2017年12月30日 12:00
2017年映画界で活躍した“女性監督”総ふり返り! 来年注目の女性監督作品は?
を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。
さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。
フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)