2019年9月5日 21:00
なぜ眠らなきゃいけないの? 意外と知らない“睡眠”のこと
そしてそれぞれの状態で、異なるメンテナンスが行われている。たとえば、脳内では情報の整理や記憶の強化、体内では免疫機能のアップ、そして、精神機能の維持など、極めて重要なものばかり。ただの休息ではないのだ。
「昼間使ったことで機能が低下した脳をリセットすることで、起きている間、脳のパフォーマンスを上げ、心身の状態を健やかに保ち活動できます。生きる上で睡眠は不可欠なのです」
ノンレム睡眠とレム睡眠の違い
レム睡眠:脳の活動…活発に活動、感覚(脳への入力)…遮断されている、筋肉の活動…ほとんどゼロ、行動…ほとんどなし、自律神経…交感神経、副交感神経ともに変動、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧が大きく変動
ノンレム睡眠:脳の活動…眠りが深くなるほど活動が低下、感覚(脳への入力)…伝わっているが処理機能が低下、筋肉の活動…低下するがゼロではない、行動…寝返りなど、必要に応じて動ける、自律神経…副交感神経が優位になる、体の機能…心拍数、呼吸数、血圧など低下
ノンレム睡眠時は眠りが深くなればなるほど、脳も体も休息状態に。レム睡眠時は、脳と体の間の情報交換をカットした状態で、脳は活発に活動。このように、2つの睡眠はまったく異なる。