2020年4月14日 06:00
コロナ禍で苦境の若手芸人、ライブ&バイト休止で無収入も「希望はあります」
という。
政府は、フリーランスへの助成金政策を打ち出しているが、お笑い芸人については「すごく微妙なところなんです。芸人は、月によって収入が全然違ったりするので、『今月はこれだけ仕事をするはずだった』という見込みが分からないんですね。だから、制度の対象になるのか、いろんな芸人と話をするんですけど、『もらえるらしい』と『難しいらしい』という話があって…」と情報が錯綜。「アルバイト先が潰れてしまった人もいるので、収入の証明をもらうにはどうすればいいのか悩んでる人もいます」という問題もある。
○■最大の不安は賞レース
芸人仲間とグループLINEなどで互いの状況を確認すると、「実家に帰ったという話は聞かないですし、スーパーに買い物も行かないほど、みんな全然家から出てないです。お金がないというのもありますけど、外出はいけないことだというのを、結構芸人たちは自覚を持っていますね」と、不要不急の移動自粛が意識されているようだ。
そんな芸人たちにとって最も大きな不安は、賞レースのスケジュールだという。
『M-1グランプリ』『R-1ぐらんぷり』『キングオブコント』『女芸人No.1決定戦 THE W』という4大大会は、予選やそれに向けたネタ作りの期間を含めると、年間を通して芸人たちのモチベーションになっている。