くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「マンションの間取り」』

不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「マンションの間取り」

ですが、使い方が限定されてしまうのはもったいないですし、広すぎる収納部屋などは必要ないという方もいらっしゃると思います。そこで採光があまり取れない部屋だからこそ、主に夜に利用する寝室として活用してはいかがでしょうか?

その際、ポイントになるのは置きたいサイズのベッドが収まる広さかどうか。とくにダブルやクィーンサイズなどの大きなベッドが入るか、しっかり確認してほしいです。図面上では大丈夫に見えても、柱や梁が邪魔をしてベッドが収まりきらない場合もありますので、内見する際に部屋の寸法を測っておくと安心です。

4.壁式構造の物件

間取りはリノベーションすることによって自由に変更できます。ですが、建築構造について理解しないまま物件を購入してしまうと、変更できないという残念な結果になってしまうので注意が必要です。

建物構造には代表的なものとして「ラーメン構造」と「壁式構造」があります。「ラーメン構造」とは柱と梁で建物を支える構造のこと。
食べ物のラーメンではなく、ドイツ語の「枠」「額縁」を意味するRahmenから名付けられたものです。柱と梁で枠組みを作り、そこに壁や床を張っていくため耐震性が高く、鉄骨造や鉄筋コンクリート造のマンションや公共建築物などで多く採用されています。

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