2020年8月10日 19:00
寝苦しい夜の対策法…熱帯夜から解放される快眠方法まとめ
冷房を正しく使ってコントロールしよう。
個人差はあれど、室温28℃を超えると人は寝苦しく感じる。「基本的に冷房は26~27℃に。湿度は50~60%が理想的。夏は基本的に一晩中エアコンをつけっぱなしにしてOK。機種によって体感が違うので、ベッドまわりに温湿度計を置くといいですね」。人体と寝具の間の空間=寝床内環境に気を配り、温度33±℃、湿度50±5%を一年中キープ。「そのためにも、寝具の衣替えは必要です」
友野なおさん 睡眠コンサルタント。
日本睡眠学会正会員、日本睡眠環境学会正会員。“睡眠から日本を元気に!”をテーマに、快眠グッズや空間プロデュースなどを手掛ける。著書に『正しい眠り方』(WAVE出版)など。
『anan』2018年8月29日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・小泉咲子
※2018.8.26作成
快眠を導く夏の入浴方法
深部体温を下げて、眠りやすくなる
私たちは、寝る前に内臓などの深部体温が下がり、就寝後さらに体温が下がる仕組みが既に備わっていますが、夜湯船に浸かったほうが深部体温が下がりやすくなるので、眠りやすくなります。
株式会社バスクリンの2010年の研究で、入浴剤を使用し40℃10分間の入浴(以下、入浴グループ)