薪ストーブのあるピットリビング 外とのつながりがくつろぎを生む “共有”の空間と時間を作る家
中庭から入る日差しが心地よい。
出迎える開放的なピットリビングと薪ストーブ
玄関を入ってすぐ目に入るのは開放感のあるピットリビングと薪ストーブ。「冬に薪ストーブを焚いて、ここで寝転ぶのが一番好き」と笑顔で話す妻の麻記子さん。当初はペレットストーブを検討していたが、調べていくうちに薪ストーブに行き着いた。「薪ストーブは炎が美しいんですよね。よく2人で炎を見ながら座っています」と将隆さん。ピットリビングの段差は座りやすいようにと30cmを要望。段差には収納棚を設け無駄がない。
ピットリビングに加え、3階までの吹き抜けや片持ち階段が空間を軽く演出し、家に入った時の開放感が心地よい。片持ち階段は木ごころに無茶を言ったと振り返る将隆さん。「普通、鉄を入れるところを、木だけにしてもらいました。階段下を収納に使う事も考えましたが空間がもったいないし、オブジェにしたいと思って」。
「住宅街でも気をつければ薪ストーブを使えますよ。本当におすすめです」と将隆さん。
厚みのある木製の片持ち階段。数センチ出した壁に階段を埋め込んだ。
同時に複数人が利用できるようにと玄関は広め。右側に収納スペースがある。
玄関のアクセントになる朱色の壁はご夫婦の提案で自ら塗った。