佐野ひなこ、逆境バネに立ち向かうグラビアと演技 - 51センチくびれ秘話、読モ前後の奇縁、恩人との出会い
昨年は学園ものに出させていただいて、同世代が多かった作品でした。でも、『探検隊の栄光』は女性キャストが私だけで、皆さんと年齢も離れていて(笑)。すばらしいキャストの方々に囲まれながら、少数の出演者で撮ることも初めてで、しかもタイトなスケジュール。そういうところでもドラマと映画の違いを感じました。
――タイトなスケジュールだと、ドラマと比べて演技や役柄のことを考える時間も減ってしまいそうですね。しかも、相当過酷な撮影だったと聞いています。
そうですね。でも、撮影前に山本監督とマンツーマンで本読みをしながら指導していただきました。
本読みの段階で完璧に頭に入れるくらい練習したので、むしろドラマよりたくさん考えられる日々だったと思います。演技もそんなに経験がないので、監督が提案してくださったんです。私としては本当にありがたかったです。このワンクッションがなかったら、ボロボロだったと思います(笑)。
――その指導はどんなやりとりなんですか。
特に喋り方について細かくアドバイスしていただきました。私と監督の間でADのイメージが違っていて、私は「なんですよ~」とか語尾を伸ばしていたんですがそこを伸ばさないで言い切ったり。