2018年6月26日 07:45
【インタビュー】たじまなおこ監督×奈緒 失われた純朴さを作品に投影して『いつか、会える日まで』
とコメントやメッセージをいただきました!中でも、「恋愛をしたくなった」という感想は、女の子たちの背中をちょっとでも押せたのかなと思えて、すごくうれしかったです。
たじま監督:うれしいかったですね!私のもとには製作目線での感想が多く寄せられて、社会情勢はいろいろありますが、ピュアに「日韓合作、共同製作ってやっぱりいいよね」という温かいコメントがありました。
――そもそも製作の下地として、日韓合作というのがあったんですよね?
たじま監督:そうですね。ネスレさんがショコラトリーの韓国1号店を出店する、というのが企画の大元にありました。どう物語化するか、どう話題にするか、日本と韓国でどう撮影するか、などを課題に進めていきました。今回はイ・サガン監督との共同製作なので、昨年7月、話し合うために韓国に弾丸1泊で行って、ふたりで物語を書いたんです。そのときに、「チョコレートといえば恋愛や恋心なので、その要素を入れたいね」という話になりました。日本に住む由奈と、韓国にいるユジンとの恋愛になるわけですが、韓国に1号店ができる話なので、日本から由奈が行って…、と、どんどん肉づけしていきました。
――夢と現実でふたりが出会うのは非常にロマンチックでありながら、ファンタジーだけで終わらない現実味あふれる要素が盛り込まれていたのは、どういった経緯だったんでしょうか?
たじま監督:物語の題材である「たとえ将来つらいことがあるとしても、その恋愛に踏み込むか?」