くらし情報『公開延期・興行収入ゼロ…映画業界史上初の異常事態に 新型コロナウイルスがもたらすハリウッドへの影響』

2020年3月25日 17:30

公開延期・興行収入ゼロ…映画業界史上初の異常事態に 新型コロナウイルスがもたらすハリウッドへの影響

スタッフをしている作品が一時棚上げとなり解雇となってしまったら、自分の家賃や光熱費の支払いはもとより、我が身を守る健康保険の支払いにも大いに困ることになる。解雇された時点で国掛りの一時保険にも入れるが、その費用たるや月々10万円前後という呆れた額で、仕事のある人間でも加入できない様な保険だ。

また監督や大道具など、労働組合に入っているスタッフも1年間に一定の時間数を働かないと組合から出されている健康保険を解除されてしまう。まさに死活問題である。

「憩い」となったストリーミングサービス

外出自粛令が発令されて、家で過ごすことになった人たちの「憩い」となっているのがストリーミング配信サービスだ。昔なら家に閉じ込められることになったら、TVか読書だっただろうが、昨今ではストリーミングを楽しむのが主流と言える。

そこで映画館が使えなくなった映画会社は、一部の劇場用映画を即時ストリーミング公開に切り替えた。例えば、日本では5月公開予定エリザベス・モス主演サスペンス作品『透明人間』などは、すでに有料でストリーミングが開始されお茶の間での鑑賞が可能になっている。
またディズニーは『アナと雪の女王2』のストリーミング開始を大きく繰り上げ、すでにDisney+で配信をスタートした。

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