秋の洋画宣伝担当者座談会! 社の垣根を越えて4人の宣伝担当が語り合う【前編】
予告を観て反応する方がすごく多かったですね。「何が出てくるかわからない」よりは「これくらいの新生物が出てきます」というガイドラインがあると、反応する方が多いのかなと。
松本それに関して実は今日、すごく聞きたかったんですけど、ホラー系の映画でいわゆるネタバレみたいな部分って、宣伝段階でどこまで出すものなんですか? 例えば最近だと『破墓/パミョ』は一切出してないですよね。「何が出てくるのか?」で終わらせているんですよね。どこまで踏み込んでいくべきか…。
奥村ホラー系で言うと、何かしらのアイコンがいる場合は、僕はそれは出していきたいと思います。例えば『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』のペニーワイズや『LAMB/ラム』のアダちゃんのようなキャラクターです。
逆に『破墓/パミョ』の場合は、出てくるものが本当の大オチなので、その場合は不穏な雰囲気を壊さないように「何が出てくるのか?」と想像力を煽る方が正解かなと思いますね。
青木いわゆるネタバレに関しては、十数年前と比べて、難しい部分が多いですよね。
渡辺『動物界』で言うと、本国は何が出てくるのか一切見せないというやり方でしたけど、フランスであればロマン・デュリスと若手ライジングスターのポール・キルシェが出ているというだけで「観たい」