【インタビュー】高橋文哉、田中圭からも学んだ“座長の在り方”「あのときの意味を再認識」
――そうした我慢も、すべてはお芝居のためになのですね…。
高橋:そうですね。これはもう自分の勝手なルールといいますか、思い込みから生まれています。
田中:1つの作品に取り組んでいるときに他の刺激を入れたくないのはすごくよくわかる。僕も自分では気づいていないだけで、マイルールがあるのかもしれないです。
“座長”としての在り方とは?
――高橋さんが「先生を消す方程式」の際に、田中さんから学んだ“主演の在り方”はありますか?
高橋:スタッフさん・キャストさん含めたコミュニケーションの取り方、空気感の作り方でしょうか。生徒役も数十人と多く、緊張感が流れる瞬間もあった現場でしたが、圭さんが教壇に立って和ませる姿を見てきました。そのときはまだ気づけていませんでしたが、自分が主演をやらせていただくようになってあのときに圭さんがやって下さっていたことの意味をちゃんと再認識できるようになってきた気がします。
田中:今回、文哉くんから座長としての頼もしさを感じました。タイトなスケジュールの中でも嫌な顔一つ見せず、まっすぐに自分の役と作品、そして現場に向き合っていました。だからこそスタッフさんも他のキャストも「ついていこう」