2022年10月1日 20:45
クリニック院長のセクハラ・パワハラがひどすぎて… 人を傷つけて喜ぶ「院内パワハラの実態」【後編】
梨花さん(仮名・32歳)は医療事務として働いていましたが、離婚を機に1年ほど休み、新たなクリニックで働き始めました。そこで、雑用をこなし、クレーム対応に追われ、お昼もろくに食べられないような日々が続いていたそう。そして、さらなる悲劇が待っていたんだとか。当時の状況を詳しく伺いました。
ストレスが溜まり続ける職場
「クリニックの院長は、50代後半。普段は物静かな人で、周りの2人の看護師さんがテキパキと仕事をすることで、業務は回っていました。
看護師さんは、それぞれ40代と50代。私がモタモタしていると“遅い!”とピシっと言ってくるような厳しい人たちでした。
電話で患者さんの症状を聞くことがあるんですが、私では判断し切れないこともあり、看護師さんに対応を頼むんですね。
でも、院内が混んでいたりすると、“あとにして”と言われるんですが、伝えるのはこっちですから。イライラする患者さんと看護師さんとの板挟みで、ストレスが溜まる一方でした」
セクハラとパワハラの横行
「クリニックには、よくMRという製薬会社の人が来て、院長に挨拶したり、新薬の説明などをすることがあるんです。
そのMRさんを集め、2か月に1回ぐらいのペースで懇親会が開かれていました。