【インタビュー】高橋文哉、田中圭からも学んだ“座長の在り方”「あのときの意味を再認識」
自分が19歳のときに抱いていた包容力が数年ぶりに蘇り、背筋が伸びた気もしたし、逆に肩の荷が軽くなるような感覚もありました。田中:文哉くんは元々の可愛らしさや真面目さは変わらず、経験を積んだことで顔つき一つとっても違いましたし、自信があろうがなかろうが主演としてここに立つんだ、という意志が伝わってきました。4年前よりさらにお芝居が好きになったんだろうな、という印象も受けました。
僕としては、悪い変わり方をした文哉くんも見てみたかったのですが…(笑)。「俺はスターだぞ。田中遅ぇな」みたいにわかりやすく変わっていないかなと期待して現場に臨んだら、全くそのようなことなく相変わらずいい子でした(笑)。文哉くんの中にキャリアが蓄積されているんだなということがわかりました。文哉くんが調子に乗るには、あと6年くらいかかるかもしれない…(笑)。
――ちなみに田中さんの19~23歳頃の想い出はいかがでしょう。
田中:バイトの想い出が強いかもしれません。仕事がないときはバイトに明け暮れていました。いま振り返ると大変でしたが、あのときはあの時で楽しい苦労をしていたなと思います。
同じ19~23歳でも、文哉くんと僕には天と地ほどの差がある気がします。