2022年7月15日 19:00
「日本の方の仕事は正確でした」香港・日本の共同製作で話題の監督が言及
運動から何十年経っても引きずってしまうほど、当事者にとっては一生忘れられないほどの出来事だったのだと改めて感じましたし、そんな彼らの姿からは学ぶこともありました。
これからの香港は、もっと暗い色になる可能性もある
―タイトルの「Blue」には悲しみや落胆、そして香港が感じている憂うつを表しているということですが、今後の香港にはどんな色に変わってほしいと願っていますか?
監督僕は毎回作品には色をつけようと思っているので、前作では黄色、そして今回は青色を使いましたが、正直に言うと、これからの香港はもっと暗い色になる可能性があるのではないかと感じています。
次回作では黒を使おうかと考えていますが、黒というのはいろんな色が混ざり合って出来上がった色でもありますからね。黒のなかにも、鮮やかな色も入れられたらと思っています。
―これまで何度か日本にはいらっしゃったことがあるそうですが、日本での思い出といえば?
監督今回が5回目の来日ですが、一番印象に残っているのは、山形国際ドキュメンタリー映画祭で賞をいただいたこと。どうしても仕事の思い出ばかりではありますが、いろんなところをブラブラしてラーメンを食べたり、お寿司を食べたり、買い物なども楽しんでいます。