2015年5月15日 10:00
菅田将暉、ストイックな役作りの本音「褒められることが壁になった」「ネットのダメ出しも大事」
「いかに周りと調和をとるか」を気にしていたタイプだったので。
――デビュー前の高校時代、注目されることをあまり快く思わなかったと聞きました。今の職業とかなりギャップがあるエピソードですよね。
自分でも本当にそう思います(笑)。何もしていないのに”トロフィー”はもらいたくなかったんです。自分がちゃんと好きなことを作って、見せられればそれでいい。でも、本当は自分のアイデンティティは人にアピールしていきたいもので、評価してもらえたり作品として残していきたいものだったりするんですけど、それとは違う視点で注目されるのは嫌だったんです。そこはコンプレックスでしたね。
でも、当時とくらべて今は卑屈じゃないので(笑)。もっと寛大な気持ちになっていて、笑顔でこっちを向いてくれる人には笑顔でいこうと思えるようになって。自分でも大人になったと思います。――ブログを拝見したところ、かつて福田監督の舞台をご覧になったことが書かれていて、そこには「ごっつええ感じ見て以来の衝撃」「人を笑わせるってすげーわ」と。お笑いに対する熱い気持ちがあふれている文章だと感じました。
いいこと書いてますね(笑)。お笑い大好きなんです。