2017年8月4日 12:00
柄本時生「兄ちゃんは世界一カッコいい」 でも「興味はない」
父も母も兄も俳優という俳優一家の生まれ。子供の頃から、当たり前のように映画や演劇に触れて育ってきた青年。力まず、こだわらず。飄々としながら、俳優街道をばく進中です。
兄ちゃんは世界一カッコいい。でも、興味はないです(笑)。
カメラのレンズが向けられると、最初は困ったような恥ずかしそうな。でも、途中から肚を括ったのか、諦めたのか、されるがまま、なすがままといった表情に。
そんな一挙手一投足を見ていると、何だか妙に和んで笑ってしまう。いま、そんな柄本時生さんの不思議な魅力にハマる女子が増加中です。
――今回、ドイツで何度も上演さている『チック』という舞台への出演が決まっています。出演の決め手となったのはなんですか。
柄本:
僕は、声をかけていただいた仕事なら、なるべくなんでもやります…って感じなんだと思います。
――でもきっと、やりたい作品や役柄というのはあるんですよね?
柄本:
ないです、ないです。むしろ、やっちゃいけないというか…。やりたいものをやっていたら、楽しいだけじゃないですか。
それって結局は楽しくないなって。
――楽しいだけでは俳優として成長しない、という意味ですか?
柄本:
じゃないです。