イヌや猫からの感染例も報告されています。
■猫からの感染ルート:接触・経口感染。保菌している猫、または糞便に触れたのちになんらかの理由で口に入ると感染する可能性があります。
人:下痢、腹痛、発熱、悪心、頭痛、悪寒、倦怠感などで他の細菌性食中毒と区別がつきづらいです。症状がでるまでに2~5日と他の細菌性食中毒に比べてタイムラグがあるのが特長です。
猫:下痢(特に子猫)、または無症状。
■猫からの感染予防:猫に触れた後は手洗いを心がける。
○猫ひっかき病
猫ひっかき病の原因菌はベルトネラ・ヘンセラです。
名前の通り猫に引っ掻かれると感染しますが、咬まれても感染します。猫同士でノミを介して感染が広がります。ノミから人に感染することもあります。
■猫からの感染ルート:咬傷、掻傷感染(咬みつき、引っ掻き)。猫ノミによる刺咬傷。
■症状
人:受傷後3~10日目に虫刺されのように赤く腫れ、ワキや鼠径部のリンパ節が腫れてくるのが典型的な症状です。多くの場合は自然に治癒しますが、脳炎、心内膜炎などに進行し重症化することもあります。
猫:無症状
■予防:咬みつかれたり、引っ掻かれた際にしっかり消毒を行う。