秋の洋画宣伝担当者座談会! 社の垣根を越えて4人の宣伝担当が語り合う【前編】
と思う人も多いですが、日本だとなかなかそれだけでは難しいですよね。
松本出し過ぎると「ネタバレだ!」って怒られるけど、逆にあんまり出さないと「どんな映画かよくわからない」となってしまうじゃないですか。
奥村“わかりやすさ”と“想像力”のバランスですよね。どこまで想像させたいか? というのを予告編でブレーキを掛けながら見せる感じです。『動物界』に関しても、新生物の姿をたくさん出し過ぎちゃうと「いろいろ出てるんだな」と予想がついちゃうけど、出す数を絞ったりチラ見せに留めることで「他にも出てくるのかな?」と想像が膨らむ。
青木難しいですよね。あえて見せないで、ティザー感を出しているつもりでいたら「何も起こらない」ということもありうるし。煽っているつもりが何もしてないみたいな…(苦笑)。
ただ『動物界』に関しては、実際に僕自身、観てみたら「こんな映画だったのか!」と驚いたので、良い衝撃を与えられるんじゃないかと思います。泣かされます。
松本この予告やチラシの雰囲気で「泣ける」って思わないですよね。そこは公開後に口コミで広がるといいですよね。
青木振れ幅がすごく大きな作品なので楽しめると思います。