後悔も失敗もしない! 不動産屋が教える「令和の持ち家の選び方」
とお話することがあります。
その意味は、常に住む場所が確保できると安心感が得られ、老後の心配も減る。また同棲、結婚、出産などで家族が増えて手狭になったときは、貸し出して賃料収入を得ることができ、万が一、離婚などのアクシデントがあっても自分の戻る場所になってくれる、ということです。
人生は何が起こるか分かりません。想定していなかったことが起きた際に、家は自分をサポートしてくれる心強い存在になるのです。ですから「家を買うのは結婚してから」という思い込みは捨て、自分の幸せのために買うべきかどうか――。ぜひ自分軸で考えてみてほしいですね。
その2.買う目的を明確にする
お客様に「家を買いたい理由はなんですか?」と聞くと、「毎月の家賃がもったいないから」という答えが返ってくることが一番多いです。
ですが、そういった曖昧な理由だけで決めてしまってはいけません。長期的な視点から、「何のために家を買うのか」という目的をはっきりさせることが大切です。
たとえば、シングルの場合。長期的に考えることが難しいなら、何年住むか考えてみましょう。海外移住やUターンなどで他の場所に移り住む可能性があり、数年しか住まないのであれば、諸経費もかかるため買うメリットはあまりありません。