くらし情報『【インタビュー】映画なの? CMなの?新たな映像表現“ブランデッドムービー”の可能性』

2019年8月9日 12:00

【インタビュー】映画なの? CMなの?新たな映像表現“ブランデッドムービー”の可能性

別所:その通りだと思います。動画マーケティングという点では、以前はCMの延長だったり、それこそ「続きはウェブで」という世界観でしたが、いまは非常に短いスパンで、多面的になっていて、例えば、企業の理念や哲学を映し出す作品や、逆に商品やサービスの“トリセツ”的なムービーも増えている。これは映画の歴史をふり返って、さまざまな(映画の)スタイルが、いろんな答えを提示してきたように、ブランデッドムービーもまた、いままさにその地平を開拓している段階なんです。

僕はよく「シネマと広告のハイブリッドコンテンツだ」って言うんですけど、本当に「これぞ王道」という答えがまだない。製作される本数が増えているし、トレンドも多様なので、とてもワクワクさせられますね。

ネスレ日本が手がけるWEB映画館「ネスレシアター」での配信がスタートした『上田家の食卓』。個性豊かな上田家の面々が、朝の食卓で「この前こんな事があってさ」のひと言から会話を始め、やがて軽妙なボケ&ツッコミ合戦が繰り広げていく。1話は約5分で、全5話構成。
MEGUMI、堀部圭亮、筒井真理子らキャストには、実力派が勢ぞろいした。

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――数々のCM、短編作品を手がけ、海外でも高い評価を得る平林監督にとって、『上田家の食卓』は初めてのブランデッドムービーとなりました。

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