まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、預けてみると……。 まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2021年04月13日■前回のあらすじ娘が生後6ヶ月の時にまた検査を受けました。ですが、その頃には娘が音に反応するようになっており、ある確信を胸に検査に挑むことになりました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。※リファー:要再検査生後3ヶ月の時に中度難聴と診断されてから「全く異常なし」という結果になるとは思っていなかったので、拍子抜けでした。当然嬉しかったのですが、このときは「だったら睡眠薬とかCTとかやらなくても良かったんじゃ…」というモヤモヤした気持ちの方が大きかったのを覚えています。この新生児聴覚スクリーニング検査が私の中でものすごくトラウマになったので、2人目の出産の時には検査自体希望しませんでした。夫と話し合い、2人目が生後6ヶ月になった時に「耳の聞こえが悪いかも?」と思ったら聴覚検査に行こうと決めました。この時は苛立ちの方が大きくて、検査について批判的に感じてしまいましたが、時が経った今は「耳が正常に聞こえている」という証明を検査によってしてもらったんだ、と思えるようになりました。もし検査をしていなかったら、音に反応しない生後3ヶ月の娘を見て、やっぱり不安になっていたと思います。聞こえないかも…、と思た時点で「ああ、聴覚検査受けておけば良かった」と後悔するだろうなと…。結果的に、検査は受けておいて良かったと思います。実際、娘は聴覚検査で耳が聞こえることがわかりましたが、検査をしていない第二子の息子の耳は、実は聞こえにくいかもしれない…。そう考えるとすごく怖いです。 そして、もうひとつ伝えたいのは、産後の精神状態は普通じゃないということ。安定した精神状態の時に難聴と言われるのと、産後すぐに難聴と言われるのとでは、全く違うということをわかっていただきたいのです。産後は本当に今までの自分ではなくなってしまいます。身体はボロボロで、心はいつも不安定。なんでもないことに落ち込んだり、どうでもいいことにこだわったり…。さらに寝不足と精神的プレッシャー、責任感、一瞬でも気を抜いたら死んでしまうかもしれない命。そんな張り詰めた状態で追い討ちをかけられたら、目の前が真っ暗になるのが普通だと思います。しかし、そんな危機的な状態になっているにも関わらず、自分ではその状態に気がついていないのです。これが産後の怖いところだと思います。この体験談が少なからず誰かの心を軽くしてくれますように…。最後までお読みいただき、ありがとうございました!この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。4月10日(土)21時からは、ババレオさんの新連載「ヤバイママ友の話」(全8話)が始まります。お楽しみに!
2021年04月09日■前回のあらすじ生後3ヶ月の検査で中度難聴と診断されたとき、何かが吹っ切れたように感じ…。次の検査まであまり耳のことは気にせず過ごすことができました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。赤ちゃんのCT検査って想像もできなかったのですが、こちらから姿が見えなくなるくらいガチガチに固定されていて、その姿が本当にかわいそうで胸がギュッとなりました。そして…。今回私たち夫婦は、ある確信を胸に検査に挑みました。成長するにつれて、音への反応がグッと上がった娘。後ろから小さな声で名前を呼ぶとすぐに振り返ったり、私たちが気がつかなかった音でも反応していたり…。あれ? やっぱり聞こえているよね? 聞こえてなきゃこんな反応しないよね? ということが多くなってきていました。むしろ音に敏感なほうで、大きな音が嫌いだったり、人混みのザワザワした音で泣いたり、フードコートなどの常に音がある場所ではいつも泣き続けたり…。そんなこともあり「もう検査に来ること自体無駄なんじゃないか」と思うくらいにだったのですが、やはり結果を聞かないとモヤモヤするので、結論を知りたくてこの検査に挑みました。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月08日■前回のあらすじ次の検査までには音に反応してくれるだろう、と毎日確認し続けたのですが反応は鈍いまま。そして検査日を迎えることになりました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。先生からいくら大丈夫だと言われても、赤ちゃんに睡眠薬を使うことの怖さが全然抜けなかったことを覚えています。そして予想とは違った検査を目の当たりにし、私が一番緊張していたように思います。検査は1時間ほどだと言われていたのですが、もし途中で目が覚めた場合、後日また睡眠薬を使って検査になる可能性があったので「お願いだから1回で終わって…!!」とずっと願っていました。結局、1時間もせずに娘は検査を終えることができたので、すごくホッとして力が抜けました。検査を待っている1時間弱、久しぶりに旦那と2人きりで会話をしたような気がします。私たちの間に娘がいる風景が当たり前になっていたので、「2人でいる時っていつも何を話していたんだっけ?」とそんなふうに昔を懐かしみながら、しみじみと3人家族になったことを実感しました。産まれてまだ3ヶ月しか経ってないのに、もう何年も3人でいるような気がしていたんです。それほど娘の存在は大きいんだなと、2人で気づいた時間でした。次回へ続く
2021年04月03日■前回のあらすじ耳が聞こえなくても我が子の愛しさは変わらない、と前向きに過ごすことに。1ヶ月後の検査では問題がなく、生後3ヶ月の頃また検査することに…。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。生後1ヶ月の再検査に行けば全てが終わると思っていましたが、まだまだはじまりの段階でした。先生の口から出る言葉は、「睡眠薬」や「CT」など、私たちの想像を超えるものばかり。しかも「生後3ヶ月になってもまだわからないかもしれない」という絶望的な言葉まで…。次の検査まで耳が聞こえているか毎日確認し続けましたが、音への反応は鈍いままでした。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月02日上の子たちが保育園から風邪をもらってきてしまい、下の赤ちゃんに感染しないようにと充分注意を払っていたにもかかわらず、うつってしまいました。なんだか呼吸が苦しそう! 病院で「RSウイルス感染症」と診断され、入院して治療をすることになったときの様子をお伝えします。 RSウイルスって何?RSウイルスは風邪の原因となるウイルスの一種で、大人や年長児が感染しても軽い鼻風邪程度ですむことが多いそうですが、生後2カ月のわが子は入院治療が必要となり、1週間入院しました。 呼吸がとても苦しそうでしたが、RSウイルスに対する薬(抗ウイルス薬)がないので症状を和らげる治療をおこなうことに。内容は点滴、1日3回の鼻水と痰の吸引、ネブライザー、飲み薬。血液中の酸素濃度を器機で常に測り、呼吸がつらくないかの確認をしながら過ごしました。 赤ちゃんの様子わが子の場合は、微熱と鼻水と少しの咳、特に気になったのは胸から聞こえる「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音です。呼吸をするたびに喉の辺りがくぼみ、苦しそうな感じがしましたが、機嫌はとてもよくて、母乳も普段通りたくさん飲んでいました。 病院で酸素濃度を測ると、正常値に達していないときに出るピーピーという通知音が頻繁に鳴っていたので、早くに受診してよかったと思いました。 上の子の心のケアのつもりが本末転倒上の子の鼻水が気になりつつも、産後の入院で寂しい思いをさせてしまっていたので、一生懸命赤ちゃんのお世話をしているところに「近づいちゃダメ」とは言えず……。結局、赤ちゃんに風邪をひかせてしまい、私も付き添い入院することでまた上の子にかわいそうな思いをさせてしまいました。赤ちゃんにはもっと苦しい思いをさせてしまい、しっかり注意を払うべきだったと反省しました。 上の子は鼻水程度の風邪をしょっちゅうひいていたので、このくらい大丈夫だろうと油断してしまいました。まだ外出をしていない赤ちゃんでしたので、風邪の原因として考えられるのはきょうだいからの感染だと思います。少しの鼻風邪が赤ちゃんにとってこんなに大変な症状になってしまうとは思ってもおらず……。抵抗力の弱い赤ちゃんには、細心の注意が必要なのだなと実感した出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:高橋四葉四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。
2021年03月11日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。えっ、いつの間に⁉︎編集後記生後6ヶ月頃の赤ちゃんは、今までカバーオールだった服がセパレートになったり寝返りが上手になったりと、さまざまな成長の変化が見られる時期ですよね。赤ちゃんの成長を感じて嬉しく思う方も多いでしょう。しかし、なかなか目を離すことができず、忙しい時期でもあります。つぶみさんの長女・ねむちゃんもちょうど生後6ヶ月。いよいよ寝返りが上手になり、比較的自分の思い通りに動けるようになったようです。しかし、少し目を離した隙に思わぬところに移動していて、つぶみさんのようにヒヤッとした方もいるのではないでしょうか。「あるある」とうなずく方も多いかもしれません。生後6ヶ月でセパレートの服になったとのこと。成長の目安にもなりますね。子育て中のママ達に大変共感させられるエピソードをありがとうございました!ままのて編集部つぶみさんのお宅のパパのエピソードつぶみさんの二人目育児のマンガはこちらつぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2021年02月03日初めての子育てを楽しもうとしていたママ。しかし経済的な理由で仕事をしなければならなくなり、息子さんが生後6カ月のときに保育園に入園することに。息子さんを保育園に入れてから病気がちで大変だった出来事を紹介しています。 私は25歳のとき妊娠し、初産だったのでゆっくり子育てをしようと退職。当時夫はアフィリエイトで生計をたてていたのですが、私の退職を機に世帯収入は激減して生活が苦しくなってしまいました。 息子を出産後、夫に「仕事をしてくれないか……俺も就職先探すから……」 と言われ、フルタイムのパートとして勤務することに。 生後6カ月の息子を保育園に入れて、息子に申し訳なく感じたときのことをお話しします。 私は保育園完備の職場に務めることに私は夫と同時期に仕事先を探し始めました。ですが、IT企業関連希望の夫の就職活動は不採用が続き、私が先に働きに出ることに……。私は看護師免許をもっているので、保育園完備の就職先を見つけることができたのです。 面接で「1歳未満のお子さんは、12時と15時に授乳時間がある」 と説明があり、仕事中に息子と会えるなら私も安心できると思い、就職することに決めました。 仕事中に保育園からお迎えの電話が!私が仕事を始めてから3日目ごろに、保育園から「熱が38度あるので迎えにきてください」と電話が……。私は早退し、息子を小児科へ。息子が熱を出すのはママになって初めての経験で、なんの病気になったのか心配でドキドキしながら診察を受けたのを今でも覚えています。 小児科の先生は「熱を出したのが初めてなら突発性発疹かもね」 と、薬をもらい帰宅。 初の発熱は病気の嵐の序章だった!?息子にとって初めての発熱の原因は、小児科の先生が言われた通り突発性発疹でした。以来、息子は病気が治って登園しては2週間も経たないうちにまた発熱!ということを繰り返し、小児科に行っては「中耳炎かな、アデノウイルスかな……」 と、子どもが罹りやすい病気に次々にかかっていったのです。 思えば、「今保育園で〇〇が流行っています」という病気は必ずもらって熱を出していたように思います。 ごめんね、こんなに負担をかけて…息子の繰り返す発熱は免疫細胞を活性化させて強くなることとわかっていても、看護師の私ですらつらいものがありました。母親からの免疫が低下すると言われている生後6カ月に保育園に週5日、8時間通わせて息子に負担をかけてしまい、私は申し訳ないという気持ちでいっぱいに……。 息子は発熱を繰り返すなか食欲だけは衰えず、赤い顔をしていても笑顔を見せてくれ、元気になっていく息子に生命力の強さを感じ、私も元気をもらえました。 息子を保育園に通わせてから半年間はまともに通園できず、夫と交代しながら看病をしていました。でも、1年を過ぎるころには熱を出すことは少なくなりました。免疫力がついてくれたんだと思い、強くなってくれた息子に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2020年11月03日2歳9カ月の息子と生後9カ月の娘との食事の時間は、いつもバタバタで必死……。休日に夫がいても、なんだかんだゆっくり食事できない毎日です。そんななかで生後9カ月の娘は離乳食を始めて4カ月経ちますが、つい最近まであまり食べませんでした。でもあることがきっかけで、今はもりもりと食べるように! 今回は生後9カ月の娘が離乳食を食べるようになったきっかけについてお話ししたいと思います。 食事の時間はいつもバタバタ2歳9カ月の息子は自分でごはんを食べることできますが、こぼしてしまったり好き嫌いをしたりすることもあるので、気にかけながら声を掛けています。時には「ママが食べさせて~」なんていうこともあるので、補助をすることも。 また生後9カ月の娘は離乳食のため、私や夫がスプーンで食べさせます。その合間に自分たちもごはんを食べて……というように、ごはんの時間はとても慌ただしいのです。特に自分の食事なんて、とりあえず口に放り込んでいるような感じです。 離乳食をあまり食べない娘娘の離乳食を始めたのは、生後5カ月のころ。息子のときは離乳食をすごくよく食べてくれていたので、娘もそうだろうと勝手に思っていたのですが……。思うように食べてくれず、毎日落ち込むばかりでした。かといって無理に食べさせたくはありません。 ただでさえ食事の時間はバタバタだったので、食べないのは離乳食が嫌なんだろうと私もすぐに諦めてしまっていました。他に理由があるとは思わなかったので「嫌ならいいや……」と、嫌がったらそこで離乳食をやめて授乳をして娘を落ち着かせていたのです。 本当は食べたかったんだね…そんなとき、数カ月ぶりに実家へ娘と息子と3人で行くことに。実家では私の母、父、弟が子どもたちの面倒を一緒に見てくれるので、私自身もゆっくり食べたり普段よりも会話したりできます。娘が実家で離乳食を食べるのは、今回が初めて。 すると離乳食が嫌いだと思っていた娘が、びっくりするぐらいよく食べている! むしろ食べ過ぎというくらいで驚きました。私は母のごはんだと食べるのか!?と思いましたが、母に「もしかしてゆっくり落ち着いて食べたかっただけなんじゃない?」と言われ、本当は離乳食が嫌いなわけではないのかもと初めて気づいたのです。 今回のことをきっかけに、娘の離乳食を先に食べさせて、そのあと息子と私が食事をすることにしました。すると子どもたちそれぞれの様子がしっかり見えて、私も落ち着いて対応できるようになりました。娘はあれから自宅でもよく離乳食を食べてくれるので、しばらくはこのスタイルで頑張りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2020年09月21日生後5~6カ月になるといよいよ離乳食のスタートですね。楽しみな気持ちと、まだまだ睡眠不足のなか、ひとつ仕事が増えるプレッシャーもあるのではないかと思います。わたしも正直、息子が離乳食を始めたばかりの時は、食べてるのか吐いてるのか分からなくて、母乳や粉ミルク以外の食べ物を食べるようになってくれるのか少し不安でした。自分の気力と体力がもたないな、と思ったときは思い切ってスキップして、翌日にトライしたり…。「栄養を摂れていなかったらどうしよう…」などと悩むこともあると思いますが、母乳や粉ミルク以外の食べ物に慣らしていくということで、あまり食べてくれなくても神経質にならなくてよかったんだと思います。まずは好きなものを! 息子の好きだった離乳食ベスト3離乳食が進んでくるとだんだんと好き嫌いが出てくるようになります。月齢とともに、それまで食べてくれていたものも急に食べなくなったりするのが、難しいところ。息子の好きな食べ物ベスト3はこんなかんじ。いろいろ食べさせたいし、野菜も食べられるようになってほしいと、親としては理想がありますが、「まずは好きなものを楽しく食べられればいい!」とわたしは思います。◆我が子が好きなメニューベスト31納豆(タンパク質が始まってから)2おかゆ、パン粥(粉ミルク使用)3かぼちゃ現在2歳前の息子ですが、納豆は初めて食べさせた時からずっと大好きで、これさえあればぺろりと完食してくれる、私にとっても救世主! ひき割りを使うと細かむ刻む手間が省けて楽です。お米は離乳食を始めた時から今までずっと好きで食べてくれますが、たまに食パンの白い部分を粉ミルクで浸して柔らかくしたものを与えると、甘くて食べやすいのか、たくさん食べてくれました。離乳食中期~後期にかけてますます好き嫌いが激しくなった時、粉ミルクを使ったパン粥は、栄養価の面でも安心感を保てるよい一品でした。かぼちゃは茹でると柔らかくてスプーンで簡単にほぐすことも可能なので、離乳食初期から頻繁に登場するメインキャスト。特に離乳食初期は子どもの消化器に負担をかけないようにペースト状にするのが大変ですが、簡単にペースト状にできるかぼちゃはお母さんの味方です。一度にたくさん茹でて、離乳食初期~中期にかけては小分けして冷凍保存していました。手間をかけない、離乳食の簡単な作り方離乳食は10倍粥からスタートしますが、大人のお米を炊飯器で炊くときに一緒に10倍粥作っちゃいましょう!耐熱容器に入れて、炊飯器に入れてスイッチオン。この時に他の耐熱容器にニンジンや大根なども入れて同時に炊くとさらに時短です。私はブレンダーを買わずに、すりつぶし器でひたすらすりつぶす作業を繰り返していました。ただ、これはなかなか時間がかかるし、ほうれん草や小松菜などは繊維が邪魔してしまい、ほぼ緑色の水なんじゃないか?という代物に。野菜を食べさせているのか、水分を採らせているのか分からないなと思いながらすり潰していました。そこで、繊維質な野菜は茹でたものを一度冷凍して、凍った野菜をすりおろし器ですりおろすのがオススメ。出産間近の妊婦さんがもしまだブレンダーを持っていなかったら、ブレンダーの出産祝いもいいかも!わたしはブレンダーなしで頑張ってきましたが、あれば便利だったな〜と思います。食器カトラリーはどう選ぶ?離乳食を始める前、食器を揃えるママも多いのでは?離乳食食器は、磁器、プラスチック、木製など素材も様々。私も決めるまで迷いましたが、実際に使ってみて、結果的に磁器に収まりました。わたしが使ってみて感じたそれぞれの素材の特徴は…、それぞれにメリット、デメリットがありました。ちなみに、陶器にするのであれば、より強度の強い磁器をオススメ。プラスチックは商品によっては、熱湯不可のものがあるので、耐熱皿を選ぶのがポイントです。木は軽くてデザインも可愛いものが多く、食事の度にナチュラルな素材を手で触れることは、子どもの発達にも良さそう。ほかに、シリコンなどいろいろな素材のものが出ているので、食べるシーンや食べるものによっていくつか食器をつかってみると良さそうです。シリコン素材は、プラスチック製品の特徴と似ています。私も息子もシリコンスプーンがお気に入りで、1歳頃まで毎日使っていました。世界の離乳食ってどんなもの? アメリカ在住のママに聞いてみた息子に作っていてふと気になったのが、世界の離乳食事情。日本以外の離乳食は何を食べさせているのでしょうか?アメリカで子育て経験のあるお母さんに話を聞いてみたところ、小麦が主食のアメリカでも最初にお米を食べさせるそうです。ただ、日本のように10倍粥ではなくて、ライスシリアルというものを与えます。ピューレ状にしたお米でアレルギーが出なかったら、オーツ、麦等を順番に一品ずつ与えていくんだとか。野菜や果物はベビーフードを買って食べさせたり、家でブレンダーを使ってピューレ状にして食べさせたりするので、日本の離乳食事情とあまり変わりありませんね。固形物を採れるようになってからは、おやつに普通のシリアルを与えていくそうですよ。食べムラがあったり、好き嫌いが出てきたり…。そして何より作るのも片付けるのも、ママにとっては大仕事!時には心が折れてしまうこともあるかもしれない離乳食ですが、息抜きしながら、楽しんじゃいましょう♪
2020年07月06日わが家の次女は生後6カ月から2歳までヨコミネ式の保育園に通っていました。幼い時期はあまり関係ないと思っていたのですが、やはりちょっとした変化や成長が見られました。 ヨコミネ式教育法とはどんなもの?ヨコミネ式教育法とは、プロゴルファーの横峯さくらさんの叔父にあたる横峯文吉さんが提唱する教育法です。卒園するまでに逆立ち歩きができるようになったり、漢字の読み書きができるようになったりと、文武両道で子どもが持つ可能性を引き出していくのが特徴です。 長女がすでにその保育園に通っていたのですが、年長児には逆立ち歩き、ブリッジ回転、跳び箱、漢字の読み書き、足し算・引き算・かけ算と、確かにできることがかなりたくさんありました。 次女も生後6カ月で入園自営業の私は、次女を生後6カ月でその保育園に入園させました。0歳児のうちはヨコミネ式などは関係なく、先生たちにかわいがられながら過ごしていましたが、年上のクラスの体操を見学する時間などは毎日のようにありました。そして1歳になり歩き始めると、少しずつ生活ぶりが変わってきたのです。 1歳で体操スタート! 1歳児クラスになると、簡単な柔軟体操やランニングが日課に。また、フラッシュカードで物の名前を覚え、発言する練習をするようになりました。学年終わりころにある学習発表会では、1歳児でありながらブリッジができるようになっており、言葉を覚えるのも早かったように思います。 その後引っ越しに伴い転園してしまったのですが、3歳の今でも体の柔軟性は高いように感じます。また、長女は卒園後も逆立ち歩き、ブリッジ回転、片手側転などができています。小学校に入ってからも、身についた身体能力はもちろん、学習面でもかなり役立っているようです。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2020年06月24日インスグラムで人気のツムママさん、第1子出産後に旦那さんが育休をとってくれたときのお話です。6ヶ月…。夫が育休をとってくれたこと、今ではとても感謝しておりますが、正直相談されたときは嬉しさより不安が大きかったです。次へ続きます。\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月10日生後6ヶ月になりスクスク成長中の娘。でも最近ちょっと悩んでいた事がありました。それは…まだ寝返りをマスターしていない! という事。今回は娘の「寝返り」についてのエピソードです。■寝返りしそうな気配はあったけれど…3人目ともなると、つい上の子たちと比べてしまうのですが、上のお兄ちゃん2人は4ヶ月になるころにすでに寝返りをマスターしていました。なので今回も勝手にその頃には寝返りしてるんだろうなー、3人目だしむしろもっと早く寝がえりしちゃいそうだなーと思っていました。でも娘のぴーちゃんの場合は…もう少しで寝返りしちゃうじゃん!! って時期があったと思ったら5ヶ月になった頃からそんな気配もなくなり…(笑)6ヶ月になった今は…、体は良く動かしまくっているし、うつ伏せにしてあげるとすごく喜ぶのですが、自分からしようとする様子が全然なくなっていました。■ゆっくりペースでいい、と思いながらも心配に…3人目でおそらく最後の赤ちゃんライフなので…なんでもできるようになるのはゆっくりでいい! まだまだ赤ちゃんの姿のままでいればいいんだよーと思いつつも、寝返りできるようになるのかなーと心配な思いも芽生える複雑な心境になっていました。そんなとき友達や先輩ママにこの話をしてみると、娘よりもっとゆっくりだった赤ちゃんや、むしろ寝返りしたっけ?? と言うエピソードまで聞くことができて、心配が吹き飛びました!赤ちゃんには赤ちゃんのペースがあって、遅くても早くても、今は立派に成長している先輩ママ達のお子さんの姿を見て安心しました。最近の娘はようやくまた寝返りをマスターしようと頑張り出しています。なかなか思うように体が動かせなくて、ムキィーーー!!と怒っていますが、そんな姿も今しか見れない貴重な時間なので、微笑ましく見守っています。
2020年03月10日上の子たちが保育園から風邪をもらってきてしまい、下の赤ちゃんに感染しないようにと充分注意を払っていたにも関わらず、うつってしまいました。なんだか呼吸が苦しそう! 病院で「RSウイルス感染症」と診断され、入院して治療をすることになったときの様子をお伝えします。 RSウイルスって何?RSウイルスは風邪の原因となるウイルスの一種で、大人や年長児が感染しても軽い鼻風邪程度ですむことが多いそうですが、生後2カ月のわが子は入院治療が必要となり、1週間入院しました。呼吸がとても苦しそうでしたが、RSウイルスに対する薬(抗ウイルス薬)がないので症状を和らげる治療をおこなうことに。内容は点滴、1日3回の鼻水と痰の吸引、ネブライザー、飲み薬。血液中の酸素濃度を器機で常に測り、呼吸がつらくないかの確認をしながら過ごしました。 赤ちゃんの様子わが子の場合は、微熱と鼻水と少しの咳、特に気になったのは胸から聞こえる「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音です。呼吸をするたびに喉の辺りがくぼみ、苦しそうな感じがしましたが、機嫌はとてもよくて、母乳も普段通りたくさん飲んでいました。病院で酸素濃度を測ると、正常値に達していないときに出るピーピーという通知音が頻繁に鳴っていたので、早くに受診してよかったと思いました。 上の子の心のケアのつもりが本末転倒上の子の鼻水が気になりつつも、産後の入院で寂しい思いをさせてしまっていたので、一生懸命赤ちゃんのお世話をしているところに「近づいちゃダメ」とは言えず……。結局、赤ちゃんに風邪をひかせてしまい、私も付き添い入院することでまた上の子にかわいそうな思いをさせてしまいました。赤ちゃんにはもっと苦しい思いをさせてしまい、しっかり注意を払うべきだったと反省しました。 上の子は鼻水程度の風邪をしょっちゅうひいていたので、このくらい大丈夫だろうと油断してしまいました。まだ外出をしていない赤ちゃんでしたので、風邪の原因として考えられるのはきょうだいからの感染だと思います。少しの鼻風邪が赤ちゃんにとってこんなに大変な症状になってしまうとは思ってもおらず……。抵抗力の弱い赤ちゃんには、細心の注意が必要なのだなと実感した出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:高橋四葉四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。
2020年03月05日前回小学校に入学前の健康診断&説明会のときのエピソードを描きましたが、今回もその続きを描かせてもらいました!■前回のあらすじやむを得ず生後2ヶ月の娘を連れ小学校入学説明会に。抱っこひもをつけられずパニックになっていた私に救世主が現れ…生後2ヶ月の娘を連れて長男の小学校入学説明会へ 焦りまくった出来事が…!女神たちの助けもあり無事に説明会の会場へたどり着けた私と娘。子どもたちが健康診断を受けている間、保護者たちは入学説明を聞くため教室へ案内されました。そこでも少し困ったことがちらほら…。まずは座る席! 私が行った学校の場合ですが、校内に入る時に番号札を渡されており、その番号が書かれている席に座らなければいけませんでした。私の席はちょうど前からも後ろからも横からもど真ん中…ただでさえぎゅうぎゅう詰めの席の中、娘を抱っこしているとなかなかの窮屈感…! 替えのオムツや着替え一式、お尻拭きやタオルなどが入った大きなカバンもあるため、身動きが全然できない状態。隣の人にカバンが当たってしまったり、途中で娘がぐずり出して迷惑になるのでは、と気が気じゃなかったです…。そして説明が始まってしばらくして恐れていたことが…。娘がふがふがとぐずり出したのです。立ってあやすこともできず、どうしようと迷っていると、さらにとどめが…周囲に響き渡るくらいの大きな音をたててウンチをしてしまったのです。仕方なく狭い中を謝りながら通らせてもらい、なんとか後ろにまわり、近くにいた先生に声をかけました。「迷惑にならないかな、嫌な顔されないかな」とドキドキしながら聞いたのですが、その先生はとても優しく対応してくれてすごく安心しました。教室の後ろに積み上げられていた机を一つお借りしてオムツを替えた後、先生の了解を得てそのまま後ろで授乳もさせてもらいました。念のため授乳ケープを持ってきていてよかったです!!ハラハラ続きでしたが、なんとか無事に小学校入学説明会は終了。今回の事を通して、もし可能でしたらぜひ小学校にお願いしたいと思ったことがありました。それは「赤ちゃん連れの保護者の方もいるかもしれない、ということを想定してもらえるとありがたい!!」ということです。例えばなのですが、私が働いている保育園には大人用の男子トイレがありません。保護者の方を園に招くとき、男性がいらっしゃることはまだまだ少ないのですが、子ども用トイレについたてなどをして、簡易的に男子トイレを作っています。また、私のような小さい赤ちゃん連れの人のために、オムツ替えコーナーや授乳スペースも作っています。毎日大量のお仕事をこなしている先生方の負担になってしまうかもなので、これはわたしの勝手な妄想なのですが…。本当に簡単でいいので、何かの行事のときにこんな風なスペースがあったら…赤ちゃん連れのお母さんはすごく助かるだろうな〜と感じました!
2020年02月04日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「スカッとするお話」です!悔し涙をにじませる私を救ったのは…嫌なこと言う人もいれば、ほんとに優しい人もいるもんですなぁ。byしばたま
2020年02月02日■長男の小学校入学説明会、生後2ヶ月の娘をどう連れていく?娘が生後2ヶ月の頃、小学生になる長男の健康診断と入学説明会へ参加するため小学校に行く事になりました。小学生になると歩いて登下校になるので、慣れるためにも「なるべく歩いて来てください」と言われており、私たちも歩いて行く事にしました。しかしここで問題だったのが、2ヶ月の娘をどう連れて行こうかという事でした!そもそも2ヶ月の娘を大勢の人混みの中に連れて行っていいものかと悩みました。しかし預かってもらうアテもなく…。抱っこ紐を使うにしてもまだ首が座っていないので、インサートを使わないといけないのですが、上の子2人の時はインサートを使ったことがなかったためあまり使い慣れておらず…。まだふにゃふにゃの小さな我が子を抱っこ紐に入れて長時間歩き回るのも抵抗あるし…と悩みまくり、結局ベビーカーで行く事に。一応抱っこ紐もカバンに入れて持っていき、必要そうだったら付け替える事にしました。でもいざ小学校の校門の前まで行ってみると…■小学校の外まで続く人混み&行列…!ベビーカーが入れるスペースがないほどの人混み&行列が!!中に入ってから抱っこしようと思っていましたが、行列は外まで続いていました。仕方なくベビーカーをたたんで、娘を抱っこし、長男と手をつないで並ぶ事にしました。しかしここから地獄の時間が…すぐに中に入れると思っていたのですが、一向に進まない行列…ベビーグッズ&長男の通園バックなどの大荷物を肩にかけ、片手にはお友達を見つけどこかに行ってしまおうとする長男の手をつかみ、もう片方では首がぐらぐらの娘に負担をかけないよう抱っこ…、というしんどい体勢をキープしないといけない状態に!しばらく頑張っていたのですが、さすがに腕が限界になりつつあったので、もう抱っこ紐をつかっちゃおう!と決意。長男に並んでおいてとお願いし、抱っこ紐とインサートを設置できるような場所を探しました。ですが…、■抱っこ紐装着でピンチに!?小学校の玄関なので当然ベットなどの寝かせられるようなスペースはなく、仕方なく持っていたタオルを地面に敷いて装着を試みました。でもただでさえつけ慣れていないインサート、めちゃくちゃテンパっていた私はパニックに!!何とかセットできた後も、長男を並ばせてしまっていることや、列からはみ出してしまっている事もあり私の焦りはピークに!早く! 早くしないと!! と思えば思うほど上手くいかず泣きそうになっていたその時でした!なんと、助けてくれる人が現れたのです!しかも今日初めて会った見ず知らずの私なのに…。まさに救世主、女神様のように見えました。そして再び女神様が…!長男の所に戻ると、後ろに並んでいたお母さんが一緒に手をつないで待っていてくれたのです。迷惑をかけまくっていた私に「小さい赤ちゃん連れて大変だよね、協力するから声かけてね」と言ってもらえて、本当に涙が出そうになりました。おかげで無事に説明会を終えることができました。私も困っている人を見かけたら、どーしよう…とためらわずにサッ! と行動に移せるようになろう! と思った出来事でした。
2020年01月23日こんにちは、保育士の中田馨です。4~5カ月ごろの赤ちゃんは、体つきがしっかりしてきて肉つきも良くなり、ふっくら、まさしく「赤ちゃんらしい体型」になってきます。感情表現も豊かになってくるこの時期、大人とのできる遊びもさらに広がってきます。 今回は、4~5カ月の赤ちゃんの成長・発達を見ながら一緒にできる遊びを紹介します。 4~5カ月の赤ちゃんの発達4~5カ月ごろの赤ちゃんの体の発達として大きなポイントは、「首がすわる」ということ。うつ伏せになって頭をしっかり立てて周りをキョロキョロ見るようになります。そばに興味のある物があると手を伸ばしてつかもうとする仕草もします。掴んだものは口に入れて舐めて感触を確かめます。周囲への興味も増し、好奇心いっぱいに目で追います。 あやすと手足をばたつかせながら笑い、気に入らないことがあるとのけぞって泣く姿など、さまざまな感情表現ができるようになってきます。「あ~あ~」「う~う~」などの喃語も盛んに言います。また、昼夜の区別がはっきりしてくるので生活リズムが徐々に整い始めます。 4~5カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイント4~5カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイントは3つです。色々なことに興味が出てくる分、ママやパパが見守るということも大切になります。【1】赤ちゃんの興味を引きだし五感を刺激する周りへの興味関心が増すこの時期ですので、赤ちゃんの五感を刺激する遊びを取り入れてみましょう。【2】少し豪快な遊びも取り入れ始めるパパやママと一緒に全身を使った少々豪快な遊びも取り入れてみましょう。 【3】一人遊びができるならそーっとしておく一人遊びが少しずつできるようになってきます。一人で熱中して遊んでいるときは、そっとそばで見守りましょう。この時間がママのリラックスタイムにもなります。 4~5カ月の赤ちゃんとの遊び方では、具体的に保育所ではどんな遊びをしているかを紹介します。 ここまで届くかな目の前に見える興味のある物に手を伸ばして取ろうとする赤ちゃんの発達を生かして、もう少し手を伸ばせば届くというところにおもちゃなどを置きます。手を伸ばして頑張っている赤ちゃんを「頑張れ!頑張れ!」と応援しましょう。 見て聞いて触って五感を刺激する遊びを赤ちゃんはとても好みます。例えば、ビニール袋をシャカシャカさせると、不思議そうな顔をして興味深げに音を見て感じます。赤ちゃんも一緒にシャカシャカ触れて音を出してみましょう。 おひざでジャンプ・おなかでゆらゆら体を使ったダイナミックな遊ぶも少しずつできるようになってきます。赤ちゃんの首がすわっていたら、こんな遊びもおすすめ。おひざでジャンプは、ママが座ったまま抱っこして、赤ちゃんの両脇をもってジャンプ! おなかでゆらゆらは、ママが仰向けに寝てその上に赤ちゃんがうつ伏せに寝かせ、抱きしめながら左右にゆらゆら。「大好き、大好き。コチョコチョコチョ!」とくすぐると、よく笑ってくれます。抱っこすることで安心感も与えます。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう遊ぶついでに赤ちゃんの発達も見てみましょう。 ・首のすわりをチェック赤ちゃんを抱き上げるとき、うつ伏せにするときに首のすわりのチェックをします。 ・腹ばいの様子をチェック首がすわったので、腹ばいで遊べる遊びを取り入れます。その際に腹ばいでどれくらい胸を上げられるか、何分くらい遊べるかなどをチェックします。・どんな反応をするかチェック赤ちゃんによって遊びへの反応は様々。キャッキャと声を出して笑う子もいれば、にやりと笑う子もいます。「うちの子はこのタイプだな。嬉しそうにしているのはこの遊びだな」ということが分かると、遊びが広がります。 反応がポンッと返ってくると、ママとしては嬉しいことです。この時期だからこそ楽しめる赤ちゃんとのふれあい遊びを楽しんでくださいね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月15日こんにちは、保育士の中田馨です。3~4カ月ごろの赤ちゃんは、体重が産まれたときの2倍になり、体つきもふっくらとしてきます。授乳時間が一定になってきて、飲む量も増えます。昼夜の区別がつき始め、生活リズムが整ってきてママのお世話も少しラクになってきくるころです。 今回は、3~4カ月の頃の赤ちゃんの心と五感をはぐくむ遊び方を紹介します。 3~4カ月の赤ちゃんの発達だんだんと首がしっかりしてきてうつ伏せにすると、腕で支えて首を自分の力で頭を持ち上げることができるようになってきます。「あ~う~」などの言葉の始まりの喃語(なんご)も盛んになりますし、ママやパパの声を聴いたり、顔を見たりすると、声を出して笑うこともあります。 感情表現も豊かになってきます。好奇心が旺盛になるので、動く物や人のことを目で追って、周りの様子をよく観察しています。 例えば、おっぱいを飲みながらでも、周りをキョロキョロ見たりという余裕も生まれてきます。握力がついてくるので、少しの間おもちゃを握れるようになります。軽くて握りやすいガラガラなど持たせてみましょう。 3~4カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイント人や動く物に興味を示す時期なので赤ちゃんが喜ぶ「笑いのツボ」を探してみましょう。赤ちゃんの「笑いのツボ」を見つけたら、それを何度も何度も繰り返します。「何回やったらいいの?」とママがヘトヘトになっても、赤ちゃんはキラキラする目で、ママのしてくれる「楽しい遊び」を待っていると思いますよ。【1】好奇心を膨らませるこのころの赤ちゃんの好奇心をもっともっと膨らませる触れ合い遊びを取り入れます。ママとパパが笑顔であやしてくれることで、赤ちゃんは「愛されている」と感じます。【2】握って遊ばせる握る力が強くなってきますので、さまざまな形や感触のおもちゃを握らせて手のひらに刺激を送りましょう。ただし、このころはまだ自分の意思で手を動かすことが難しい時期です。また、口に手を持っていくこともあります。持たせるおもちゃは、月齢に合った安全なものであることが大切です。【3】体を使って遊ぶまだダイナミックな動きはまだできませんが、少しずつ体を使って遊べるようになってきます。体を使った遊びをすることで、自分の体の認識につながります。 3~4カ月の赤ちゃんとの遊び方では、具体的に保育所ではどんな遊びをしているかを紹介します。 いないいないばあっ!赤ちゃんと遊ぶときの定番の遊びのひとつです。このいないいないばあは、本当によくできた遊びです。ママが両手で自分の顔を隠す。「いないいないばあ」の声と共にママの顔が現れる。この繰り返しですが「ママがいなくなった!」少し不安から「出てきて安心」からスタートし、「必ず大好きなママの顔が現れる」安心感が得られる楽しい遊びになります。 遊びに慣れてきたら、「ばあ」っと顔を出すタイミングを早めてみたり遅くしてみたり。出てくる顔を百面相にしてみたりしてみてください。大喜びしますよ! 喃語でおしゃべり赤ちゃんがベビーラックに座っている状態でも、ママが抱っこしている状態でも構いません。とにかく赤ちゃんと正面に向き合い目を合わせながら遊びます。赤ちゃんが「あ~」「う~」などの喃語を発したら、ママも同じように「あ~」「う~」と言ってみましょう。 赤ちゃんはママが答えてくれたことが嬉しくて、また「あ~」「う~」と言ってくれますので、ママもその度に返事をしてみましょう。ママは「あ~」「う~」だけではなく「そうなんだ」「すごいねえ」「大きな声が出るね」など声かけてもOK。赤ちゃんと一緒にお話ができるので楽しいですよ。 タオルでふんわり大判のバスタオルを使います。赤ちゃんを布団の上にあおむけで寝かし、赤ちゃんの上でバスタオルを大きく上下に動かします。風が来るのとバスタオルの感触が楽しい遊びです。 抱っこしながらスクワットせっかくですので、赤ちゃんと一緒に運動をしていましょう。赤ちゃんを抱っこしたままスクワット。そのあとはツイスト。赤ちゃんがうつ伏せ遊びしているときには、赤ちゃんと向かい合ってママは背筋運動。仰向けで遊んでいるときは隣で腹筋運動。 座って脚を延ばし脚の上に赤ちゃんを寝かし、前屈での「いないいないばあ」など、赤ちゃんの遊びの延長でママも運動ができちゃいます。優しい動きで一緒に遊びましょうね。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう遊ぶついでに赤ちゃんの発達も見てみましょう。3~4カ月ごろの赤ちゃんの発達の一つが「ものが握れる」ということ。おもちゃだけではなく、ママの指を握らせてみたり、ガーゼを握ったりさせてみてください。握る力が強くなってきたらガーゼを引っ張り合いっこしてみたりするのもいいですね。いろいろなものに触れて、成長ととともに赤ちゃんの握る発達を確かめましょう。また、うつ伏せ遊びをするときに、最初は10秒で泣いたけど、今日は30秒うつ伏せができた!頭がグンと上がるようになった!など、日々の変化を赤ちゃんと一緒に喜びましょう。 3〜4ヵ月は表情が豊かになり、ママやパパの働きかけに笑ってくれるようになるので、一緒に遊ぶ時間がますます楽しくなる時期。赤ちゃんの喜ぶ「笑いのツボ」を見つけて、親子で一緒に楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2019年12月03日生後2ヶ月を迎えたばかりのひなちゃん「RSウイルス」で入院となってしまいました…。前週に鼻水ズルズルだった姉ことりちゃんからもらったようです。(その時ことりちゃんは症状もなく元気いっぱいの状態でした)。ひなちゃんは次第に鼻水が止まらなくなり、呼吸がフガフガと苦しそうになり、うまく眠れず苦しそうな夜を明け、吐き戻しもあったので病院に行きました。検査をすると「RSウイルス陽性」。病院の先生は「様子を見て、ひどくなるようだったら入院になるかもしれない」とのことでした。家に帰ってきてからのひなちゃんは、咳は出ないものの鼻づまりがすごく、なんだかだるそうに1日中寝てばかり。授乳するとまたすぐ寝てしまいます。これがぐったりしているということなのか、治そうとして眠りが深くなっているのか、私には判断がつきませんでした。そして…3日後、熱が出てそのまま入院が決まりました。入院が決まった日のこと入院が決まった日、私は入院になるだろうと思っていたので家を出る時にばたばたと入院準備まで済ませることにしました。洗面用具、タオル、着替え、充電器、オムツ、などなど…慌てて準備をする私を見て実母は「入院までいかないでしょ、落ち着きな…」とやや呆れ顔。「月齢が低いから入院になる」と騒ぐ私と「大丈夫だから」と落ち着かせようとする実母で言い合いになりました。結果、入院が決まり準備は無駄にはならなかったのですが…。いつもいろいろ心配ばかりして過ごしているため、家族らの「また始まった」という反応…やや狼少年のようになってしまっている自分にも気がつきました。付き添い入院ってこんな感じなのね…さて、はじめての付き添い入院です。原則子どものいる病室から離れないでくださいとのことなのですが、付き添いの親の食事の調達(院内コンビニ)とシャワー(予約制)を、いったいどうしろと…?保育士さんに頼めば15分区切りで代理の付き添いをしてもらえるとのことだったのですが、土日祝は不在とのことでした。さらに病棟は面会の子どもが入れない決まりになっているので、姉のことりを連れた状態での実母に頼るわけにもいきません。さて困った…どうしよう。もちろん子どものことが第一優先なので仕方ないのですが、自分の身の回りのこともほとんどできない状態でした。付き添い入院ってこんな感じなのね…。結局看護師さんに相談をし、「子どもが熟睡している状態」であればベッドの柵をあげ、用事を済ませてもよいと許可をいただくことになりました。熟睡具合を確認して急ぎ足でコンビニで買い込み、シャワーを(移動・着替え含め)15分で浴びる…。なかなかにハードでした。両親に預けた上の子も心配…さらに目の前のひなちゃんも心配だけど、実家の両親のところに預けてきた姉ことりのことも心配で心配で…。病院にいるのだからひなちゃんは大丈夫、と心を落ち着かせることができてもことりが心配。さみしい思いをしていないだろうか、ご飯を食べているだろうか…胸が締め付けられる思いでした。実母にお願いして、たくさん甘やかすようにお願いをしました。(後日談、ことりは多少は寂しがったようですが普段通り楽しく過ごしていたようです。実母に感謝です)入院は突然に…家族で話し合っておこう!ひなちゃんは入院して抗生剤を点滴し、定期的に鼻水を吸ってもらうことでぐんぐん良くなっていきました。2日目には熱も下がり、ぱっちりと目を開けてご機嫌に微笑むようになりました。元気に手足を動かす姿を見て当たり前のことがこんなに尊いのだと思わされました…子どもたちには元気でいてほしいものです。都度処置をしてもらえることと、何より病院にいるという安心感で私の心も休まりました。そして6日目に退院し、姉ことりとも無事再会することができました。みんな、頑張った!!ことりにごほうびのおやつを買って、たくさんたくさん一緒に遊びました。想像不足だったのですが、赤ちゃんは病気に感染しやすく、いつ入院してしまってもおかしくありません。入院のタイミングは突然訪れます。現在里帰り中だったので、不幸中の幸いにも姉のことりちゃんは両親に面倒を見てもらえるので助かりましたが、これが周りに頼れない状況だったら…と思うと肝が冷えます。東京に帰った後、万が一に子どもが入院となった場合、どうするのか家族で相談しておく必要があると思ったできごとでした。
2019年11月27日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。中川マナです。10月に一時帰国したとき、普段のセブに比べて空気が乾燥していることを感じました。これから寒くなっていくにつれ、風邪が流行りはじめますよね。今回は息子が生後6ヶ月のときにRSウイルスにかかってしまったときのお話です。■娘の保育園で流行る「RSウイルス」にヒヤヒヤ当時、息子0才6ヶ月。娘は3才になったばかり。私たちはまだ日本にいて、娘は保育園に通っていました。ちょうど11月頃だったのですが、保育園のお知らせ欄にはRSウイルスの感染者が出ているという張り紙が。気がかりではあるものの、息子を連れての毎日のお迎え。鼻水の出ている子や、咳をしている子を見かけると神経質になりましたが、予防以外にはできることがなく…。そんなある日、娘が風邪をひきました。ドキッとしましたが、微熱程度で、1日お休みしたら回復。よかった~、と安心して保育園に送り出した翌週、息子が発熱します。■気をつけていたものの、やっぱり感染…かかりつけの病院に連れて行くと、診察で呼吸を聞いたのちすぐ検査をしてくれました。風邪かな…?と思ったけれど診断結果は「RSウイルス」。「0才児でRSウイルスにかかると重症化しやすいので、入院も視野に入れて様子を見ましょう」という先生の言葉にショックを受けつつ、その日は病院で吸入を行い薬を処方されて帰宅します。先生から「この月齢は急変することがあって、呼吸器のことは命に関わるから」と連日連れてくるよう言われ、毎日診察に行きました。次の日にはレンタル吸入器を渡され、朝夕に自宅での吸入を指示されました。小型の吸入器は勢いがないため処置に時間がかかり…、嫌がられてまいりました。■目の不自由な夫と3才の娘を残し…息子入院息子はもともと穏やかな赤ちゃんで、RSウイルスにかかってもさほどグズることはありませんでした。しかし、次第に胸とお腹が大きく上下するような呼吸になり…。RSウイルスと言われて3日目、ついにかかりつけの先生に「紹介状を書くのですぐ入院の準備をしてください」と言われてしまいました。夫は目が不自由で、娘は3才になったばかり。実は9月に娘が1週間ほど入院して、そのとき本当に大変だったので、できれば入院は避けたかったのですが…。 ■看護師さんの姿と穏やかな息子に励まされた入院生活病棟の看護婦さんに「あら、今度は赤ちゃんが?」と声をかけられ「また入院になってしまった」と実感が湧いて改めてショック。案内されたベッドは転落防止のために檻のような柵がついています。娘の入院時もそうだったし、安全のためなのですが、この中に入っていないといけない我が子が可哀想で泣けてきます。そんな中、何が救いだったかというと、看護師さんたちの奮闘する姿と、変わらず穏やかな息子。看護師さんの気遣い、プロフェッショナルな仕事ぶりに励まされ、勇気づけられました。息子はというと、1日数回吸入する必要があったのですが、グズることもなく自分で吸入器を口に当ててくれました。赤ちゃんだし最後までずっと持っていてくれるわけではないのですが、その姿を見る度にこちらが励まされました。■多くの人に支えられていると感じた、今回の入院上の子の入院のときもそうでしたが、近隣に頼れる親族のいない我が家にとっては、パパがたよりです。夫の会社はフレックスタイムを導入しており、会社の中でも特に柔軟な働きかたを目指す部署だったのでこういうことが起きても上司を始めチームの人からの理解があり、恵まれていたと思います。パパは目が不自由とはいえ、都会なので食事の買い物などには困ることはありませんでした。スーパーの買い物では3才の娘が活躍してくれたそう。パパは娘とともにタクシーに乗って必要なものを持って病院を訪れ、私が娘と話している間は、病室に行って息子を抱っこして話しかけてくれました。そんな風にパパが私たち家族をサポートできたのも、パパの職場の人たちの理解や、会社の環境があったからこそ。ほかにも保育園の先生が「パパのお迎えが多少遅れる場合は協力できることもあるので、教えて下さいね」と言ってくれたり、友達が娘と夫のために手作りのご飯を持ってきてくれたり、たくさんの人にも支えてもらっていると感じました。また、調べたものの都合がつかず使いませんでしたが、緊急の場合は入園していない子どもも保育園で預かってもらえるサービス、夜間を通じて預かり可能なサービスなど、いろいろな仕組みがあると知る良い機会にもなりました。息子の入院で、母としてしっかりしなきゃと1人で不安を感じていましたが、多方面から支えられていると感じることができ、無事に乗り切ることができました。■現在の息子の様子は…4日間の入院ののち、息子は無事退院。現在の息子はというと…。0歳でRSウィルスにかかると、後々、呼吸器にトラブルを抱えやすくなるそうで、息子も風邪のたびに気管支炎を起こしがちですが、年齢を重ねるにつれ、丈夫になっている印象です!ひょうきん4才児として育ち、セブの人たちからは「ファニーボーイ!」と呼ばれ可愛がられています。それではまた次回!
2019年11月15日オーストリア在住ライターの矢乃さきです。去年の夏、息子が生後6カ月のときに、初めて息子と高速列車に乗ってヨーロッパを旅しました。今回は、そのときの体験から「赤ちゃん連れ海外旅行で驚いたこと」をご紹介します。 おむつ台の位置が高過ぎる!!ドイツのミュンヘンからベルリンまでの移動は、高速列車の子連れファミリー専用シートを予約しました。子連れファミリー専用シートは個室になっており、他のファミリーと相席にはなりますが、運が良ければベビーカーも個室内にたたまずに置けるので、赤ちゃんをベビーカーに乗せたまま移動することができて快適でした。おむつ台は車両によってさまざまで、トイレにある場合もあれば、子連れファミリー専用シートの個室内にある場合もあります。しかし、驚くべきはそのおむつ台の高さ! 身長150cmの私の肩ぐらいの高さのおむつ台もあり、動く車内でのおむつ替えにはかなりの苦戦を強いられました。 ドラッグストアで無料おむつ替え?!ヨーロッパでよく見かけるドラッグストアの“dm”。もちろん、オーストリアにもあり、ベビーフードやベビー用品をよく購入しているのですが…… ドイツ(ベルリン)のdmは、他と少し違いました! なんと、無料でおむつ替えができちゃうのです。店内におむつ替えの台があり、おむつやおしり拭きはもちろん、消毒液や、おむつ台を清潔に使うための使い捨てシートなど、設備も充実。このサービスは、おむつをサイズアップしたいタイミングに、無料でおむつを試すことができるので、サイズの合わないおむつを大量に購入する必要がなく、とても便利なサービスだと思いました。 ベビーカーが巨大!ヨーロッパの街中で見かけるベビーカーは本当に大きいです。特に月齢の低い赤ちゃん用のベビーカーは、ベビーベッドを運んでいるかのような大きさ! 石畳の多いヨーロッパでは、サスペンションがしっかりしたタイヤが太めのベビーカーじゃないと、乗り心地はもちろん、ベビーカーを押す方もスムーズに進まず苦労することに。息子のベビーカーは日本から持参した軽量の小さなものだったので、その後買い換えることに…… 。 子ども連れの海外旅行では、赤ちゃんと一緒だからこそ気づける日本と海外の違いに驚いたり、駅や街中でベビーカー移動を手伝ってくれる人たちのやさしさに触れて感激したりと、大人だけの旅行では経験できないことが盛りだくさんです。驚きも海外旅行の楽しみの一つ。たくさんの経験を息子と一緒にこれからも楽しんでいきたいです。 著者:矢乃さきオーストリア在住の元webメディア編集者。夫・息子との3人暮らし。出産を機に移住した海外での育児経験に基づき、体験談を中心に執筆中。
2019年10月21日わが家の第2子・第3子は、2人とも生後6カ月で保育園に入園しました。ちょうどずりばいを始めたころ、こんなに小さくてかわいい時期に預けてしまうなんて⋯⋯という罪悪感や無念さもありました。きっと別れ際には大泣きするんだろうと覚悟していたのですが⋯⋯!? 第2子は大変だった生後6カ月で入園した第2子のときは、それなりに大変な思いをしました。保育園でなかなか育児用ミルクを飲んでくれず、離乳食も食べず、保育時間がなかなか延ばせませんでした。そのため、慣らし保育に1カ月ほどかかったのです。家から保育園が車で30分ほどかかる距離だったため、家には帰らずショッピングモールなどで時間を潰す日もありました。仕方ないと割り切って気長に付き合っていたので、第3子もきっとそのくらいかかるだろうと思っていました。 第3子も生後6カ月で入園第3子も生後6カ月となり、私は仕事復帰。 第3子誕生とともに引っ越したため、第2子のときとは違う保育園へ入園することになりました。2歳になった第2子も、転園というかたちで一緒に慣らし保育をスタートすることに。泣かれるのかな⋯⋯また慣らし保育に1カ月くらいかかるんだろうな⋯⋯と覚悟していたのですが、ある意味親の想像を裏切る結果となったのです。 帰りたがらないわが子たち預けた瞬間は2歳の第2子は不安そうな顔、でも泣きはしませんでした。生後6カ月の第3子は状況がよくわかっておらず、何の反応もなし。なんとか初日は泣かずに行けたな⋯⋯と安堵しました。 そしてお昼前に迎えに行くと、第2子は「ママなんで来たの? まだここにいたい」と帰りたがらないのです。きっと迎えに行ったら泣いて喜ぶだろう⋯⋯と思っていた第3子は、迎えに行くと楽しそうに遊んでおり、私の顔を見ても特に反応なし! 拍子抜けしたのと同時に、この子たちママのこといらないのか⋯⋯? とちょっと寂しくもなりました。 新しい保育園は、外遊びや季節の遊び、伝統舞踊などをたくさん経験させてくれる園で、わが子たちの性格や好みに合っていたようです。入園から1年が経ちましたが、休みの日でも保育園に行きたがるくらい楽しんでおり、迎えに行ってもなかなか帰りたがらないのが悩みの1つです。でも、おかげで安心して子どもたちを預けることができています。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年10月13日こんにちは、保育士の中田馨です。生後2~3カ月ごろの赤ちゃんは、さらに体がふっくらし、3カ月ごろには生まれたときの約2倍の体重になります。まわりの物に興味関心を持ち、好奇心がグングン育つ時期。 今回は、この時期の赤ちゃんと一緒にできる心を育む遊び方を紹介します。 生後2~3カ月の赤ちゃんの発達生後2~3カ月ごろの赤ちゃんは、手の動かし方がスムーズになってきます。自発的に手が動かせるようになるということはとてもすごいこと! 手を自分の顔の前に持ってきてジーッと見つめたり、体の前で手を合わせたり、手や指を口に入れてしゃぶります。このような行動をすることで、自分の手の存在を確認して自分の体の興味へとつなげます。 生後3カ月ごろになると、首がすわる子も出てきますが、首がすわっていなくても焦ることはありません。首がすわってくると、うつぶせにしたときに自分の力で頭を持ち上げることもできるようになります。 また、感情表現も豊かになり、気に入らないと大泣きしたり、楽しかったら声を出して笑います。まわりの物への関心もあり、赤や青などのはっきりとした色鮮やかなものを目で追ったり、音のする方向を目で確認しようとするようになります。 生後2~3カ月の赤ちゃんと遊ぶときのポイントでは、生後2~3カ月ごろの赤ちゃんと遊ぶときのポイントです。 首がすわっても無理しないそろそろ首がすわってきたかなという赤ちゃんもいますが、抱き上げたり、抱き下ろしたりするときはこれまでと変わらず、丁寧に頭と首のあたりを支えます。大胆に遊びたいところですが、赤ちゃんの体に負担のない範囲の動きにしましょう。 赤ちゃんが心地よい遊びをする生後1~2カ月の記事でもお話ししましたが、「これをしたら発達するんだ!」と思いすぎず、赤ちゃんが心地よく感じる遊びを取り入れます。赤ちゃんの表情を見て、心地よさそうな顔をしていたらそのまま続けてOK。困った顔をしていたら、その遊びが苦手なのかもしれないので無理強いしないようにしましょう。 反応をお互いに楽しむママの表情を見て赤ちゃんが笑い、それを見てママも笑う。赤ちゃんが笑うとママもうれしいですよね。それは赤ちゃんも同じこと。お互いの反応を楽しみ合うことは、コミュニケーションの始まりです。 生後2~3カ月の赤ちゃんとの遊び方この時期に楽しめる、具体的な遊びの方法です。 あんよ体操赤ちゃんの足を優しく持ち、前後にゆっくり動かします。足の裏を合わせたり、クロスさせてみたりして、「むすんでひらいて」「幸せなら手をたたこう」など、リズムのある童謡などに合わせて足を動かしてみましょう。 おてて体操あんよ体操と同じように、赤ちゃんの手を優しく持ち、ゆっくり動かします。手のひらを合わせてみたりして、こちらも童謡に合わせながら動かしてみましょう。 いないいないばあいないいないばあは、この時期だけではなくこの先長く赤ちゃんと遊べる遊びです。大人はなにげなくやっていますが、赤ちゃんとの心の絆を深めるとても素敵な遊びです。「ばあ!」とママが顔を出して赤ちゃんが笑う、これを何度も繰り返しているうちに、手でママが隠れているけれど、必ず現れることが分かり、信頼関係につながるといわれています。ポイントは「ばあ!」と顔を出したときに、赤ちゃんと目を合わせることですよ。この時期はまだ本来の遊び方をするにはちょっと早いので、ママは大げさにわかりやすくやってみて、赤ちゃんが反応を見せたらそれに応えてあげましょう。 ママと一緒に腹ばい赤ちゃんと向かい合いながら、ママも赤ちゃんと一緒に腹ばいの体勢になります。どこに肘を置いたらラクに腹ばいができるかなど、ママも赤ちゃんの気持ちになり、赤ちゃんから見える景色を一緒に楽しみましょう。 遊ぶついでに発達を確かめてみよう遊んでいるときに発見がたくさんあると思います。じっと見つめてくる、ママの声がする方向に目を動かす、よく笑うようになった、腹ばいで頭を持ち上げられるようになってきた、腹ばいを30秒できるようになったなど、毎日触れ合うことで変化が見えてきます。 赤ちゃんが手をなめて何を感じているのか、何を確かめているのか。「今日はこぶしじゃなく指を中心になめているな」「あ、指を発見したんだ!」など観察しながら遊んでみるとまた、一段と赤ちゃんとのふれあいが楽しくなりますよ。 1日1日はそれほど大きな成長があるように見えませんが、1週間、2週間、1カ月と時間が経つにつれて、できることが増えていることに気付きます。小さな成長が積み重なってできるようになっていく、赤ちゃんの成長を楽しんでくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年09月18日私の息子は生後間もないころからうんちがスムーズに出ず、その状態が離乳食の開始以後も続きました。便秘に効くという情報を探しては片っ端から実践しますが、一向に良くならない……半年以上わが子の便秘に試行錯誤した私の体験談をお伝えします。 生後4日目でうんちが出ない息子の便秘が始まったのは、生後4日目からでした。私が入院した総合病院では、赤ちゃんが前回の排泄から24時間経過してもうんちが出ない場合、刺激して出してあげましょうという方針でした。そこで、助産師さんから綿棒にワセリンを塗って、肛門周りを刺激するという方法を教わることに。 退院後も続く便秘退院後も1週間のうち2回は綿棒刺激をしないとうんちが出ないという状態が続きました。1週間健診、1カ月健診でも相談しましたが、「綿棒の刺激で出るのであれば問題ない」と言われるばかりで、特別な処置等がなく、不安が募っていきました。ネットや雑誌で赤ちゃんの便秘解消法について調べ、「ママがオリゴ糖を摂れば母乳を通して赤ちゃんの便秘に効く」「赤ちゃんの足を自転車をこぐときのように動かすマッサージが効く」「果汁を与えると糖分のはたらきで便を出やすくする」など、片っ端から実践してみましたが、思うような効果は出ず……。 離乳食でさらに悪化離乳食が始まって母乳・育児用ミルク以外の食べ物を口にし始めると、状況はさらに悪化。3日から5日間排便がない日が続くこともありました。たまたま自力で出せたときも、うさぎのようなコロコロとした硬いうんち。このままではお尻が切れてしまうのでは? と心配になり、別の小児科で相談することにしたのです。 そこでは、綿棒浣腸での対応は問題なかったけれど、ママがおこなうと遠慮がちになってしまうため効果的におこなえないことがあると先生から説明を受けました。さらに、心配であればうんちを柔らかくする作用のある粉薬を処方すると言っていただけました。 そして、薬を飲み始めてからはほぼ毎日、自然な排泄ができるようになりました! 薬をやめるとまた便秘に戻ってしまうので、定期的に受診しながら薬を飲む生活を続けています。 今振り返ると、薬でこんなに症状が良くなるならもっと早く相談に行けばよかったなと思います。しかし、当時住んでいた地域には近隣に小児科がなく、簡単に相談できなかったこと、大人の便秘薬のように「薬=癖」になってしまうのでは? という不安などが起因して、何とか自力で排泄できるようにしてあげたいとムキになっていました。生後11カ月の現在は、何でも相談できる先生と息子に合った薬のおかげで順調な毎日です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。病院・産院・小児科によって処置・対応の仕方が異なります。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2019年09月05日まだ子どもに授乳をしている時期に私が風邪をひいてしまいましたが、夫にも親にも、誰にも頼ることができない状況でした。子どもを連れての通院にも不安があり、病院へ行かなかったために風邪が悪化してしました。そのときの体験談です。 風邪の自然治癒を目指す子どもが生後6カ月のとき、風邪をひいてしまった私。完母だった私は、おっぱいをあげなくてはならないため、「風邪薬を飲んではいけない」と勝手に思い込んでいました。 さらに、具合の悪くない子どもを連れて病院に行ってしまうと、自分のせいで子どもが風邪をもらってしまうかもしれない! と、子ども連れで病院に行くのは無理だと考えていました。 夫は仕事が忙しく帰りも遅く、近くに子どもを預けられるような人もいなかったため、子どもを預けて自分ひとりだけで病院に行くこともできず……。そのため、子どもが寝ている間、一緒に寝て自然治癒をさせようとしていました。 悪化する風邪しかし、風邪は治るどころか悪化する一方で、最悪のコンディションとなってしまいました。熱が少し下がったと思ったらまた上がり、とそんな状態が2日ほど続きました。子どもと遊んであげることもできず、ギャン泣きされ、家事もできず家の中は荒れ放題……。 これはさすがにまずいと思った私は、妊娠中にかかっていたレディースクリニックに相談してみることに。すると、「授乳中でも飲める薬を処方してあげるからおいで」と言われました。 もっと早く行けばよかったレディースクリニックに行くと、授乳中でも飲める風邪薬を処方してもらうことができました。薬を飲んでからの治りは早く、こんなことなら早めに相談して病院に行けばよかったと後悔しました。 子どものためにと病院に行かなかったことは、逆効果でしかなかったと思います。授乳中でも飲める薬があるということを知ることができてよかったと思うと同時に、自分が風邪をひいてしまうと、子どもにも夫にも迷惑がかかってしまうため、もっと気を付けるようにしようと心に誓いました。 子どもが病院で風邪をもらってしまってはいけないと思っていましたが、それよりも隣に風邪をひいている自分がいることが一番危険だと、あとから気付きました。次からは自分が風邪をひいたときは早めに病院にかかって初期段階で治そうと思っています。そして、子どもとの日々を楽しくしっかり過ごすためにも、ママの健康が一番大事だと実感した体験でした。 著者:堀ちなつ0歳と2歳の姉妹のママ。歯科技工士・歯科助手として歯科関係の仕事を経験。現在は妊娠出産・子育てのジャンルを中心にライター活動をしている。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月30日息子が生後6カ月を過ぎたころのこと。ちょうど気温が下がり、風邪がはやりだすシーズンだったこともあり、「そろそろ母体からの免疫が切れて、風邪をひきやすいかも。室温や湿度をしっかり管理しよう! 」と思っていました。しかしその矢先、私が風邪をひいてしまい、息子にも移してしまったのです。生後6カ月で初めて風邪をひかせてしまったときに、私がとった行動をお伝えします。 症状は鼻水と声枯れ私の風邪が治りかけのころ。遊んでいる息子をふと見ると、鼻水が出て顔がぐっしょり濡れていました。ガーゼでふき取ってあげても、またすぐにズルズル。そして、ぐずって泣いたときの声が枯れており、かすれた感じになっていました。 鼻水だけでもなんとかしてあげようと、市販の鼻水吸引器で吸い出してみたものの、なかなかすべては取りきれず……。ただ、熱は出ておらず機嫌もよかったので、病院に行くべきかどうか迷い、その日は自宅で様子を見ることにしました。 思い切って病院へ行くことに幸いなことに、次の日も息子が発熱することはありませんでした。しかし鼻水も声枯れも依然続いており、放っておいたら悪化してしまうのではないかと心配だったので、大事をとって近所の耳鼻科へ連れていくことに。 先生に診てもらうと、やはり軽い鼻風邪とのこと。喉の奥もチェックしてもらいましたが、そこまで腫れてはいないと言われ、少し安心できました。その後、専用の吸引器で鼻水を吸い出してもらい、シロップ状の薬を2種類処方してもらいました。 結局、熱は出ないまま完治処方された薬を朝夕に飲ませてあげると、2日ほどで声枯れはなくなり、翌日には鼻水もほとんど出なくなりました。赤ちゃんの風邪イコール高熱が出るというイメージだったのでハラハラしましたが、今回の風邪は鼻と喉の症状だけで済んだようです。 「熱が出ていないのに病院に行くのは大げさだろうか?」と、自宅で見守るべきか病院へ行くかで迷いましたが、専門機関で正しい処置をしてもらえたので安心でき、思い切って行ってよかったなと思いました。 今回はわが子が生まれて初めて風邪をひき、「移してしまってごめんね……」「今にも高熱が出るのでは?」と心配で落ち着かない気持ちでいっぱいでした。今回のように症状が軽めの風邪もありますが、これからも心配なことは病院で相談して専門家の指示を仰ごう! と思いました。 著者:粟津愛美一男の母。結婚を機に退職後、半年で妊娠・出産。滋賀県の田舎で初めての子育てを楽しみつつ、自身の体験談を中心に記事を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月23日赤ちゃんと初めて乗る飛行機には、何を準備したらいいのか? どう過ごしたらいいのか? わからないことだらけ……。今回は、生後5カ月で飛行機(国際線)デビューした息子との約12時間におよぶ長時間フライトの経験から、「赤ちゃんを機内で寝かしつけるために知っておきたい3つのこと」をご紹介します。 座席はバシネット席が安心座席は、飛行機の壁にベビーベッド(バシネット)が取り付けられる席を予約しました。 長時間のフライト中、赤ちゃんをずっと膝の上で抱っこし続けるのは想像しただけでかなり大変そうですよね……。わが家はバシネットがあったおかげで、食事のときにパパかママが抱っこをしている必要もなく、息子がバシネットで寝ている間は自分の時間をもつこともできたので、機内でリラックスした時間を過ごすことができました。 バシネットに使われる赤ちゃん用の布団は、機内で配られるブランケットだったり、バシネット専用の布団が用意されていたり、航空会社によってさまざま。わが家は、エアコン対策のため大判のガーゼとベビースリーパーを機内に持ち込みました。 バシネットのある座席は数に限りがあり、予約が必要な場合が多いので、事前に確認をしたほうがよさそうです。 いつもの授乳クッションでリラックスバシネットでスムーズに寝かしつけられるのがベストですが、ベビーベッドに慣れていない息子をバシネットで寝かしつけるのはなかなか難しく、苦戦しました。普段とは違う環境のなか、息子が一番よく眠ってくれたのは、いつもの授乳クッションの上でした。 授乳クッションのおかけで、長時間でも快適に息子を抱っこできたのでかなり重宝しましたが、授乳クッションは荷物になるので機内で配られるブランケットを巻いて代用するのもありかなと思いました。 抱っこひもで気分転換どうしても寝てくれない息子にお手上げ状態になってしまったとき、役に立ったのは抱っこひもでした。抱っこひもで少し歩いて、トイレ前の少し広々としたスペースで外の景色を眺めたり、ストレッチしたりすることで、座席とは違う時間を過ごせたのが私にとっても息子にとっても良い気分転換になりました。 飛行中は、フライトアテンダントさんたちが、離乳食を温めてくれたり、おもちゃを持ってきてくれたりと、息子が長時間のフライトを快適に過ごせるようサポートしてくれました。 息子と初の長時間フライトを経験し、月齢の低い赤ちゃんと一緒に機内で快適に過ごすには、気持ちよく眠れる環境作りが何より大事だと感じました。また、時差ボケや抱っこ疲れを引きずらないよう、パパとママが交代で赤ちゃんの寝かしつけをするなどチームワークを駆使して、お互いが休める時間を作ることも重要だと思いました。 著者:矢乃さきオーストリア在住の元webメディア編集者。夫・息子との3人暮らし。出産を機に移住した海外での育児経験に基づき、体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日ウーマンエキサイトの皆さん、はじめまして!新しく連載をさせていただくことになった、ぱん田ぱん太と申します!現在ドイツで、ドイツ人の夫・クリスとと一緒に2018年バレンタインデー生まれの息子・フリッツ君を育てているアラサー日本人です。私はクリスと結婚し、クリスの両親が一階に住んでいる2世帯住宅の2階に住んでいます。そのため、2階のドアを開けるとすぐ、1階の玄関に続く階段があるのです。当時、フリッツ君は約生後半年。はいはいが上手になり、好奇心旺盛で、家中を探検しているような頃でした。ある日の休日、私たちは家族3人でお買い物に行き、何事も無く帰宅しました。帰りの車中からずっとトイレを我慢していた私は、家に着くや否や、フリッツ君を床に下ろしてトイレに直行しました。フリッツ君が自由に動き回れるようになってからというもの、私たちは常にドアを閉めておくように心がけていました。それなのにこの日は焦っていたからか、なんと階段へと続くドアを開けたままそれに気付かず、トイレに行ってしまったのです。急に1人になったフリッツ君は私の姿を求め、開いたドアから出て行ってしまいました。そんなことも知らず、ようやくトイレに座って用を足そうとした瞬間……階段の方から鈍い音が、そしてその直後にクリスの大きな声が響きました。私はすぐに自分がドアを閉め忘れたことに気付き、大急ぎでトイレを出て、開きっぱなしのドアから階段のところに出ました。頭の中は最悪の想像でいっぱいでした。泣き叫ぶフリッツ君を抱えたクリスが、目を白黒させていました。階段下で買い物袋の整理をしていたクリスは、フリッツ君が階段を降りようとしていることにいち早く気付き、すぐに階段を駆け上ってフリッツ君を受け止めたのです。おかげでフリッツ君は階段を一段だけ滑り落ち、おでこをぶつけただけで済みました。私がトイレの中で聞いた「ドンッ」という鈍い音は、フリッツ君が落ちた音ではなく、慌てたクリスがフリッツ君を受け止めようとした時に体をどこかへぶつけた音でした。もしもクリスが階段下におらず、フリッツ君が転がり落ちていたら?そう思うと怖くなり、私も泣きながらおでこを赤くしたフリッツ君を抱っこして何度も謝りました。これ以来、必要以上にドアが閉まっているか確認するようになり、一度も同じミスはしていません。こんな些細なミスが我が子の命を奪うかもしれない、それを実感させられた出来事でした。
2019年07月02日出産した病院でわが子の1カ月健診を受けたときに、頭頂部付近にある大泉門がほとんど閉じていると小児科の医師から指摘を受けました。それに加えて、全身の緊張が強い傾向にあるとのこと。まさかわが子が1カ月健診で異常が見つかると思っていなかったので、驚き、動揺して頭が真っ白になりました。 1カ月健診で大泉門がほとんど閉じていた個人差はあるものの、通常1歳前後で閉じ始めるといわれる大泉門がわが子はとても小さく、1カ月健診のときにはすでに閉じかけていました。医師の説明によると、大泉門が早くに閉じると頭蓋骨が大きくならず、成長とともに大きくなる脳を圧迫して発達に影響が出てしまう可能性がある、とのことです。 しかし、まだかろうじて大泉門が少し開いているので、少しずつでも頭囲が大きくなっていけば問題はないとのこと。経過観察をしていくことになりました。 かかりつけ医への受診産院では病名は聞いていませんでしたが、家に帰って母子手帳を確認すると、1カ月健診の記録欄に「軽度筋緊張亢進疑い」と書いてありました。どのような状態なのか気になりネットで検索したところ、脳への障害につながる情報が多く、不安でいてもたってもいられなくなった私。上の子が通っているかかりつけ医へ相談に行きました。 そこでは、まだ月齢が小さすぎて今の段階で診断することは難しく、大きい病院で検査してもわからない可能性も高いので、もうしばらく様子を見ましょうと言われました。 市の3カ月健診生後3カ月半のとき、市の3カ月集団健診を受けました。そこで1カ月健診のときに受けた指摘について説明し、筋緊張が強いことなど気になっていることをすべて小児科の医師に相談しました。 先生は丁寧に答えてくれ、診察の結果、大泉門は閉じかけているが、1カ月健診のときよりも頭が大きくなっているとのことでした。また、全身の筋緊張も確かにあるが、1カ月健診のときよりも状態はよく、安心していいとの診断でした。そして、念のため1カ月後に同じ先生に再診してもらえることになりました。 4カ月健診そして3カ月健診の1カ月後、大泉門は閉じていないか、頭は大きくなっているか、筋緊張は和らいでいるか、などを前回と同じ小児科の先生に見てもらいました。 頭は1カ月前よりも1cm大きくなっているので安心していいと言われ、やっとほっとすることができました。筋緊張も前ほどはなくなっていました。筋緊張も、寝ているときと起きてるときとでは多少変わり、月齢が小さいときには判断が難しいため1カ月健診で経過観察になったのだろうとの説明を受けました。今後は月齢とともに頭が大きくなっているか家庭で様子を見ていくようアドバイスをもらいました。 1カ月健診で要観察になり、そこから経過観察の3カ月がとても長く感じました。指摘を受けたときは不安でいっぱいでしたが、生後半年経った今は発達に問題もなく、順調に頭も体も大きくなっています。今も念のため、1~2カ月に1回、市の育児相談で身長・体重と頭囲を測り、様子を見ているところです。子どもを育てていくなかで不安はつきものですが、今後もわが子の成長を喜びながら、楽しく子育てをしていきたいと思います。著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月12日たんこんちは ボロボロゆかい
ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル