くらし情報『風邪をひきやすいのはビタミンB6不足が原因? 女子の栄養学』

2018年10月28日 20:00

風邪をひきやすいのはビタミンB6不足が原因? 女子の栄養学

伊藤先生:豚肉の赤身やうなぎ、魚卵系や雑穀類、豆類などに豊富です。ご飯が好きな人は、白米から雑穀米に替えるだけで体調が変わる可能性があります。昭和の初期、ビタミンB1不足が原因で「脚気(かっけ)」という病気が流行しましたが、あれも雑穀より白米を尊重した結果生まれたんです。

――摂る量に決まりはありますか。

伊藤先生:摂取量の推奨は1日1.1gです。短時間で排泄されてしまうので、食事で摂る分には摂りすぎることはありません。ただ、熱に弱くて溶けやすいので、加熱を短時間で済ませたり、煮汁も活用するといいかも。

――ではビタミンB6の働きは?

伊藤先生:タンパク質や脂質の代謝に必須です。
皮膚や粘膜の健康にも重要な働きをしています。また、ドーパミン、セロトニン、アドレナリンなどの神経伝達物質の合成にも関わっているので、やる気や心の安定をもたらすために必要です。他にも、免疫機能を正常に保ったり、アレルギー症状を抑える効果もあります。

――では、B6が不足すると皮膚病になりやすいし、神経が過敏になったり、風邪をひきやすくなる…ということですかね。

伊藤先生:その通りです。最近は食の欧米化が進み、肉の摂取量が増えています。

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