サラリーマンの子供にも"帝王学"を! 元銀行員に聞く"家族とお金"のあり方
――自分はまったくやったことがないです。
悩みを聞いて解決することとか、実社会においてはそちらの方が単に知識をもっていることより余程貢献度が高いわけです。不思議なんですけど、学校ではそういうことを一切教えないですよね。では学校で教えてくれないなら、誰が教えるんだと。親しかいないですよね。
そういうことがわかっている人は、子供が若いうちから教えるし、"虎の穴"ではないですが、地獄の特訓で子供に筋肉をつけてあげたらいいのではないでしょうか。4万円も5万円もかけて子供に塾に通わせて、訳のわからない問題を解かせる一方で、稼ぐ力を付けてあげることなどは全く手つかずでしょう。このアンバランスさが不思議でしょうがないです。
成功している人はそういうことを意識してやっているのを見てきましたので、世の中全体が豊かになるために多くの人に伝えたいのです、私からのメッセージとして。
○お金についてもっと家族で話そうよ
――まさにおっしゃる通りだと思います。また今回の本では、冒頭で息子がお父さんがいくらの生命保険を聞いたら怒ったという話が出てきますね。私も聞こうにも聞けないのですが、日本人はお金について話すことがいけないことというような雰囲気がありますよね。