私はコロナ禍に第1子となる男の子を出産しました。産後のダメージがあるなか、初めての育児に奮闘する毎日で、自分の身なりを気にする余裕はまったくありませんでした。そんな産後間もない時期に、わが家へ孫の顔を見に来た義母に言われた言葉を今も忘れられないでいます。 産後、慣れない育児でボロボロ産後は悪露が出続け、会陰切開の傷が痛み座るのも立つのもきつい状態でした。また、慣れない授乳で腰と首を痛めたり、抱っこのしすぎで腱鞘炎になり箸を持つのもつらかったりと、体へのダメージは産前に想像をしていたものを遥かに超えていました。 さらに体がボロボロのなか、昼夜問わず何時間も泣き続ける息子をあやしながら授乳やおむつ交換、ミルク作りなど慣れない育児に追われる日々。コロナ禍で里帰り出産はできませんでしたが、夫と2人で息子が無事に育ってくれるようなりふり構わず毎日必死でした。 パジャマ姿で義両親を迎える産後2週間が経ったある日、義両親がわが家に孫を見に来ました。その前日の夜中も息子は何をしても何時間も泣き続け、私は疲労困憊。夫は早朝から息子のお世話を替わってくれ、泣き止まない息子をずっとあやしてくれていました。義両親が朝からくることは覚えていましたが、朝ごはんを食べる気力もない私たちはパジャマ姿のまま義両親を迎えました。 義母が玄関のドアを開けて、私の姿を見るなりギョッとした顔で開口一番「寝てたの……?」と聞いてきたのです。「こんな時間まで寝てたのか」と言われてしまったような気がして、私はさすがにパジャマはまずかったかなと思う反面、息子のお世話で寝る暇すらなかったのに……と悔しいような悲しいような何とも言えない気持ちになりました。 義母の言葉にモヤモヤ……義母は息子をあやしながら夫にあきれた様子で「なんでまだパジャマなの? おじさんみたい。だらしない……」と言ったのです。夫は睡魔に襲われ頭が働いていない様子で義母の言葉は耳に入っていないようでした。義母の発言は夫に向けられたものでしたが、パジャマ姿の私にも同じことを思っていたのだろうと思います。 義母は産後2カ月で職場に復帰し、赤ちゃんを抱っこしながら仕事をしていたようで、昔も今もバリバリ働く方です。子育てと仕事を両立してきた義母からすると、私たちは怠けているように感じたのかもしれません。義両親が来るとわかっていたのにパジャマで出迎えてしまったことは失礼だったなとも思いますが、私たち夫婦は昼夜問わず息子を死なせないように物凄い緊張状態で連日過ごしているのに、そんな言い方しなくても……と私は義母の発言にモヤモヤしました。 1年後、義妹が出産したため義実家にお邪魔すると、義妹はパジャマ姿。義母は義妹のパジャマ姿は容認しているようで、「〇〇ちゃん(義妹)は寝られていないから」という発言には衝撃を受けました。これを反面教師にして、息子のお嫁さんには私と同じような気持ちに絶対させないよう気をつけようと強く感じたのでした。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年11月06日不妊治療に通い、35歳で妊娠! 私は初産が高齢出産だったので、産前産後に不安や悩みがありました。産前は気持ちの面での不安が大きかったのですが、体調は順調。しかし産後は体力の低下を実感したり、出産にともなう体の痛みに苦しんだり、悩むことが多かったです。親友の助言もあり、不妊治療へ通うことに34歳と遅めの結婚だった私。新婚のうちは「まだまだ子どもはいいかな」と考えていましたが、同じ年の親友からの助言もあり、新婚旅行から帰ってきて妊活を意識するように。親友が不妊治療に通って2年後に妊娠した話を聞いて、私も不妊治療専門の病院へ検査に行ってみました。 検査してみると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたので、早めに検査してよかったです。検査後すぐに不妊治療を開始しながら妊活をスタートしました。 高齢出産、出生前診断を迷った結果…不妊治療は仕事と通院の両立が大変で、ラクではありませんでした。それでも不妊治療を開始して8カ月後に妊娠判定が! 妊娠時35歳で、高齢出産ということもあってなのか出生前診断についての説明を受けました。高齢出産になる私は受けたほうがいいか迷うように……。 夫婦で何度も話し合い、どんな結果が出ても産みたいと思ったので出生前診断は受けないと決意。また、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病について、病院で気をつけるよう言われました。私はつわりで脂っぽい物は食べられず、甘い物なら食べられる状態。しかし、食べ過ぎに注意し、味付けや栄養バランスを考え過ごしていました。 私の場合、産前よりも産後がつらかった赤ちゃんが生まれてくるまで不安はあったものの妊娠期間は健康に過ごせていたので、私は産んだあとも順調に過ごせると思っていました。私の場合、帝王切開での出産にはなりましたが、無事元気な女の子を出産! しかし、産後は産前と違い、思ったように動けませんでした。 慣れない赤ちゃんのお世話に加え、脚の付け根やおしりに神経痛が襲い掛かりました。すがる思いで整骨院の産後骨盤矯正に通い、痛みは徐々に消えていくように。産後半年を過ぎると赤ちゃんのお世話のコツも少しずつつかめ、体力も戻ってきて、産後1年で産前のように動けるようになりました。 結婚が遅かったので仕方ないのですが、初産が高齢出産ということで不安が大きかったです。私の場合は、産前よりも産後の体力の低下や足腰・おしりの痛みがつらかったです。同じ年でも元気なママさんもいるので、日頃から運動して体力をつけておくのは大切だと改めて実感しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。 監修/助産師 松田玲子著者:桜井りこ2児の姉妹ママ。不妊治療から流産を経験し妊娠。美容系会社勤務、現在は育児休暇中。整理収納・株、投資信託が趣味。美容・コスメ系と合わせ、自身の体験をもとに、妊娠・子育てに関するライターとしても活動中。
2023年11月06日産後間もない里帰り時期、慣れない赤ちゃんとの生活は幸せな半面、疲れや不安も抱えていました。そんななか、毎日会いにきてくれる夫との会話はとても楽しみでした。家族3人での時間、幸せな気分で過ごせると思っていたのですが……。産前には想像していなかった状況に戸惑い悩んだ私の体験談です。 子どもに夢中な夫。全然目が合わない!初めての出産後、自宅の隣町にある実家に里帰りをしました。夫は仕事が終わると実家に立ち寄り、寝る前に自宅へ戻る生活がスタート。毎日通ってくれる姿に、子どもが本当にかわいいんだなぁ、うれしいなぁと感じていました。 ただ、数日経つうちに私の気持ちは少しずつ曇っていきました。その理由は夫が赤ちゃんに夢中すぎて、私の話を聞くときに上の空なことが増えたから。それだけではなく、赤ちゃんをあやすばかりで話しかけてもまったくこちらを見ず、全然目が合わないのです。 誰か止めて! 新生児に高い高いをする夫気持ちは晴れないけれど、赤ちゃんと夫が一緒にいる姿を見るのはやはりうれしいものでした。そんなある日、夫は赤ちゃんをあやすなかで、両手のひらに赤ちゃんを寝かせた状態でのせ、「高い高ーい!」と腕を伸ばして持ち上げたのです。 生まれて数日の新生児が高く持ち上げられている姿、そして緊張した赤ちゃんの表情を見て私はとても怖くなりました。「やめて!」と言っても夫は「泣いてないし大丈夫よね~」。と赤ちゃんに話しかけすぐにはやめませんでした。 気分は透明人間…私のこと見えてる?赤ちゃんを危険な目に遭わせたり怖い思いをさせたりしたくない!という思いが強まり、私はこれを機に自分の気持ちを夫にじっくり話すことに。 新生児の赤ちゃんには刺激の強い遊びはしない、夫が大丈夫だと感じても私が嫌がることはやめる、そして私の言葉にきちんと耳を傾けるなど、夫にしてほしいことを真剣に伝えました。「私、自分が透明人間になったような気分になったよ」と話すと、夫はやっとハッとした顔をして謝ってくれました。 もしかしたら私も産後すぐで感覚が過敏だったのかな?とも思いますが、自分のことをまるでいないように扱われたという悲しい感覚は今でも忘れられません。ですが、あのときを境に、子育てに関してはママの感覚や直観を大切にしてくれ、夫とはどんなことでも話し合えるようになりました。今では夫は悩みも喜びも共有できる頼もしい存在です。 監修/助産師 松田玲子著者:ときのせともこ7歳と2歳になる5歳差の男の子兄弟のママ。結婚前は、生命保険会社で営業職を3年経験。趣味は子ども服を手作りすることやアルバム作り。年の差兄弟が一緒に楽しく過ごせる遊びを研究中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年11月05日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会ったママからは保険、児童館で知り合ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあいました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間というママ友ができ、そのママ友田中さんの手料理パーティーに招待されたのですが、なんと夫婦2人から勧誘されてしまうという事態が起こりーー。田中さん宅で夫婦2人からの勧誘攻撃をかわしてからの帰り道、ママ友カヨさんの過去の勧誘話を聞かせてもらったすや子さん。手料理の材料費を請求されるなど散々な目に遭いましたが、普段の関わりないからバッサリ断れたとカヨさんは言います。田中さんとは子どもたちの関係もあるため、面と向かって勧誘を断るのは難しくスマホから連絡をすることに。これで一件落着と思いたかったのですがーー。 勧誘なしのお付き合いは無理だったの? ※ブラインド勧誘とは:本来の目的を伝えずに面会の約束を取り付け、勧誘行為を行うこと(訪問販売、マルチ商法など)。 田中さんに、手料理のお礼とおすすめ品の購入ができないことを伝えると、残念がったもののそれ以上は食い下がられず、また遊びましょうと締めくくられていました。ひと安心したのも束の間、田中さんから2人でお茶しないかという連絡が届きます。いつもはカヨさんを入れた3人で会っているのに2人の指定とは何か裏を感じ、カヨさんも誘おうと返すと2人でお話したいとレスが。思い切って、話とは何かを尋ねるとーー。 「すや子さんにおすすめのヘアケアセットがあるんですよ。あと⚪︎⚪︎のセミナーに一緒に行きませんか!?」返信を見てやっぱりと思ったすや子さん。髪の毛はいいトリートメントが見つかり、セミナーも新しく物を買う予定もないと伝えるのですが、セミナーは感動するので1回だけでも聞いてほしいと諦めないので、はっきりさせるためにすや子さんは⚪︎⚪︎抜きで田中さんと付き合いたいとメッセージを送りますが、それ以降の返信はありませんでした。 後日、カヨさんと話すと、同じ内容の連絡が彼女にも届いていて、カヨさんが勧誘でなければ行きますと伝えると、すや子さんの時と同様、既読スルーのままに。田中さんも、そしてこれまですや子さんを勧誘してきた人たちも、悪気はなくただ「自分がいいと思うもの」「良かれと思ってのこと」だったのかもしれません。しかし、最初に友だちを装って近づいてくることや、ブラインド勧誘は悲しいのでやめてほしいと思うすや子さん。何かすすめたいものがある場合は、事前に目的を伝えてほしいと心から思うのでした。 ◇◇◇ 個別でお茶を誘ってきた田中さんに、すや子さんもカヨさんも勧誘のないお付き合いしたいと伝えますが、その後の返信はないというなんとも悲しい結果に。ママ友は子どもの人間関係にも関わってくるので断りづらいと言うすや子さん。田中さんの件はその典型的なパターンと言えますよね。 すや子さんは、勧誘や宗教自体が嫌だと思っているわけではなく、何かを広めるために宣伝やPRは必要だと思っているそう。もし本当に善意ですすめてくれるなら、メールなど断りやすい状況での勧誘や、事前に勧誘が目的だということをきちんと伝えてほしいとのこと。 悲しいのは、友だちだと思っている人から久々に会って実は勧誘だったパターンや、友だちになりたいと近づいてきて真の目的は勧誘だったというパターン。産後でメンタルが落ちている時に親切なふりをして接触してきて勧誘だった時は人間不信になって本当に辛いものです。また、子どもの発達について悩んでいた時に「この話を聞いたら…」「これを買ったら改善する」という親ならではの悩みにつけ込むのも性質が悪いですよね。 すや子さんは、産後うつで家に息子さんと2人きりになることを避けるのと息子さんの発達を促すために、公園や児童館など毎日どこかへお出かけすることでたくさんの人に会う機会があり、その結果勧誘に遭う確率も高かったのではと自ら分析。このマンガでママ友が怖いと思ってしまうかもしれないけれど、大多数は勧誘しない人たちであり、よい出会いもあったのでご心配なくとのこと。マイナスイメージを先行させすぎたり、反対に無防備になりすぎることなく、ママ友とのお付き合いを楽しみ、もし問題になりそうかなと思った際には、まずはパートナーや家族、信頼のおける人たちに相談しつつ、頭の片隅にこのマンガで起きたことに思いを馳せていただければと思います。 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年11月04日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会ったママからは保険、児童館で知り合ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあいました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間というママ友ができ、そのママ友田中さんの手料理パーティーに招待されたのですが、なんと夫婦2人から勧誘されてしまうという事態が起こりーー。ママ友・田中さん宅で手料理をいただきに行って、夫婦2人からのまさかの勧誘を受けたすや子さん。一緒に食事をよばれていたママ友のカヨさんが2人の口撃をかわし、田中さん宅をあとにして、カヨさんが過去の勧誘話をしてくれました。今回の田中さんのように、手料理を食べに来ないかとまだ会って2回目の自分の母と同じ年頃の女性宅へ行き、食事をいただいたあと「はい、千円」とにっこり笑って手を差し出されーー! 関係値がないと断れるけど、子どものことを考えると…… 「材料費、千円」突然のお金の請求にカヨさんが目を丸くしていると、材料費として千円支払えと言うのです。たしかに、この食事が無料だとはひと言も言われませんでしたが、それならば最初に材料費が必要であることを伝えた上で誘ってほしいとモヤモヤが残ります。 仕方なくお金を支払うと、テーブルの前に座るよう促され、田中さんと同じく今回の料理に使った鍋の説明が始まり、ひたすら鍋の講釈を聞かされたカヨさん。このままペースに飲み込まれては危険と、頭痛がすると仮病を使って女性の家からの脱出を試みました。 その女性の時は田中さんのように友だちでもないので、すぐに連絡先をブロックすることはできましたが、今回は子ども同士が仲が良いこともあって、断り方が難しいとカヨさん。田中さんに面と向かってNOは伝えづらいので、すや子さんとカヨさんはスマホからメッセージを送ることに。 まずは今回の手料理についてのお礼を述べ、紹介してもらった商品を買うことはできないときっぱり伝えると、田中さんから残念がりながらもまた遊びましょうというレスがあり、理解してくれたんだとホッとしました。しかし、後日2人でお茶しないかというメッセージが送られてきて動揺するすや子さん。果たしてどういう意図なのでしょうか? ◇◇◇ 会って2回目の女性に手料理の材料費を請求され、そのあとに料理を作った鍋の宣伝をされるという怖い目に遭ったカヨさん。1人でその場面に立ち向かう様子を考えただけでもおそろしいですよね。救いといえば、その女性はつながりがほぼないため、容赦なく関係を断つことはできますが、すや子さん達のように子どもたちが仲が良いと、母親としては無下に断って関係値を悪くすることは避けたいもの。みなさんも、今回のようにママ同士の関係が微妙になった時、どのようなことを意識して関係修復をはかっていますか? 次の話著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年11月03日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会ったママからは保険、児童館で知り合ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあいました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間というママ友ができ、そのママ友田中さんの手料理パーティーに招待されたのですが、なんと夫婦2人から勧誘されてしまうという事態が起こりーー。ママ友の田中さんからは鍋、調理料、洗剤。そして夫からは浄水器とサプリ。手作りの料理に子どもの面倒まで見てらっているーー。そんな状況に追い込まれたすや子さんは、つい買ってもいいかもと思い始めますが、すんでのところで一緒にいたカヨさんが断ち切ってくれました。 「私、勧誘されるの2回目なんです」ママ友の衝撃告白 田中さん宅からの帰り道、すや子さんとカヨさんは勧誘について振り返っていました。すや子さんはこれまで、田中さんの言動で「あれっ?」と思うこともあったものの家に行くまで気づけませんでしたが、カヨさんは違いました。カヨさんはすや子さんにすみませんと謝った後、田中さんはもしかすると勧誘してくる恐れもありそうと薄々勘づいていたようでした。しかし、そうでない可能性もあるため、言い出しづらかったと打ち明けます。すや子さんはカヨさんの察知能力に驚きますが、カヨさんは勧誘に遭うのは2回目だと言い、自身の息子が0歳の頃の話を始めました。 周囲に知り合いもいなくて孤独だったカヨさんは気分転換に息子と出かけた公園で、自分の母親と同じぐらいの年齢の女性に声をかけられました。30分ほど話をしていると、その女性が今度ご飯を食べに来ないかと誘われました。初対面でしたが優しそうな人で、自宅で学習塾の先生をしているということもあり、信用できると思ったカヨさんは女性宅へ行くことに。約束の日に家に行くと豪華な手料理が用意されていて、食べている間は息子を見てくれるという親切さに感動しながら食事をいただいたカヨさん。食後、女性から食器を片付けるように言われて洗っていると、使っている洗剤の良さを熱心に語り始めたところから少し違和感を感じたカヨさん。食器を洗い終わると、洗ってくれてありがとうと女性に言われて、カヨさんも食事のお礼を伝えました。すると、「はい、千円」と女性は手を出してきました。「え?」あまりのことに驚くカヨさん。食事代の請求なのでしょうか? ◇◇◇ 田中さん夫婦の勧誘を回避してくれたカヨさんの1回目の勧誘話の序盤ですが内容は衝撃的でしたね。頼れる人もおらず慣れない育児で孤独だった時に、公園で自分の母と同じぐらいの年齢の女性に優しく話しかけられ、その女性宅で食事をいただいたところ、最後にお金を請求されるという展開。カヨさんはきちんと手土産を持って伺っていますし、誘われた時の流れからお金が発生するとは考えづらいもの。初めての子育てで、ゆっくり食事の時間を取ることもできなかったであろうカヨさんにとって食事中までは天国だったはずですが、その落差に人間不信になりそうですよね。初対面の相手の家に行くか迷ったカヨさん。母と近そうな年齢ということのほかに、自宅で学習塾の先生をしているところが信用したポイントでしたが、この出来事では職業は関係ないと改めて考えさせられますね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年11月02日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)は、生理管理アプリ『ソフィ』に新機能の“妊娠希望モード”を追加し、2023年11月7日10時より順次、配信することをお知らせします。uc_01■“妊娠希望モード”を開発した背景20代後半を迎えた女性の多くは健康への関心が高まり、自分の身体について正確な情報を得たいというニーズが高まります。また「体質や体調を改善したい」と考える方も増える傾向にあります。※1そこで当社は、2021年から生理日管理アプリ『ソフィ』を提供し、これまでに100万人以上※2の方にご利用いただいています。本アプリは、生理日の管理に加えて、体質診断に合わせて生理痛やPMSなど生理に関する情報を提供するなど、女性の生理に関する悩みを包括的にサポートしています。そこでこのたび、『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』の発売に合わせて、生理管理アプリ『ソフィ』に“妊娠希望モード”を追加し、情報提供の品質向上に努めることとしました。具体的には、生理周期や生理開始日を登録することによって、『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』の使用開始に最適な日にちをお知らせする機能を設定することができるようになりました。※1:ユニ・チャーム調べ※2:2023年9月時点※3:妊活に適したタイミングである「排卵時期を含む約6日間」のこと。■“妊娠希望モード”の機能紹介(1) 妊娠する可能性が高い日を予測し、カレンダーに表示します。uc_02(2) 『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』の使用に適した開始日をお知らせします。uc_03(3) 『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』の使用状況や、毎日の体調を細かく記録することが可能です。uc_04(4) 『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』の正しい使い方をご確認いただけます。uc_05(5) ご自身の生活スタイルに適した妊活アドバイスを配信します。■ご案内「ソフィ 妊活からだナビ」Webサイトを開設uc_06「ソフィ 妊活からだナビ」サイトを、2023年10月2日に開設しました。妊娠に関する基礎知識から食事、運動、医療、ライフスタイルまで、妊活に必要な情報を提供しています。また、パートナーと実践できる身体づくりやライフスタイルの改善方法といった日常生活のヒントなどを掲載しています。『ソフィ 妊活タイミング※3をチェックできるおりものシート』や『ソフィ』アプリの“妊娠希望モード”を活用いただくことで、パートナーと適した妊活をお始めいただけるようにサポートします。サイトURL: ■生理管理アプリ『ソフィ』に“妊娠希望モード”を追加することで貢献する「SDGs 17の目標」この商品は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記に貢献すると当社では考えています。3. すべての人に健康と福祉を 4. 質の高い教育をみんなに5. ジェンダー平等を実現しよう 12. つくる責任 つかう責任これからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー社員数 :グループ合計16,206名(2022年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売≪消費者の方のお問い合わせ先≫ユニ・チャーム株式会社 お客様相談センターTEL:0120-423-001 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月02日2020年12月、第2子の妊娠が判明した白井くまさんは、さっそく2人目を出産する病院を探し始めます。1人目の出産経験から、無痛分娩をおこなっていて、おいしいごはんを出してくれる産院で2人目を出産すると決めていました。候補が2つほど挙がったのですが、そのうちの1つ、Aクリニックを選ぶことに。すぐに予約を入れて病院を受診し、計画無痛分娩を選択します。入院日当日は手続きを済ませ必要な検査を受けました。次に内診を受けると、先生から「バルーンを入れよう」と提案をされます。さっそくバルーンを入れるのですが、それから1時間ほど経過すると、白井さんは生理痛のピーク時のような痛みを感じ始めていました。その後、無痛の注射を打ち終わり、30分ほど経つとまったく痛みがなくなっていたのですが、様子を見に来た先生の指示で、陣痛促進剤を追加することに。その後はすぐにズゥゥゥンとした痛みに襲われ、白井さんは必死に痛みに耐え続けていました。それから1時間後、出産はクライマックスに! 呼吸法を繰り返し、力を入れてからの力を抜いたタイミングで、赤ちゃんが取り上げられると、助産師さんや先生たちからは歓声が! そして、「おめでとう」とみんなから祝福されたのでした。 家族に出産の報告を済ませて一段落すると、すっかりおなかはペコペコに。ちょうど夕飯の案内が入り、ごはんを食べ始めるのですが……? 空腹時に食べる夕飯は最高においしくて… この日の夕飯は、鮭のムニエルと肉豆腐でした。 いただきますをして食べ始める白井さん。 ひと口食べると、そのおいしさに思わず感動してしまいます。 きれいに夕飯を完食し、今度は病室へ移動することに。 「ここがお部屋です」 そう言って案内されたのは、バストイレ別の個室でした。 (広々きれい~!) 心の中で感激する白井さん。 「そうしましたら、また明日10時に赤ちゃん連れて来るね」 助産師さんがそう言ってお部屋を去ったあと、突然お姉さんからビデオ通話がかかってきました。 白井さんの姿をひと目見た瞬間、お姉さんから「何してんの?」とひと言。 「パックだが?」 「ホテルかよ」 お姉さんの突っ込みに対し、白井さんは即答したのでした。 部屋を見た瞬間、キラキラと目を輝かせていた白井さん。おいしいごはんを出してくれてきれいな個室までそろっているとは、素晴らしい環境だと思いました。こちらのクリニックではママと赤ちゃんそれぞれが別々で泊まれるのですが、産後のママにとっては自分の体を休めることに専念できるのはかなりうれしいポイントですよね。白井さんも出産後の体をゆっくり休めてほしいです。監修/助産師 松田玲子著者:マンガ家・イラストレーター 白井くま
2023年11月02日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会って2回目で結婚式に呼んでくれたママからは保険、育児の悩みを話すお話会で出会ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあいました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間というママ友ができ、そのママ友田中さんの手料理パーティーに招待されたのですがーー。豪華な料理でもてなされ、さらに手作りのデザートをいただきつつお茶をしていると、今日の料理はこの鍋で作ったと目を輝かせて説明を始める田中さん。ここから勧誘地獄の幕開けに……。調味料に洗剤とおすすめ商品の説明が延々と続き、洗剤に至っては実演も始まり苦笑いを浮かべるすや子さんですがーー。 何も買わないのも悪いし、1個だけならいいかも? まずは買ってみないかと言われ、困ったすや子さんは今カツカツだと答えますが、今なら会員価格で買えるし、分割もできるのでとりあえず購入をと張りついた笑顔で返され言葉を失います。 時刻はもう夕方4時を回っていました。時間を突破口に帰ろうとしますが、なおもうちで夕飯を食べていかないかと食い下がられます。そこへ子守りをしてくれていた田中さんの夫がやってきてひと言。 「お水、飲まれました?」爽やかな笑顔を浮かべ、浄水器の水をコップに注ぎーー。そこからは田中さんの夫によるこの浄水器がいかに素晴らしいかの訴求タイム。やっと田中さんの勧誘をかわせたと思ってほっとしていたのに、まさかの逆戻り。浄水器だけでは終わらず、サプリの説明にも突入。 勧誘を受け続け、判断力が低下したすや子さんが、サプリの値段を聞いてみるととても高額。どう答えるべきか迷っていると、カヨさんが夫が怒っていることを理由にこの場を強行突破。すや子さんもそれに乗じて一緒に帰宅の途につけたのでした。 ◇◇◇ 一難去ってまた一難。田中さんの勧誘攻撃に困りながらもなんとか回避できたと思ったら、まさかの田中さんの夫からも勧誘を受けることになったすや子さん。田中さんの夫の話術の巧みさも去ることながら、料理のもてなしや子どもを見てもらっていることから何かを返さなければという心理が働いて、「高いけど製品自体はいいし……」と断るよりも買う理由を考え始めていました。この心理はわかる気がしますよね。今回はカヨさんがいたことで辛くも切り抜けられてよかったですよね。 次の話著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年11月01日私と夫の両親は遠方に住み、かつ仕事もしているので、子育ての支援をお願いすることは難しい状況でした。そのため、私は産後ワンオペ育児が待っていると覚悟していましたが、夫の会社に妊娠報告をすると、産後に夫が週3日の休みをとることが認められたのです! この配慮に喜んだでいたのですが、予想外の事態に発展し……。現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。 友だちもうらやむ私の子育て環境夫の仕事は週休2日ですが、その休みにも急な仕事が入ることが頻繁にあり、残業も当たり前。慢性的に人手不足で、激務な職場でした。そのような職場のため、育児休暇をとる人はいません。それでも当時の夫の上司は育児に理解があり、現実的に長期休暇は難しいものの、優先的に休みをとる許可をくださいました。 そして私が出産した後の3カ月間、夫は週3日の休みをとることが認められたのです。先輩のママ友にそのことを話すと、「うらやましい! うちは仕事ばかりで育児には無関心。その上司も理解ある人でよかったね!」と言われました。 こんなに恵まれた環境なのに現実は…産後、私は夫と協力して子育てができると期待していました。ところがいざ休みの日になると、夫は朝10時ごろまで寝ています。起きたらのんびり顔を洗ってゆっくりと朝食を済ませ、朝寝をしている子どもの横に寝転がりスマホをいじっています。夫はそのまま寝落ちして、子どもが起きても気づきません。夕方のお風呂は夫の担当ですが、子どもと一緒に入るだけです。お風呂の準備や入浴後に子どもの体にクリームを塗ったり、育児用ミルクをあげたりするのはすべて私の担当でした。そのころ、夫はのんびりと湯船に浸かっているのです。家事もほぼ何もしません。同じ家に夫がいるのに、私はひとりで子育てをしている感覚でした。 「俺は育児をやっている!」夫の言い分最初は「夫も仕事で疲れているんだろう」と思っていましたが、休みの日すべてをマイペースに過ごす夫にモヤモヤがたまっていました。1カ月ほど経ったとき、夫へ「もっと協力してほしい」と伝えました。すると夫は「お風呂は俺がやっている! 俺は母乳が出るわけじゃない。これ以上求められても困る」と言い、自分は十分に育児をしている気でいたのです。私は「それでは足りない! 毎日することがどれだけあると思ってるの!」と、あまりの夫の言い分に強く言い返してしまい、喧嘩になりました。それから何度も話し合いましたが、夫自身が「自分は育児ができている」という感覚が抜けず、話は平行線のままでした。 夫が週3日休んでいた3カ月間はあっという間に過ぎ、その間、私はすぐ隣に夫がいるのにほぼひとりで子育てをしていたのです。子どもは現在4歳。子どもの成長と共に私自身も子育てに余裕が出てきて、今は“孤育て”を感じることは減りました。いくら環境が整っていても、夫の子育てに対する理解や、協力をしてもらわなければ孤育てになってしまう、ということを身をもって感じました。 イラストレーター/ライコミ 著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2023年10月30日夫は子どもが生まれてから、初めこそ私の体を気づかってくれ、家事や育児に協力的でした。そんなやさしい夫に私はとても感謝していましたが、子どもが成長するにつれだんだん協力してくれなくなり、そのうち「仕事が忙しい」と言って家事と育児のほとんどを私任せにするようになったのです……。 最初は協力的だった夫私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産しました。産後1カ月間、夫はごはんを作ってくれたり洗濯に掃除、息子のお世話もしてくれたりと、仕事もしながらとても協力してくれました。 夫と一緒に育児をして、つらいこともうれしいことも息子の成長を分かち合えたことにとても感謝したのを覚えています。しかし、1カ月健診が終わり床上げをしてから、夫は徐々に家事育児に消極的になったのです……。 「仕事が忙しい!」逆ギレする夫夫は息子がおしっこをしたときはおむつを替えてくれても、うんちのときは絶対におむつを替えようとしてくれなくなりました。さらに、子育てに協力どころか、自分自身のことも自分でしなくなりました。 ごみをごみ箱に捨てたかったのだろう痕跡はありましたが、ごみ箱には入らず、周りにごみが散乱。脱いだ物は洗濯カゴに入れず、リビングに脱ぎっぱなし。夫はどんどんだらしなくなっていきました。 夫に注意すると「仕事が忙しいから仕方ないだろ! わかってくれよ」と逆ギレされる始末。産後、夫に家事・育児をとても協力してもらったことは事実で、仕事が大変なこともわかっていたので、今度は私が頑張らねばと思い、よほどのことがない限り夫の行動を注意することをしなくなりました。 寝かしつけから戻ると……私が夫に何も言わなくなってから、夫はほとんどの家事と育児に協力してくれなくなりました。そんな日々が続いたある日、いつものように息子を寝かしつけてリビングへ戻ると、夫はいつものようにソファの上で寝転んでスマホをいじっていました。 リビングには息子のおもちゃが散乱していて、夫の脱ぎっぱなしの服やごみ箱の周りには夫が鼻をかんだティッシュが散乱、テーブルの上には夫が食べ終わった晩ごはんのお皿がそのままと家の中はぐちゃぐちゃ。私はまだ自分の晩ごはんすら食べることができていませんでした。 ついにキレる! 夫の反応は日頃、不満をため込んでいたことと、おなかが空いていたこともあり、ついに私の怒りが爆発! 「いい加減、少しは協力して! 仕事が忙しいのは理解しているけど、私も在宅仕事が残っているからこれからやらないといけないし、部屋の片付け、洗い物、洗濯、明日のごはんの準備、夜泣きの対応がある! 私が寝かしつけている間、自分の洗濯物やごみ捨て、お皿を台所に持って行くぐらいしてよ! あなたと違って私は24時間体制で動いている! 忙しいのはお互いさま!」と言葉が止まらなくなってしまい、夫に怒りをぶつけました。 私が注意するといつも逆ギレしてきた夫は「ごめん……。俺が甘えすぎていた。これからは協力する」とあっさり私に謝罪。反省してくれたようで、翌日私が息子を寝かしつけてリビングへ戻ると、おもちゃや晩ごはんのお皿、ごみや夫の洗濯物はきれいに片付けられていました。 しばらく経つと夫はまた服を脱ぎっぱなしにしたり、ごみ箱にごみを捨てていなかったりと、だらしないところが100%直ったわけではありません。しかし、以前のように私が何も言わなくとも、お皿を洗ってくれたり息子の面倒を見てくれたりと変わらず協力してくれるようになりました。 著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年10月30日私の周りには「産後はなかなか体重が戻らない」と悩んでいるママ友が何人もいます。そんな中、私が悩んでいるのは“産後痩せ”です。なかなか体重が増えないという悩みをママ友に打ち明けると……。ママ友の言葉に、解決のヒントが!?もともと少食である私は、妊娠前から臨月までの体重が+7kgほどで、医師からは「しっかり食べておなかの赤ちゃんに栄養を送ってね!」と言われていました。そして出産後、ちゃんと食べているつもりですが、私の体重はどんどん減っていきました。産後1年経過した今、妊娠前よりも2kgほど減った状態です。 瘦せ型の私は育児に必要な体力がなく、子どもの相手を満足にしてあげられないこともあり、本当に悩んでいます。インターネットで体重が増えやすい食べ物を調べたり、増量のためのサプリメントはないか探したりしましたが、なかなか健康的に体重を増やす方法を見つけられずにいました。 その悩みをママ友に打ち明けたところ、「えー! ぜいたくな悩みー!」と笑われました。しかし、そのママ友から大きなヒントとなる言葉もあったのです。それは、「あなたは食べている量が明らかに少ないよ!」ということでした。 たしかに、成人女性が摂取すべきカロリーなどをしっかりと考えたことはありませんでした。調べてみると、30歳から49歳の女性で1日2,050kcalが必要なエネルギーということが判明(※)。当時の私は、ほぼ育児用ミルク+離乳食という状況でしたが、妊娠中や授乳中の場合は、さらに付加量が必要なようです。(※)推定エネルギー必要量は、年齢・性別・身体活動レベルや、妊婦・授乳婦であるかによって異なります。 私の普段の食事を計算すると、1,800kcalほどの摂取量であることがわかりました。そこで、どうやって摂取カロリーを増やすかを考えることに。私はカロリーの低い物ばかりを食べていたわけではなく、一度にたくさんの量が食べられない体質。そのため、3食の食事とは別に、10時ごろにおにぎりを食べたり、15時ごろに子どもと一緒におやつを食べたりするようにしました。まだ始めたばかりですが、体重減少を防ぐことができています。 “産後痩せ”は私にとって切実な悩みです。悩みを人から共感されないことは悲しい気持ちになります。しかし、それでただ「悲しい」と思って終わるのではなく、そんな中でも人の意見に耳を傾けることが大切だと感じました。自分では気づけなかったことが、誰かに話すことで、解決の糸口を見つけられるかもしれないからです。 参考:厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2020年版)』 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ななぎ著者:海原えめ
2023年10月28日めぐみは、男の子・ゆうきを出産。夫のてっぺいは、2人を見て絶対に幸せにするのだと意気込んでいました。話はさかのぼって妊娠中のころのこと、めぐみとてっぺいがベビー用品を下見している最中、大学時代の同級生・さえとバッタリ会いました。すると、育児ストレスがたまったさえは夫の愚痴を連発。さえと別れると、てっぺいはそんなさえのことを、「変わっちゃったね」と、体型や性格をバカにしました。さらには「世の中には綺麗な母親もいっぱいいる。あれじゃ旦那さんがかわいそうだよ」と言い捨て、めぐみは呆然……。めぐみからてっぺいへの不安が募っていた矢先、家にめぐみの母親が遊びにきました。母親は、めぐみの家系の女性は昔から大人しくて相手に自分の思いをハッキリ言えないタイプだからと、めぐみがてっぺいへの不満をため込んでいるのではないかと懸念している様子。そして、めぐみは母親が祖母から譲り受けたというネックレスを渡されました。 それから出産後、めぐみがゆうきと2人で過ごしていると義母から電話が。これから孫に会うために家に来ると言うのです。突然の状況に戸惑うめぐみでしたが、なんと義母は――!? これは、自分を押し殺して自分に取り憑かれてしまった女性の話です。これは…夢…? ゆうきを出産後。夜寝ていると、突然不気味な夢を見ためぐみ。 その夢はなんと、恐ろしい姿の自分が「コイツガ ホントウニ チチオヤ二 ナレルト オモウカ?」とてっぺいに襲いかかるというものでした。 冷や汗を垂らして夢からさめためぐみは、泣いているゆうきに授乳をします。 そして翌朝、会社から戻ったらゆうきをお風呂に入れるのだと張り切るてっぺい。てっぺいの父親としての行動に不安を感じていためぐみでしたが、これから良いパパになるに違いないと一安心します。 ゆうきに授乳をしていると、義母から電話が。ゆうきを寝かしつけて義母からの電話に出ると、これから孫に会うために家に来ると言い出したのです。めぐみが混乱していると、突然チャイムが鳴りました。 インターホンのモニターを確認すると、「待ちきれなくてきちゃったわよ」と言う義母の姿が映っていたのです……! 家に上がってくると、インターホンの音に驚いて泣き出してしまったゆうきを見ながら、「泣いちゃってますねぇ、ばあばですよ♡」と孫をあやす義母。 義母の孫をあやす姿を微笑ましく見ているめぐみがいる一方で、心の中では、もう一人のめぐみが「てめぇのチャイムで起きたんだろぉが」と怒り狂っていたのでした。 ◇◇◇ めぐみさんの事情はお構いなしで、突然自宅に押しかけてきたお義母さん。めぐみさんが寝かしつけをしたゆうきくんは、お義母さんが鳴らしたインターホンの音で起きてしまった様子。孫の姿を早く見たいというお義母さんの気持ちもわかります。けれども、事前に確認をするなど、めぐみさんの状況への配慮は必要ですよね。楽しみがあると浮かれてしまうことは誰しもあると思いますが、そんなときこそ周囲への配慮は忘れないよう心がけたいですね。>>次の話バラシ屋トシヤさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター バラシ屋トシヤ
2023年10月26日2人目を出産後、しばらく美容院に行けていませんでした。授乳の間隔があくようになったので数時間であれば外出できそうだなと思い、夫に相談。子守を任せて出かけたときの出来事です。 子ども2人を夫に預けて美容院へ…2人目を出産後、しばらく美容院に行けておらず……。授乳間隔があくようになり、美容院に行きたいと主人に相談。ミルクもあるので大丈夫と言われ、美容院と久々のひとりランチを楽しみました。 4時間ほど子ども2人を主人に預け、帰ってすぐに「4時間くらい余裕だな。俺ってイクメンかな?」と言ってきました。イクメンという言葉も気になりましたが、4時間くらいでドヤ顔をされ、思わずイラッとしてしまいました……。 ◇ ◇ ◇ 子どもの機嫌がいいとき、悪いとき。いろんな日がありますが、親は毎日悩みつつ工夫しながら育児をしていますよね。少し面倒をみた程度で楽勝感を出されるとイラッとしてしまうのも分かります……。うれしいことも大変なことも、夫婦で共有して並走しながら子育てを楽しみたいですね。 作画/森田家著者:山口かな2児の母。現在はパート事務で働きながら家事や育児を頑張っている。
2023年10月25日私と夫は第1子の出産前までは仲が良いほうだったのですが、産後、私はよく耳にする「夫に触られるのが嫌」という問題に直面しました。この問題によって夫との距離感が難しくなり……。 お互い直面すると思わなかった問題私と夫はとても仲が良く、産後までは夫に触られるのが嫌になる日がくるなんて思ってもいなかったのです。しかし、産後は見事に「触られたくない」と思うように。 特に私が洗い物をしているときに、夫はよくちょっかいを出してくるのですが、嫌すぎて顔にも態度にも「嫌」を出してしまいました。そのときの夫の表情は忘れられません。私が夫に対してひどい態度をとるのが初めてだったこともあり、びっくりしたような、悲しそうな顔でした。それからの夫は、私の顔色をうかがうように……。 このままではダメだ! 気持ちを伝えると…ふと、夫との間に距離ができていることに気づいた私。もともと私たち夫婦は、お互いに思ったことをぶつけるタイプだったので、「このままではダメだ!」と思い、話し合うことに。 「娘を産んでから、家事をしているときにちょっかいを出されるとイラッとするの……」と、あえて「触られるのが嫌」とは言わずに「イラッとする」と伝えました。すると夫は「そうだったんだね。普通に寂しかったわ」と言い、理解してくれました。それから夫は状況を考えてくれるようになり、触られる回数が減ったことで自然と私も我慢できるように。気づけば、産後1年後くらいには、夫に触れられるのが嫌ではなくなっていました。 2人目の出産以降は、夫も気をつかってくれるようになったので、産後でも「夫に触れられるのが嫌!」という感情にはなりませんでした。具体的には、夫は産後すぐに私に触れることを避け、私が精神的に落ち着いてきたときぐらいから、状況を考えてスキンシップをとってくれていました。現在4人の子どもがいますが、夫婦仲良しです。 夫婦になり、子どもができると乗り越えなければならない壁がたくさん出てきます。「夫に触られるのが嫌」というのも1つの試練でした。言い方は考えなければならないですが、自分の気持ちを伝えること、お互いに歩み寄ることで私は乗り越えることができました。これからも伝えあい、寄り添いあって夫婦で頑張っていきたいです。 監修/助産師 松田玲子著者:松谷 えりなイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年10月23日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。結婚式と新婚旅行を無事に終え、新婚生活開始後すぐに妊娠していることが判明します。つわりや体重管理、長い陣痛に苦戦したさやけんさんでしたが、無事に出産を終え2人夫婦から3人家族になりました。無事に退院をしたさやけんさんは産後養生のため1カ月間実家に帰省します。しかし、けむりんは仕事のため、ひとり自宅に残り週末だけ通うことになり……。夫婦で一緒に育児をスタートできなかったさやけんさん。初めての育児に不安なうえに産後の回復していない体で奮闘する中、さやけんさんの心境に少しずつ変化が……!?変わるのは母親だけ? 週末だけしか会えないこの状況で、自分の趣味を優先すると言う夫にさやけんさんは耳を疑い、子どもが生まれて生活が変わったのは自分だけと感じてしまいました。 しかし、言葉は無くとも、感情をむき出しにしてしまっているさやけんさんを察し、けむりんは趣味を諦めて会いに来てくれたのです。 自分が感情を態度に出してしまったことでけむりんに無理をさせてしまった……と落ち込むさやけんさん。 その結果、ひとりで無理をして抱え込んでしまう我慢体質が復活してしまったのでした。 赤ちゃんのお世話につきっきりになる新生児期は、自分の時間はつくれず寝る時間さえ十分にとれないという方も多いのではないでしょうか? しかし、今後の育児を円滑に進めていくためにも夫婦で話し合い、抱えている不安や状況など共有した方がいいでしょう。 出産や育児はひとりで頑張るものではないので、支え合って大変な時期を乗り越えてほしいですね。>>次の話著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年10月22日産後、義実家の行事に参加することになったママ。義実家の特有の雰囲気に苦労したエピソードをご紹介します。 産後すぐの義実家の集まりで…出産してから3カ月ぐらいのとき、義実家にとある行事があったため行くことになりました。帝王切開をしていたので3カ月経っても完璧に体が戻っているわけではなく不安だったのですが、夫も「ゆっくりしてて大丈夫だよ」と言ってくれ、行くことにしました。 しかし、義実家の行事は親戚の人や近所の方などがたくさん呼ばれていて、私は動かざるを得なく、お酒を持ったり料理を運んだりと重労働もしなければならないように。手伝った私はかなり痛かった傷口が余計に痛くなってしまい、帰ってきてから寝込むはめになってしまいました。義母からはまったく私の体を気を使うということはなく「ほら!もっと早く動きなさい!」と言われ、夫も助けてくれませんでした。 とはいえ、私も少し認識が甘かったと思います。 義母にきちんと「まだ体が治ってないので今回は行けません」と言うべきでした。今回のことで夫も助けてくれないとわかり「自分がしっかりしなきゃな」と思いました。 作画/きょこ 著者:加藤 京子1児のママ。現在は記事の執筆などで生計を立ている。
2023年10月22日私は現在、4歳と2歳の甘えん坊男児を子育て中です。長男が1歳半のときに、第二子を妊娠しました。すると、それまで長男を溺愛していた義母が一変! おなかの子がまたもや男の子だとわかると、衝撃的な言葉を発したのです……。 第一子の妊娠判明時は大喜び義母とは結婚前から仲良くしており、夫がいない日も義実家にお邪魔してごはんをいただく仲でした。第一子を妊娠したときもすぐ義母に報告し、とっても大喜び。男の子だと判明すると、泣いて喜んでくれたのです。長男を出産後、義母はいろいろサポートしてくれただけでなく、遊びに来るたびに長男に服やおもちゃもプレゼントしてくれました。 長男もそんな義母が大好きで、よく懐いていました。私自身、長男をかわいがってくれる義母が大好きで、とても慕っていました。しかし次男の妊娠がわかると、これまでやさしかった義母が一変したのです。 第二子も男の子だとわかると…次男を妊娠したのは、まだ長男が2歳になる前です。今回も、義母にはすぐに報告。そしておなかの子が男の子だと判明すると、衝撃的な言葉を放ちました。「2人も男の子なんてかわいそう。女の子を産まないと失格よ。次こそ女の子をお願いね」。 これまでやさしかった義母に、そんなことを言われるとは思っていなかった私はビックリ。私がいくら「こればっかりはわからないよ」と言っても、義母は「次は絶対女の子よ」の一点張り。義母の“次こそ女の子攻撃”は、次男を出産したあとも続いたのです。 次男出産後も続く義母の攻撃長男のときは、初節句や誕生日などたくさんお祝いをしてくれていた義母ですが、次男出産後、ぱたりとなくなりました。そして会うたびに「次は女の子ね。男の子だけはかわいそうよ。3人目はいつの予定?」と聞いてくるように。 義母の女の子攻撃にとても落ち込み、だんだん男の子のママはかわいそうなのかもと私まで思うようになりました。そしてついには産み分けについて調べるようになっていったのです。 僕ってかわいそうなの?会うたびに「男の子でかわいそうね~」という義母。するとついに長男が、「僕ってかわいそうなの?」と私に聞いてきたのです。そこで、私は我に返りました。長男も次男も私にとってかけがえのない宝物です。 性別なんて関係なく、かわいくてかわいくて仕方がないのです。知らず知らずのうちに長男が傷ついてしまっていたことに気付きました。それからは義母の女の子攻撃にははっきりと、「息子たちはとってもかわいいので、性別は関係ないよ」と伝えています。 当時は義母の発言を真に受け落ち込みましたが、現在では「こんなにかわいいのに何がかわいそうなの?」とはっきり伝えています。実際に息子たちは甘えん坊でとってもかわいいのです。次男が2歳になった今、長男と戦いごっこをしている光景は微笑ましく、同性を産んでよかったなと思うようになりました。 著者:橋木唯子年中と2歳の甘えん坊男児のママです。ファミリーキャンプが趣味で、キャンプに行けない日は自宅で庭キャンにはまっています。ノマドワーカーに憧れてライターへの道に。現在、子育てと美容医療ジャンルの記事を執筆中です。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2023年10月22日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。結婚式と新婚旅行を無事に終え、新婚生活開始後すぐに妊娠していることが判明します。つわりや体重管理、そして長い陣痛に苦戦したさやけんさん。つい癖で陣痛時に我慢をし過ぎてお産が進まなくなる場面もありましたが、助産師さんの助言により無事に出産を終え2人夫婦から3人家族になりました。育児が始まったさやけんさん。初めての育児と産後の体に戸惑うさやけんさんですが……。慣れない育児の不安と産後の痛み 初めての育児に苦戦しながらも懸命に頑張っていたさやけんさんですが、産後の激痛に悩まされることとなりました。 産後の1カ月は実家に帰省しましたが昼間は息子と2人。けむりんも一緒に実家で過ごすと思っていましたが、「通勤が遠くなる」と週末のみ通うと言われてしまいます。 完治しない産後の痛み、初めての育児で寝不足の日々が続く中「ひとりでゆっくり過ごしたいやろうから。」と、けむりんを気遣う母親の言葉にひっかかってしまうさやけんさん。 不安を抱えながらも夫婦で育児をスタートできず、頼らずに頑張るのが当たり前になっていきました。 出産を終えて安心したのも束の間、次は休む間もない育児がスタートです。産後の帰省は母子のみで父親は離れて生活するというケースは多いのではないでしょうか。 まだ回復していない産後の体での育児は容易ではなく、さらに休む間もなく寝不足の日々……。 里帰り期間が終了したら夫婦で助け合って育児のスタートがきれるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年10月21日夫との子どもに恵まれた私。里帰り出産のため、実家のある北海道に帰りました。それなのに義母から「赤ちゃんを私たちに預けて遊び呆けるなんて最低だ」と連絡が来たのです。いったい何がどうなっているのか私は混乱しました……。第一子の出産のため、実家の北海道に帰った私。無事に娘を出産し、穏やかに過ごしていたのですが、そこに突然義母から連絡が来て――? 母親失格!?突然連絡をよこした義母。なぜか「あなたは母親失格よ!」「こんなクソ嫁をもらって本当に恥ずかしいわ!」と怒っていました。理由も分からないまま、怒られ続けた私。義母は頭に血がのぼっているようで、話になりません。 ひとしきり怒られた後、私は夫に連絡を取りました。義母から言われた暴言を夫に伝えると、「母さんも早く孫に会いたくて仕方ないんだよ」「ストレスが溜まってて、八つ当たりしちゃったんじゃない?」との返事。 夫が「母さんは俺がなだめておくからさ」と言うので、義母のことは夫に任せることにしました。 この子は誰の子?1週間後――。 再び、義母から怒りの連絡が。 「新生児を義実家に預けて遊びまわるなんて最低よ!」「あなたは母親失格!恥ずかしいぐらいのクズ嫁よ!」「今、娘と実家にいますが…」「え?」 義母によると、私の産後の体調が悪いことを理由に、夫が突然「緊急事態だから預かって」と新生児を押し付けてきたそう。 しかし、しばらく経っても迎えに来ないため、しびれを切らした義母は夫を問い詰めたと言います。すると、夫は「嫁は妊娠中我慢していたからしばらく遊びたいらしい」と答えたのだとか。 そもそも、義母に預けられた新生児が生まれたのは先月だそう。しかし、私の娘は予定日通り、2週間前に産まれたばかり。夫は義母への出産報告もろくにせず、義母にも私にも嘘を重ねていたのです。 混乱している義母との連絡をいったん切り、私は夫に連絡を取りました。しかし、なかなか電話に出てくれません。 翌日――。 ようやく連絡が取れ、軽く問い詰めると「バレたか……」と白状した夫。実は、私に隠れて夫は浮気をしていたのです。その浮気相手がこっそり夫の子どもを出産し、先月「がんばって産んだから、あとの育児はよろしく」と言って夫に子どもを押し付けてきたのだと言います。 浮気されていたことも、娘と同い年の子どもを作ったことも許せませんが、私を出産後遊びまわっている最低な母親に仕立て上げたことにも腹が立ちました。 「今度どうするつもりなの?」と聞くと、「俺なりに必死に考えたんだけど……。その子も一緒に育ててくれないか?同じぐらいに産まれたし、双子ってことで!」と、とんでもないことを言い出した夫。 私の両親には誠心誠意土下座して、最悪の場合はお金で解決する算段を立てていたよう。とりあえず周りの人をごまかせればいいという、夫の浅ましくて愚かな考えを聞いて、私は呆れかえってしまいました。 馬鹿息子はいらない娘と一緒に隠し子を育ててほしいという夫の要求は、とてものめるものではありません。私が離婚を切り出すと、夫は「母親になったんだから、子どものことを優先しろ!」「浮気相手の子どももお前が育てたら、全部円満解決なんだ!」と私を叱り始めました。 「アンタとの離婚が一番の円満解決よ!」「アホなこと言ってないで、早く離婚してあげなさい!馬鹿息子が!」 私の代わりに言い返してくれたのは、義母。今朝一番の飛行機で、東京から北海道に来てくれたのです。浮気相手の子どもはお隣さんに預けてきたそう。 北海道まで来て、ようやく本当の孫に会えたと喜ぶ義母。そんな義母の様子に、夫は「預かってもらっていた子だって、俺の血が流れているのは変わりないんだし、母さんの孫じゃないか!」と憤慨します。しかし義母は、自分と嫁を騙し自分勝手な言い分を押し付ける夫に激怒! さらに、義母は「アンタには旦那でいる資格も、父親である資格もないわ!」「今すぐ離婚してあげなさい!」と続けました。離婚は嫌だとしぶる夫に、義母は「じゃあ渡した出産祝いの300万円、今すぐ一括で私に返しなさい!」と追撃。 私は知らなかったのですが、義母は出産祝いとして夫に300万円を渡していたのです。しかし、夫は浮気相手に200万円を手切れ金として渡し、残りの100万円は自分で使ってしまったそう。 「返せないなら縁を切る!遺産はすべて孫に譲るわ!」「離婚するか、貯金300万円と親を失うか、どっちがいいか選ばせてあげる!」と言う義母の剣幕に恐れをなした夫は、「今すぐ離婚届をもらってきます!」とようやく離婚に承諾してくれたのでした。 2週間後――。 元夫から、泣きの連絡が入りました。義母に浮気相手との子どもを預けるたびに、時給2,000円でシッター代を請求されているそう。保育園を調べてくれと頼んだら、追加で10万円を請求されたそうです。 「お前といたらシッター代も払わなくて済むし、家事もやってもらえるから、家族に戻ろう」と言う元夫。今度は私を便利な家政婦代わりにしようとでも思ったのでしょうか。しかし、私はとうに新たな仕事を見つけ、娘と2人で十分生きていけるだけの収入を得ています。 「私はもうあなたと家族になりたくないわ、お互いシンママ、シンパパとしてがんばろうね!」とあえて明るく伝えて、元夫の連絡先をブロックしました。 義母は浮気相手との子どもには罪はないと、実際には愛情を注ぎ、かわいがっている様子。ただ元夫に対してはシッター代に加えて、同居の生活費用も請求しているそうです。義母は定期的に北海道へ来て、私の娘とも遊んでくれています。育児の相談にも快くのってくれるので、頼れる先輩ママとして尊敬しています。 人気マンガをまとめて読む>>著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年10月19日義母は、身長が私とほぼ同じです。そんな義母に、妊娠前から「ごはんちゃんと食べてるの?」、妊娠中には「もっと食べなきゃ!」「産後は、痩せてると育児できないよ」と、会うたびに体重のことを指摘され、嫌な気分になりました。「義母と、親しくしたいけれど、嫌なことは嫌だ」と正直に私の気持ちを夫に伝え、義母との良好な関係性を築けるように義母と私の間に入ってもらいました。私の体重を気にする義母……義母は、身長150cm、40kg前後の私に「体重何kgくらいあるの?」と会うたびに聞いてきます。ごはんはしっかり食べているし、保育士をしているのでよく体を動かすこともあり、さらに体質も関係しているのか私は太ることができません。 義母は妊娠前・妊娠判明直後、産後も私に体重を聞いてきましたが、それが大きなストレス。保育士をしていることもあり、子育てをしていくだけの体力はしっかりあると思っていました。産後、子どもを見にきたときの義母からのひと言目は「何kg増えたの?」でした。 体重で決めつけられるのが苦痛妊娠中のことです。安定期に入り、義実家にも妊娠したことを報告しました。すると、「私は、産後痩せちゃって子どもをお風呂に入れられなかったのよ。だから太ったほうがいいのよ!」と、痩せていると子どもを支えられないと、義母は決めつけてきました。 義母は、過去の自分の経験から心配しているのだと思いますが、考えを押し付けられているように感じました。「最低でも42kgはないと、子育てしていけないよ!」と具体的な数字まで出してきましたが、体重や体調は人それぞれ。妊娠中は、義母に会うのが嫌になってしまいました。 我慢できず、夫に打ち明けた結果せっかくのうれしい出来事の妊娠・出産なのに、体重のことばかり気にする義母に、私は会いたくなくなってしまいました。夫に「私は、義母に体重を指摘されることがすごく嫌だ。仕事では保育士をしているし、痩せているけれど子育てはちゃんとできるよ!」と義母に対する怒りをぶつけました。 夫は、そのことを義母にそれとなく伝えてくれたようで、息子が1歳になった今でも時々言われますが、子育てを楽しむ心の余裕ができたこともあり、以前ほど気にならなくなりました。 義母との関係を悪化させたくなく、体重の指摘、義母の経験を押し付けられることを我慢していました。体力や体重は人それぞれという考え方はない義母。我慢しすぎず、もっと早く夫に伝えればよかったなと思いました。息子が生まれ、義母と会う回数が増えました。良好な関係を築いていくために、私が我慢すればいいと考えていましたが、夫に頼ることもときには大切であると実感しました。 著者:白田 よう保育士として働いていたが、出産を機に退職。やんちゃな男の子を育てながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2023年10月19日初めてのコロナ禍での出産。出産予定のクリニックには売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつだけ。面会も制限されていたので、買い物を頼むこともできず……。想定外の入院生活で、準備不足だったことを後悔したお話です。コロナ禍での初めての妊娠・出産2022年に第3子となる次男を出産しました。第1子は14年前、第2子は4年前の出産だったので、新型コロナウイルスが流行し出してからは初めての妊娠・出産です。私が出産したのはクリニックで、院内に売店やコンビニがなく、飲み物の自動販売機がひとつあるだけでした。 産後の入院中、面会ができるのは同居の夫か実母のみと決まっていました。私の母は別居なので面会の対象外、夫も仕事があるので入院中の面会は難しいとのことで、下着やパジャマ、タオル類は多めに持って行きました。 母乳をあげているせいか、すさまじい空腹感入院バッグにはペットボトル数本と、小腹が空いたときにつまめるように小分けになったバームクーヘンを入れて持って行きました。そして、無事に次男を出産し、そこから5泊の入院生活がスタート。翌日から母子同室になり、母乳推奨のクリニックだったので育児用ミルクはあまり足さず、母乳が出るように頻回授乳で頑張りました。 母乳は大した量が出てないはずなのに、すぐに襲ってくる空腹感。持って行ったバームクーヘンは2日で食べきってしまい、面会や差し入れもなかったので、空腹感に耐えながら残りの日数を過ごしました。 もっとお菓子を持ってくればよかった夜中の授乳がスムーズに終わって次男も寝てくれて、眠れるチャンスだというのにおなかが空いて眠れない……なんて日もありました。こんなことなら、お菓子をもっとたくさん持ってくればよかった……と後悔。 上の子たちのときはコロナ禍での出産ではなかったので、面会や差し入れを自由にしてもらえ、総合病院だったので院内にコンビニがあり、おなかが空いても自分で食料調達できたのです。今回は面会制限があったので、着替えは多めにと準備しましたが、差し入れもしてもらえないということをすっかり頭から抜けていました。 下着やパジャマ、スリッパやティッシュなどの必要最低限の入院準備は整っていたものの、母乳をあげているとこんなにおなかが空く、という点は盲点でした。もし次回も同じようにコロナ禍での出産をし、面会制限があるような状況だったら、お菓子や軽食も忘れずに準備しようと心に誓いました。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年10月19日これは、私が第2子を出産後にセックスレスになり、その後解消するまでのお話です。子どもは3人欲しいと思っていたものの、体力も気力もなく、夫とセックスする気になれない。育児は私任せなのに、体を求めてくる夫にイライラしていたのですが……。寝不足で心身ともに疲弊……第2子出産後、完母で育てていたため、夜は頻回授乳で常に寝不足。上の子は小学生だったので、どんなに寝不足でも毎朝6時半には起きて上の子の朝食を準備し、玄関で見送りをしていました。 夫はシフト制の勤務だったため、昼からの勤務や夜勤もあったのですが、そういった勤務のときも当然のように朝は起きてこなかったのです。夫が休みの日でも昼間に私の仮眠時間をくれるわけでもなく、寝不足で心身ともに疲れていました。 セックスを拒否する理由を伝えることにそんな状況でも体を求めてくる夫に嫌気がさし、「育児はしないのにセックスはするんだ」と思いながらも、夫自身になぜセックスレスになっているのか自分で考えてほしいと思い、理由は伝えずに拒否していました。ですが、私がもともと3人目を希望していたこともあり、セックスレスを解消したい気持ちもあったのです。 ある日、いつものように体を触ってきた夫を拒否すると、悲しそうにしていた夫。このままではいけないと思い、「寝不足でしんどいし、朝に子どもたちの面倒を見ない人と、そんなことする気になれない」と伝えました。 理由を知って変わった夫夫は「ごめんね。夜も何回も起きてくれてるのに、朝から2人の面倒見てしんどいよね」と言い、セックスレスの理由についてわかってくれたようでした。それからというもの、夜はたまに起きて、下の子が授乳しても寝ないときは抱っこを代わってくれたり、朝も子どもが起きる前に起きて朝食を作ってくれたりするようになりました。 セックスレスの理由を伝えたあと、夫から積極的に体を求めてくることはありませんでしたが、私の寝不足が解消されてから自然と1年弱でセックスレスも解消。不満は自分の中で溜めずに、伝えることが大切だと思いました。 私は、寝不足と夫が育児に対して非協力的なことが理由で、セックスレスになってしまいました。セックスレスの理由がわかっていない夫に、勇気を出して私の不満を伝えた結果、育児をちゃんと分担してくれるようになったのでうれしかったです。そして私の心にも体力にも余裕ができたことで、セックスレス解消となったこともよかったと思いました。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年10月18日初めての出産を控え、いつ生まれるんだろうとドキドキの毎日。しかし、正期産の時期を前に頻繁に起こるおなかの張りにより、医師に自宅安静を言い渡されました。そして妊娠36週に生まれてしまい、早産だった息子に対し、人一倍気を遣って過ごしていたころのお話です。2,200gで生まれた息子おなかの中ですくすくと育っていく息子。愛しくて仕方がなく、エコー写真を見ては「早く会いたいなあ」と思っていました。しかし妊娠後期から頻繁におなかが張るようになり、妊娠35週には出血もあったため、医師から自宅安静の指示が。 結局妊娠36週に早産児として生まれた息子は、体重2,200g程度の低出生体重児でした。息子が生まれた直後から助産師さんや担当の医師が、慌ただしくしていたのを覚えています。 罪悪感からひとりで無理をしていた毎日周りの子と比べるのはよくないと思いつつも、小さい息子を抱っこしては、正期産の時期に産めなかった自分を責め、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 退院後、ネットで早産児は病気にかかりやすかったり、発達が遅れたりするかもしれないリスクがあるという情報を目にした私は、「この子を大きくできるのは私だけだ、病気にかからないようにしなければ」という気持ちに。 常に健康状態を気にしたり、授乳回数を増やしたりと自分だけで毎日頑張っていました。しかし産後のボロボロな体と、夜間授乳などでの寝不足も重なって、そのころの私は心身ともに疲れ果てていました。 元気に成長していく息子に私は……夫や友だちから少し頑張りすぎだと言われても聞く耳を持たなかった私。一方で息子は生後3カ月のころには首もすわり、体もぽっちゃりと赤ちゃんらしくなってきて、あやしたりするとよく笑うようになりました。そして生後6カ月にもなると寝返りや、ひとりで座ることもできるように。 そんな成長する息子の姿を見て、私は早産児だろうとこの子はこの子なりにちゃんと成長しているじゃないか、とだんだん思うようになったのです。それからは、周りの助けも借りて、ひとりで無理をするのをやめるようになりました。 現在では、息子も背は少し小さいものの、元気な幼稚園児になりました。今だからこそ言えることですが、早産児だからと母親が責任を感じ頑張りすぎるのではなく、もっと子どもの成長を信じて育児をすればよかったと思います。これからもこの子なりの成長を見守って、一緒に成長していきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年10月17日息子が1歳半のときのこと、初めて経験する大変な育児に限界を感じ、心身の不調をきたし始めた私。そんなときに差し伸べられた救いの手は、子育てが苦しかった私にとって大きな心の支えとなりました。他人のやさしさに感謝感激した体験談を紹介します。大変過ぎた初めての育児息子は生まれてすぐから睡眠時間が短く、起きている時間はずっと泣いている子でした。1歳半を過ぎても状況は変わらず、さらには離乳食も順調に進まなかったため、育児は大変になる一方。 なかなか寝ない息子に付き添う私は常に寝不足、しょっちゅう泣く息子をあやし続け、離乳食にも神経をすり減らす生活で、心身ともに疲れ果てていたと思います。やがて私は無気力や物忘れ、食欲不振の症状が出始め、日々の家事もこなせなくなりました。 心配した夫が呼んだ救世主私の現状に危機感を抱いた夫は、息子を遊びに行かせたことのある子育て応援拠点施設に電話で相談しました。すると電話の2日後には、子育て応援拠点から50代くらいの女性スタッフさんが自宅にかけつけてくださり、私のつらい気持ちを聞くだけでなく、夕飯の用意や掃除の手伝いまでしてくださったのです。 また、その子育て応援拠点では一時預かり保育もおこなっていたため、すぐに緊急枠での一時預かり保育を手配してもらえました。私が感謝の気持ちを伝えると、「子育てはまだまだ先が長いのよ。楽しく子育てをするためにも、人に頼って息抜きしなきゃダメ。まずは少しでも睡眠を取ろう! 私たちがいつでも力になるから、なんでも相談してね」とスタッフさんに言われ、私は張り詰めていた緊張の糸が切れて大号泣してしまいました。 子育て応援拠点のスタッフさんのやさしさと支援に救われ、私は子育てが苦しい時期でもなんとか気持ちを前向きに保つことができました。心身ともに私を支えてくださった子育て応援拠点のスタッフさんには、本当に感謝しています。 ※産後3~10日のママが発症する「マタニティブルーズ」は産褥期の生理的な現象で、症状は産後2週間ほどで自然に治まると言われていますが、マタニティブルーズが悪化し、産後うつ病に移行するケースも少なくありません。産後うつ病の予防には早期対策が重要です。気になる症状や育児に関する不安がある場合は、早めに医師に相談しましょう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/ミロチ著者:佐藤 葉月
2023年10月15日第2子を出産したときのお話です。出産予定日の11日前。朝起きるとおしるしがあり、おなかの張りと痛みがあったので急きょ病院へ。母と上の子と一緒に車で病院へ向かったのですが、そのとき何気なく言った上の子の発言に衝撃を受けた体験談です。予定日の11日前におしるしが!妊娠38週3日のときのことです。前の日の夜中に上の子(当時3歳)が嘔吐をしてしまい、朝には落ち着きましたが、私はまったく寝ていない状態で朝を迎えました。そして、朝トイレに行くと「おしるし」が! 第二子を妊娠してから、まったく抱っこしていなかった上の子を抱っこしたからかも……と焦りました。 おしるしは上の子のときにはなかったので、「ついに!」と思ったものの、もうそろそろという目安なだけで、「おしるしがあってから出産まで1週間かかる場合もある」という情報をネットで見てしまったので、仕事に行く夫に軽い気持ちで「妊婦姿見納めかも〜」なんて伝えていました。 妊婦健診のあとにおなかの張りを感じ始めて……その日はちょうど妊婦健診があり、母に送迎してもらう予定だったので、保育園をお休みにした上の子を小児科に連れて行き、そのまま妊婦健診へ。 11時の時点で子宮口は1cm。2人目なので、「痛みがあったら早く来てね」と言われ帰宅しました。帰る車の中、なんとなくおなかが張って定期的な痛みはあるなぁと、陣痛アプリを使ってみると、すでに3~4分! いやいや、まだわからない……そう思いつつも不安だったので、念のため母にはしばらく自宅で一緒に待機してもらい様子を見ていました。 しかし痛みは引かず、15時30分に病院へ電話。すると、「入院セットを持ってきてください」と言われたので、急いで病院へ出発しました。 上の子の予言が的中!?病院に向かう車の中で、上の子に「何時に生まれるかねぇ?」と何気なく質問したところ、「ろくじ!」と言われました。ちなみに当時、上の子はまだ時間のことは理解できていません。私は、「18時ならあと2時間か〜。それくらいなら耐えられるわ。がんばってくるねー!」と言って別れました。 助産師さんにそのやりとりを伝えると、「子どもの言うことは意外と当たるよ」と言われましたが、「もしこれが朝の6時だったら結構キツイなぁ」なんて思っていました。そして、陣痛室に入ったのが17時30分。すると助産師さんが、経産婦だから早め早めにと言って、子宮口が7~8cmになったところで早々に分娩室へ。 分娩室に入ってからいつまで経ってもいきんでいいと言ってもらえず、いきみ逃しをしているはずが……何とそのままスルッと誕生! そのとき17時52分。まさかの上の子の予言が的中してビックリでした! 出産後、本人に「生まれる時間当たったよー!」と伝えたのですが、言った本人は無反応(笑)。 産後、複数の助産師さんから「小さい子どもの言うことは当たるから!」と言われました。あんまり信じてはいなかった、上の子が言った下の子の誕生した時間。出産直後に時間を聞いて、とても不思議な気持ちになったのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ミルク3歳、0歳の2児の母。ただいま育休中。
2023年10月14日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会って2回目で結婚式に呼んでくれたママからは保険、育児の悩みを話して聞くお話会で出会ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあうという出会いもありました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間という2人のママ友ができ、1人のママから料理教室に誘われてーー。子ども同士の公園の遊び相手というつながりからママ友になった田中さんとカヨさん。田中さんからのお誘いで彼女の手料理パーティーにカヨさんと子連れ参加すると、豪華な料理とデザートでもてなされ、ゆっくりお茶でもしてくださいと夫が子どもの面倒を見てくれることに。至れり尽くせりの歓待でしたが、手作りデザートを鍋で作ったという説明から雲行きが怪しくなり、これは勧誘かも?という流れにたじろぐすや子さんですが……! 気まずい関係になりたくないけど、どうすればいい? 鍋のプレゼンが終わったかと思いきや、次は調味料の話に移り、醤油の素材や質が良いことを弾丸のようにまくし立てる田中さん。知人でなければ今すぐ断って帰るところですが、子ども達が仲がよくママ友という関係性から波風を立てたくはないし、田中さんの手料理をいただいて子どもの遊び相手までしてもらっている状態です。 「あっ、この前言ってた洗剤も紹介しますね!!」断りづらい状況にすや子さんが苦悩していると、田中さんがおすすめの洗剤を持ってくると上機嫌で準備に入りました。その隙にこれは勧誘ではとカヨさんに耳打ちして、お互い買う気がないことを確認、時間になったらご飯の準備と伝えて帰ることにしようとしました。 準備ができた田中さんは、今度はおすすめの洗剤がどれだけ市販のものより優れているかを説明。すや子さんの息子が鼻血を出してその汚れ落としが大変だったことにふれ、田中さんのおすすめ洗剤を使ってみないかと提案されます。すや子さんが使っている市販の洗剤の名前を挙げてやんわり断ろうと試みますが、市販の商品を微妙とあっさり否定され……。 今なら洗剤が会員価格で買えるとカタログを抱えて田中さんはにっこり。さっきの鍋も安く買えると言いますが、すや子さんにとっては会員価格でも高いと思える金額です。さまざまな思いが交錯するなか、「今カツカツで・・・」と安くはない値段について抵抗してみますが、分割もできるし合わなければ返品すればいいので、まずは購入をと畳みかけてきます。絶対に引くわけには行きませんが、どうなるのでしょうか? ◇◇◇ いきいきと洗剤の実演をしている田中さんを見て、すや子さんは実の姉が高校生の頃に同級生からダンボール1箱分のサプリを買わされていたことを思い出していました。当時は姉が50万円もするサプリをなぜ買ったのか信じられないと思っていましたが、買うハメになった流れや姉の気持ちが今になってみるとよくわかったすや子さん。その場にいなかった第三者からすると、勧誘を受け入れて商品を買わされている人の気持ちは分かりませんが、当事者になってみて初めて苦悩の末に勧誘を受け入れざるを得ない状況に陥ったことがわかるのでした。これは勧誘以外にも言えることかもしれません。みなさんにも心当たりがあるのではないでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月12日第3子の妊娠中、おなかの子に先天性の疾患があることがわかり、帝王切開で出産することが決まりました。もともと里帰りではなく、産後は義母にきてもらう予定でしたが、今回は帝王切開なので入院が9日間。自然分娩のときと比べると4日ほど長いうえ、しかも産後は生まれた赤ちゃんの治療もありバタバタすることが予想されていました。義母や上の子たちが大変な思いをしないためにはどうしたらいいのか、私は悩んでいました。今までと違う入院中の生活上の子たちを産んだ病院は家から車で10分ほどの場所だったので義母や上の子たちは毎日お見舞いにきてくれていて、義母や上の子たちが困っていることを聞けたので都度対応できました。 しかし今回は家から車で1時間近くかかる場所、さらにこども病院なので感染症予防の観点から病棟への立ち入りが制限されており、上の子たちは病棟に入ることができません。つまり大人が2人以上いるときしかお見舞いにこられないので、夫が仕事の休みのときにしか義母と会うことができないのです。 義母の心配事入院中、義母が困っても即座に対応することは難しかったので、私は前もって義母に心配なことがないか電話で聞いてみました。いろいろと話し、伝えられることはその場で伝えましたが、義母は特に「子どもウケする献立作り」と「子どもが体調を崩したときの対応」に不安を持っているようです。 こういったことは非常に複雑で、電話で教えたところで、すべて記憶してもらうのは難しいもの。そこで私は「上の子たちの説明書」を作ることにしました。 上の子たちの説明書ノートを1冊用意し、上の子たちの普段の1日の流れから書き始めました。食事についてはあまり細かいことを書きすぎると義母が大変だと思ったので、「好きな物、嫌いな物」と「食べる量の目安」や「各自の食器」だけにしました。 体調不良時の対応については「病院に行く目安」や「かかりつけの病院」だけでなく、「常備薬や体温計、保険証等の場所」も書くようにしました。その他、「トイレの対応」や「DVDプレーヤーの使い方」など詳しく書いていき、それぞれ項目にインデックスをつけて、「上の子たちの説明書」の出来上がりです。 忙しい入院中に大活躍張り切りすぎたかなとも思いましたが、結論から言うと「上の子たちの説明書」は大活躍でした。産後すぐ、生まれた赤ちゃんは容体が急変して手術となり生死を危ぶむ状況が続いていたので、私はとても日常の困りごとに対応できる状態ではなかったのです。 何度か家族全員でお見舞いに来てくれましたが、病棟を離れられる時間は限られていましたし、上の子たちも場の雰囲気を察してか機嫌が悪く、とてもゆっくり相談にのることができる状態ではありませんでした。義母からも「あれのおかげで連絡が取れなくても不安がなかった」と絶賛されました。 今回のことで、子どもたちに関する情報を記録し、共有しておくことの大切さを思い知りました。今は特に子どもたちと離れる予定はないのですが、何か起こってからでは準備が間に合わないので、このとき作った「子どもたちの説明書」を常にアップデートしながら備えておこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2023年10月12日妊娠中は1人で過ごすことが多かった、すやすや子さん。住んでいる場所には知り合いもおらず、夫は出張がち。出産したら話せるママ友がほしいと思っていましたが、産後はメンタルが落ちることも。育児教室で出会って2回目で結婚式に呼んでくれたママからは保険、育児の悩みを話して聞くお話会で出会ったママからは宗教、それぞれ勧誘にあうという出会いもありました。一方で、気を遣いすぎることなく一緒に旅行をしたり、同じ悩みや考えを持ち何でも話せたりして、産後に子ども抜きの付き合いができる「友だち」もできました。そして今、近所の公園で子ども同士が遊び仲間という2人のママ友ができ、1人のママから料理教室に誘われてーー。食の意識が高い田中さんから料理教室や勉強会に誘われて断っていたすや子さん。いつもの公園で子どもたちを遊ばせていると、田中さんが手作りのにんじんケーキを食べさせてくれ、次は自宅で昼ご飯を食べに来ないかと誘ってくれたのでカヨさん親子とお邪魔することに。田中さんから「よかったら家族で来て」という連絡が届き、夫に相談するとその日は出張がありNG。また勧誘なのではとフラグを立ててきましたが、まさかと笑いあっていました。 当日、カヨさんと田中さんの家に向かう道中で、カヨさんも田中さんから料理教室に誘われていたことが判明。「あれって普通の料理教室なのかな」という意味深な発言が気になりますがーー。 料理に美味しいデザート。子どもの面倒まで見てくれたけどーー 田中さんの家に着くと、豪華な手料理の数々が並び、田中さんの夫もいて2人を歓迎してくれました。田中さん一家と、カヨさん親子とすや子さん親子。和やかに食事が進み、美味しい料理にすや子さんの顔もほころびます。食後のデザートまで準備があって、まるでお店のような歓待ぶりです。 デザートは大人だけでゆっくり食べましょうと田中さん。田中さんの夫が子どもを見ると言い出して、すや子さんたちは驚きます。夫は「たまには3人でゆっくりお茶してください!」とキラキラ笑顔を振りまき、子ども3人の遊び相手を務めるその対応力の高さにさらに驚くカヨさんとすや子さん。 田中さんが出してくれたデザートは鍋で作ったチーズケーキで、すや子さんが料理上手な田中さんを褒めると、今日の料理は全部簡単だと言い、「この鍋があれば誰でも美味しい料理が作れるんですっ!!」 そこから田中さんのお鍋の特徴の説明が始まります。一気に表情が固まるすや子さんでしたが、「ワァ・・・すごぉい」と相づちしぼり出すと、さらにこの鍋が〜と子どものためにもこの鍋が適しているというプレゼンが続き、「産後のママ達にピッタリなお鍋なんですよ〜」という言葉で締められました。またしてもの勧誘にすや子さんは動揺を隠せず、カヨさんは無表情です。さて、この後どうなるのでしょうか? ◇◇◇ 田中さん家のおもてなしは、豪華な料理だけでなくデザートまで手作りという凝りようでまるでお店のようなもてなしにびっくり。ティータイムをゆっくり楽しむために田中さんの夫が子どもたちの面倒まで見てくれて、至れり尽くせりだと思っていたら……。まさかのと言うべきか、やはりと言うべきか、すや子さんの夫の心配が的中する流れに。ただ、2人の夫も参加する可能性もあったはずなので、その時はどう対応したのだろうという気もしますが、今のところはキッチン用品の勧誘が始まりそうな気配。今回はカヨさんもいるので一方的な言いくるめは回避できそうな気がします。無事に断れるといいですよね。次の話著者:マンガ家・イラストレーター すやすや子
2023年10月11日義母は明るくて、世話好きな人。義母に妊娠を報告すると、喜びのあまりその場で泣き崩れ「おばあちゃんにしてくれてありがとう!」と大興奮したほどです。しかし、息子を出産後、義母は徐々に非常識な言動をするようになって……。 赤ちゃんとの感動のご対面!のはずが… 無事に息子を出産した私。里帰りしていたので、退院日は夫が迎えに来てくれて、一緒に実家へ帰る予定でした。しかし、到着した車のドアを開けると後部座席に義母が……! 「ごめん、どうしても来たいって聞かなくて……」と夫も困っています。私は夫と子どもの初対面の感動が薄れてしまった気がしてモヤモヤしてしまいました。 そして、義母だけ帰すわけにもいかず、そのまま私の実家へ。義母が来たことに私の両親はびっくり。「お義母さんが行くなら、私たちも行きたかったな」と母にぼそっと言われ、申し訳ない気持ちになりました。 義母は実家に上がるやいなや、あいさつもそこそこに息子を抱っこしたがります。「まだ夫も抱っこしていないので」と言うと、「ほら! 早く抱いて! あなたが抱かないと私は抱いちゃだめだって!」と夫を急かす始末です。その言い方にイラッとしましたが、夫が息子を初めて抱っこする場面だったので、ぐっと我慢。初めて息子を抱っこし、感動して泣く夫を見て、私も涙が出ました。しかしすぐに夫から無理やり息子を奪った義母。私は我慢できず「もういい加減にしてください!」とブチ切れました。「孫が生まれて喜んでくれるのはうれしいですが、私たちの気持ちは無視ですか?」と泣きそうになりながら訴えたのです。 夫もご立腹の様子。すかさず、私の父が「子どもたちが親になっていく姿や孫が成長していく姿を、一緒に見守りませんか?」とその場でフォローしてくれました。反省した様子の義母は、私たちに謝り大人しく自宅へ帰ることに。その後、夫と話し合って、私の気持ちが落ち着くまで、義母とは当面の間会わないことを決めました。 3カ月後、息子も連れて義実家へ。義母は反省したようで、改めて謝罪してくれました。私も「あのときは言い過ぎました」と謝罪し、義母への態度を反省。 それからの義母は、私たちの意見を聞いて動いてくれるようになったので安心しています。当時の私は産後間もなくて精神的に不安定だったのかもしれません。気持ちをいったん整理するためには、ある程度の時間が必要だと感じた出来事です。 作画/Pappayappa著者:高橋くるみ
2023年10月11日こどもと見つけた小さな発見日誌
育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん