不動産会社の経営者が教える! 選んではいけない「マンションの間取り」
建物の構造に影響しない壁であれば、取り外したり移動したりできるため、大がかりなリノベーションでも行うことが可能です。
一方、「壁式構造」とは、柱や梁の枠組みの代わりに壁で建物を支える構造のこと。「耐力壁」と呼ばれる縦や横からの力に強い鉄筋コンクリートの壁を使い、床と壁を接合していきます。建物を支える重要な壁のため取り払うことができず、リノベーションして間取りを変更する際に制限が出てしまいます。ただし、建物構造に影響を与えない壁であれば取り払うことは可能です。希望する間取りを考える際、壁が耐力壁かどうか確認する必要があります。
気になる物件があり、「将来的に間取りを変更するかもしれない」と思っている方は、「ラーメン構造」か「壁式構造」か、建築構造についてもチェックおくとよいでしょう。
Information
教えてくれた人
石岡茜さん。
2013年に「女性のための不動産会社を作りたい」と、東京・学芸大学に「ことり不動産」を設立。女性ならではの細やかな視点と「幸せな家選び」をモットーに、物件選びをサポートしている。宅地建物取引士。著書に『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)がある。
取材、文・高倉優子
©studio marble/Getty Images
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取材、文・高倉優子
実は略語でした! 「レトロ」って、なんの略?