くらし情報『ジブリ出身・米林監督、3年ぶり新作はなぜ“魔女”?「宅急便とは違う21世紀の魔女を」』

2016年12月15日 18:52

ジブリ出身・米林監督、3年ぶり新作はなぜ“魔女”?「宅急便とは違う21世紀の魔女を」

Photo by cinemacafe.net

アニメーション映画監督の米林宏昌が12月15日(木)、東宝本社で会見を行い、2017年夏に最新作『メアリと魔女の花』の劇場公開を発表した。2014年末にスタジオジブリを退社した米林監督。新作はジブリ時代に手がけた『思い出のマーニー』以来、3年ぶりとなる。

原作はイギリスの女流作家メアリー・スチュワートによる児童文学「The Little Broomstick」(小さな魔法のほうき)。何をやってもうまくいかず、不満や不安を抱いて暮らす11歳の平凡な女の子・メアリが、ひょんなことから魔法が渦巻く奇想天外な世界で冒険を繰り広げる、王道ファンタジーだ。

会見には元スタジオジブリの西村義明プロデューサー(『かぐや姫の物語』『思い出のマーニー』)が同席。米林監督と西村プロデューサーは、ジブリ退社後の2015年にアニメーション映画制作会社「株式会社スタジオポノック」を設立し、新作『メアリと魔女の花』は同スタジオが製作を手がける。

まず、マイクを握った西村プロデューサーは、ジブリの制作部門解散から前作『思い出のマーニー』完成までをふり返り、「現場作りをするにも、ジブリと言う名前がないなか、お金やスタッフが集まるのか。

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