の稼ぎだけで十分に生活ができるため、働きに出る必要がない」と思われる傾向があることから、勝ち組と言われているようです。働くことによって受けるストレスもなく、夫の稼ぎで悠々自適に暮らし、子どもと一緒の時間をたっぷり過ごすことができる、というイメージが強いのかもしれません。しかし、おもしろいアンケート調査結果があります。それは、2014年に求人情報サービス『an』が全国の主婦200人を対象に実施した「パートに関するアンケート」。「専業主婦とパート主婦、どっちが幸せだと思う?」という質問について、6割以上が「パート主婦」と回答したという結果が出ているのです。また、私の周りで正社員として働いている既婚女性たちからも、「パート主婦が一番幸せな気がする 」という声をよく聞きます。では、なぜ多くの人が「パート主婦が幸せ」だと思うのか、実際はどうなのか、20代〜40代の既婚女性たちに話を聞いてみました。●専業主婦の声まずは、専業主婦の女性からコメントをもらいました。『うちは夫から「専業主婦になってほしい」と言われて仕事を辞めました。元々、私も仕事が好きではなかったし、キャリアを積むことにも興味がなかったのであっさり承知しましたが、ずっと家にいると不安ばかりが募ります。夫がもし職を失ったら、とか、まだ若いのに私はこのままでいいのかな?とか、存在してる意味あるのかな?とか。その点、パートをしている友達はすごく楽しそうです。自分で稼いだお金を自由に使えるのも羨ましいし、社会の役に立っている感じがして 。子どもと夫だけが自分の世界みたいになってる現状がすごく孤独で不安なんですよね……』(20代女性・専業主婦/子ども1人)彼女いわく、正社員に未練はないけれど、パートとして週何日かだけでも外へ働きに出たいとのこと。ただ、専業主婦歴が長いことから、本当に働けるのか不安もあると言います。●正社員の声次に、正社員として働く女性たちからもコメントをもらいました。『子どもがいないので、結婚してからも正社員として働き続けています。でも正直、常に辞めたいと思っています。子どもがいなくても、私の方が夫より帰りが早いため、家事は全部担当しているし、肉体的にも精神的にもストレスだらけ。専業主婦になるのは抵抗があるけど、パートなら仕事と家事をうまく両立する余裕がありそう だし、パート勤務に憧れます』(30代女性・正社員/子どもなし)『子どもを産んでからも正社員として働いていましたが、「もう無理」「いやまだイケる」みたいな波を何度も経験してます(笑)。職場のパート勤務の女性とたまにランチを一緒にしますが、彼女の話を聞いていると時間にも精神的にもゆとりがある感じ で、すごく心が揺れます。とはいえ、うちの場合子どもが2人いるので、私も正社員でガッツリ働かないと経済的に不安なんですが……』(40代女性・正社員/子ども2人)結婚しても仕事を続ける女性は多いですが、結婚後にどのようなスタイルで働くか、悩む人も少なくないでしょう。このご時世、できるなら正社員のままで働き続けるのが一番。正社員を辞めてしまうのはもったいない。……これはよく言われる言葉です。でも、結婚後も正社員として働き続けることが誰にとっても幸せとは限りません。●実際にパート主婦になった人の声『私は子どもが小学校に入学したのを機に、近所のファミレスでパートを始めました。専業主婦のときは夫の稼いだお金でママ友とランチしたり出かけたりするのがなんとなく後ろめたかったけど、今は自分の働いたお金でやりくりできるので、誰にも気兼ねしなくていい 。欲しい服も買えるし、美容院に行く回数も増やせたし、満足です』(30代女性・パート/子ども1人)『正社員として10年働いていましたが、結婚してから私には家庭と仕事の両立は無理だと思い、会社を辞めて事務のパートを始めました。16時にあがってスーパーに寄り、晩ご飯をゆっくり作る生活が幸せです。自分の時間が持てるのもありがたいですね。正社員のときはいろいろ背負っているものが多くて、家に帰ってからも気が休まらなかったけど、言い方が悪いですが、パートは「いつでも辞められる」と思えるので、精神的にもラク です』(30代女性・パート/子どもなし)ストレスを抱えている現状から脱出するため、パート主婦という働き方を選択した人たちの声です。彼女たちの場合、パート主婦になることによって心に余裕が出たと言います。もちろん、みんながみんなそううまく行くわけではありません。次のような声もありました。『専業主婦生活にも飽きたので、10年ぶりにパートとして働きに出てみました。でも、職場での人間関係の煩わしさや自分のあまりの仕事の覚えの悪さに嫌気がさして、1か月で辞めてしまいました……。やっぱり私には専業主婦が一番 かもしれません』(30代女性・専業主婦/子ども2人)『正社員を辞めてパート勤務に切り替えました。デスクワークなのですが、なんだか職場で正社員にいいように使われてる気がしてストレスです。正社員と同じようなことをやらされてるのにお給料は安いし、休みも取りづらい し。もっと気楽に働ける職場へ移りたいです』(40代女性・パート/子ども1人)パート主婦が幸せだと感じるかどうかは、当たり前ですが人によるということですね。----------専業主婦から脱したい方は、難しく考えずに勢いで働きに出てみるのもアリでしょう。しかし、正社員からパートになりたい方は、収入がグッと減ってしまう分、自分が望む生活を本当に手に入れられるかどうか、デメリットまで考慮した上で慎重に転職先を決めたほうが良さそうです。【参考リンク】・6割以上の主婦が「専業主婦」より「パート主婦」の方が幸せと回答~主婦のパート探しに関する調査~ | アルバイト採用・育成に役立つ人材市場レポート「an report」()●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年05月31日みなさんは子どものころの夢を覚えていますか? 私が小さいころの人気な将来の夢は、パン屋さん、花屋さん、アイドルにお嫁さんでした。でも、夢は成長するにつれ変化するもの。小学生・中学生になったとき、どのように変わっているものなのでしょうか。このほど実施されたアンケート調査により「親が子どもに就いてほしい仕事」と「子どもが就きたい仕事」がそれぞれ明らかになりました。■親の希望は堅実的! 子どもに就いてほしい職業No.1は?アデコ株式会社が、全国の小・中学生の子を持つ父母1000人と、その子ども1000人を対象に「就いてほしい・就きたい仕事」についてアンケートをおこないました。<親(父親・母親)が「将来子ども(男女)に就いてもらいたい仕事」(n=1000)>「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」(アデコ株式会社)その結果、親が子どもに就いてほしい仕事第1位は「公務員」。第2位は「会社員(サラリーマン・OL)」、第3位は「医者」という結果となりました。去年実際レた同様アンケートと、7位までが同じ結果に。しかし、昨年8位だった「経営者」が10位にランクダウン。かわりに「自営業・個人事業主・フリーランス」が8位にランクアップしました。また昨年はランク外だった「パティシエ(お菓子職人)」が9位にランクインする結果となりました。■親と子どもの希望は一致する? 子どもの就きたい仕事No.1は?<小・中学生が「将来就きたい仕事」(n=1000)>「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」(アデコ株式会社)親の希望と子ども自身が就きたい仕事は、どのくらい一致しているものなのでしょうか。小・中学生が就きたい仕事の男子・女子総合ランキング1位は昨年同様「会社員」。2位は「医者」、3位は「パティシエ(お菓子職人)」、4位は「公務員」と続きます。男女別にわけたランキングでみると、女子はあらたに「専業主婦」が、男子は「ゲームクリエイター」がランクイン。「自営業・個人事業主・フリーランス」は男女両方でランクインする結果となっています。■今年の傾向、今後の傾向子どもが就きたい仕事は、親の希望第2位にもなっている会社員。親の希望を感じとって応えようとしているのか、「会社員が妥当だよね」とリアルに考えているのか…。ランク外だったものの今年からランクインした「自営業・個人事業主・フリーランス」は会社に雇われることなく、自由に仕事するイメージを高く評価する子どもが多いのかもしれません。男子にランクインしている「ゲームクリエイター」は、別の調査でも男子中学生がなりたい職業として上位にランクアップされています。『Pokémon GO』のようなゲームが一大ブームとなった2016年の結果が反映されているのかもしれませんが、子どもにとっては身近なゲームが将来の夢につながるのかもしれませんね。そんな独立志向、起業思考を持つ子どもがいる一方で、専業主婦(主夫)として家庭にはいりたい、と考える子どもが多いのもおもしろい結果。小学校では今後プログラミング教育が必修となってきます。そうなると「プログラマー」などのIT関連が小学生の夢に登場する日もくるかも。仕事をとおして「なりたい自分」になることが大切なのかもしれませんね。ちなみに将来の夢を私の7歳の息子に聞いてみたところ「魔王」という回答が…。「世界征服したい」という野心あふれる心意気をこれからも見守っていきたいと思います。<参考サイト>アデコ株式会社 「将来就いてもらいたい仕事」および「将来就きたい仕事」に関する調査の結果
2017年05月21日女性に人気のSNSといえば、インスタグラム。他のSNSサービスとは一線を画した美しさや使いやすさから、ママたちにも圧倒的に支持されていますね。特に最近は、専業主婦たちのなかでインスタグラムにハマる人たちが続出しているようです。いったいどのような点が彼女たちの心をトリコにしたのでしょうか?今回は、インスタグラム愛好家の専業主婦たちにインタビューを敢行。その魅力を大いに語ってもらいました。●(1)現実逃避できる!『私の生活圏なんて、たかが知れてるわけですよ。毎日家にいて、掃除してごはん作って子どもと公園行って、チェーンのカフェに立ち寄ってスーパー行って帰る、みたいな。平凡だし、同じことの繰り返しですごくつまんない。でも、インスタの中には、フォトジェニックなもうひとりの自分がいる。子どものカワイイ寝顔、ふわふわのラテアート、上手に焼けたパン、ママ友との2,500円のランチ(笑)。全身全霊で撮影した究極の1枚たちが、ズラ~ッと並んでるじゃないですか。眺めてるとすごく気持ちよくて、このキラキラの世界のほうが本当なんじゃないかな って思えちゃう。現実逃避ですが、これがクセになるんですよね』(30代女性/2児のママ)たしかに、専業主婦の毎日は退屈になりがち。家事も育児も大切なことですが、そればかりでは息が詰まってしまいます。そんなとき、インスタにアップした“とびっきりの自分”を眺めるのは、いい気分転換になりそうです。気持ちよく夢を見て英気を養ったら、再び現実の世界へ。これは、専業主婦のみなさんがうまく毎日をこなしていくためのコツなのかもしれません。●(2)人とのつながりが持てる!『専業主婦ならわかると思うけど、子どもや夫としか喋らない日なんてザラでしょ?下手したら誰とも、一言も口をきかないことだってある。インスタは私にとって大切なコミュニケーションの場所 。会ったことないフォロワーさんでも、日ごろから写真を見てるから身近に感じられます』(40代女性/2児のママ)女性は本来、おしゃべり好きなもの。会話が少ないと、寂しさやイライラを抱えてしまう人もいるでしょう。特に、専業主婦の皆さんは悩みが深刻です。夫の帰りが遅かったり、子どもがまだ赤ちゃんだったりすると、それこそ会話に飢えてしまいますよね。子どもの成長や、おいしかったスイーツのこと、うまくいったネイルのこと。日常のささいなこぼれ話をして、共感しあいたい……そんな願いが、インスタでは叶えられるようです。●(3)いろんな人からホメてもらえる!『「主婦の知恵」っていうタグがあるの知ってます?ショウガを上手に保存する方法とか、ボロ布の有効活用法とか、そんな小ネタ集なんですが、最近盛り上がってるんですよね。ある日、私も自分の知ってる小ネタを投稿してみたんです。そうしたら、すごくたくさんのコメントと「いいね」がついてビックリしました。ハマったのはそれからですね。責任ある仕事を続けてきたわけでもなく、誰かに誇れるモノもなかった私だけど、こんなふうに誰かの役に立つことができて、こんなに評価してもらえる んだ!って感動しちゃって。なんか、自分の人生が救われた気がしたんです。大げさかな(笑)』(30代女性/3児のママ)専業主婦の道を選び、家庭に入ると、お礼や評価をしてもらいにくくなる……残念ですが、そういった傾向は確かにあると思います。心を尽くして家事をやっても、家族からお礼が返ってくることってそんなにないですよね。でも、誰だってホメられたいのは当たり前。「ありがとう」「スゴイね」「いいね!」の言葉をもらえれば、やっぱり嬉しいものなんです。みんなが羨むようなキラキラの日常だけでなく、主婦が持っている小さな知識やテクニックにも「いいね」や評価が集まる。それも、インスタの魅力のひとつなのでしょうね。----------今回のインタビューでは、インスタの持つ魅力を改めて知ることができました。SNSは、専業主婦にとってちょっとしたオアシスのようなもの。うまく活用することで、毎日をより明るく、心地よくすることができるんですね。もちろん、ハマりすぎにはくれぐれも注意。節度を持って楽しみましょうね。●文/パピマミ編集部●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)
2017年05月04日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。結婚・出産後に働くか専業主婦になるかということで悩んでいる女性が多くなっています。どちらの道を選択しても、現在の自分ともう片方の道を選んだ人を比べてしまい、「隣の芝生は青い」(自分と違う選択をした方が良く見える)というような状態になっていることが少なくありません。そこで今回は、専業主婦とワーママがお互いに理解している点と理解が薄いと感じている点をみていきましょう。●専業主婦がワーママに感じていること専業主婦になる道を選んだ場合、働いているママに感じている面を挙げてみました。・肉体面……仕事と育児の両立が大変・精神面……自分の時間があってうらやましい・社会離脱を感じるなど・預け先……待機児童問題とか保育園探しが大変・経済面……経済的な余裕があっていいなど24時間、家のことにかかりきりになる専業主婦をしていると、それなりに不満を持ちやすくなります。特に子どもが小さければ小さいほど手がかかるため、自分が取り残された ように感じてしまいます。働いているママがうらやましく感じたり、余計に大変さを感じたりします。●ワーママが専業主婦に対して感じていること働いているママも専業主婦に対してさまざまに感じていることがあります。・肉体面……家事と育児だけで楽そうなど・精神面……時間があってうらやましい・預け先……預けなくていいから、子どもと関わる時間が多く取れる・経済面……夫の給料だけで生活できていい働いていると、家にいることをうらやましく感じることが多いようです。子どもが熱を出したときなどに、すぐに対応できることや家事がたまってしまうことがないと思う気持ちが大きくなってしまうからでしょう。中には、専業主婦はラクと感じている人もいるようですが、「子どもに手を掛けてあげられる時間が多いこと 」が大きな理由になっているのではないでしょうか。●理解が必要な点とは?専業主婦とワーママ、どちらの道を選んだとしても、自分ができないことを相手ができていると感じたときに、うらやましさなどの気持ちが働いて亀裂が生じます。理解が必要なのは、それぞれにいいところと悪いところがあること、自分にあっている道を選べているかどうか です。肉体、精神面、預け先、経済面はそれぞれです。「○○だからどっちがいい」とは一概に言えません。自分が片方の道しか知らないので、理解できないと思い込んでいることが多いからです。どちらの道にも良い面も悪い面もあります。そこを理解して、妬みや羨みを持たないようにすることが大切です。●おわりに理解が必要だと思われるのは、「自分は自分であること」です。自分と相手を比べても仕方がありません。違いが最初からあるのですから、相手と自分を比べて「向こうはいい」「あっちは楽そう」などと躍起にならないようにしましょう。「理解していない」のはお互い様なのです。大事なのは、自分と家族にとってどっちがベストなのか ということです。専業主婦もワーママもどちらも素晴らしいですし、家事・子育てをしている仲間です。お互いを理解しようと思わずに、違う道を進んでいるけれど方向は同じだと思った方が、心が苦しくならないでしょう。自分は自分、相手は相手です!【参考文献】・『働くママ専業ママ子どものためにどっちがいいの?』三沢直子・著●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年01月18日こんにちは。専業主婦歴10年、ママライターのあしださきです。2016年下半期で最も話題を集めたドラマといえば、『逃げ恥』ですよね。筆者も恋ダンスや星野源さん人気につられて見始めてから、すっかりハマってしまいました。そして、どんどん夢中になっていく一方で、かわいらしい2人の恋の行方以上に気になって仕方がない“あること”に気がついたのです。それに気がついてから、楽しいドラマを見ていてもちょっとした“不快感”のような感情と戦わなくてはいけない事態になってしまいました。「今のモヤモヤを整理しなくては年を越せない!」との思いでこのコラムを書いた次第です。それは、私たち主婦の生活からはかけ離れたファンタジーとも言える、“家事に給与が支払われている”という設定 についてなのです。実際に家事代行業というものが存在していることは知っていますが、リアルな主婦にとっては自分一人で毎日行っている家事労働であり、当たり前の日常の作業です。誰からも「良い仕事しているね」などと褒められもせず、誰からも「お疲れさま」などと労われもせず。それでも毎日頑張ってやっているのです。以下、リサーチした主婦の声とともに、ドラマ『逃げ恥』のシチュエーションにツッコミを入れたくなる“リアルな不満”を3つご紹介します。●(1)食事に「ノーコメント」ではもうへこみません『朝は家族全員が時間に追われているので、全く会話のないまま食事しています。もちろん食事への感想なんて全くなしです。でももうそれごときではへこまない精神力が身についています。夕食は本来なら家族みんなで楽しく食べたいですが、生活リズムが違うのであまり揃って食べられない』(40代・小学生と中学生の子の母)主人公が「食事にはノーコメントだが、全部食べているからマズくはないのだろう」と言うシーンがありましたが、向かい合って食事ができることだけでも十分であろう という感想を持ちました。“食事への感想”の代わりに“お給料”を頂いているのですから!●(2)家事は汚れる! 服も臭くなるから作業着が必須『朝、家族全員の布団を干すとき、動きやすい服装でないと作業効率が上がりません。ゴミ置き場がよくカラスに荒らされるので、そのつどホウキと水の入ったバケツを持っていき掃除しています。とてもじゃないけれど“白い服”で家事はできないし、そのまま出かけられるような服とは別の作業着が必要。うっかり気に入った服を着たまま料理すると、匂いがついてしまって本当にがっかりしますね』(30代・主婦)主人公の新妻ファッションにもとても注目が集まっているそうですが、正直リアリティに欠けている というか。「あんな真っ白な服で、ナポリタンなんか絶対作らないし!」と絶叫したくなりました。●(3)家事をどう頑張ればいいのか、モチベーション維持方法がわからない『主人や子どもたちが思っている“家事”の内容と、実際の作業はとてもかけ離れている。たとえば、「“洗濯”は洗濯機がしてくれるものだから、あなたは干して畳んでしまうだけでラクな仕事だ」と言われるとカチンとくる。実際は、小さな食べこぼしのシミ、襟と袖の汚れは手洗いしなければ落ちないので毎日チェックしているし、“洗濯機の中の掃除”だって必要。朝一番で干したいから、夜のうちにこれら全てやってから寝る。すべての家事には、下準備と後片付けがついてまわり、それを丁寧にやるかやらないかで仕上がりのクオリティがまったく違うのに、周囲には気がついてもらえない。正直、頑張っても意味ないかも。モチベーションを維持していく方法、誰か知りませんか?』(30代・3児の母)そうなんです。これを考えたとき一番モヤモヤとしてしまったのだと思います。家事を頑張るモチベーションとして、労働への対価として“給与”が与えられていればハイクオリティな家事を行う、十分すぎる目標ができるのではなかろうか。しかし、主婦にはそれがない 。それでも夫と家族を愛しているから、頑張るのか?家族の笑顔はプライスレス?いいえ、そんなに甘いもんじゃないのです。結果よく見られる次の一手としては、・なにか家以外に楽しみを見つけようと趣味を探して友人を作ろうとする・達成感を得たり、誰かに感謝をされたりしたくて子どもの通う幼稚園で役員を引き受けるこうした行動が、実は家事労働が“無給”であることの結果である可能性は、今まで考えたこともありませんでした。----------いかがでしたか?筆者の全く個人的な感想とともにお送りしてしまった今回のコラムでしたが、主婦目線で見てしまうと楽しいはずのドラマで“ムズキュン”できずにこんなモヤモヤを抱えてしまうとは、残念以外の言葉が見当たりません。しかし、これがリアルな感想なのです。2012年の国際社会調査プログラム(ISSP)による調べで、「世界一夫が家事をしない国、日本」という結果が出ています。それを今こそ言い換えましょう。「世界一妻が家事を頑張る国、日本」もう少し褒めてもらってもいいのではないでしょうか?世界一なのですから。【参考リンク】・家族と性役割に関する意識調査 | 国際社会調査プログラム(ISSP)()●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年12月26日こんにちは、ライターの月極姫です。家事や育児を日々当たり前のようにこなし、そして旦那様の支えとしても頑張っている専業主婦には、シビアな見方をすれば「労働時間に見合ったお給料」も「ボーナス」も「有給休暇」も「昇格」も無いかもしれません。しかし、妻業も母業もビジネスではないのですから、上手に自分への“プチご褒美”を贈っていれば、長い主婦生活も円満に過ごすことができるはず。限られた予算の中から、プチご褒美上手な人はちゃっかり自分を満たしてあげています。みんな、一体どんなプチご褒美を楽しんでいるのでしょうか?●兼業主婦と専業主婦のあいだに格差あり。プチでもご褒美は必要!『プラチナ・ギルド・インターナショナル社』が20代~50代の働く女性600人を対象に行った意識調査によると、自分へのご褒美を買おうと思っている女性は過半数、しかもその平均予算は68,160円 だったそうです(2014年調べ)。この金額を高いと思うかは各ご家庭の経済状態にもよると思いますが、専業主婦の方々の中には「ちょっと贅沢じゃない?」と感じた方も多いのではないでしょうか。なにもここまでお金をかけなくても、頑張っている自分に活力を与えることは可能です。多くの専業主婦が実行していて、あなたにも手が届く“プチご褒美”を見てみましょう。●予算0円〜5,000円、明日にでもできるプチご褒美『自分への最大のご褒美は、一日すべてをサボること。私の誕生日だけは、ご馳走の用意はもちろん家事も一切何もやりません。主人と子どもたちに一日活躍してもらいます。買い物も掃除も全部。私は夜のお誕生会まで外出したりゴロゴロしたり。これ結構いいでしょ?』(30代・2児の母/北海道)なんと、予算0円でできてしまうプチご褒美です。これは旦那様やお子さんの理解と協力が必要ですが、何とも素敵。他にも、5,000円くらいまでの予算なら、プチご褒美の定番とも言える外食関係が多いのではないでしょうか。・レストラン・お寿司・ホテルランチ・高級スイーツまた、ママ友たちと出かけるちょっとしたレジャー も低予算で楽しめますね。・映画・カラオケ・ダーツ、ビリヤード・乗馬体験、アウトドア体験など●予算5,000円~1万円、ちょっとやりくりすればできるプチご褒美『疲れが溜まったら、子どもを母にお願いして1万円で2回くらい受けられるフェイシャルエステに行きます。慣れたサロンだしすごくリラックスできる。男性が数回飲みに行くより格安ですよね』(20代・1児の母/東京)『育児中なので爪は長く伸ばせないし、普段はセルフネイル。年に数回はサロンに行って気分を上げます。短い爪でもすごくかわいくしてくれるので、しばらく自慢できますよ』(30代・4児の母/長崎)諭吉さん1枚以内で済むエステのコースやマッサージなど、綺麗になれるプチご褒美 は本当に気分が上がりますね。好きな音楽や雑貨を手に入れることも、心まで老け込んでしまわないために大切です。・ネイルサロン・まつ毛エクステ・エステ・整体、マッサージ・スパ、岩盤浴・好きなアーティストのCD、DVD購入・雑貨購入●予算1万円~3万円、旦那さんに要相談? のプチご褒美『好きなアーティストのコンサート、あえて地元から少し離れた土地のツアーに行きます。家から離れたところに行かないと、どうもハジけられない(笑)。日帰りで交通費入れて、なんだかんだグッズも買って、3万円弱?』(30代・2児の母/宮城)『家族旅行は楽しいけれど、結局女が何だかんだとお世話役に回らなきゃいけないんですよ、旦那と子どもの。心底楽しむなら女同士に限る。年に1回は旦那に許可を得て、女だけの温泉旅行に行ってますよ』(40代・3児の母/北海道)なるほど、やっぱり一時的に ご家族と離れるのが一番休まる のでしょうか。ちょっと予算は張りますが、それでまたしばらく頑張れるのなら価値のあるご褒美です。また、内容によって料金は変動しますが、旦那さんに家事代行サービスをプレゼントしてもらい、1人の自由な時間を楽しむ主婦もいるようですよ。・ママ友と一泊温泉旅行・ホテルのエステプラン・好きなアーティストのコンサート・家事代行サービス●プチご褒美番外編『結婚してすぐ主人が転勤になり、実家から遠く離れた神奈川に引っ越しました。1か月ほどたったころ、さみしさで情緒不安定になっている自分に気づき、主人に3泊4日の沖縄旅行をリクエスト。夫婦2人で海辺でごろごろ過ごしたり、おいしいものやお酒を飲んだり食べたりしただけだけど、あれがなかったら実家ロスを乗り越えられなかったと思う』(20代・子どもなし/神奈川)『30代で乳がんの手術を経験し、その後は何事もなく健康に過ごせています。でも術後は喪失感がハンパなくて。ネットでパリコレを見て見つけた、胸がなくても素敵に見える高級ブランド服を買いました。飽きのこないデザインで、今でもいざというときに活躍する宝です』(40代・1児の母)いずれも5万円以上の予算になると思いますが、人生の節目を乗り越えるためのご褒美 なら惜しくはないはず。これを“プチ”とみなすかどうかは、個人の判断に委ねます。・ブランドジュエリー、バッグ購入・国内または海外旅行・ゴルフ旅行----------いかがでしたか?まだ自分へのご褒美を贈ったことがないという方は、この機会にぜひ考えてみてください。いつもご家族のこと優先で、自分を労わることってどうしても後回しになりがちですから。【参考文献】・『自分へのごほうび』住吉美紀・著●ライター/月極姫(フリーライター)●モデル/ゆみ
2016年12月01日こんにちは、ママライターのましゅままです。皆さんは、「専業主婦」と聞いてどんな印象を持たれるでしょうか。時間がたくさんある、いつも家にいる、暇そうという世間のイメージは根強いようですが、実際のところどうなのでしょう。専業主婦の友達同士でもなかなか1日のタイムスケジュールを事細かに話す機会はなかなかないので、専業主婦の皆さんも他の主婦さんたちの日常がどんな様子なのか、ちょっと気になりますよね。今回は、子どもあり、なし、それぞれの専業主婦のタイムスケジュール をご紹介します。●30代・幼稚園児2人の専業主婦タイムスケジュール5:30……起床、身支度6:00……コーヒータイム6:30……夫起床、朝食を出し、弁当を詰める7:30……夫を送り出し、子どもたち起床7:45……子どもたち朝食8:30……子どもたち通園9:00……洗濯、掃除10:30……買い出し12:00……昼食(たまにランチします)13:00……ドラマを見たりネットサーフィンをしたり14:30……子どもたちお迎え15:00……子どもたちおやつ16:00……子どもたちと遊びながら夕食づくり18:00……子どもたち夕食19:00……夫帰宅、子どもたちお風呂(入れてもらうこともあればわたしが入れることもあります)、夫夕食20:30……子どもたち寝かしつけ22:00……後片付け、お風呂、自由タイム24:00……就寝●20代・子どもなしの専業主婦タイムスケジュール7:00……夫婦で起床、朝食、メイク8:00……夫出勤、洗濯や掃除開始10:00~12:00……二度寝してしまいます12:00……昼食、友達とランチへ行くことも13:00……買い物、帰宅後ティータイムしながらドラマ鑑賞17:00……夕食づくり、テレビ鑑賞19:30……夫帰宅、夕食20:30……夫と晩酌をしたり、お風呂に入ったり、ネイルをしたり、ドラマを見たり23:00……就寝●30代・子どもなしの専業主婦タイムスケジュール6:00……起床、身支度、お弁当づくり7:00……夫起床、朝食8:00……夫出勤、洗濯干しや掃除、パンづくりなど9:00~14:00……在宅ワーク、昼食14:00……買い物15:00……お昼寝or在宅ワークorティータイム17:00……夕食づくり19:00……夫帰宅、夕食21:00……お風呂22:00~24:00……在宅ワーク、就寝●40代・子ども13歳、10歳の専業主婦タイムスケジュール6:00……起床、夫のお弁当づくり7:00……子どもたち、夫起床し朝食7:30……子どもの持ち物チェック8:00……子どもたち学校へ、夫出勤9:00……洗濯、掃除、夕飯づくり11:00……買い出し12:00……一人暮らしの母の家で昼食づくり12:30……昼食13:30……母の家の洗濯や掃除15:00……母とティータイム16:00……子どもたち帰宅、下の子を習い事まで送る17:00……上の子に軽食を出し塾まで送り、下の子の習い事のお迎え18:00……下の子の宿題を見る18:30……下の子夕食19:00……下の子お風呂、夫帰宅19:30……夫夕食、上の子お迎え20:00……上の子夕食、お風呂22:00……子どもたち就寝23:00……自分のお風呂、後片付け、就寝●子どものあるなし、子どもの年齢により専業主婦の生活スタイルは違ういかがでしょうか?専業主婦の日常は、充実したタイムスケジュールのものから、かなり余裕のあるゆっくりめスタイルまでさまざま。子どもが小さく夜泣きがあるうちは、一緒にお昼寝ができるのは専業主婦の特権ですね。お勤めしていれば、子どもが夜泣きして眠くても、自分は会社へ行かなくてはなりません 。また、子どもが幼稚園や学校に通っていれば、そのあいだはフリータイムなので、その時間をお小遣い稼ぎや習い事 に当てている主婦の方もいらっしゃいました。筆者は未就園児2人を保育しながらの専業主婦で、日中は子ども中心の生活をしながら並行して家事を行い、買い物もまともにいけないこともしばしば。しかし、最近は午前中かなりだらけてしまっていたので、調査させていただいた方の規則正しい専業主婦の生活を見習わなければいけないな、と感じました。主婦の皆さん、家族の笑顔のため、本日も自分を奮い立たせ頑張りましょう!●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年11月28日みなさんのご家庭は、夫婦で共働きですか?それともどちらか一方のみの働きで家庭を支えているでしょうか?近年共働き世帯が増えてきたことから、“専業主婦になれる”ということが一種のステータスと受け取られることもあります。この専業主婦に対し、 うらやましいという気持ちからなのか嫌味を言う人もいるようで、悲しい思いをさせられる人が増えているようです。そこで今回、パピマミ読者のみなさまに「ずっと専業主婦でいる人についてどう思いますか?」 というアンケートを実施しましたので、その回答を見ていきたいと思います!●ずっと専業主婦でいる人についてどう思いますか?・1位:個人の自由だから特に意見はない……37%(198人)・2位:お金持ちなんだなと思うだけ……26%(142人)・3位:単純に羨ましい……17%(90人)・4位:リスクが高いと思う……6%(30人)・5位:働けるのに働かないなんてもったいない……4%(22人)・6位:正直、怠け者というイメージしかない……4%(21人)・7位:ヒマそうだなと思う……4%(19人)・8位:何か働けない理由があるのかなと思う……3%(18人)※有効回答者数:540人/集計期間:2016年9月21日〜2016年9月22日(パピマミ調べ)●個人の自由と受け止める人が多数『たしかに減ってきているんだろうけど、別に珍しいことじゃないし、その家庭なりに考えて選択しているはずですからね。まわりがとやかく言うことではないと思います』(20代男性/編集者)『へー、そうなんだっていう感じ。職業のひとつとしてしか見ていないですよ』(30代女性/アパレル)世帯年収や将来に向けた貯蓄など、どの家庭もさまざまな要素を考慮して家族の働き方を考えているはずです。たとえ裕福でなくとも、仕事をセーブし穏やかでのんびりとした生活を望む家庭 もあるでしょう。それをまわりの人間がとやかく言うのはお門違いとも言えそうですよね。専業主婦バッシング のような風潮もあるようですが、自らの現状に不満を持つ人の八つ当たりではないでしょうか。●金銭的な余裕をうらやましいと感じる人も『旦那さんの稼ぎが良くなければ専業主婦はできませんから。お金に余裕がある家庭なんだなとは思います』(40代女性/事務職)『めちゃくちゃうらやましい。仕事しなくていいとか憧れるけど、うちにそんな余裕はない。世界が違いすぎて普段の話とか合わないような気がする』(30代女性/飲食店)1人分の稼ぎで2人分の生活費をまかなうわけですから、たしかに旦那さんの稼ぎが多くなければ専業主婦を続けることはできません。周囲から「お金持ちの家庭だ」「裕福な生活をしている」 と見られてしまうこともあるでしょう。仕事をしたくなくても生活のために働かざるを得ない人からすると、その生活がうらやましいと感じられるはずです。しかし、それが妬みなどのネガティブな感情に発展する人は多くはないようで、あくまで他の家庭のこと と受け止めている人が多数と言えるでしょう。●ネガティブな意見を持つ人は少数にとどまる『今が良くてもこの先どうなるか分からないし、働けない理由があるわけじゃないなら2人で働いた方がいいと思います。うちも妻とは、子どもができるまではずっと共働きを続けようと話しています』(30代男性/営業)『うらやましいっていうより、昼間とか何やってんだろうって思う。家でダラダラしてるんでしょ?たまにならいいけど、ずっと主婦ってヒマそう』(20代女性/大学生)専業主婦に対して、働ける身でありながら働かないのはおかしい、怠けているだけ、といった感情を持つ人も少なからずいます。たしかに、朝から晩まで外に働きに出て大変な思いをしている人からすると、専業主婦が気楽に見えてしまうこともあるかもしれません。特に、子どもがいないにもかかわらず専業主婦をする女性 に対しては反発が大きいようで、働けるうちに働いておいたほうがいいと感じてしまう人もいる様子。とはいえ、やはりその選択もあくまで個々の家庭で決めるべきもの 。周囲があれこれと詮索して意見するものとは言えないのではないでしょうか。----------いかがでしたか?外に働きに出ることなく、家庭を守ることを仕事にする専業主婦。仕事をする夫には分からない苦しみもあるはずです。たとえ怠けた生活を送っていたとしても、それを批判する権利は誰にもありません。どうしても専業主婦になりたいというのであれば、稼ぎの良い旦那さんを探したり、節約に励んで生活費を抑えたりすることもできるはず。選んだ生き方を人から批判されるような社会 にはなってほしくないものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜8位)】ずっと専業主婦でいる人についてどう思いますか?()●文/パピマミ編集部●モデル/倉本麻貴(和くん)
2016年09月26日玉の輿に乗って、専業主婦として優雅な生活を送ることは、多くの女性にとって憧れの姿かもしれません。しかし、景気悪化などの影響により収入を増やすことが困難な社会では、夢のまた夢ということも。いったい夫の年収がどれほどあれば、 女性は専業主婦になることができるのでしょうか。そこで、パピマミ読者のみなさまに「夫の年収がいくらあれば専業主婦になりますか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います!●夫の年収がいくらあれば専業主婦になりますか?・1位:いくらあっても専業主婦にはならない……30%(327人)・2位:1000万円以上……23%(254人)・3位:800万円以上……12%(131人)・4位:600万円以上……10%(105人)・5位:700万円以上……9%(94人)・6位:500万円以上……8%(84人)・7位:400万円以上……3%(36人)・8位:900万円以上……3%(34人)・9位:300万円以下でもなる……2%(18人)・10位:300万円以上……1%(9人)※有効回答者数:1,092人/集計期間:2016年9月9日〜2016年9月12日(パピマミ調べ)●夫の年収にかかわらず「専業主婦にならない」とした人は3割『今が良くても、旦那の仕事がこの先どうなるかわかりませんからね。安易に専業主婦になって、いざ働かなければいけなくなったときに仕事ができなくなるのは困ります』(30代女性/事務職)『ずっと家にいて家事をするだけなんて耐えられない!「専業主婦になってほしい」という男性とは始めから結婚しません』(20代女性/アパレル)働く女性が増え、そもそも専業主婦願望がない という人も多くなってきました。キャリアを積んでバリバリと仕事をこなすことを望む女性にとっては、夫の年収がどれだけ高くても関係ないようです。また、今は夫が高収入を得られていたとしても、リストラなどでそれがいつ無くなってしまうか分かりません。専業主婦になって自分の収入を持たなければ、いざというときに不安定な立場に立たされるのは妻の方 。離婚する夫婦も増えているいま、収入にしがみついて別れられないというような不幸な選択はしたくないでしょう。●6割近くの人が600万円以上の額を回答『一人暮らしする若い人の年収がだいたい300万円ぐらい。夫婦2人の生活を夫の稼ぎだけでまかなうためには、600万円はほしいかな。それだけあればとりあえず専業主婦ができると思う』(30代女性/パート)『私は専業主婦ですが、ぎりぎりの生活はしたくなかったので、夫の年収が800万円を超えるまでは働いていました』(40代女性/専業主婦)ひとくちに専業主婦といっても、夫婦2人だけの生活なのか、子どもはいるのかによって必要な年収は変わってきます。2人世帯の年間出費は500万円程度 という調査結果もあり、これを考えると夫に600万円以上の収入がなければ専業主婦になることは難しいと言えそうです。この他、将来のことを考え年収から一定の割合を貯蓄することも考えると、600万円では不安という人も多い様子。仕事をやめるとなると、そのぶん老後にもらえる年金額なども変わってくるため、生涯で得られる金額を総合的に考えて 決める必要があると言えるでしょう。●子どもを作らないという選択をする人も『収入も不安定で将来年金がもらえるかもわからない。何も心配なければ欲しいと思うけど、無理して働くより「子どもは作らない」と決めてしまう方が専業主婦のハードルも高くないはず』(30代女性/編集者)『ばりばり働いて裕福な暮らしをするのもいいと思うけど、身の丈に合った生活でのんびりと過ごすのも悪くないと思う。私の年収は500万円弱ですが、贅沢をしなければ2人で問題なく暮らせますよ』(40代男性/営業)子どもを産むことで、世帯出費が大きく引き上げられるということはあるでしょう。中には、専業主婦になることと子どもを持つことを比べ、子どもを諦めるという選択をする人もいるようです。また、上記で出した年間出費についても、富裕層が平均値を引き上げているという背景もあるため、贅沢をしなければ400万円ほどの収入で専業主婦になる ことも難しくはありません。生活するうえで何を大切にするのか、優先順位をはっきりとさせれば、そこまでハードルの高いことではないとも言えるでしょう。----------いかがでしたか?夫の年収が高ければ高いほど、妻が専業主婦になりやすくなるのは事実ですが、一番危険なのは計画性を持たずにいること。ある程度お金を自由に使える世帯の方が、出費が多くなって家計を破綻させやすい という傾向もあります。幸せそうに見える専業主婦にも、それなりのリスクはあるということ。夫婦で話し合い、理想的な結婚生活を送ることができるスタイルを見つけたいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜10位)】夫の年収がいくらあれば専業主婦になりますか?()●文/パピマミ編集部
2016年09月14日夫婦共働き世帯が急増し、いまや専業主婦家庭のほうが少ない現代 。「生活水準を上げたいから」「夫だけの収入では生活が不安だから」「キャリアを継続したいから」「仕事をしていないといざというとき不安だから」「働くことが好きだから」「経済的にも自立していたいから」など、共働きをする理由はさまざまです。経済的理由で仕方なく働いている方もいると思いますが、好きで仕事を継続している方も少なくありません。しかし、働く女性が仕事や家事・育児に追われる中でふと気になるのが、専業主婦の存在。もはや少数派となった専業主婦に対して、ワーキングママたちはどのようなイメージを持っているのでしょうか?●(1)ストレスがなさそう『仕事をしているとストレスばっかり。その点、専業主婦は職場の人間関係や仕事のストレスがない から羨ましい』(30代女/営業)『ストレスがなくて気楽そう 。「専業主婦だってストレスくらいある!」って言われそうだけど、どうせ、「働かなくていいよね」とか人に言われることがストレス、とかでしょ?外で働くストレスとは比べ物にならない』(20代女性/保険)確かに、働いていると夢の中でまで仕事をしていたり、休みの日まで仕事のことが頭から離れなかったりしますよね。上司や部下、同僚、クライアントなど、仕事上の付き合いでもさまざまなしがらみがあるでしょう。そういったものから開放されたらさぞやラクだろう、と考えるワーママさんは多いはず。●(2)怠け者『こんなこと言ったらいけないのかもしれないけど、働くのが嫌い な“怠け者”のイメージ。私の友達の専業主婦は、若いころから「早く結婚してラクになりたい」「専業主婦になったら働かずにダラダラ過ごしたい」と言っていたので、どうしてもそのイメージが強いです』(40代女性/編集)これは人によりけりという感じで、コメントしづらいですね(笑)。1日中、家事や育児に追われ、自分の時間がないという方もいるでしょうし、1日中テレビを見ながらゴロゴロ過ごす方ももちろんいるでしょう……。●(3)ヒマそう『子どもがいないのに専業主婦の人の場合は、ヒマそうなイメージ。私はずっと家にいるのとか考えられない。仕事しながら家事もするのは大変だけど、専業主婦になったらヒマすぎて死んじゃうかも(笑)。外とつながってないと不安 だし』(30代女性/販売)『とにかくヒマそう。子どもが学校に行っているあいだは話し相手もいないだろうし、旦那の稼ぎで遊び回るわけにもいかない だろうし。私だったらきっと、「外出たい!」「働きたい!」ってなっちゃうと思う』(30代女性/金融)子どもがいない場合や、子どもが大きくなって手が離れた場合、家にいて何をしているんだろう?とふと疑問に感じることはありますね。●(4)夫がいないと生きていけない『もし離婚でもしたら、仕事がなくて大変そう 。そう考えたら私は仕事を辞められないかな』(40代女性/事務)『夫がいないと生きていけないイメージ。手に職がない限り、ブランクがあるとなかなか仕事復帰もしづらいでしょうし、年齢がいってるのにキャリアがないとなかなか稼げる仕事には就けない 気がします』(30代女性/公務員)離婚なんて考えたくないですが、確かにもし離婚して一人で(または子どもを抱えて)生きて行くとなった場合、大変そうですよね。----------いかがでしたか?働くママから見た専業主婦のイメージ、偏見もあるかもしれませんが、正直これらのイメージを持っている方は少なくないと思います。ただ、みなさん、「羨ましい」「羨ましいと思うことはある」と口を揃えておっしゃっていました。また、「なれるものならなりたい」という方も多かったです。専業主婦のみなさんは、これらのイメージについてどのように思われるでしょうか?●文/パピマミ編集部
2016年07月10日京都大学を卒業し、就職しないまま専業主婦という道を選んだ女性のブログ記事が話題となりました。投稿した女性は、自分の選択が少数派であることを認識しつつも、周りから批判されることに対して強い反発を見せていた様子。ネット上ではこの記事をきっかけに、 高学歴の女性が卒業後すぐに専業主婦という道を選ぶことについて大きな論争が巻き起こりました。良い大学を出て、良い企業に就職し、良い夫を見つけて結婚するのが幸せの形とされるなかで、特別な生き方のようにも思えます。そこで今回、パピマミ読者のママたちに「大卒からストレートで専業主婦になる人をどう思いますか?」 というアンケートを行ってみましたので、その結果を発表したいと思います。●大卒からストレートで専業主婦になる人をどう思いますか?・1位:本人が満足なら別に良いと思う……56%(159人)・2位:学歴がもったいないと思う……21%(60人)・3位:学費のムダだと思う……18%(50人)・4位:うらやましいと思う……5%(14人)※有効回答者数:283人/集計期間:2016年6月7日〜2016年6月8日(パピマミ調べ)●「本人の自由」という回答が過半数を占める『周りに迷惑をかけているわけでもないし、他人が口を出すことではないですよね。自分が正しいと思った道を進むのに、正しいとか間違ってるとかない』(30代ママ)『専攻した学問と関係ない会社に就職する人なんて山ほどいる。それと何が違うの?「今が幸せ」と言える方がよっぽど勝ち組でしょ』(20代ママ)『良い大学を出て就職したから幸せになれる、という世の中ではないですよね。大卒の専業主婦と聞くと珍しいなとは思いますけど……。嫉妬してる人も多いのではないでしょうか』(40代ママ)多くの人が、本人の選んだ道に他人が口出しすべきではない という考えを持っているようです。大学を出ても就職できない人や、就職したもののすぐに退職してしまう人など、必ずしも働くことが幸せにつながるということでもありません。周りから見て同じような人生に見えても、それをどう感じるか は人それぞれ。自分の考えと違う生き方をする人を批判するというのは、決して褒められたものとは言えないのではないでしょうか。●「もったいない」「ムダ」という意見も根強い『難関大学なんて行きたくても行けない人がたくさんいる。高水準の教育を受けて、その結果が専業主婦ってどうなの?結婚するのはいいとして、一度働きに出てもよかったんじゃないのかと思ってしまう』(20代ママ)『多少なりとも親からお金をかけて育てられて、本人も大学に行くために努力してるわけですよね。やっぱりもったいないと思います。大学に行っていなければ、その分、お金や時間が他のことに使えたわけですし』(40代ママ)『本人のお金だから使い方は自由なんだけど、国立大学だったら少なからず税金がかかってるってことですよね。主婦になる人のために自分たちの税金が使われたと思うと、複雑な気持ちではあります』(40代ママ)否定的な意見を持つ人も4割近くいて、いまだ「大学を出たら就職するのが当然」 という考えも根強いようです。特に、“時間”と“お金”の2つをムダにしているという印象を受ける人が多いようで、専業主婦になるのであれば他に有意義な使い方ができたのではと感じる人もいるでしょう。この他、「うらやましい」と感じた人の意見として、『今は専業主婦でも、学歴があればいざ働きたいと思っても苦労しなさそう。そういう意味では、難関大卒だからこそ今やりたい専業主婦という道を選ぶことができるっていうのはあると思う。うらやましい!』(30代ママ)というものもありました。たしかに、高学歴という背景があることで、選択肢が広がる という見方をすることもできるかもしれません。----------いかがでしたか?大学を卒業してストレートで専業主婦になるというのは、たしかに人とは違う生き方と言えるでしょう。しかし、それを理由に批判するということが正しい姿とも思えません。どのような道を選ぶにしろ、本人の幸せを願うことのできる世の中になることが大切なのではないでしょうか。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜4位)】大卒からストレートで専業主婦になる人をどう思いますか?()●文/パピマミ編集部
2016年06月09日近頃専業主婦の間で『キッチンドリンカー』が増加していることをご存じですか?キッチンドリンカー(キッチンドランカー)は、もともと主婦が料理に使うお酒を味見していくうちにアルコール依存症に陥ってしまう現象を指しますが、 現在では料理中に限らず家事の息抜きとしてお酒を飲んでしまう人のことも含まれます。“お酒がないとろくに家事ができない状態の人”と言い換えることもできます。なぜ世の専業主婦たちはキッチンドリンカーになってしまうのか、実際に経験したママたちの体験談を集めてみました。●ママたちが“キッチンドリンカー”になってしまった理由3つ●(1)育児のストレス『子どもと一緒にいるとひと時も気が休まらないので、保育園に行かせている間にひたすらお酒を飲んでいました。はじめは“気晴らし”程度でしたが、気づくとお酒なしでは手が震えて家事もできない状態に。とくにお酒の抜けている朝は、子どもを見送る手が震えて止まりませんでした 』(32歳女性/5歳女児のママ)子育てのストレスが原因でお酒に手を出してしまったという人はとても多いようです。たしかに子育ては精神的に大きな負担がかかるので、どこかで息抜きをしなければ潰れてしまいます。しかし、お酒に逃げてしまったことでアルコール依存症になり、一人の時間が怖くなって逆に気が休まらなかったというケースも少なくないようです。自分を送り出してくれるママの手が不自然に震えているのを、子どもはどんな気持ちで見ていたのでしょうか。アルコール依存症の怖さが分かるエピソードですね。●(2)夫婦間の軋轢『昔はラブラブで優しかった夫が、子どもが産まれたとたんに冷たくなったように感じました。「もしかして浮気してるのかな?」「私は家事も育児も大変なのに、優しい言葉一つもないの?」などと疑心暗鬼になり、気づいたら昼間っからお酒をあおる毎日。アル中になった私を見かねて、夫は家を出て行きました…』(41歳女性/12歳男児のシングルマザー)夫婦関係の冷え込みも、キッチンドリンカーの引き金となることが多いようです。幼い子どもを持つ専業主婦は、育児や家事のためにほとんど外出できないため、夫だけが話相手という人も少なくありません。そんな孤独な環境にも関わらず夫婦関係がこじれてしまうと、ストレスを発散する機会を失ってしまい お酒に逃げ込んでしまうようです。●(3)無趣味『キッチンドリンカーになる人ってストレスを抱えている人に多いって聞くけど、私は全然そんなことなかった。普通に毎日楽しくお酒を飲んでたらいつの間にか……って感じ。断酒するまでにものすごい苦労したので、何かお酒以外の趣味でも作っておけばよかった と激しく後悔しました』(25歳女性/3歳女児・5歳男児のママ)ストレスが原因というわけではなく、他に趣味がなかったからお酒を飲んでいたらいつの間にか、という人も少なくありません。女性は男性に比べてアルコール依存症に至るまでの期間が短いと言われているので、毎日のように飲んでいるとすぐに依存症状が出てしまうようです。軽い気持ちでお酒に手を出してしまっているママは、十分に気をつける必要があります。●キッチンドリンカーを克服する方法キッチンドリンカーはアルコール依存症ですので、ちょっとやそっとの努力じゃ克服できません。「休肝日を作ろう」「週に○回までペースを減らそう」といった方法は妥協しやすいのでオススメできません。アルコール依存症は非常に禁断症状が強く、自力で克服することはほぼ不可能に近いと考えた方がいいでしょう 。また、アルコール依存症患者と共依存の関係になってしまう『イネイブラー』 の問題もあるため、家族に頼りすぎるのも危険です。アルコール依存症は専門家のもとで治療するのが確実な方法です。まずはお医者さんに相談しましょう。また、断酒に向けて治療している間に、自分がキッチンドリンカーに陥った原因を改善していくことも大切です。育児ストレス、夫婦間の軋轢、無趣味など、それぞれの原因別に対策していきましょう。キッチンドリンカー克服には、心身ともにリハビリが必要なのです。----------いかがでしたか?キッチンドリンカーは主婦なら誰でもかかる可能性があり、決して他人事ではありません。もし軽い気持ちでお酒を飲んでいる人がいるなら、今日からやめましょう。どうしてもお酒を飲みたいときは、家族の前で一緒に飲むようにしましょう。すでにお酒がないと家事ができないレベルになっている人は、すみやかに専門家に指示を仰ぐようにしましょう。キッチンドリンカーは家庭崩壊を招く原因になりかねません。しっかりと自分で飲酒量をコントロールするようにしたいですね。●文章/パピマミ編集部
2016年06月02日こんにちは、ママライターのみいゆです。結婚して夫婦になるとお互いに思いやりが必要になってきます。しかし、妻が専業主婦になった場合なかなか夫の理解が得られないこともあります。世の中には「専業主婦は時間があっていいことばかり」という考えがまだまだ浸透しているようです。今回は、専業主婦、特に子どもを持つ妻が“夫から言われて腹が立った”言葉をいくつかご紹介します。専業主婦の妻を持つ旦那様は要チェックです!●専業主婦に言ってはいけないNGワード5選●「俺が働いたお金だ」『これを言われたときは本当に腹が立ちました。私も働きたいけど子どもがまだ小さいから諦めてるのに、この言い方はないでしょう』(2歳男の子のママ)●「休みの日ぐらい休ませて」『双子の子どもがいるので、専業主婦といえど全く休む暇がありません。私もたまには休みたいのに、これを言われるとムカッとします』(1歳双子のママ)●「子育ては妻の仕事」『普段はそうかもしれないけど、あなたは子育てに一切関与しないつもりなのか とビックリしました』(4歳男の子のママ)●「専業主婦が一番楽」『確かに、外で仕事をするよりは時間があるかもしれないけど、正直楽ではない。まだまだ手のかかる子どもがいて目も離せないのに楽だと思われているなんて……』(2歳女の子のママ)●「俺のほうが疲れてる」『どっちが疲れてるとか比較するのはなんだかなあ。それぞれやってることは違うし疲れ方も違うのに、比べるなんて意味不明 』(20代専業主婦)●自分が専業主婦だったらと想像してみようどうしてもお互いに日中の生活は見えないので想像することしかできません。専業主婦はずっと家にいるというイメージから自由時間が多いと思われますが、特に子どもがいる家庭ではそうはいきません。経験してみないと分からないものですが、まだ小さい赤ちゃんがいるとトイレに行く隙がない ことも多いです。もし、上のようなことを言ったことがあるかもしれないパパやご主人はちょっと言い方を気をつけてみましょう。専業主婦は暇だと決めつけないで、想像してみることも大事 ですね。●ライター/みいゆ(ママライター)
2016年05月31日出産してから、フルタイムで家事育児に振り回される毎日…。専業主婦だって、たまには息抜きがしたい! そんなママの思いに応える託児サロンが誕生しました。■専業ママでも保育が必要なシーンはある専業ママでも気軽に利用できる託児サロンを設立したのは、NPO子育て支援会cocoon。東京都渋谷区・目黒区・世田谷区などの子育て地域を対象に活動するNPO子育て支援会cocoonは、現役ママたちが集まって発起した団体です。子どもに関する痛ましい事件を耳にするたびに、代表の林さんは「何かできないか」という思いを抱いたといいます。その対策を考える中で、特にご自身が痛感したのが、専業主婦に対する保育サービスの受け皿が少ないこと。専業主婦でも、通院や出産など、さまざまなシーンで保育を利用する機会が出てきます。安心して子どもを預けられる環境が身近にあればよいですが、公的な保育サービスは定員枠や制限があり、簡単に利用することができないのが現状です。そんな時、ママ同士で助け合えないか? と、思いついたのがcocoon誕生のきっかけだったといいます。■保育スタッフのきめ細やかなケアで、ママも子どもも充実した時間に子育て支援会cocoonの託児サロンは、月1~2回の午後1~5時、めぐろパーシモンホール保育室にて活動を行っています。料金は1回2,000円(税・保険料込)。利用できるのは一人歩きのできる1歳すぎ~3歳程度で、子ども2~3名につき保育スタッフが1名つきます。9月某日、実際に託児サロンの様子を見学しました。28平方mの保育室には、ベビーベッド、ベビー布団、絵本やおもちゃ、冷蔵庫などが完備され、明るく清潔感のある空間。この日は保育スタッフ3名が1~2歳の子ども6名を託児していました。利用者は、ママのリフレッシュをはじめ、母子分離の練習、上の子どもと過ごす時間を作るためといった目的で利用している方が多いそうです。子どもたちは手遊び、工作遊び、風船遊びを楽しみ、その後はお待ちかねのおやつの時間。丸テーブルを囲み、子どもたちは保育スタッフに手伝ってもらいながら、それぞれ持参したおやつを食べます。みんなとても行儀よく座って食べているのが印象的でした。子ども同士や保育スタッフとの関わりで、できなかったことができるようになって帰っていく子どももいるのだそうです。核家族化がすすむ現代ではこうした託児サロンのニーズが高くなってきているのではないでしょうか。実際に2014年6月にスタートした子育て支援会cocoonの託児サロンも、徐々に利用者が増えてきているそうです。今後、託児サロンを拡大していきたいという代表の林さん。そのためには保育スタッフの協力が不可欠だといいます。保育スタッフは元保育士のママや子育てが落ち着いたママ、保育の勉強中の学生さんなど、年齢資格は問わないそうです。(募集要項はホームページを参照)こうしたサービスを上手に活用して、ママも子どもも充実した時間を過ごせていけたらいいですね。そして社会にこうした支援の輪が広がっていくことを願っています。■子育て支援会cocoon 公式サイト
2014年11月24日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
36歳で初めて子どもを授かった長谷川みはるさんは、妊娠6カ月目の妊婦健診で上の血圧が180を超えたことから、NICU(新生児集中治療管理室)のある大学病院へ緊急搬送。その後、緊急帝王切開で501gの赤ちゃん・すずを出産しました。産後、体調は万全とは言えないながらも、保育器の中で懸命に生きる娘のために、母乳がよく出るようマッサージをしたり、退院後は片道約1時間かけて面会に行ったりする日々を送るみはるさん。娘のことも心配でしたが、みはるさんは母乳量が思うように増えないことが不安の種になり始めます。この日も娘のために搾乳をするみはるさん。毎日3時間おきに搾乳しますが、その母乳量に対して不安と焦りが増すばかりで……? 娘にしてあげられる、数少ないことなのに…※「はるえ」⇒「みはる」 母乳量に不安を抱いたみはるさんは、家に来ていた母親に不安を打ち明けます。すると、自分もそんなに母乳が出なかったこと、そのうち出なくなることを笑いながら話しました。深い意味はないとわかってはいるものの、これはみはるさんには突き刺さる言葉で、落ち込んでしまったのでした。 母乳量を増やすためにいろいろと試してみたものの、変化は表れません。そこで、娘の面会に訪れた病院で、みはるさんは思い切って看護師さんに相談してみることに。すると助産師でもある師長さんが、不安な気持ちを理解してくれて、マッサージやアドバイスをしてくれます。このことで、少し心が軽くなったみはるさんは、再び頑張ってみようと思えたのでした。 ◇ ◇ ◇ 母の何気ない言葉に深く傷ついてしまったみはるさんでしたが、看護師さんたちの温かい対応で前向きな気持ちになれたようで、本当によかったです。みなさんの中にも、妊娠中や育児中にネットで心配ごとについてたくさん検索した、という人も多いのではないでしょうか?今回のみはるさんのように、看護師さんや医師に相談することも大切ですので、何か心配なことがあれば遠慮せずに打ち明けてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 >>次の話 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター いもやまようみん
2024年05月07日結婚10年を迎える夫婦に訪れた離婚危機。離婚すべきか、我慢すべきか、そもそも離婚して生活できるのか―。さまざまな思いが交差するお話です。義実家に娘を奪われそうなことに危機感を感じていた妻・景子さん。すると娘の結菜ちゃんに「従兄弟ときょうだいになるの?」と聞かれ、びっくり! 否定すると、残念がる娘に「ママは一緒じゃないけれど、従兄弟のところにいく?」と聞いた景子さん。結菜ちゃんは驚いた様子で「結菜はママと一緒がいい」と言い、景子さんは心底ホッとすると同時に、改めて、娘の未来を最優先に考えないと!と思ったのでした。 離婚後の生活を見据え、実家へ相談に行くと… 離婚後は、実家に戻って生活することを考えていた景子さん。しかし、母にはあっさりと断られ、さらに離婚まで大反対されました。景子さんは、離婚歴のある母なら現状のつらさをわかってくれるかと思ったのですが、離婚して子どもを育てた経験があるからこそ、お母さんは「死ぬまでくらいついて、妻の権利を主張しなさい」と景子さんに告げたのです。それでも景子さんは、不倫はなかったことにはできないと離婚を決意しつつも、「今は離婚の時じゃない。いちばんいいタイミングで離婚届を突き付けてやる」と誓うのでした。 娘の養育費、将来の年金、就職問題…。離婚して苦労した経験があるお母さんは、利己するデメリットについて、リアルに伝えました。娘の未来を最優先に考えたいと思っていた景子さんには、きっと重く響いたでしょう。 あなたなら、景子さんのお母さんの現実的な話を聞いても、離婚話を進めますか?それとも…? 紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
2024年05月07日生後10カ月の娘が保育園からもらってきた風邪が、私にもうつりダウン。発熱した私は、夫の帰宅前に晩ごはんを用意することが難しくなってしまいました。仕事中の夫に連絡をすると驚きの返信が……。 なんでそんなことが言えるの!?熱と娘のお世話で体がきついことを、私は仕事中の夫にメールで連絡します。すると、昼休み中の夫から「今日は晩ごはん作れてなくても許す!」と返信が。「許す」というあまりにも上から目線な返答に、とても驚きました。そのメールに返信はせず、帰宅した夫に「私はあなたに許しをもらわないと、休むことができないの? あなたが雇ってる家政婦じゃないんだよ?」気持ちを伝えると、夫はハッとして「冗談のつもりだったんだ……。ごめんなさい」と謝罪。夫は、平日は仕事で家にいないため、育児の大変さや、娘の面倒を見ながら晩ごはんを作る難しさが想像できなかったと教えてくれました。私の風邪が治ったあと、夫に平日の私のスケジュールと、している家事の内容をシェア。すると夫は私の大変さをわかってくれたようで、ゴミ捨てや風呂掃除などは夫が担当してくれることになり、「夕飯が作れないときは遠慮なく言って! ほかの家事もこれからは積極的にするよ!」とも言ってくれました。 夫からあんなにひどい言葉が出たのは、大変で手助けしてほしいのに、そのことを伝えず1人ででモヤモヤしていたことにも原因があると思い反省。その後はきちんと自分の気持ちを夫に伝えるようにしました。最近では家事を積極的にしてくれるようになって、私に気づかいの言葉をよくかけてくれます。 作画/yoichigo著者:越智みのり
2024年05月07日美人な妹に夫を略奪された私。「年収2000万の彼と夢のタワマン暮らしが同時に手に入るなんて最高!」と妹は舞い上がり、夫も私と別れて妹と再婚したい様子。お望み通り離婚してやったのですが……?美人で気が利いて、やさしい私の妹。そんな妹が、私の夫と半年も前から浮気をしていたというのです……。 妹の勘違い「彼ほど私にぴったりの人はいないと思うの!」「お姉ちゃんじゃない他の誰かの夫でも、奪ってたもん!」と妹。妹にとって夫のどこが魅力的なのか、正直わかりませんでした。 「だって、彼すごいじゃない!年収が2000万もある一流商社マンだなんて!」「平凡なお姉ちゃんより、ミスコンで優勝して仕事もできる私の方がお似合いじゃない!」 「お姉ちゃんには悪いけど、彼だって『もうブスの顔は見飽きた』って言ってたし……」と妹はさらに続けました。たしかに、私は妹と比べたら平々凡々。それでも、夫とは良い関係を築けていると思っていました。 「できるだけ早く彼と離婚してね!」「そしたら私、すぐに彼と結婚するから!」と妹。妹と夫、両方から裏切られた私は、しばらくショックで動けませんでした。 離婚の条件その後――。 夫からも離婚を迫られた私。もう何を言っても無駄なようです。 それにしても、義母を施設に入れた途端に離婚を切り出されるなんて……。夫と義母を支えてきた私の努力はなんだったのだろうか、と思わずにはいられませんでした。 財産分与のほかに、私は夫に慰謝料として500万円を、妹には200万円を請求しました。夫は「新生活にお金が必要だから……」と渋りましたが、妹の「お姉ちゃんに慰謝料全額払ってあげて、じゃないといつまで経っても私と結婚できないよ?」という言葉でようやく支払ってくれました。 妹からは「年収2000万の彼からできる限りお金を絞り取りたいだなんて……お姉ちゃんがそんなに強欲だなんて知らなかったよ」とも言われましたが、慰謝料請求は当然の権利だと主張したのが良かったようです。 嘘は言ってないその後――。 慰謝料の件が片付き、私たち夫婦はそのまま離婚。元夫はすぐさま妹と入籍していました。 「年収2000万の彼とタワマンは美人の私に相応しいの!」「ブスなおね絵ちゃんは貧乏人がお似合いなのよw」「彼、年収200万以下だけど」「え?」「一流商社マンで、タワマン最上階で暮らせる人がそんなわけないじゃない!」と一笑されましたが、元夫はただのサラリーマンです。 「彼、私に言ったもん!収入はざっくり200万くらいって」「月収でそれなら、単純計算で年収2000万は手堅いでしょ」と妹。 「彼、収入って言ったのよね?月収とは言ってないんじゃないの?」「信じられないなら、本人に確認してみたら?」と私が言うと、妹は「確認してくる!2000万円は無理でも、さすがに1000万くらいはあるはずよ!」と言って荒々しく電話を切りました。 30代後半の元夫が年収200万以下だとは、妹には信じられなかったのでしょう。しかし、認知症の義母の介護のために介護休暇を取っていた元夫の月収は、新卒時とあまり変わっていませんでした。自宅介護で腰を痛めた元夫はさらに休暇を取っていたため、年収は200万にも満たなかったのです。 そして、私たちが住んでいたタワマンは義母が借りていたもの。同居で介護するために、私たちが移り住んだのです。 認知症になる前の義母はバリバリのキャリアウーマンで、タワマンに住めるくらいの収入があったそう。その義母の貯金や年金はすべて施設への支払いに消えるので、とくに遺産があるというわけでもありません。 その後――。 真実を知った妹は「こんなの結婚詐欺だ、離婚しろ!」と言ったそうですが、夫は「嘘はついていない、君が勝手に勘違いしただけだ」と離婚にはがんとして応じませんでした。元夫は妹をつなぎとめるため、仕事に打ち込んでいるようですが、妹の心はすでに離れてしまっているようです。 誤解を生むような発言をした元夫も元夫ですが、その言葉を自分の都合の良いように受け取り、勘違いしていた妹も同罪です。相手に余計な勘違いをさせないように、言葉の使い方には気を付けようと思いました。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月07日休日に家族と庭で過ごしているとき、突然そこへ知らない子どもが勝手に入ってきてびっくりした私たち。あとから現れたその子の親の言動に、モヤモヤしてしまって……。見知らぬ男の子が玄関先に!?長女が1歳のときのことです。天気が良い日曜日で、夫は庭でDIY、私と長女は庭にある小さな砂場で遊んでいました。 わが家は駐車場から玄関まで少し階段があるのですが、私たちが気づかない間に、2歳くらいの男の子が入ってきており、玄関前に立っていたのです。 近所の子ならある程度は顔がわかるのですが、見たことがない子だったので私も夫もびっくりしました。 何を聞いても返答してくれない私は急いでその子に「どこから来たの? お母さんは?」と聞き、夫も「お家はどこらへん? 誰と来たの?」と聞きましたが返答してくれません。 そして急に座り込むと、わが家の玄関の前のタイルに埋め込んである小さな小石を指で触りながら、「取れないの? これ」と聞いてきました。 やめてほしいなと思いながら、もう一度「お母さんは?」と聞いたところに、男の子のお母さんらしき女性が「こんなところにいたの?」と玄関先まで階段を上ってズカズカと入ってきたのです。 非常識な言動にあぜん…男の子のお母さんの行動に、私も夫もあぜんとしてしまいました。「お邪魔します」や「勝手に入ってすみません」などのひと言が一切ないのです。男の子のお母さんは、うちの長男を見てニコニコしながら「何歳ですか?」と聞いてきたので、「1歳です」とだけ伝えた私。 その後、男の子は少しの間、玄関タイルの小石を取れないか触って「バイバイ」と言い、お母さんに手を引かれてわが家の斜め前の家へ帰って行きました。どうやら、斜め前の家の親族か友人のよう……。驚いて何も言えない夫と私は、子どもの行動は仕方ないとはいえ、保護者の方の対応には正直あきれてしまいました。 非常識な親子が帰って行ったとき、斜め前の家のご家族も外に出ていて、子どもがわが家に来ていたのを見てたのに、私と目が合っても全員知らんぷり。普段から、夫婦共にあいさつなどもなく、そっけない方たちという印象だったのですが、今後の関わりは最低限に留めようと思った出来事でした。 イラスト/森田家著者:やまぐち さき
2024年05月07日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気をしているようで、和馬君をしっかりと見ていないこともしばしば……。夫婦の溝はますます深まるばかりです。そのうち亮太さんは、家庭のことを考えるだけで体調不良を感じるようになってしまいます。そんな亮太さんを見かねて、社長はメンタルクリニックへの受診を提案。「この先どうなるんだろう……」と不安に思う亮太さんでしたが、たまたま仕事帰りに立ち寄ったコンビニで、和馬君と同じ幼稚園に通う凛ちゃんのママ・保奈美さんと遭遇。立ち話から彼女が離婚したことを知った亮太さんは、離婚した保奈美さんを羨ましいと感じてしまうのでした。 数日後、社長の提案どおり、メンタルクリニックを受診した亮太さんは……? 亮太さんについた病名は… 診察室に呼ばれた亮太さんは、自分に起きている体調不良や違和感、これまでの経緯などを医師に詳しく説明していきます。 さらに、家での生活が息苦しいこと、生きる意味を見出せなくなることなどを隠すことなく打ち明ける亮太さん。 結果、話を聞き終えた医師からその病名を「ヒステリー球」と診断されるのでした。 これまで内科や胃腸科、循環器内科などさまざまな種類の病院を受診した亮太さんですが、はっきりとした診断がつくことはなかったようです。 明確な異常がないと言われても、体調不良が続けば不安になるのは当然のこと。亮太さんはこれまで医師から「異常なし」と言われるほど、どこか釈然としない思いを感じていたはずです。 そういう意味では、初めて自分の今の状態に病名がついたことは、亮太さんにとって大きな安心感につながったかもしれませんね。 信頼できる医師のもとで適切な治療を受けられれば、きっと亮太さんの体調は快方に向かうはず。 麻耶さんとの今後を考えるためにも、まずはしっかりと元気な状態に戻ってもらいたいですね。 >>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月07日赤ちゃんが初めて目を開く様子をご紹介!生後間もない赤ちゃん♡ 生まれて初めて目を開ける様子を見守っていると……!?生まれて初めて目を開ける瞬間予想外の表情に思わず爆笑!生後間もない赤ちゃん♡すやすやと気持ちよさそうに眠っています。 すると…… 少しずつ目を開け始めました!!初めての世界はどんな光景が見えるかな?……と思いきや!! まさかの表情に、ママとパパは笑いをこらえることができません!!「ひょえ~」という声が聞こえてきそうな表情ですね。 そしてすぐに、うつらうつらし始めて…… 夢の中の世界へと戻っていった赤ちゃんなのでした。赤ちゃんが生まれて初めてみた光景は、ママとパパの笑い溢れる世界だったでしょうね。 動画のコメント欄には、「一緒に笑っちゃった! 両親の笑い声で愛されているのがわかる」「『ほぉ〜これが世界かぁ』みたいな表情、好き」「記念すべき初瞬きで両親の笑いをかっさらうの最高すぎ」など、両親と一緒に思わず吹き出した人がたくさん! ママとパパが、この愛らしい瞬間に立ち会えたことは奇跡!成長するにつれて、その瞳でさまざまな新しい景色を見ていくのでしょう。これからの成長が楽しみですね♪ 画像提供・協力/@__e.s.75さん
2024年05月07日ゆりこは39歳のキャリアウーマン。今の職場に入社して、努力してキャリアを積み上げてきました。自由な人生を謳歌していたゆりこ。そこへ子持ちで時短勤務のけいこが入社してきます。子どもの体調不良で欠勤と早退を繰り返していたけいこに苛立っていたゆりこ。結局、けいこは退職してしまいます。妊娠をきっかけに結婚したゆりこ。妊娠中はつわりで会社を休む日々が続き、出産してからも子どもの体調不良で早退や欠勤を繰り返していました。あるとき課長からパートにならないか提案されますが、ゆりこは断固拒否。職場の後輩・湯田に相談するも、湯田は「それって私に関係ありますか?」とうけあってくれません。さらに、湯田は退職すると言いだして、あっという間に仕事を辞めていったのでした……。湯田の退職を受けて、課長はゆりこにパートの話はなかったことにするよう伝えます。課長の身勝手さにゆりこは不満爆発。退職を決意するのですが……。あれから職場の環境は… 他部署からの応援と派遣が入ったため、退職を取りやめたゆりこ。独身と子持ちのどちらも経験してわかったことは、心に余裕がないと人にはやさしくできないということでした。 育児と仕事の両立に奮闘するゆりこ。昨日の自分の行いが、未来の自分を苦しめることもあると学びます。 わかり合えないこともあるでしょうが、子持ちと独身どちらの気持ちにも寄り添いたいと思うゆりこなのでした。 今回の出来事で偏った自分の考えに気づいたゆりこ。独身と子持ちのどちらの気持ちもわかるゆりこは、これから人にやさしく接していけることでしょう。 人にやさしくするには、心の余裕が大切です。心に余裕がもてるように、日々休憩しながら育児も仕事も頑張りたいですね! 著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち
2024年05月07日