名シーンには欠かせない!『恋雨』から『IT/イット』まで"雨”が印象的な映画5選
抜けるような青空に背中を押されるように走り出す橘あきら(小松さん)。途中、けがをしたアキレス腱が痛み出して失速するも、彼女が気持ち全力疾走で向かっていったのはアルバイト先のファミレス「ガーデン」。彼女は、その店長を務める近藤正己(大泉さん)に恋をしていたーー。
劇中で降る雨は、まるであきらの気持ちそのもの。あきらにとって、28歳も年上の店長はどしゃ降りの中でたった1つだけ辿りついた、雨宿りができる相手。そっと傘を差し出してくれた人だった。夏風邪を引いた店長を見舞い、それまでで最も熱く思いを語る際には、すっかり外は嵐に。さまざまな雨が、陸上という夢に挫折したあきらと、小説家になりたいという夢から目を背けてきた近藤の気持ちと関係性の変化に寄り添っていく。
いつのまにか、お互いの存在が“人生の雨宿り”となっていた2人が雨上がりに見つけた道には、ほろ苦いけれど爽やかな感動が待っている。
『恋は雨上がりのように』は全国にて公開中。
松本潤×有村架純、雨が降ると思い出す一生に一度の恋…『ナラタージュ』
「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた島本理生の原作小説を、監督・行定勲×主演・松本潤×ヒロイン・有村架純で映画化した大人の恋愛映画『ナラタージュ』。