サラリーマンの子供にも"帝王学"を! 元銀行員に聞く"家族とお金"のあり方
僕の場合は、銀行員として、いろんな企業経営を見てきたし、人生経営を見てきたわけです。全体を俯瞰できるんですね。そこが違うんです、おそらく他の本と。
○同じ信用金庫で口座を作ることで、家族3代の信用を引き継ぐ
――そうかもしれないですね。菅井さんのプロフィールのところにも、お金を貸す側と借りる側の両方を経験されたのが強みと書かれていますが、私も銀行って何で特別な存在なんだろうと勉強していて、何で銀行員は特別な存在なのかということを考えたときに、今菅井さんがおっしゃったように全体を俯瞰できるという。
立ち位置なんです。産業界でお金を血液としていろんな業界に供給していて、いろんな業界も見られました。個人の方を含めて。
住宅ローンやアパートローンなど、どういう人がお金を貸していい人なのか、全体を俯瞰できるわけです。一様に成功している人というのは、銀行から信用されて、信頼されて、お金を上手に使って、資産を増やして、フローの収入も増えています。このロジックの中に銀行というのが組み込まれているんです。銀行員とうまく付き合う。信用されるというのが成功するための必須条件じゃないですか。であれば、そのロジックがどういうものかを言ってくれる人が今までいなかったですね。