サラリーマンの子供にも"帝王学"を! 元銀行員に聞く"家族とお金"のあり方
投資すれば世帯収入は増える。家としての世帯収入を考えたときに、不稼働資産、ものすごい言葉ですが、ポテンシャルが高い経営資源に投資し、そこでニューマネーを稼ぐという、これは価値のあることです。
サラリーマンは特に、50万円の収入の人が70万円ってなかなか難しいですけれど、俺に社長になれよということかということになるわけです。残業なんてつかないし、だけど奥さんは余地があって、そういう人にちゃんと10万円働けるだけの力を身に付けてもらえれば安心ですよね。自分のことばかり考えているんじゃなく、きちんと奥さんの将来を考えてということです。60歳を過ぎても、自分がいなくなってもこれで食べていけるから、自分は安心して死ねると言えばいいのです。
――本の巻末にあるこのライフプラン表ですね。
どっちが先に80歳になるのですかという話です。
女性の平均寿命は87歳というのはわかっている話です。ということは、自分が死んでも10年間は生きているわけです。妻の残りの人生に責任は持たないのですかということです。ライフプラン表を見ればわかるわけです。成り行きで放漫経営をしてはだめでしょうと。そうなったら、自分のためには働けないけど、妻のためだったらそれなりのことをしてあげなければと思うのが愛です。