くらし情報『【インタビュー】松本潤 ずっと薫っていてほしかった――『ナラタージュ』に息づく葉山の存在』

2017年9月27日 16:45

【インタビュー】松本潤 ずっと薫っていてほしかった――『ナラタージュ』に息づく葉山の存在

撮影準備で先に現地入りしていたスタッフの方たちと合流して、ロケ地を見にいきました。撮影中は富山と東京を行き来することになるので、葉山のスイッチを見つけておきたかったというのもあります。撮影が始まると、有村さんは期間中ずっと富山に滞在だったので、『また東京に帰るんですね』『すみません、ちょっと歌ってきます』そんな会話を毎回していましたね(笑)」。その距離感は、ときどきしか会えない葉山と泉と重なり、役としては「通じすぎないほうがいいと思った」と、現場では敢えて距離を保ち必要以上に「喋らなかった」という。

『ナラタージュ』はどんなラブストーリーなのか、どんなラブストーリーにしたいのかを行定監督と話すなかで出てきた言葉は“湿っぽさ”だった。「昔の香港映画のような、たとえばウォン・カーウァイの世界観のような、湿っぽくて、いつの時代かはっきりさせない感じにしたいということでした。ラブストーリーではあるけれど、明るくて楽しいシーンは全然ないんです。お互いに悩んでいて、しかも言いたいことがうまく言えないシーンが多かったですね…」。
印象深い撮影として挙げたのは、雨の車中の会話のシーンだ。

『ナラタージュ』メイキング(C)2017「ナラタージュ」製作委員会
「お酒を飲んだ葉山が、泉に来てもらって車で送ってもらうシーンですが、その車中の会話は、わりと撮影序盤に撮影をしました。

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