後悔も失敗もしない! 不動産屋が教える「令和の持ち家の選び方」
ただし、「20代のうちに住もうと決めていた理想の家がある。それは買わないと手に入らない」「早めに資産形成して将来は貸し出し、賃料収入を得たい」など、具体的な目的があるのであれば短期間しか住まない予定の人でも、その目的に合う物件を買ったほうがいいと思います。
カップルや夫婦なら、じっくり話し合う時間を持つことから始めてください。35年ローンで高額な家を買うという大きな決断をすることで、将来について現実的に考えるきっかけとなるはずです。結婚するのか、子どもは何人ほしいのか、お子さんが小さい場合は、小学校に上がる段階で教育面から転居する可能性があるかなど。それぞれの理想の暮らしや価値観をすり合わせ、本当に買うべきかどうか決めたうえで探し始めるのがベストです。
その3.住みたい街を探す
家選びで重要となるポイントは物件だけではありません。「どんな街に住みたいか」という視点を持つことが大切です。
お客様の中には漠然と「〇〇区」に住みたい、「〇〇駅」がいいと言う方もいますが、実際にその街を歩いて決めてほしいです。
駅を降りたときに落ち着いた雰囲気であること。街灯が多く、夜道を安全に歩けること。