陣痛の痛みはどのくらい? 兆候や時間、間隔など心配ごとを事前チェック。また、経産婦と初産の陣痛の差などもお伝えします。 (3/31)
第1子を出産してから13年……いまだに出産直後の記念撮影のことで後悔しています。無事に出産を終えたら、立ち会ってくれた夫と出産を頑張った私、そして生まれたてのほやほやの赤ちゃんの3人で写真を撮りたいと妊娠中から考えていました。それが、まさかの結果に終わってしまったお話です。妊娠中から決めていた、初めての家族写真第1子を妊娠時、初めての出産ということもあり、陣痛中はどんなサポートをしてほしいか、どんな音楽をかけてほしいか、出産したらしてほしいことは何か、などバースプランは念入りに考えることに。 私は立ち会い出産の予定で、赤ちゃんが無事に生まれたら夫と私と赤ちゃんの3人で初めての家族写真を撮りたいと思っていました。そのことも助産師さんに伝え、バースプランにも記載していました。夫も賛成してくれ、当時はフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)だったので、デジカメも用意して準備していたのです。 いよいよ陣痛が来た! 立ち会いもできそう!妊娠39週3日の21時ごろ、陣痛が始まりました。ちょうど夫も仕事から帰宅したタイミングで、立ち会いもできそう。病院に着くころには子宮口も7cm開いていましたが、そこから子宮口全開大になるまでが長くかかりました。 陣痛の痛みの波のたびに強い力で一生懸命腰をさすってくれる夫。合間には私をうちわであおいだり、水を飲ませてくれたりと一生懸命サポートしてくれていました。深夜1時半に出産し、その瞬間にも立ち会った夫は感動の涙を流していました。 助産師さんに「赤ちゃんの状態をみるから、写真が撮れるようになったらパパに声かけますね」とのことで、夫は分娩室を一度出て、陣痛室のソファで待つことに。 一度寝たら、なかなか起きない夫……私も分娩台に横になったまま出産の余韻に浸っていると、助産師さんが気まずそうに「3人で家族写真撮りたいよね? 赤ちゃんの準備できたからパパに声をかけているんだけど、熟睡しちゃってるんだよね」と。 私は2時間の安静時間が必要なため動けず、助産師さんにお願いし、夫の肩を叩いて再度声をかけてもらいましたが、まったく起きない様子……。仕方がないので、赤ちゃんと私の2人で写真を撮ってもらいました。安静時間が終了し、病室に移動する際に夫を叩き起こすと、青ざめた様子で何度も私に謝ってきました。 出産直後に3人で初めての家族写真を撮ろうと約束していたのに、陣痛中のサポートで疲れたのか、寝てしまった夫。今考えたら、私の安静時間が終了して夫を叩き起こしたときに写真を撮ってもらえばよかったのですが、当時は怒りでそんなことも思いつきませんでした。出産に立ち会いサポートしてくれた夫には感謝していますが、13年経った今でも、後悔している出来事です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:鈴木 沙智2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年12月11日これは私の出産の体験談です。初孫の誕生を心待ちにしていた義母は、頻繁にわが家にやってきて大きくなった私のおなかを嬉しそうに眺めていました。正直、もう少し遠慮してほしいところですが、嫁いびりをされるよりはマシかと思って割り切っていました。しかし、義妹の結婚式をめぐって事件が起こります。義母はその日もわが家にやってきて、私の顔を見ることもなくおなかに話しかけていました。もはやお馴染みの光景です。しかし、次の義母の言葉で、すこし空気が変わってしまいます。私は欠席と伝えたはず…?「こんなにおなかが大きいと、結婚式に着ていくものがないんじゃない?」 実は再来週、義妹の結婚式を控えています。式の日取りと出産予定日が近いため、私は招待された時点で欠席することを伝えたはず。再度そう説明すると、義母の表情が曇りました。義妹の結婚相手は由緒正しい家系なのだそうで、こちらの家族が全員揃っていないと示しがつかないと言うのです。でも、万が一式の最中に陣痛がきてしまったら迷惑をかけてしまいます。私は再度、丁重に出席を辞退したいと伝えました。すると、予定日は式の3日後だから陣痛なんてくるわけがないと言い出す始末。義母も出産経験があるはずなので、予定日はあくまで予定だとわかっているはずですが、結局理解は得られずに、義母は凄まじい剣幕で帰っていきました。その夜。義母から話を聞いた夫や義妹からも、欠席を責められ、結婚式に出席するように強く言われてしまいます。 「俺の妹が結婚するんだぜ? しかもあの有名ホテルで! 行かないと後悔するって」 夫は興奮気味に話しますが、私にとって一番優先すべきなのは赤ちゃんです。どこで式を挙げるかなんて、関係ありません。正直、夫がここまで話が通じない人だとは思っていませんでした。 この日から、なんとなく夫との間に険悪な空気が流れはじめ、義母の来訪も、式への出席を説得するためのものとなっていました。 陣痛を我慢しろ!?テコでも動かない頑固な夫と義家族。私は、通っている産科の医師から「結婚式の出席はおすすめできない」と一筆もらい、説得しようと考えました。 それでも夫と義母は「くだらない」「出産経験がない人は大げさなのよね」と聞く耳を持ちません。このままでは本当に出席させられてしまうかも……。そんな不安を抱えながらも、ついに結婚式の前日に陣痛が始まりました。 病院に到着すると、すぐに入院が決まりました。これで式を欠席できると思い、ホッとしたのもつかの間。仕事終わりにやってきた夫は「なにやってるんだよ! 早く帰るぞ! 結婚式が終わるまで我慢しろよな!」と信じられないことを言い出したのです。 夫のありえない発言に医師や助産師さんも唖然。もちろん退院できるわけもなく、夫は追い返されていきました。 結婚式に出席した私そして迎えた義妹の結婚式当日。空いたままの私の席を見て、義母は怒っていました。結婚式が盛り上がりを見せたころ、お祝いのムービーが届いたと司会者が紹介するとともに会場が暗転し、映像がスクリーンに映されます。それは私からのサプライズムービー。映し出されたのは、まさに今出産という大仕事をやってのける私の姿でした。 陣痛に耐えながらお祝いの言葉を述べる私。痛みで言葉が途切れ後切れになってしまい、義妹に伝わったかわからなかったので、あとは付き添ってくれた母にバトンタッチ。 『結婚式が終わるまで出産を我慢できなくて申し訳ありません。式に顔を出さないのは一家の恥さらしになるとのことだったので、出産中ですが約束通り顔を出させていただいております……』 母がしっかり私の言葉を代弁してくれたところで、映像は終了。 「今にも生まれそうな妊婦さんに、結婚式に来いだなんて言ったの!?」「出産を我慢するってどういうこと? なにを言ってらっしゃるの!?」 新郎の両親は激怒! ここまで常識知らずの一家と親族になるなんて、ありえないと言わんばかりの大騒ぎです。 無知は恐ろしいざわつく場内をおさめるため、司会者は私が託した伝言を読み上げます。 「みなさんご安心ください。お義姉様は昨夜無事に女の子を出産され、母子ともに元気だそうです」 それを聞いた義母は、この期に及んでまだ言います。「出産が済んだなら映像なんてよこさないで、会場に直接来るべきだ!」 それを新郎がぴしゃり! 「出産直後の母体は安静にすべきだってことは、誰でも知っているはずではないですか。いつも通り動けるなんて、どんな発想ですか?」 “出産を軽視する人間は命を軽視する人間だ”と言った新郎は、そんな人たちと関わりたくないと言って、その場で義妹との離婚を宣言していました。義妹は最後まですがりついていたようですが、ムダに終わったようです。 一説によると、産後の女性は全治2カ月の交通事故と同等のダメージを負っているそう。出産を終えたからといって、これまで通りの動きができるわけがありません。産後の女性がゆっくり休めるように、妊娠・出産に対する周囲の理解が深まることを願います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月08日現在、私は7歳、5歳、4歳、2歳の4人の子を持つ20代の母親です。初めての出産は17歳のときでした。今では4人の子どもたちに囲まれて、忙しくも楽しい毎日を過ごしています。そんな私の初めての出産体験談をご紹介します。 それぞれの思い私が妊娠に気がついたのは妊娠3カ月のときです。妊娠がわかったときはとてもうれしかったのですが、これからどうしたらいいのか何もわからない不安もありました。17歳ということもあり、家族とも話し合いをしましたが、「若いのに大丈夫なのか」と心配されるばかりでした。その心配はとてもありがたく思ったのですが、私の中では若いから母親になることはいけないと言われているように感じたのです。 その後も話し合いを重ね、産むことに賛成してもらえたときはとても安心できました。同時に、若くても大丈夫だと思ってもらえるような母親になりたいと思いました。家族の協力もあり、落ち着いた環境の中で、妊娠生活を送れたことにとても感謝しています。 想像以上の痛みと感動私は出産予定日3日前の妊婦健診で、赤ちゃんの頭が少し大きく、それに加え私の骨盤が狭いと担当の医師に言われました。そのため出産予定日の前日から入院して、陣痛促進剤を使用することに。初めての出産に加え、まだ17歳で情報共有する先輩ママも身近にいないため、ネットで陣痛促進剤による出産のことを調べました。 実際、陣痛促進剤の点滴が始まると、おなかの張りや生理痛のような痛みがありました。けれども時間が経つにつれて我慢ができないほどのおなかの痛みになり、声を出さずにはいられませんでした。そしてこの激しい痛みこそが、陣痛だと気づいたのです。 そして、9時間の陣痛を乗り越え、無事に赤ちゃんと会えたときは安心とうれしさで自然と涙が溢れました。そして支えてくれた家族の大切さが身に染みてわかった瞬間でした。 子育ては何事も全力で初めての出産の次は初めての子育てに奮闘する日々が待っていました。私は通信制高校に在学していたため、学業に追われているときもありました。そのため泣くばかりの赤ちゃんに困り果て、一緒に泣いてしまうこともありました。そんなときは家族の手を借り、学業とバランスをとっていきました。 離乳食が始まったときは、親につくってもらっていたごはんを自分でつくる練習からでした。母に教えてもらいながら調理の仕方を学び、アレルギーなど赤ちゃんにあげてはいけないものを保健師さんに聞きました。学ぶことが多く大変でしたが、赤ちゃんの笑顔のために頑張るれました。 赤ちゃんがハイハイをするようになると、トンネルのおもちゃなどを購入。私も一緒になって遊びました。体力が尽きず一緒になってとことん遊べるところは若くてよかったなと思います。 10代の出産で不安もありましたが、周りのサポートのおかげで頑張れました。ひとりで抱えずに相談したからこそサポートを受けられ、相談することの大切さにも気がつけたのでよかったと思います。当時のアドバイスのおかげで今も頑張れています。現在も家族にサポートを頼むこともたくさんありますが、これからもわからないときや不安なときは家族や周りの方などに相談していきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:河村アリス/20代女性・主婦。7歳、5歳、4歳、2歳の4人の母。4人の子どもと忙しくも楽しい日々を満喫中。自身の子育て経験をもとに執筆している。作画:ムチコ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年12月07日私は40代の主婦で、現在結婚15年目です。第1子妊娠の際に強烈なにおいづわりに悩まされたときの体験をお話しします。自分のにおいで吐いてしまうもともとにおいに敏感な私でしたが、第1子を妊娠したときは、ひどいにおいづわりに悩まされました。妊娠自体は喜ばしいことですが、私は24時間、悪臭をかがされているような状態で大変でした。 水のにおいや、挙句の果てには自分のにおい(ほぼ無臭なのですが……)まで気持ち悪くなってしまい、満足に食事もとれずに自宅に引きこもる日々。 人によっては数カ月でつわりがおさまるという話を聞いていましたが、私は妊娠した瞬間から臨月までつわりが続いたのです。 出産前後でにおいが変わった!?ようやく臨月になり陣痛が始まりました。私が出産した病院では、陣痛中にバナナと牛乳が軽食として出されましたが、陣痛中にもかかわらず、そのときの私の感想は「バナナが臭い!」でした。 陣痛でそれどころではないはずなのに、なおも臭く感じる自分に驚いたことを覚えています。それでも生まれてくる子のために力をつけようと、鼻をつまんでバナナを食べた私。やがて12時間の陣痛を経てようやくわが子を抱いたとき、うれしさで涙がこぼれました。 そして、その直後にお昼のサンドイッチとバナナが提供されたのですが、空腹で思わずバナナを頬張った私はびっくり! なんと、バナナが臭くないのです。同じバナナなのに、出産前後でにおいが明らかに変わったことに驚きました。本当に10カ月ぶりの「おいしい!」でした。 第1子の妊娠は、においづわりに翻弄された10カ月間でしたが、第2子を妊娠したときのつわりは3カ月間の期間限定で、それほどひどくありませんでした。当時は本当につらかったですが、出産前後でにおいが変わるという不思議な経験ができて、今ではそれもいい思い出です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラスト/森田家著者:中野 迷子
2023年12月05日私は30歳の主婦。結婚2年目に入り、間もなく私たち夫婦のもとへ待望の赤ちゃんがやってくる予定です。やさしい夫も、わが子に会えるのを楽しみにしていたのですが……。このところ頻繁に我が家にやってくる幼馴染が私の悩みのタネ。彼女がなかなかのクセモノで、突然やってきて当たり前のように夕飯を一緒に食べたり、私の存在はないもののように、夫と昔話に花を咲かせたりするのです。厄介な幼馴染夫と幼馴染が出会ったのは、3歳のころ。保育園で出会ってすぐに、夫は幼馴染に恋心を抱いたそう。何度も告白したようですが、その想いは叶わなかったと聞きます。 それも昔の話だと夫は笑いますが、幼馴染はそうではないようで、自分のことを好きだった男が他の女と結婚したのがよほど気に入らないのか、マウントを取られているような気がしてなりません。幼馴染だからといって、長電話したり、終電を逃した彼女を迎えに行ったり、相談があるからと深夜の呼び出しに応じたりする夫が、私には理解できません。このまま夫婦生活を続けられるのか本気で悩む中、いよいよ出産予定日が近づき、私は里帰り出産のため実家に帰りました。 出産予定日に夫がいた場所は…陣痛が来ていよいよ出産というそのとき、何度電話をかけても夫は電話に出ません。駆けつけてくれた義母が会社に連絡をしたところ「出産予定日で休みをとっている」といいます。 なんだか嫌な予感がする私……。やっと電話に出た夫は、幼馴染と温泉旅行に行っていると言います。 どうやら幼馴染に「出産に男がいても意味がないし、生まれたらしばらく行けなくなるから、今のうちに羽を伸ばしておくと良い」と言われたようで、悪びれる様子も見せず「マジ温泉サイコー! 出産頑張ってね!」と信じられない発言をします。私は、電話を切り、そのままスマホの電源を落としました。 夫に制裁を数時間後ーー。陣痛との格闘を終え、私はついに娘との対面を果たしました。穏やかな入院生活ののち、家に帰ったところでスマホの電源を入れると、タイミングよく夫から電話がかかってきました。 「今から会いに行くね。幼馴染も会いたいって!」……こんなときまで幼馴染が登場するなんて、もう怒りを通り越して呆れてしまいます。 そんな能天気な夫を見かねた母は、スマホを手に取り「娘と子どもはもう居ないよ……」と静かに告げました。 結婚してまもないころ、夫は「離婚届はいつでも出せるように用意しておくと良い」という幼馴染の意味のわからないアドバイスに従い、離婚届を書いていました。私はそれを活用し、出生届とともに提出したのです。幼馴染の入れ知恵が役に立つなんて、なんだか皮肉ですが……。 幼馴染との付き合い方離婚のきっかけとなった夫と幼馴染の温泉旅行ですが、状況的に不倫旅行といわれても文句は言えません。夫は何もなかったと言い張りますが、そんなことは関係なく慰謝料を請求することにしました。もちろん、夫が娘の父親でもあることに変わりはないので、養育費も払ってもらいます。 幼馴染は夫にとって大切な人だったかもしれませんが、そもそも出産を控えた妻を置いて旅行に行こうと誘うような人は、夫婦にとって良い人物とはいえませんよね。いくら幼馴染といっても異性。節度を持った付き合いをする必要がありますね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月05日私は38歳の兼業主婦。在宅で働いています。3歳年下の夫とは半年前に結婚。幸せいっぱいの新婚生活のはずだったのですが……まだまだ子離れできていない義母が悩みの種。平日仕事中にも頻繁に連絡があり、夫が電話に出るまで連絡を続けるのです。しかも、「息子はあなたと結婚してから変わってしまったのよ!」といつも私を責めてきます。 外出先から帰ってくると、誰かが家にいる!?数年前に病気で義父が亡くなって以来一人暮らしをしている義母に、夫も強くは言い返しにくいとのこと。とりあえず夫婦で話し合って、義母に何か言われても受け流すことにしていました。 ある日、夫と2人でランチへ。家に帰ってくると門扉があいていて、家の中に誰かいる様子。私たちは不審者が侵入しているのかと思い、宅急便を装ってチャイムを鳴らしてみました。すると…… 勝手に部屋の中を物色していた義母に激怒家の中から出てきたのは義母! 夫が実家に鍵を忘れた際に、こっそり合鍵を作っていたようです。しかも部屋の中をいろいろと物色したらしく、私が日記の間に大切に保管していたエコー写真を突き付けてきました。 実は私は現在妊娠10週目。安定期に入るまでは両家の両親には言わないつもりだったのに……私は勝手に合鍵を作られていたことや物色されたことに腹が立ち、合鍵を返してもらい部屋に入りました。 夫も今回ばかりは「母さん、反省しないならこのまま縁切るからな!」ときつく言ってくれていました。 陣痛に耐える中、信じられない言葉を残して夫に「縁を切る」と言われてから、義母からの連絡はしばらく途絶えました。そして出産を迎えた日、両家両親に陣痛がきたことを伝え、私が病室で陣痛の痛みに耐えていると、突然義母が病室に入ってきたのです。 立ち会いできるのは夫だけ。看護師の目を盗んで入ってきた義母を、夫が必死で追い出してくれました。新生児用の準備品を見た義母は、「まさか女の子なの? 本当に残念ね」と言い残して病室を出て行ったのです。私は義母の言葉に耳を疑いつつも、無事に元気な女の子を出産しました。 自分勝手な義母の末路幸せいっぱいの私たちでしたが、義母は「その年で妊娠したかと思えば女だなんて!跡取りが生めないなら早く息子と別れてちょうだい!」と言ってきました。 この言葉を聞き我慢の限界がきた夫は、「もう無理だ。母さんとはもう縁を切るよ」とその場で伝え、これまで金銭的に援助してきたのも金輪際打ち切ると伝えました。 義母は焦って夫に謝罪したそうですが、私や娘への謝罪は一切なし。夫はそのまま義母に別れを告げてきてくれました。 子どもは性別関係なく、みんな大切な存在です。非常識な義母と離れることができて、スッキリしました。これからは家族3人穏やかに暮らしていこうと思います。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年12月05日私には、2人の子どもがいます。息子が1歳3カ月のときに2人目の妊娠が判明しました。2人目の出産は里帰りせずに自宅の近くの産院で産もうと決めていたので、妊娠後期に入ってから陣痛タクシーを登録。実際に2人目の出産で病院へ向かうときに陣痛タクシーを使うことになったのですが……。そのときのまさかの体験をお話しします。 陣痛タクシーに登録健診に行くときはいつも夫に車を運転してもらっていましたが、陣痛はいつ、どこで起きるかわかりません。それに夫が不在で陣痛がきた場合は、私ひとりで息子も連れて病院へ行く可能性があったので、電車やバスはやめておくことにしました。陣痛の痛みに耐えながら入院バッグを持ち、息子の面倒までは無理だと思ったからです。 そこで、自宅と病院が送迎範囲になっているタクシー会社を調べ、混雑していた場合に備えて2つの陣痛タクシーを登録。夫と一緒に陣痛タクシーを呼ぶ流れや注意点を見直して、陣痛がきたときのシミュレーションをしていました。 夜中に陣痛がきた!陣痛かも……と気づいたのは深夜0時を過ぎたころでした。だんだん痛みが強まってきたので、病院へ連絡して向かうことに。深夜だったため、寝ている息子は夫にお願いして、私は登録していた陣痛タクシーへ連絡しました。タクシー会社との電話はスムーズにやり取りでき、すぐにきてくれるとのこと。 そのときの私は2回目の妊娠ということもあり、陣痛がきても気持ちに余裕があったのを覚えています。「いよいよ出産……。赤ちゃんに会えるんだ!」と、陣痛の痛みに耐えながらもどこかワクワクしていました。 陣痛タクシーに乗ったら…家のインターホンが鳴り、タクシーへ乗り込んでいよいよ出発!と思ったら……運転手さんからまさかのひと言。「陣痛タクシーって言われたんだけど、どこに行けばいいんですかね……」と。私はその言葉に固まってしまいました。 病院名や住所は登録済みなので、乗ったらすぐに連れて行ってもらえるはずなのに……。私は陣痛の波に耐えながら、病院までの道や目印となるものを伝えつつ何とか病院へたどり着いたのでした。 2回目の出産で初めて利用した陣痛タクシーですが、運転手さんのまさかのひと言に最初はどうなることかと思いました。しかし、病院へ到着すると運転手さんから「がんばってきてね!」と言われ、あたたかい気持ちになりました。その後、無事に出産できて本当によかったと思います。 著者:小松潤子/30代女性・主婦。2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。作画:うちここ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年12月03日私には、2人の子どもがいます。息子が1歳3カ月のときに2人目の妊娠が判明しました。2人目の出産は里帰りせずに自宅の近くの産院で産もうと決めていたので、妊娠後期に入ってから陣痛タクシーを登録。実際に2人目の出産で病院へ向かうときに陣痛タクシーを使うことになったのですが……。そのときのまさかの体験をお話しします。 陣痛タクシーに登録健診に行くときはいつも夫に車を運転してもらっていましたが、陣痛はいつ、どこで起きるかわかりません。それに夫が不在で陣痛がきた場合は、私ひとりで息子も連れて病院へ行く可能性があったので、電車やバスはやめておくことにしました。陣痛の痛みに耐えながら入院バッグを持ち、息子の面倒までは無理だと思ったからです。 そこで、自宅と病院が送迎範囲になっているタクシー会社を調べ、混雑していた場合に備えて2つの陣痛タクシーを登録。夫と一緒に陣痛タクシーを呼ぶ流れや注意点を見直して、陣痛がきたときのシミュレーションをしていました。 夜中に陣痛がきた!陣痛かも……と気づいたのは深夜0時を過ぎたころでした。だんだん痛みが強まってきたので、病院へ連絡して向かうことに。深夜だったため、寝ている息子は夫にお願いして、私は登録していた陣痛タクシーへ連絡しました。タクシー会社との電話はスムーズにやり取りでき、すぐにきてくれるとのこと。 そのときの私は2回目の妊娠ということもあり、陣痛がきても気持ちに余裕があったのを覚えています。「いよいよ出産……。赤ちゃんに会えるんだ!」と、陣痛の痛みに耐えながらもどこかワクワクしていました。 陣痛タクシーに乗ったら…家のインターホンが鳴り、タクシーへ乗り込んでいよいよ出発!と思ったら……運転手さんからまさかのひと言。「陣痛タクシーって言われたんだけど、どこに行けばいいんですかね……」と。私はその言葉に固まってしまいました。 病院名や住所は登録済みなので、乗ったらすぐに連れて行ってもらえるはずなのに……。私は陣痛の波に耐えながら、病院までの道や目印となるものを伝えつつ何とか病院へたどり着いたのでした。 2回目の出産で初めて利用した陣痛タクシーですが、運転手さんのまさかのひと言に最初はどうなることかと思いました。しかし、病院へ到着すると運転手さんから「がんばってきてね!」と言われ、あたたかい気持ちになりました。その後、無事に出産できて本当によかったと思います。 著者:小松潤子/30代女性・主婦。2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。作画:うちここ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年12月03日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、出産のときに時々あるちょっと困ったパパについて教えてくれました。立ち会い出産の本当の目的は出産するママのサポートなはずなのですが……!? 立ち会い分娩はどれくらいの夫婦がしてる?「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査(2013年・厚生労働科学研究)」によると、分娩室で立ち会いをした「夫」は53%。経腟分娩に限れば、立ち会いをした「夫」は59%で、2006年の調査の39%から大幅に増加しています。しかし、強制するものではありません。実際の立ち会い分娩は、赤ちゃんが生まれてくる足元を見るものではなく、頭側にいてママをサポートするのですが、赤ちゃんに付着する出血などを見るのも苦手な男性も少なくありません。2人でよく話し合って、立ち会いをどうするか決めていくことが必要です。陣痛中は一緒にいて分娩時は外で待っててもらう、途中で気分が悪くなったり立ち会いが続けられない気持ちになったら外で待つなど臨機応変にするなどにしてもいいかと思います。立ち会いができ、それを望む場合に知っておいてほしいことをお伝えします。 立ち会い出産で何をすればいいの?立ち会い出産でパパの役割はたくさんあります。何をしたらいいかわからない場面も多いと思うので、助産師と相談しながら試してみましょう。ここでは陣痛中と分娩時のおすすめサポートを教えます。 【陣痛中】・腰などのマッサージ・腰やおなかを温める・お産が進まないときなど院内散歩の付き添い・お産が進んできて児頭が降りてくるとつらいので、おしり(肛門部分)の圧迫・吐いてしまうこともあるのでその介助・陣痛の合間に飲み物や食べ物がとれるように介助・精神的なサポートなど 【分娩時】・出産時いきむときの体勢になるようサポート・陣痛の合間に水分がとれるように介助・汗を拭いたり、うちわであおぐ・声をかけたり精神的なサポートなど 動画撮影のタイミングはいつ?赤ちゃんが生まれてくる大事な瞬間を記録に残しておきたいという気持ちはよくわかります。しかし、撮影は最低限にして、無事に出産できるように2人で頑張ってお産に集中することも大切です。陣痛のときに、撮影しているパパもいますが、痛みが強くなってくると余裕がなくなり撮影どころではなくなってくる場合が多いです。無痛分娩ではママに余裕があるため撮影をしているパパもいますが、お産が進んで分娩準備をするようになったら、動画撮影をしてもいいかと助産師に確認するようにしましょう。赤ちゃんが生まれた直後は写真撮影のみ許可という病院も多いです。出産後落ち着いてから、動画撮影ができる場合もあるのでそのタイミングも助産師に相談してみてください。立ち会い出産は、パパにも役割がたくさんあります。思い出の記録を残すことも大切ですが、無事に赤ちゃんが生まれてくるように2人で頑張ってほしいなと思います。動画撮影や写真撮影だけに集中しないようにして、家族の心の中に、新しい家族を迎えるいい思い出となるように、お産に取り組んでいただけると幸いです。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2023年11月30日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛開始から5日目に陣痛促進剤を打ったコツママ。促進剤の効果でお産が進み、立っていられないほどの痛みに苦しみます。ベッドの柵を握りしめながら、ついに子宮口が全開大になりました。助産師さんはてきぱきと準備を始め、あとはいきむだけに……。次の陣痛からいきんでいいと言われたコツママ。助産師さんに従い、出産に集中します。 眠れない…壮絶な5日間を経て コツママがあとどのくらいで生まれるかを聞くと、助産師さんは初産だから1~2時間はかかると答えます。実姉は分娩台に移動してからスピード出産だったことから、自分もすぐに産んでみせると意気込むコツママ。 いきみ始めて30分が経ったころに医師が呼ばれ、あと少しで生まれるのだと察します。あと2回いきんだら生まれそうという助産師さんの声を聞き、痛みに耐えながら呼吸を整えるコツママ。そして……、赤ちゃんの姿が目に入りました。 「うわあああああ」赤ちゃんよりも先に、夫の泣き声が響きます。コツママももらい泣きし、最後に赤ちゃんが無事に大きな産声をあげました。生まれた子は夫にそっくりの女の子。コツママさんは5日間にわたる出産を終え、初めて赤ちゃんに会えたあの瞬間だけは、何度でも味わいたいと思うのでした。 “出産の痛みは忘れる”とよく言われますが、コツママさんも1年半後には「また産みたい」と思えるように。どんなに苦しくてもわが子に会える瞬間は、ママにしか体験できない感動がありますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年11月30日会社員・松本さとこさんは最近結婚式を挙げた新婚さん。新婚生活を楽しみたいところですが、仕事が忙しく慌ただしい生活を送っていました。倦怠感が続いたものの、風邪や仕事のストレスだと思い込み、特に気にせず過ごす日々。そんな中、上司から体調を心配され、病院に行ってみると妊娠が判明! 妊娠中期まで妊娠に気づかなかった、さとこさんの妊娠体験談マンガです。早めに産休を入りたいということを課長に伝えると、「いいんじゃない? おなかが大きくなったら働きにくくなると思うし、早めに産休に入っていいよ」と言ってくれました。 こうしてさとこさんは、産休までに引き継ぎを終わらせ「元気な赤ちゃんを産んでね!」と送り出されたのでした。 産休がスタートし、安静にしながら出産予定日を待つ日々。「いつ生まれるかな……」とドキドキしているさとこさんでした。そしてついに、出産日がやってきて……。 「奇跡の子」待望の赤ちゃんと初対面! ついに陣痛が来て、夫と産婦人科へ向かったさとこさん。陣痛が始まって4時間以上経過しますが、まだ生まれません。 前日の夕方に病院へやって来てものの、翌朝になってもまだ生まれず、心が折れそうになるさとこさん。「この子は幾度の奇跡を乗り越えてきた子! 無事に生まれてくる!」と強く思い、陣痛に耐えます。そして、ついに元気な女の子が誕生! さとこさんは感動で涙が溢れました。妊娠に気づかず、いろいろと後悔することもありましたが、周囲の人たちの支えがあったからこそ無事に生まれたのだと、感謝の気持ちでいっぱいに。 それから約1年後、2人目の妊娠が判明。今回は早めに気がつくことができました。無事、元気な女の子を出産できて本当によかったですね。太ったと勘違いしてダイエットをしてみたり、ウイルス性の感染症に罹患したり、いろいろな困難がありましたが、何事もなく出産できたことは、まさに奇跡です。2人目の妊婦ライフは1人目の経験を生かして、無理せず過ごしてほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:マンガ家・イラストレーター ぴおっぷ
2023年11月30日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛開始から5日が経ったコツママは、赤ちゃんの心音が下がる不安と闘いながらも、夫のTくんと協力して無事に朝を迎えました。今日なら陣痛促進剤を打ってもらえると聞いていたはずが、この日診察を担当する医師に伝わっておらず、さらに自然に様子を見ると告げられます。身の危険を感じたコツママは「促進剤打ってください!」と強く主張し、夫も状況を説明してようやく医師から了承を得られました。今日が赤ちゃんの誕生日になると言われ、陣痛に耐えるのもあと少しの辛抱だと安心するコツママ。いよいよ出産本番が迫り、緊張してきます。 陣痛促進剤を投与。これからが出産本番! ※上記の過換気症候群の対処法は、推奨されていない方法です。近年ではまず呼吸のリズムを整え、正常に戻すことが大切だとされています コツママは陣痛の波を見はからいながら、助産師とともに分娩室へ。陣痛促進剤を打ち、開始15分ほどで立っていられないほどの痛みがやってきました。 大好きなディズニーのBGMさえも、このときばかりは聞きたくもないほど余裕がなくなります。1時間も経つと手足がしびれ、宙に浮いた感覚に。夫が助産師さんを呼ぶと、どうやらコツママは過換気症候群になっていたようです。 ベッドの柵を握りしめながら痛みに耐えることさらに1時間。子宮口は全開大になり、助産師さんはいつ生まれてもいいようにてきぱきと準備を始めるのでした。 陣痛促進剤を打っても、すんなりとは終わらない出産。コツママは気持ちを立て直しながら、そのときを待ちます。そんなコツママの横で、ひっそりとサポート役に徹する夫。痛みはわかちあえなくても、できることを率先してやってくれるとありがたいですよね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年11月29日■前回のあらすじ陣痛計測アプリにより、10分間隔でおなかが張っていることが分かり、病院に電話。痛みがなかったため、自宅で待機するも、陣痛間隔アプリでおなかの張りが5分間隔になったタイミングで、慌てて陣痛タクシーを呼びました。こんにちは、宝あり子です。■本能? 夜泣きをする娘長女の夜泣き対応をしている私の父へ、陣痛が来たので病院へ行くことを伝えました。実家に里帰り中、ほとんど夜泣きをしなかった長女が、なぜかこの日は夜泣きをしたのです。長女は私の父と一緒に寝ていたので、私に陣痛が来たことを知らないはずですが、本能で察したのかもしれません。■陣痛タクシーがまさかの…泣いている長女をおいて病院へ向かうのは、後ろ髪を引かれる思いでしたが、呼んでいた陣痛タクシーへ乗りました。すると陣痛タクシーの運転手さんから予想外な事実が…。基本はカーナビで運転手さんも運転してくださったのですが…。ときどき道の確認がありました。方向音痴で道案内が苦手な上、とにかくいきみたくてたまらない状況だったので、道を聞かれても、しどろもどろになってしまいました。そんなハプニングもありつつ、無事病院に到着しました。 ◾️突然の歩けないほどの激痛いきみたいけど痛みはないので、出迎えてくれた助産師さんに案内され陣痛室へ移動をしている最中に…。突然、歩けないほどの激痛が!あまりの激痛で歩けなくなり、さらに目の前がチカチカして倒れそうになりました。慌てて助産師さんが車いすを持ってきてくれました。そして、車いすで病院内を移動して、陣痛室に向かっている最中に…。破水していました。長女を出産したときは、破水後に陣痛だったのですが、最初の破水は、尿漏れか破水か判断がつかないくらいチョロチョロと出ていました。しかし、このときの破水は「破水した!」と分かるくらい下半身が一気にびしょ濡れになったのです。続きます。※この体験記に記載された症状は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明するものではありません。
2023年11月28日2人目を出産後、後陣痛がひどくて入院中は寝返りも難しかった私。すると、隣の部屋に入院していた先輩ママがかけてくれたやさしい言葉をかけてくれて……。この先輩ママがいなかったら、私は赤ちゃんのことを愛おしく思えていなかったかもしれません。 甘く見ていた2人目出産私は1人目の出産の際、超安産と助産師さんに言われ、産後の体の回復も時間がかかりませんでした。そのため、2人目の出産はもっとラクにできるだろうと軽い気持ちで出産に臨んだのです。しかし、陣痛が途中で止まってしまい、陣痛促進剤を使用して出産することに……。思いの外、体への負担が大きい出産となりました。 そして何よりも1人目の産後にはなかった後陣痛がひどく、部屋の中で寝返りをするだけでもうなり声を上げてしまうほどでした。産後、赤ちゃんのことを愛おしく思うどころか、「なんで妊娠したんだろう」と後悔しかけるほどつらかったのを覚えています。 隣の部屋の先輩ママが…!?出産翌日、あまりの痛みに夜中もうなり声を上げていた私を心配し、隣の部屋の方が訪ねてきてくれました。その方は私の前日に出産を終え、今回4人目の出産で私と同じく普通分娩だったそうです。後陣痛のことや、何日くらい続いたかなど、いろいろな話を聞かせてくれました。そして「後陣痛は、赤ちゃんを必死に10カ月間おなかで守った証拠だから! 痛みはあと数日の辛抱よ。その痛み、母親にしか味わえないとか、すごいと思わない?」という言葉に、私は気持ちが軽くなりました。赤ちゃんがとても愛おしく思え、思わず涙が……。その先輩ママは退院する日まで、毎日自分の赤ちゃんを連れて、私の様子を見にきてくれました。 もし、この方がいなかったら、私は自分の体調のことで精いっぱいで、赤ちゃんを愛おしく思えていなかったかもしれません。見ず知らずの私の体調まで気づかってくださった先輩ママには、心から感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:なかまる あゆみ/30代女性・主婦。2019年生まれの男の子、2021年生まれの女の子の2児のママ。インナービューティーダイエットアドバイザー、食生活アドバイザーの資格を所持。作画:キヨ ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年11月24日2人目の出産ということもあり、のんびりと構えていたのですが、ある日、腹痛を感じてトイレに行くと出血が……。まさかこんな出産を経験するとは想像していなかった、衝撃エピソードです。2人目だからとのんびりしていた私私は1歳8カ月の長男と夫、夫の両親と一軒家で暮らしていました。出産当日は朝から長男をベビーカーを乗せて教会の礼拝へ行き、その後、1駅先の私の祖母の家まで歩いて行って、昼食を食べました。それからまたベビーカーを押して近くの競馬場へ行き、夕方まで長男とアスレチックで思いっきり遊びました。 夕方6時ごろやっと自宅に帰ると、ちょうど夫が飲み会に出かけるところでした。「出産予定日近いのになあ」と不満に思いましたが、笑顔で見送りました。夕食を食べ、20時ごろに長男と入浴していると、おなかに何となく痛みを感じました。21時に長男を寝かしつけると、またおなかが痛みます。長男は初産だったこともあり、陣痛開始から12時間後にようやく生まれました。今回もきっとそんな感じだろうと思い、のんびりと構えていましたが、念のため入院セットを玄関に準備しました。 おしるしだと思った出血は…?23時半ごろ、夫が帰宅したので、「もしかしたら陣痛きてるかも」と言うと、「えーっ!」と夫は驚いたり喜んだりしていましたが、何しろベロベロに酔っぱらっていたので、私は怒って背を向けて布団に入りました。すると夫も布団に寝そべり、5分後にはいびきをかき始めました。「陣痛きてるって言ったのに寝るんかい!」と私は怒って起こそうかとも思いましたが、あきらめて陣痛の間隔を記録していました。 すると、急に激しい痛みが襲いかかり、その勢いで「漏らしちゃったかも?」という感覚がありました。トイレに行きパンツを下ろそうとすると、手に血が! 「あっ!」と思い、夫に「おしるしー!」と叫びました。 そして、夫がくるまでにパンツの処理をしなくてはと思い、パンツの中にある物を触ると……何とそれは赤ちゃんだったのです! 夫がトイレのドアを開けたちょうどそのとき、赤ちゃんが「おぎゃー」と泣きました。夫は仰天し、「おばあちゃーん!」と義母を呼びました。すぐに2階から義母が降りてきて、「あらあら大変、生まれちゃったのね。お風呂に入れないと」と言って、浴室に行きお湯はりを始めました。夫はおろおろしながら、119番に電話しました。 救急車に運ばれ助産院へすぐに救急隊員が到着して、トイレの中で赤ちゃんと座りこんでいる私を見て、「大きいのだと思ったんですね」と察してくれました。赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていたので、救急隊員はそれを取ってから、へその緒がつながったままの赤ちゃんを私のおなかに置き、私をストレッチャーに乗せました。私は救急車に運ばれながら、夫に入院セットを持ってきてもらうよう頼みました。夫は相変わらずおろおろしながら、私のあとに続き救急車に乗り込みました。 かかりつけの助産院に着くと、助産師さんが「2人目は早いって言ったじゃないの!」と夫を叱っていました。助産師さんが手早くへその緒を切り、赤ちゃんを抱き上げると、女の子だとわかりました。その瞬間、娘はうんちをしてしまったらしく、助産師さんは、「体重量る前に減っちゃったわねえ」とつぶやいていました。沐浴してからようやく身体測定をすると、身長は49cm、体重は2,800gでした。 長女は産着を着せられ、毛布にくるまれて私の隣にそっと寝かされました。助産師さんが部屋から出て行くと、夫は「ふぅー」と大きく息を吐いて畳に転がりました。その息は酒臭く、私は「やれやれ……」と溜め息をつき、先行きを少し不安に思ったのでした。 2人目の出産ということで、初産よりのんびりしていたらセンセーショナルな事件となってしまいました。何が起こるかわからないのが出産なんだなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:杉野萌/女性・介護福祉士兼ライター。中3の息子、中1の娘の2児の母。現在は介護福祉士として働くかたわら、詩やエッセイの執筆、新聞投稿をおこなう。社会へのメッセージから、過去の自身の恋愛や家族への思いなど幅広いテーマで執筆中。 ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年11月24日出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。さっそく無痛分娩の麻酔について院長から説明を受けたのですが、当日は陣痛を誘発させるために、バルーンを挿入をすると言われ、さらに恐怖が増してしまいます。そして出産当日。無事にバルーン処置が終わり子宮口が開くと、助産師さんからすぐにお産が進むと言われました。院長がやってきて内診を始めたのですが、子宮口を確認した院長の顔が突然曇ります。院長曰く、子宮口は6cm開いているのに、赤ちゃんが下に降りてきていないとのこと。お産はまだまだかかりそうだと思っていた矢先、隣の分娩室があわただしい雰囲気に……。同時にお産がおこなわれていた人の赤ちゃんが危険な状態で緊急手術をすることになったため、先にしおさんに麻酔を打つと院長が言い始めたのです。 無事に麻酔も終わり、いよいよお産は終盤に差し掛かったのですが、しおさんは……。 うまくできなくて… ※陣痛促進剤は輸液ポンプを使用して投与しますが、マンガでは省略して描いています。 夫にテニスボールでお尻を押してもらうこと30分。再び院長が様子を確認しにきました。 院長は助産師さんと会話をすると、突然「よしっ! 産ませるか……」と言い出します。 呼吸の仕方などを院長から指示されたのですが、うまくできず、しおさんはパニックに。そしてついに泣き出してしまいました。 院長は「ありゃありゃ! 少し落ち着こうか!」と眠くなる薬を投入。 少しして目を覚ましたしおさん。しかし、つらいときずっと側で励ましてくれていた助産師の高橋さんも、すでに帰宅してしまっていました。 しおさんが落ち着いたタイミングでもう一度院長から「もう一回やってみよ! 君ならできる!!」と言葉をもらい、再度いきみます。 そして、助産師さんたちが両側からしおさんのおなかを押します。その助産師さんたちに圧倒され、しおさんは衝撃を隠せませんでした……。 ◇◇◇ 院長から突然「産ませるか」と言葉をかけられたしおさん。呼吸などがうまくできずパニックになってしまったようです。事前にいきむ練習をしていたのに思うようにいかなかったら悔しくなってしまいますよね。初めてのお産はわからないことや、うまくできないことがあるのは自然なこと。あまり自分を責めすぎず、院長や助産師さんの言葉を信じて、もうひと踏ん張り、頑張ってほしいですね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月30日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。さっそく無痛分娩の麻酔について院長から説明を受けたのですが、当日は陣痛を誘発させるために、バルーン処置をすると言われ、さらに恐怖が増してしまいます。いよいよ出産当日。バルーンが子宮口に挿入されたのですが想像以上のつらさに心が折れそうに。エネルギーを蓄えるために昼食をとり、陣痛に耐えていたしおさん。すると突然院長が現れ、人工破膜(卵膜を破って人工的に破水させる処置)がおこなわれました。順調にお産は進んでいると思っていたのですが……。内診で院長から「子宮口は6cm開いているのに、赤ちゃんが降りてきていない」と言われ、不安が増します。そのとき、隣の分娩室でお産をしていた妊婦さんの緊急手術が入り、急きょその前にしおさんの麻酔施術がおこなわれることになって……!? 心の準備ができていない なかなか麻酔を打ってもらえないと待ちくたびれていたしおさんでしたが、いざ麻酔がおこなわれるとなると、再び恐怖が襲いかかってきました。体に力が入るほどに緊張していた次の瞬間。 「はいっ終わったよ!」と院長が言いました。 なんとしおさんは、まったく麻酔の針の痛みを感じなかったのです。 無事に麻酔も効いてきて、しおさんがリラックスしていると、夫がやってきました。夫の顔を見ると、今まで張りつめていた糸が切れて涙が出そうになったしおさん。 ひと息つく間もなく、「子宮口が8cmまで開いてきている」と助産師さんに言われます。それと同時にしおさんは、赤ちゃんが下のほうに降りてきている感覚を覚えました。 その感覚になんとも言えない気持ち悪さを感じてしまったしおさんは、夫にテニスボールでお尻を押すように頼みます。 一度目はタイミングが合わずしおさんは「馬鹿野郎! 今じゃない」と夫に激怒。 次は、夫婦で息を合わせます。「さあ今だあああ」というしおさんの声と共に夫が勢いよくお尻を押したのでした。 ◇◇◇ テニスボールでお尻を押すタイミングが違うなどと、しおさんから注意をされてしまった旦那さん。わからないことばかりで緊張したり、戸惑ったりする場面もあると思いますが、一緒に陣痛を乗り越えるつもりで、しおさんを支えてほしいですね。出産を共に乗り切ることで、夫婦の仲が一層深まっていくといいですね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。 監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月29日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。さっそく無痛分娩の麻酔について院長から説明を受けたのですが、当日は陣痛を誘発させるために、バルーン処置をすると言われ、さらに恐怖が増してしまいます。そしていよいよ出産当日。バルーンが子宮口に挿入されたのですが想像以上のつらさに心が折れそうに。助産師さんの一緒に頑張ろうという言葉に励まされます。そして、無事にバルーンも抜けて子宮口も開き、助産師さんからすぐにお産が進むと言われました。エネルギーを蓄えるために昼食をとり、陣痛に耐えていたしおさん。すると突然院長が現れ、人工破膜(卵膜を破って人工的に破水させる処置)がおこなわれました。その後、お産は無事に進んでいると思われたのですが、内診をした院長の表情が突然曇り始め……。 院長が放った衝撃的な言葉 子宮口が5cm開けば麻酔を打つと説明を受けていたしおさん。 しかし、6cm開いてもなかなか麻酔を打ってくれる気配はなく、しおさんはただただ痛みに耐えていました。 院長がやってきて内診を始めたのですが、子宮口を確認した院長の顔が突然曇ります。院長曰く、子宮口は6cm開いているのに、赤ちゃんが下に降りてきていないとのこと。 その事実を知ったしおさんは驚きつつも、赤ちゃんがまだ自分のおなかの中にいたいのではないかと想像しました。 しおさんは、少しでもリラックスできるよう、眠くなる薬を入れてもらったものの15分ほどで目が覚めてしまい、再び陣痛に耐えることに。友人に連絡をして出産の実況をするなどして、陣痛の痛みから少しでも意識をそらせるような工夫をしていました。 そんなとき、隣の分娩室があわただしい雰囲気に……。しおさんが助産師さんに何があったのかと尋ねると、同時にお産がおこなわれていた人の赤ちゃんが危険な状態なのだと話してくれました。 すると、突然院長がしおさんの元へやってきて、「ちょっと隣の人が緊急手術することになったから、今しおさんに麻酔打っちゃうから!」と言ったのでした。 ◇◇◇ 子宮口は開いているのに赤ちゃんが降りてきていないと知ったしおさん。お産は無事に進んでいくと思っていたので、不安になってしまうのも無理はありませんよね。その後、陣痛の痛みを紛らわせるため、友人に連絡をして出産の実況をしていたようです。つらい痛みが続くとそのことばかりに意識が集中しがち。しおさんのように誰かに自分の気持ちを聞いてもらうなどして痛みから気をそらすだけでも、心に余裕が持てるのかもしれませんね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月28日■前回のあらすじ退院後、いつくるか分からない陣痛におびえつつ、長女と一緒に実家でお世話になることに。そして、38週6日目の夜中の2時頃におなかの張りを感じ、「陣痛チェックアプリ」を起動。10分間隔でおなかが張っていることが分かり…!?こんにちは、宝あり子です。■病院へ連絡陣痛計測アプリにより、10分間隔でおなかが張っていることが分かったものの、痛みはまったくなし!痛みがなく陣痛か判断ができなかったので病院へ電話し、10分間隔でおなかが張っていることを伝えました。病院から確認されたのは痛みの有無でした。さらに、おなかの張りはあるけれど痛みはまったくなかったので、これが陣痛なのか分からないことも伝えました。病院からは「1時間後にまた電話をください」ということで、様子をみることに。さてこのとき、私と娘は里帰り中で実家にいました。娘は私とは別室で大好きなおじいちゃんと一緒に寝ていたのですが…。娘もこの日はいつもとは違う何かが起こると本能で察したのでしょうか。夜泣きが激しかったです。しかし、私は娘の夜泣きは気になるものの…「これは陣痛?」「陣痛じゃない?」とオロオロしていて、娘の夜泣き対応はおじいちゃんに任せてしまいました。そして、痛みがないまま病院へ電話してから1時間が経過。 ■痛みはないのに“いきみたい”そろそろ病院に電話しようと思っていたところ、突然いきみたくなってしまいました。相変わらず痛みはないものの、陣痛間隔アプリでおなかの張りはこのとき5分間隔。慌てて病院へ電話しました。そして、「急にいきみたくなってしまった。でも痛みはない」と伝えたところ、すぐ病院へ来るよう指示が!急いで事前登録していた陣痛タクシーを呼びました。続きます。※この体験記に記載された症状は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明するものではありません。
2023年10月28日主人公のさやけんさんは、ある日彼氏のけむりんから突然プロポーズをされました。家事に自信がなく困惑するさやけんさんでしたが、「結婚したらきっと楽しい」と言ってくれるやさしいけむりんと、夫婦として共に歩むことを決意します。新婚生活開始後すぐに妊娠していることが判明。つわりや体重管理、長い陣痛に苦戦したさやけんさんでしたが、無事に息子・ことげが誕生し3人家族になりました。初めての育児に奮闘し、喧嘩を繰り返しながら少しずつ同じ位置から育児に向き合えるようになったさやけんさんとけむりん。そんな中、2人目の妊娠が判明したのです。しかし、育児をしながらの妊婦生活は容易ではなく、予定日の1カ月前におしるしが……。出産の予兆であるおしるしがあり、その日はことげの初めての運動会当日でしたがそのまま入院が決定。けむりんとの運動会に対する思いの温度差を感じたさやけんさんは、ひとりで出産してやると意地になっていました。お母ちゃん頑張るから、はやく産まれておいで! お産を進めるため、人工的に破水をしてもらったさやけんさん。 痛みは増すものの、周りに気を遣ってばかりで苦しかった1人目の出産と比べると、随分とリラックスできていました。「このままラクに産めるのでは?」と思っていましたが、内診の痛みはやはりとても強かったようです。 とはいえ痛みもそこまで強くなく、さやけんさんはまだ我慢できると思っていましたが、痛みが弱いのはいいことではないと助産師さんからの指摘が……。 陣痛促進剤を投与することになり怯えてしまいますが、さやけんさんは痛くても頑張るからはやく産まれてきてほしいと心から思うのでした。 家族の付き添いなく分娩室に移動したさやけんさん。 思い通りになるとは限らないお産ですが、助産師さんの存在がなんとも心強いですね。 さやけんさんも、「ラクなお産はない」と母親として腹をくくります。さやけんさんの思いが、おなかの赤ちゃんにも伝わると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター さやけん
2023年10月27日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。さっそく無痛分娩の麻酔について院長から説明を受けたしおさん。また当日は陣痛を誘発させるために、バルーン処置をすると言われ、さらに恐怖が増してしまいます。いよいよ出産当日。陣痛を誘発させるためにバルーンが子宮口に挿入されたのですが、想像以上のつらさで心が折れそうに。助産師さんの一緒に頑張ろうという言葉に励まされていました。バルーンを挿入してから1時半ほどたつと、生理痛のような痛みが出てきました。だんだんと痛みが増して悶絶するしおさん。すると3時間後、股に新たな違和感が。なんと挿入したバルーンが抜けていたのです。子宮口が無事に開いたということで、助産師さんがどれくらい開いたか確認してくれることに。 バルーンが終わって余裕を感じていたしおさんですが、そんなしおさんのところへ、器具を持った院長がやってきてー!? 再び襲ってくる恐怖 ※病院食以外の飲食については、病院スタッフに確認しましょう。 ※誤)人口破水 → 正)人工破膜※人工破膜は、赤ちゃんを包んでいる卵膜を人工的に破り、お産を進めるためにおこなわれます。その際、医療器具を用いますが、痛みを伴うことはありません。 しおさんの子宮口を確認した助産師さんが言いました。 「すごいです!! もう子宮口6cmも開いています」「とても柔らかいです! これはすぐにお産も進みますよ!」 突然の内診グリグリに衝撃を受けたしおさんではありましたが、助産師さんから褒め言葉をもらい、自己肯定感アップ! もう麻酔を打ってもらえるのだろうと、出産に余裕が出てきます。 食後に陣痛が強くなりましたが、助産師さんから指導してもらった腰を揺らす体操を実施するなど前向きに頑張っていたしおさん。 そこへ……。「しおさんこんにちは!」と院長がやってきました。前回バルーン処置で怖い思いをしたしおさんは、院長を見た瞬間ドキッとして固まりました。 すると、何やら鋭利な医療器具を出し、人工破膜によって破水させると言い出します。その器具を見たしおさんは、再び恐怖に襲われます。 しかし、実際に人工破膜をしてみると……。 「あったか~い」 痛みはなく、むしろ気持ちがよくて思わず目を閉じてしまうしおさん。 その後、お産は進み、陣痛も加速。しおさんが自宅に待機していた夫に「陣痛なう」とメッセージを送ると、「俺も緊張しておなか痛くなって、トイレこもってた」と返信が……! しおさんの夫は家でしおさんとおなかの赤ちゃんのことを心配し、緊張していたのでした。 ◇◇◇ 人工破膜を無事に終え、旦那さんに連絡をとったしおさん。旦那さんも、赤ちゃんがいつ生まれるのか、おなかが痛くなるほど緊張していたのですね。しおさんに、旦那さんの想いが伝わった気がします。つらいとき、家族からの応援メッセージは何よりの励みになりますよね。家族や病院のスタッフさんみんなで無事に出産を乗り越えてほしいですね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月27日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。しかし、無痛分娩はまったく痛みなく出産できるのだと勘違いをしていたしおさん。医師から麻酔を打つ前に陣痛を経験すると言われ、不安でいっぱいに……。また、麻酔のことや出産当日の処置内容などを聞き、しおさんの恐怖はさらに増してしまいます。そのため、入院の前日は一睡もできませんでした。いよいよ出産当日を迎えたしおさん。陣痛を誘発させるため、バルーンが子宮口に挿入されたのですが、想像以上のつらさで心が折れてしまいそうに。助産師さんからの励ましの言葉もあり、また前向きにお産と向き合い始めたのですが……。 バルーンが抜けたと思ったら、しおさんは助産師さんのある行動に衝撃を受けることにー!? 股に新たな違和感が…※マンガでは省略をしていますが、実際には、陣痛誘発時には胎児心拍などをモニタリングするための分娩監視装置を装着します。 バルーンを子宮口に挿入してから1時間半が経過したころ。生理痛のような痛みなので余裕を感じていたしおさん。 しかしさらに30分が経過すると、激しい痛みにしおさんは悶絶してしまいます。 助産師さんから「頑張ってください!」と励ましの言葉を受け、分娩台を殴ったりしながらなんとか痛みに耐えていました……。 するとバルーンを挿入してから3時間後。しおさんは股に新たな感覚を覚えます。 助産師さんに確認をしてもらうと、なんとバルーンが抜けていたのです。 そしてそのまま、子宮口がどれだけ開いているのか、助産師さんに確認してもらうことなったのでした。 ◇◇◇ しおさん曰く、このとき担当してくれた助産師さんがいたからこそ、最後まで弱気にならずに頑張れたそうです。不安との闘いの中、何度も出産の現場に立ち会っている人たちの存在はとても大きいもの。ここまできたら、助産師さんや医師の言葉を信じてお産に臨みたいですね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月26日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が始まって4日、妻の苦しむ姿を見て、陣痛促進剤を検討してほしいと夫が医師に相談しました。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日はおこなわないことにしている」と医師は説明。陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めます。ですが、気分は落ち込み……、そんなときに助産師の姉・みたんさんが病院にやってきました。面会にやってきた姉のみたんさん。負のオーラを放っているコツママ、目の下にクマを作っている夫のTくんを見て、これはヤバイ……と状況を察知します。みたんさんはコツママの話に耳を傾け、時に同調し、時にアドバイスをしつつ、わずかな時間を過ごしました。姉との面会が気分転換になり、精気が戻ったコツママ。ですが、その日の夜、赤ちゃんの心音が下がっていき……。 へその緒が圧迫されている!? 赤ちゃんの心音を見ていた助産師さんが、焦った様子でコツママの病室にやってきました。へその緒が圧迫されている可能性があり、赤ちゃんの心音が下がっていること、状況によっては帝王切開になる可能性もあることを伝えられました。コツママは突然のことに動揺しつつ、おなかの赤ちゃんが心配に……。 助産師である姉・みたんさんに電話をすると、「帝王切開になったとしても赤ちゃんのためと思って頑張りな!」と励まされました。こればかりはどうなるかわからない……先生や助産師さんを信じて自分ができることをやろうと決心。座ったり立ったりと姿勢を変えていくとへその緒の圧迫がとれる可能性があると言われ、Tくんと一緒に体勢を変えていきます。繰り返すうちに心音が下がらなくなり、ひと安心。 そして陣痛が始まって5日目の朝、診察を受けると子宮口の開きは6cm。自然経過を進められますが、コツママは「陣痛促進剤を打ってほしい」と訴えます。夫のTくんがこれまでのコツママの状況を説明。医師が陣痛促進剤の使用を決めました。 赤ちゃんの心音が下がっていると言われて焦りますが、2人で協力してなんとか乗り越えました。夫がこれだけ寄り添ってくれると心強いですよね。5日目の朝を迎え、陣痛促進剤を使うことになったコツママ。いよいよ出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月26日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強かったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。しかし、無痛分娩はまったく痛みなく出産できるのだと勘違いをしていたしおさん。医師から麻酔を打つ前に陣痛を経験すると言われ、不安でいっぱいに……。また、麻酔のことや出産当日の処置内容などを聞き、しおさんの恐怖はさらに増してしまいます。そのため、入院の前日は一睡もできませんでした。 そしていよいよ出産の日。あぶら汗をかきながら内診台でバルーンの挿入を待ったしおさんですが……!? 不安なまま迎えた出産の日 ※陣痛促進剤を投与する際は輸液ポンプを使用します。 いよいよ迎えた入院当日。 内診台に上がり、子宮口にバルーンが挿入されました。 子宮口の中でバルーンが膨らんでいくと「ゲロ吐くかも……!!」としおさんは青ざめます。 バルーンの挿入は無事に完了したものの、陣痛が起こるのはまだこれから。膨らんだ状態のバルーンをこのまま子宮口に残し、自然に外れるのを待つことになります。 しおさんは、バルーンを挿入するだけで体力的にも精神的にもヘトヘトに。想像以上のつらさに心が折れかけていました。するとそこへ救世主が現れたのです。 それは、素敵な笑顔の助産師さんでした。また助産師さんはしおさんが少しでもリラックスできるようにこう言いました。 「初産だし緊張しますよね……」 「でも大丈夫です! きっとしおさんなら乗り越えられますから!」 助産師さんは、私たちが全力でサポートするから一緒に頑張ろうと、しおさんを勇気づけてくれました。気を持ち直したしおさんは、LINEやインスタグラムを投稿するなどの余裕ができたのでした。 ◇◇◇ バルーンの挿入を終え、想像以上のつらさに心が折れかけていたしおさん。助産師さんの一緒に頑張ろうという言葉に励まされていましたね。不安なとき、温かい笑顔を向けてくれたり、安心できる言葉をかけてもらえたりすると、緊張やつらさが和らぎますよね。助産師さんにサポートしてもらいながら、無事に出産を乗り越えてほしいですね。 ※バルーン処置とは子宮口にゴムでできた器具を挿入し、その中に蒸留水など滅菌された水を入れて膨らませ、重さと圧で陣痛を誘発させる処置のこと。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月25日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が来て一度病院に入院しますが、子宮口が開かず自宅へ戻ることになりました。ひとりで夜を明かすのが心細くなって夫・Tくんに連絡し、来てもらうことに。朝になり、これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!と夫を起こして病院へ向かいますが、子宮口の開きは3cm。陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。陣痛が始まって4日目、妻が体力的にも精神的にも限界がきていることを夫のTくんが医師に伝えました。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日はおこなわないことにしている」と医師は説明。陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めます。ですが、気分が滅入り……、そんなときに助産師の姉・みたんさんが病院にやってきました。 入院中の思いを姉に吐露する コツママの姉・みたんさんとお父さんが病院にやってきました。負のオーラを放っているコツママ、目の下にクマを作っている夫のTくんを見て、これはヤバイ……と状況を察知。コツママとみたんさんが話している間、Tくんは少し休憩することに。 お父さんは病院を出て、コツママとみたんさんは2人で話すことになりました。コツママは「寝られるときに寝てくださいと言われるけど次の陣痛が怖くて眠れない」「赤ちゃんがまだ全然降りてきてない」など、入院してからのことを話しました。助産師であり、出産経験もあるみたんさんは、コツママの話に耳を傾けます。時に同調し、時にアドバイスをしつつ、わずかな時間を過ごしました。 そのころTくんはスーパー銭湯でお湯に浸かり、しばし休憩タイム。車内で仮眠をしてから病院に行こうと思いますが、痛みに耐えるコツママの姿を想像し、すぐに病室へ戻りました。Tくんがコツママに声をかけると、表情が明るく、そして元気なっていてびっくり。姉との面会が気分転換になり、精気が戻ったコツママ。ですが、その日の夜、赤ちゃんの心音が下がっていき……。 好転の兆しが見えない中、みたんさんが登場したことで空気が変わり、コツママが精気を取り戻してよかったです。第三者的な立場の人にたまっていた思いを聞いてもらうと、少し気持ちがラクになったりしますよね。これでお産を乗り切れるかと思いきや、赤ちゃんの心音が下がり……。心配は尽きません。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月25日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。陣痛が始まり、病院へ到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cmでした。とりあえず入院となりましたが、朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきたので一旦退院することに。自宅へ戻ったコツママ。夜が近づくにつれて痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫は高速を走らせ、妻の元へと向かいます。真夜中に夫のTくんが到着。3週間ぶりの再会でした。朝になり、これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!とTくんを起こして病院へ向かいます。内診してもらうと子宮口の開きは3cm。今回も入院することになりました。陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。朝までは耐えようと思ったとき、長い陣痛がきてーー。 内診の結果は!? 陣痛促進剤は使えるの!? 長い陣痛に驚いて助産師さんに見てもらったところ、胎動だと判明。陣痛中も赤ちゃんが元気に動きまわることに、コツママは驚きます。うとうとしつつも熟睡はできず、朝を迎えました。朝、内診をしてもらうと子宮口の開きは4.5cm。陣痛促進剤を使うのかなと思っていましたが、医師から「自然経過でいきましょう」と告げられます。子宮口がなかなか開かない……痛みで眠れない……という状況が変わらないことにコツママは絶望。その様子を見て、夫のTくんは「先生にもう一度話を聞こう」と言ってくれました。 陣痛が始まって4日、体力的にも精神的にも限界がきていることをTくんが医師に伝えます。「陣痛促進剤を使用する促進分娩にはリスクが伴うので、スタッフの少ない土日は行わないことにしている」と医師は説明しました。今できることは、子宮口を広がりやすくするために歩くことのみ。 陣痛促進剤の使用は明日の先生にお願いしよう、今日はなんとか頑張ろうとコツママは心に決めました。陣痛がきていないときは眠すぎてうたた寝、そして陣痛がくると痛みで起こされる……の繰り返し。そんなとき、助産師の姉・みたんさんから「気分転換にちょっと会わない?」と連絡があり、面会を約束しました。 陣痛がくるたびにコツママの腰をさすり、痛みをのがす呼吸法を一緒にやってくれるTくん。つらそうな妻を見て、「代わってあげたい……」と泣き始めました。夫婦ともに気持ちが沈み……、そのころ、みたんさんが病院へと向かいます。 初産の場合は陣痛が始まってもすぐに生まれることが少ないので、寝て食べておいたほうがいいのはもちろんなのですが、初めての痛みに不安が大きく、心の余裕がなくなってきますよね。夫のTくんも感傷的になってきており……姉・みたんさんの登場で2人の気持ちが少し変わるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月24日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強く、将来子どもを産むことをまったく考えていなかったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。無痛分娩の理想と現実をこのときはまだ知らなかったようで……。無痛分娩はまったく痛みなく出産できるのだと勘違いをしていたしおさん。医師から麻酔を打つ前に陣痛を経験すると言われ、不安が隠し切れなくなってしまいます。さらにしおさんは、院長から麻酔や出産当日のことについて説明を受けたのですが……。 医師から告げられた驚きの処置内容とは ※誤)危険性のついても → 正)危険性についても さっそく無痛分娩の麻酔について院長から説明を受けたしおさん。 院長曰く、硬膜外麻酔(こうまくがいますい)という方法を用いるとのこと。 そして当日は、ゴム袋を子宮口に挿入し、風船のように中で膨らませることで陣痛を誘発させる「バルーン処置」をおこなうのだと、しおさんは説明を受けました。 院長の言葉にビビッてしまったしおさんでしたが、ここまで来たら覚悟を決めるしかないと、ポジティブに、そして不安になることは考えないように生活をしていました。 あっという間に、入院前日。入院の説明を助産師さんから受けていたときのこと。 バルーン処置についての不安が抑えられなかったしおさんは、「朝イチで入れられるバルーンってやっぱり痛いんですか?」と助産師さんに質問をしました。 すると助産師さんは「ぜんっぜん痛くないわよ!! あなたバルーンで痛いなんて言ってたら陣痛なんて乗り越えられないわよおおお?」と笑って答えたのです。 麻酔や処置内容についての説明を聞いて、出産に対する恐怖が増してしまったしおさん。入院前日は緊張して一睡もできませんでした。 ◇◇◇産婦人科医曰く、硬膜外麻酔は背中に痛み止めの注射をしたあと、硬膜外腔という背骨の奥にある場所に細いチューブを入れて麻酔の薬を流していくのだそう。また、痛みを伝える神経の近くに麻酔の薬を投与するため、とても強い鎮痛効果があるのだとか。 硬膜外麻酔やバルーン処置など、医師から説明を受けて恐怖が増してしまったしおさんですが、ポジティブになるための工夫もされていましたね。安心してお産に臨むために、不安、疑問に思うことがあれば、その都度質問したり、しおさんのようにお風呂やヨガなど、少しでも自分がリラックスできる時間を持てるようにすると良さそうですね。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月24日小さいころからとにかく臆病な性格で、痛いことや怖いことが大嫌い。出産に対する恐怖が強く、将来子どもを産むことをまったく考えていなかったしおさんでしたが、「無痛分娩」という存在を知り、なんとか出産へ踏み切ることに。無痛分娩の理想と現実をこのときはまだ知らなかったようで……。「無痛分娩」に安心していたしおさんを待っていたのは、驚きの事実でした……。 医師から告げられた衝撃的な言葉 ※無痛分娩には、陣痛が自然に始まったら入院して麻酔をおこなう場合と、陣痛が来る前に分娩日をあらかじめ決めておき、前日に入院して人工的に陣痛を誘発してから麻酔をおこなう場合があります。しおさんは、後者の計画無痛分娩でした。 無痛分娩に対応していて、院長やスタッフさんの雰囲気もよい産院を探すことができたしおさんは、気持ちに余裕を感じていました。 つわりが終わりを迎えたころ、しおさんは院長から麻酔処置の説明を受けました。 なんと院長はこう言い放ったのです……。 「麻酔を打つ前にしおさんは、子宮口が5センチほど開くまで陣痛を経験してもらいます!!」 「無痛分娩」にすればまったく痛みなく出産できると思っていたしおさんは、衝撃を受けてしまったのでした。 ◇◇◇産婦人科医曰く、無痛分娩とは、麻酔の薬を使って陣痛の痛みを少なくするお産の方法とのこと。ただし、麻酔をおこなうのは陣痛が起きてからで、かつ、麻酔をしてもおなかが張っていることはわかるようで、完全に痛みを取り除くわけではないのだそう。このことから、「和痛分娩」と表現している産院もあるそうです。しおさんはまったく痛みがないと思っていた様子なので、この事実に衝撃を受けてしまったのは無理もありません。産院に気になることはすべて質問をして、少しでもしおさんの出産に対する不安が減らせるとよいですね。監修/助産師 松田玲子>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター しお
2023年10月23日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポです。出産予定日を1日過ぎた40週1日目、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。その翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。夜になると、痛くて眠ることができず……。病院へ電話をすると、一度来てくださいとのこと。もうすぐ会える!と心を躍らせ、病院へと向かいます。午前1時30分、病院に到着。内診をしたところ、子宮口の開きは1cm。とりあえず入院となりましたが、やはり眠れず。朝になると痛みのレベルが下がり、おなかの張りの間隔も開いてきたので一旦退院することになりました。自宅へ戻ったコツママ。夜が近づくにつれて痛みが増し……、心細くなったコツママは夫のTくんに連絡。夫は高速を走らせ、妻の元へと向かいーー。 夫の顔をみて安心するも眠れず… 真夜中に夫のTくんが到着。3週間ぶりに夫に会い、心強い味方が近くにいることで眠れるかなと思ったコツママ。しかし、昨日の夜よりおなかが痛い……。Tくんもほぼ眠らず、コツママの腰をさすったり、陣痛アプリをつけたりとサポートしてくれました。 朝になり、体感としては寝た気がせず。これだけ痛いなら子宮口は開いているはず!とTくんを起こして病院へ向かいます。内診してもらうと子宮口の開きは3cm。今回も入院することになりました。 「強い陣痛が来たら夕方には産まれるかもよ」と助産師である姉から連絡があり、ワクワクするコツママ。眠い目をこすり、陣痛と闘います。気づけば夕方になり、夜勤できた助産師さんが内診をすると、子宮口の開きは2cm。痛みは強くなっているのに子宮口は開かない、そして眠れない……。そんな状況に耐えられず、涙があふれました。 陣痛が始まってから3日。一向に生まれる気配がなく、ずっとこのままなのでは……と絶望感におそわれます。ナースコールをして助産師さんにみてもらうと、産道はすごく柔らかくなっているものの赤ちゃんがまだ上にいるのでもう少し時間がかかると話してくれました。 これからどんなことが起きるのか……コツママは不安になる気持ちを立て直し、朝までは耐え続けようと思います。そんなとき、長い陣痛がきてーー。睡眠不足が続くと気持ちのコントロールがうまくできなかったり、判断力が鈍ったりしますよね。いまの状況がいつまで続くのか……次はどんな痛みがおそってくるのか……考えだすと不安になると思います。助産師さんに相談しつつ、夫と乗り越えてほしいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月23日このマンガを描いているみたんさんの妹・コツママの出産レポ。お話は出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日から始まります。安産のためには歩くのがいいなど言われますが、コツママも里帰りしてからほぼ毎日歩いて準備は万全! 出産予定日から2日後、おなかが少し痛くなってきたかなと思い……。保育士として働いてきたコツママ。現在、第1子を妊娠中で40週1日を迎えました。出産予定日を1日過ぎ、そろそろ産みたい!とウォーキングに精を出します。10万歩を目指して歩いた翌日、なんだかおなかが痛くなり……。 今か今かと待ち遠しく… 出産予定日を1日過ぎた妊娠40週1日、コツママは10万歩を目指してウォーキングをし始めました。というのも、出産予定日の健診で赤ちゃんがまだあまり降りてないと言われたから。私の骨盤は広いからきっと安産だ! あとは陣痛さえくればスッと生まれてきてくれるはず!とポジティブに考えます。 ウォーキングの翌日は家族でカラオケへ。夕方になって少しおなかが痛いなと感じ、コツママは待ちに待った陣痛が来たと喜びます。おなかの張りの間隔が10分になり、明日の朝には生まれるかな?と笑顔に。その後も赤ちゃんが降りてくるよう家の中を歩きます。このタイミングでおなかの張りの間隔を計りますが、バラバラ。しかし、痛くて眠ることができず……。 病院へ電話をすると、一度来てくださいと言われました。「いざ出陣!」と赤ちゃんとの対面を楽しみにテンションが上がります。 お産は十人十色と言われますが、初産のときはおなかが痛くなってくるともう生まれるのかなと思いますよね。痛みで眠れず、病院へ行くことになったコツママ。すぐに出産となるのでしょうか……。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター みたん
2023年10月21日ムスメちゃんとオコメちゃん
距離感ゼロの義母
4人の子ども育ててます