くらし情報『脚本家・古沢良太が語る、キャラクターづくりとテーマづくり』

2016年4月21日 12:00

脚本家・古沢良太が語る、キャラクターづくりとテーマづくり

何が正しくて何が間違っているかという定型にはめこまないことをテーマにしたドラマだったんで、そういう次元ではないと言いたかったんだと思います。

――この『スキャナー』からは、成長物語ではないけれど、最後まで見ると、淡い変化みたいなものは感じます。

そうですね。基本、人間ってそんなに簡単に変わらないと思ってます。それに、間違ったりダメだったりする人のほうが面白いじゃないですか。ダメなヤツも含めてみんな一緒に生きてるんだという世界のほうが好きですね。それに、この作品は、意外とラブストーリーと見ることもできると思うんです。世間一般で思うような恋ではないかもしれないけど、今、会えない人に恋をした男が、そのことで自分の心を開いていく物語だとも思います。
そんな視点からも見てもらえればうれしいです。

『スキャナー記憶のカケラをよむ男』
残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を使い漫才コンビとして活躍していたが、精神をすり減らしマンション管理人として暮らす仙石和彦(野村萬斎)。仙石のもとにかつての相方・丸山竜司(宮迫博之)と、女子高生・秋山亜美(杉咲花)が訪れ、失踪したピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)

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