くらし情報『脚本家・古沢良太が語る、キャラクターづくりとテーマづくり』

脚本家・古沢良太が語る、キャラクターづくりとテーマづくり

陰の人間なんだけど、パワーを感じるというような。

――ほかの方、たとえば安田章大さんはいかがでしょうか。

安田章大さんの演じた役は、ある種難しい役だったと思うんですが、見事に演じてくださったと思います。それは、安田さんの力だと思うんですよね。端っこにいて存在を消している部分もあれば、クローズアップされて光を放つ部分もある。彼のおかげで成り立ってるところもあるので、ありがたいと思います。この映画って萬斎さんが狂言師、宮迫さんが芸人、安田さんがアイドルで、それぞれの良いところを出してくださってて、異種格闘技戦みたいな感じですよね。実は、杉咲花さんが一番王道の俳優さんだったという。


○変なキャラクターのそばにはパートナーがほしい

――今回、萬斎さん演じる仙石と、宮迫さん演じる丸山は、お笑いコンビを組んでいたという間柄ですが、事件にかかわる中でバディのような関係性になりますよね。

特にバディにこだわっていたわけではないんです。でも、おもしろいキャラクターを作っていくことに時間をかけていると、気が付いたらそのキャラクターが変人になっていることがあって(笑)。ちゃんとパートナーがいてつっこんであげないとキャラクターが成立しなくなることが多いので、自然とバディのような関係性になることはあります。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.