【インタビュー】濃すぎる30代がMEGUMIにもたらした境地――「意味のないことを大切にしたい」
「+コラボレート」は、自身の公式サイトを開設したことをきっかけに展開していった。
「もともと、自分のホームページというものを持ってなかったんですよね。いまどき、個人経営の小さな喫茶店でも自社のページがあったりするのに、芸能界では事務所の公式サイトはあっても、個人の公式サイトを持ってる人って決して多くないんですよね。じゃあ、作ってみようとなったんですが、そこで出演の告知みたいなことばかりしてもあんまり意味がないので、何かできないかな? と」。
そこで考えたのが、自身が好きなアートやファッションに関する情報だった。
「そういうものは以前から好きだったんですけど、バラエティで話すような内容でもないし、女優の仕事とも直接は関係ないので、ただ自分で『好き』というだけだったんですけど、そういうことをそろそろ私もここで発信してもいいのかなと。単に『好き』だけじゃ一方通行だし、それなら、若手のアーティストに発表する“場所”を提供できないかなと思ったんです」。
Branded Movieは「すごく先を行っている手法」
アートであれ、商品であれ、どんなに良いものでも、世間に流通しなければ人々に知ってもらうことはできない。