私、悩みは全部友達に話すタイプなので、そういう時は友達に聞いてもらって心を落ち着けていましたけど。
――多部さんもそうなんですね。
多部:変わらないですよ、私もひとりの女性、みんな一緒です(笑)。
――お友達は、同じ業界の方が多いんですか?
多部:ほぼ一般の人ばかりです。でも、友達は私の仕事を応援してくれているし、私は私で毎日営業を頑張っているOLの友達の仕事ぶりを聞いてすごいなって思うし。尊敬し合いながら生きていると思います。今は、20代後半の悩みは抜けて、親友たちと楽しい毎日を送っています。
――今年31歳になりましたが、30代をスタートしていかがでしょう。
思い描いていた感じですか?
多部:まだわからないですね。20代は、1本作品を終えたら少し休んで次の作品へという感じでしたが、今年は、コロナの影響で“ナギサさん”の撮影も序盤で一度止まってしまって。そこで少し考えたんですが、より深く濃く人と関わりながらお芝居を楽しんでいきたいなって思うようになりました。30代は一つ一つの作品を大事にしていきたいなって。
――今後はどんな作品や役にチャレンジしたいですか?
多部:作品や役というよりも、この方とお芝居してみたいとか、あの映画監督とご一緒したいというのが一番ですね。