2020年3月25日 17:30
公開延期・興行収入ゼロ…映画業界史上初の異常事態に 新型コロナウイルスがもたらすハリウッドへの影響
3月4日、コロナウイルスの影響を見越して真っ先に『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の配給スタジオが、当初の公開日4月2日を11月25日に延期されるというニュースを発表した。
ディズニー実写作品『ムーラン』は巨額の宣伝費用をかけ3月27日全米公開予定だったが、3月23日現在で公開日未定に変更された。
また、第1作目が大ヒットし3月18日の続編公開が期待されていたエミリー・ブラント主演のホラー・サスペンス作品『クワイエット・プレイス PARTII』も公開日未定に変更。春休みの家族連れ客が期待されていた『ピーターラビット2』は夏休みに賭けて8月公開予定に変更。
5月1日全米公開予定だったマーベルの期待作『ブラック・ウィドウ』は公開未定、『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』はなんと1年後に公開延期と、コロナ.ウイルスの影響で、たたみ掛けるようにリリース予定の変更が発表された。
撮影延期と製作遅延の余波
延期や無期棚上げになってしまったのは映画の公開だけではない。ウイルスの影響で世界の至る所で行われていた映画や番組の撮影が一時中止を強いられている。
撮影がストップしてしまった作品の数はNetflixやAmazonのオリジナル作品なども入れると100本以上にのぼる。