くらし情報『単なる “苦手” と思っていた…私の「学習障害」が発覚するまで』

2018年4月11日 15:30

単なる “苦手” と思っていた…私の「学習障害」が発覚するまで

幼い頃から生きづらさを感じてきました。私はアスペルガー症候群。診断が降りたのは大人になってからでした。アスペルガー症候群だとわかってから半年ほど経った頃でしょうか。学習障害も併発していることが発覚しました。それがわかったとき、ストンと腑に落ちるような、そんな感覚になったのを覚えています。

文・七海

違和感を覚えた小学生の頃。見落とされた障害

目次

・違和感を覚えた小学生の頃。見落とされた障害
・社会に出てから困ったこと。算数は日常に転がっている
・学習障害の発覚。私以外にも苦しんでいる人はいる
単なる “苦手” と思っていた…私の「学習障害」が発覚するまで


他人とコミュニケーションを図るのは、昔から苦手でした。
ただ、学校での勉強は比較的できたほうだと思います。「詰め込み教育」だったことも相まってか、教科書を丸覚えすればテストで良い点が取れたのです。良い点を取ると、先生にも両親にも褒められました。「賢いね」と言われるたび、良い点数を取ることが良いことなのだと思ってきました。

ただ、苦手だった教科がひとつだけありました。それが算数です。小学校中学年くらいまではさほど気にならなかったのですが、a(アール)とha(ヘクタール)が出てきた頃から苦手意識が生まれてきたのです。概念としての単位がどうしても理解できず、そのまま中学、高校と進学していきました。


数学が苦手だったので文系を選びましたが、数学Ⅱ・Bは必須科目です。

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