サラリーマンの子供にも"帝王学"を! 元銀行員に聞く"家族とお金"のあり方
ありますね。それは絶対払拭しなければいけませんね。
――なぜでしょうか。
卑しいものという認識があるからでしょう。だけどお金というのは社会貢献によって得られる物というふうに教えれば、むしろお金を持っているということは、たくさん人に貢献したんだなと、子供に教えなければいけません。人に貢献した人だからこそお金を持ったんだよ、あの人はすごいねと。見習おうねと言わなければいけないのに、何悪いことしたんだろうとか。何だまくらしたんだと教えるから卑しい人、卑しいことになってしまうんです。
――お金についてもっと家族で話そうよ、ということでしょうか。
お金が欲しいからとお金を追いかけている人にはお金ってついてこないんだよと。人から信頼される、信用されるから、その結果としてお金を貸してもらえるし、お金を貸してもらえるから会社を興したりできるということです。
元々の信用がなかったら、何でもお金ってついてこないんだよと。みんな信用、信頼にこだわっている。信用、信頼の残高が多い人のところにお金はよってくるんだよと。だから靴も磨けよ、机の上もきれいにしろよ、言葉使いもきれいにしろよ、立ち振る舞いをスマートにしろよ、よれよれの服を着てるなよ、髭を剃れよ、要するにそういうことですよね。